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第3章 暗躍と毒女たちとの戦い
第16話 親馬鹿子馬鹿
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午前中の授業が終わり、食堂でゆっくりと例の話を聞くことにしたプリムローズ。
早く聞きたくてウズウズしてランチを買うと、トレーを持ち見晴らしのいいベランダ席を見つけた。
「ライラ様~!
こちらのお席が、空いておりますわぁ~!!」
テーブルに置くと、キョロキョロして席を探すライラを探して呼んでいた。
「なかなか、いい席じゃない。
授業が早く終わったから、まだ食堂も人が少ないからかしら」
そう言うとライラは、プリムローズの前に座った。
「ライラ様、朝に話された。
三大○女が気になりますの」
ここは食堂なので、プリムローズも遠慮しての会話となる。
一口水を飲むとライラは、食べ終えてからにしましょうと焦らした。
確かにお行儀よくないので、彼女の意見に賛同して食べ始める。
だが、聞く前にその本人から声をかけられるとは思いもよらなかった。
学園では繊細なレースが豪奢なドレスを着た黒髪の縦ロールをした生徒が、先頭にぞろぞろと3人従えて近づいてくる。
「あっ、プリムローズ様!
百合組の黒ユリが、此方に近づいて来ますわ!
あの方が、もう一人の方よ」
食べる手を止めて、前でお肉を噛んでいたプリムローズに慌てて説明をする。
プリムローズの背後で、ライラは直ぐに気づくが彼女には見えてない。
「え~っ!ライラ様!
私たちに向かって来ますの?!」
振り向くか振り向かないか、考えたが先に黒ユリが高飛車に声をかけた。
「あ~らっ!
誰かと思ったら、髪を男性みたいに短くされた。
へーディン侯爵令嬢じゃない。
そのお席は、私たちの座る場所ですのよ。
退いて貰えるかしら!?」
プリムローズは目に入ると、その縦巻きロールの完璧な美に感嘆する。
あれは、セットしてああなるの?!
それとも生まれ持った、クルクル髪なの?!
「フレデリカ様。
いつから食堂のお席は、予約制になりましたの?!」
『あのサンドラに負けないぐらい。
またしても、バチバチ火花散るってこういうのを仰るのね』
「前から予約席ではないけど、私たちがずーっと座って食事してたの。
ちょっとは空気読みなさいよ」
取り巻きの一人が、口を出してきた。
「ぷーっ、くくくっ!
面白い!この学園はスゴイですね。
空気は、普通は読めないわよ。透明だし。
ここに座りたければ、私たちより先に来ればいいだけよ。
お生憎様ね」
プリムローズが、皮肉を込めて言い返す。
「失礼な…、貴女はどなた?
それに、ここは高等部よ!
場違いではなくて?!」
どうもフレデリカは、プリムローズの事を知らないみたいだ。
「ライラ様、私は留学して学園に通って1ヶ月以上経ちます。
私って、認知度が低いのね」
「とにかく、退きなさいよ!
ずっとこうして、トレイを持っていて腕が疲れるわ」
また、違う方が文句を言ってきた。
「お席なら、ほらっ!
彼方が、空いてますよ。
どうしてもココがいいなら、私たちが食べ終えてからにして下さいませ」
ライラがフレデリカたちにキッパリ言うと、プンプン怒りながら去っていく。
「あの方が、私たちと同じ学年の百合組の毒女ですわ。
名はフレデリカ・チューダー侯爵令嬢で、父親は北の将軍です」
『あれが、ヘイズの四大将軍の娘ねぇ~』
西の将軍は、ヴェント侯爵。
北の将軍、チューダー侯爵が敵になるのかな。
「先ほどのお方は、どうして毒女と噂されてますの?」
「彼女、小さい頃に池に落ちて死にかけましたの。
それ以来、ご両親が溺愛しましてね。
そのせいか、超わがままな性格ですのよ。
気に入らない人を見つけては、虐めぬく毒女になりましたわ」
「何で、そんな性格になったんでしょうかね?
ご両親に愛されているんでしょう?」
私は逆に虐待扱いされ、無視されまくっていたのに。
私の方こそ、いじめっ子になりやすい環境よ。
「それがね、問題なの。
ご両親が構いすぎて、彼女本人はイライラしているみたい。
その捌け口に身分の低い令嬢たちと仲良くなってから、取り巻き達に虐めさせているわ。
自分は手を汚さないで、それを見て楽しんでいるそうよ」
それって、サンドラ様が可愛く感じるわ。
あの方はあるいみ正々堂々、自分で向かって来ましたもの。
ハサミを振り回し、ライラ様の髪を無理やり切り落としましたけどね。
「しかし、虐められたご令嬢たちやその両親たちは黙っていないのでは?!」
「そのご令嬢たちとご両親たちは、学園や先生に相談しました。
ただの、友人同士のいざこざで終わらせたのよ。
彼女が両親に頼みました。
裏では、被害者を丸め込んだと噂がございます」
こんな言葉が浮かんだわ。
【親馬鹿子馬鹿】は、まさにこの事ね!
「もしかしたら、今度は私たちが狙われるかもしれませんわね。クスクス」
「笑い事ではないですわ。
プリムローズ様は、恐らく平気です。
彼女は身分の下の者にしか、今まで相手はしませんもの」
それこそが、私は気に入らないのよ。
身分の上下で人を見て判断力するのは卑怯だと、怒りが込み上がってくる。
ライラがプリムローズに話した、その予想は見事に外れた。
フレデリカは、執念深く彼女たちに恥をかかせる機会を虎視眈々と狙っていたのだった。
早く聞きたくてウズウズしてランチを買うと、トレーを持ち見晴らしのいいベランダ席を見つけた。
「ライラ様~!
こちらのお席が、空いておりますわぁ~!!」
テーブルに置くと、キョロキョロして席を探すライラを探して呼んでいた。
「なかなか、いい席じゃない。
授業が早く終わったから、まだ食堂も人が少ないからかしら」
そう言うとライラは、プリムローズの前に座った。
「ライラ様、朝に話された。
三大○女が気になりますの」
ここは食堂なので、プリムローズも遠慮しての会話となる。
一口水を飲むとライラは、食べ終えてからにしましょうと焦らした。
確かにお行儀よくないので、彼女の意見に賛同して食べ始める。
だが、聞く前にその本人から声をかけられるとは思いもよらなかった。
学園では繊細なレースが豪奢なドレスを着た黒髪の縦ロールをした生徒が、先頭にぞろぞろと3人従えて近づいてくる。
「あっ、プリムローズ様!
百合組の黒ユリが、此方に近づいて来ますわ!
あの方が、もう一人の方よ」
食べる手を止めて、前でお肉を噛んでいたプリムローズに慌てて説明をする。
プリムローズの背後で、ライラは直ぐに気づくが彼女には見えてない。
「え~っ!ライラ様!
私たちに向かって来ますの?!」
振り向くか振り向かないか、考えたが先に黒ユリが高飛車に声をかけた。
「あ~らっ!
誰かと思ったら、髪を男性みたいに短くされた。
へーディン侯爵令嬢じゃない。
そのお席は、私たちの座る場所ですのよ。
退いて貰えるかしら!?」
プリムローズは目に入ると、その縦巻きロールの完璧な美に感嘆する。
あれは、セットしてああなるの?!
それとも生まれ持った、クルクル髪なの?!
「フレデリカ様。
いつから食堂のお席は、予約制になりましたの?!」
『あのサンドラに負けないぐらい。
またしても、バチバチ火花散るってこういうのを仰るのね』
「前から予約席ではないけど、私たちがずーっと座って食事してたの。
ちょっとは空気読みなさいよ」
取り巻きの一人が、口を出してきた。
「ぷーっ、くくくっ!
面白い!この学園はスゴイですね。
空気は、普通は読めないわよ。透明だし。
ここに座りたければ、私たちより先に来ればいいだけよ。
お生憎様ね」
プリムローズが、皮肉を込めて言い返す。
「失礼な…、貴女はどなた?
それに、ここは高等部よ!
場違いではなくて?!」
どうもフレデリカは、プリムローズの事を知らないみたいだ。
「ライラ様、私は留学して学園に通って1ヶ月以上経ちます。
私って、認知度が低いのね」
「とにかく、退きなさいよ!
ずっとこうして、トレイを持っていて腕が疲れるわ」
また、違う方が文句を言ってきた。
「お席なら、ほらっ!
彼方が、空いてますよ。
どうしてもココがいいなら、私たちが食べ終えてからにして下さいませ」
ライラがフレデリカたちにキッパリ言うと、プンプン怒りながら去っていく。
「あの方が、私たちと同じ学年の百合組の毒女ですわ。
名はフレデリカ・チューダー侯爵令嬢で、父親は北の将軍です」
『あれが、ヘイズの四大将軍の娘ねぇ~』
西の将軍は、ヴェント侯爵。
北の将軍、チューダー侯爵が敵になるのかな。
「先ほどのお方は、どうして毒女と噂されてますの?」
「彼女、小さい頃に池に落ちて死にかけましたの。
それ以来、ご両親が溺愛しましてね。
そのせいか、超わがままな性格ですのよ。
気に入らない人を見つけては、虐めぬく毒女になりましたわ」
「何で、そんな性格になったんでしょうかね?
ご両親に愛されているんでしょう?」
私は逆に虐待扱いされ、無視されまくっていたのに。
私の方こそ、いじめっ子になりやすい環境よ。
「それがね、問題なの。
ご両親が構いすぎて、彼女本人はイライラしているみたい。
その捌け口に身分の低い令嬢たちと仲良くなってから、取り巻き達に虐めさせているわ。
自分は手を汚さないで、それを見て楽しんでいるそうよ」
それって、サンドラ様が可愛く感じるわ。
あの方はあるいみ正々堂々、自分で向かって来ましたもの。
ハサミを振り回し、ライラ様の髪を無理やり切り落としましたけどね。
「しかし、虐められたご令嬢たちやその両親たちは黙っていないのでは?!」
「そのご令嬢たちとご両親たちは、学園や先生に相談しました。
ただの、友人同士のいざこざで終わらせたのよ。
彼女が両親に頼みました。
裏では、被害者を丸め込んだと噂がございます」
こんな言葉が浮かんだわ。
【親馬鹿子馬鹿】は、まさにこの事ね!
「もしかしたら、今度は私たちが狙われるかもしれませんわね。クスクス」
「笑い事ではないですわ。
プリムローズ様は、恐らく平気です。
彼女は身分の下の者にしか、今まで相手はしませんもの」
それこそが、私は気に入らないのよ。
身分の上下で人を見て判断力するのは卑怯だと、怒りが込み上がってくる。
ライラがプリムローズに話した、その予想は見事に外れた。
フレデリカは、執念深く彼女たちに恥をかかせる機会を虎視眈々と狙っていたのだった。
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