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第6章 黒い森の戦い
第25話 思い立ったが吉日
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どうも話を聞く限り、夫人の姉君はかなり公爵夫人に肩入れしているようだ。
ちょっと、下世話な想像してしまう。
『あの黒白バラと同じで、女性だと百合になるのかしら?』
不思議ですが男同士は汚く気持ち悪いけど、女性同士だと美しく感じるのは何故だろう。
『いけないわ、偏見よね』
ぐるぐる頭の中で、色んな想像が駆け巡るのであった。
そうして伯爵夫人から意識を離れると、夫人から新たな情報が話される。
「そんな姉は長年仕えていた王宮を3年前に辞めて、今は修道院に入っています」
「えっ、3年前って!確か、ベルナドッテ公爵夫人がお隠れになられた年ですか!?」
「ええ、よくご存知ですね」
年代も離れた事なのに、夫人ほ怪訝にプリムローズの顔を見ている様子だった。
「姉から私宛に手紙が届きました。
もう彼女を王妃にできなくなってしまった。
もう少しで、願いがかなう筈だったのに無念だ。
自分はやることはなくなったので、神に彼女の事を祈り続けて生きていくと書かれてましたの」
『これは姉君が、王妃様や側室たちに子が出来にくくなる薬を盛っていたのではないかしら?
犯人は、この方で間違いないのでは?』
これが判明したのはつい最近で、長い年月が経っている。
今さら毒消しの薬を飲んでも、無駄になるかもとプリムローズは考えていた。
「失礼ですが、姉君は当時に婚約者とはおられませんでしたの?
修道院暮らしで、一生を終えるのはお寂しくありませんこと?」
「婚約者ではないのですが、友人関係でおりましたわ。
その方は王宮勤めをしていて、現在は侍従長をされてます。
最初は、姉は彼を慕って後を追ったのではと思っておりました」
ウソ~、侍従長って!
私たちに、思いっきり疑われていた方ではないの!
なんだか、頭が痛くなってきましたわ。
モヤモヤして、そして意外で奇妙な人間関係。
「姉君とは手紙でやり取りをしてましたの。
最近の近況とかは?
如何、お過ごしですか?!」
またまた曇りがちになる表情に、彼女は質問してしまってから後悔する。
なんですの?
先程から、こんなのばかりですわ。
「私からは、手紙やお菓子等を送っています。
向こうから、返事が全く来ないのです。
もしや、この世にいないのではと疑いたくなります」
いや~、亡くなったら連絡ぐらい入るんでない?
知らせるなとかあれば、知らせないかも…。
「そんなに、気になるから会いに行けば宜しいのに。
貴女には、歩ける確りした足だってある。
もう少し積極的になりなさい!
夫人に合わせている旦那様が、引きこもり将軍ってあだ名になるです」
歳上の夫人に対して、とうとう同年代の相手に話す態度になってきた。
立場と上下関係が逆転している。
彼女の方が、確かに爵位は遥かに上だ。
「はい、そうします。
グチグチ考えていて、逃げてばかりいました。
助言と励ましを有り難く思いますわ」
従順で押しの弱い方、それに流されやすい。
だからこそ、ベルナドッテ公爵夫人に逆らえなかったのね。
「いいえ、そうして下さい。
侍従長は、ご家族はいらっしゃいませんでしたか?
姉君とは、本当にご友人関係だけなのかしら?」
プリムローズは侍従長がサンドラの母ヴェント侯爵夫人との養子関係を知りつつ、マーシャル伯爵夫人に惚けて聞いていた。
「奥様と娘さんがおりますわ。
奥様は姉の友人で、ベルナドッテ公爵夫人の取り巻きのひとりです。
私も、皆様とは仲良くして頂きましたもの」
「あらまぁ、ベルナドッテ公爵夫人は人気者でございますのね!」
ここにも出てきましたわ。
死してなお、この存在感。
彼女が、間違いなく今回の事件の鍵を握っている。
「公爵令嬢に悩みを聞いて頂き、気持ちが軽くなりました。
今からマルクスに会いに行きます。
あの人と話し合わなくては、先に進みませんものね」
「【思い立ったが吉日】です!
素晴らしい心掛けで、その心意気ですわ。
伯爵夫人に感動しています」
あ~良かった!
こんなに話を聞いていてあげて、成果なしではと内心はビクついてましたわ。
「今から参ります!
この勢いなら、彼に想いを告げられると思います。
亡き我が子も天国で、こんな不甲斐ない母を見たくないと思いますの」
「伯爵夫人の仰るとおりです。
さぞかし、亡きお子様も喜んでおりますよ」
プリムローズは思わず、ハンカチを取り出しては涙を拭いた。
偶然に目にゴミが入って痛くて涙が出たのだが、どうも前にいる方は違っていたらしい。
初めてあった私の話を親身にくれるだけでなく、お泣きになったり励まして下さる。
伯爵夫人は感涙でまた涙して、テーブルの呼び鈴を鳴らしてメイドを呼ぶ。
「奥様、お呼びですか?」
メイド2名が部屋に現れてみれば、主人が泣いていたのを知りオドオドとした様子。
「今まで落ち込んでばかりで、貴女方にも苦労かけました。
許しておくれ」
「奥様~!
ベッドから出られて、またあの頃の様なお姿を拝見できて嬉しゅうございます」
「謝らないで下さいませ。
奥様の明るい顔を見られるだけで、私たちはそれだけで良いのです!」
メイドたちは瞳を光らせて、マーシャル伯爵夫人を見つめる。
「ご心配をかけている。
旦那様の所へ参ります!
案内しなさい」
3人はそのまま揃って、プリムローズをおいて部屋を出て行ってしまった。
「私は残ったお茶とかが、勿体ないのて頂きましょう。
1つ問題を解決した。
次はおばあ様に泉の水を飲ませて、3人を無事にエテルネルに帰国させないといけないわね。ふぅ~」
あの調子なら伯爵夫人が、夫を元気にして下さるようだし。
亡きベルナドッテ公爵夫人は、根深い思いを残されて旅立たってしまったわ。
ヤン・ベルナドッテ公爵を妻の亡霊から引き離さないと、エリアスの未来の隔たりとなる。
この私が認めた方の為にも、一肌脱ぎましょうか。
今日、亡き公爵夫人のパンドラの箱が開かれた。
彼女はお茶飲み、どうベルナドッテ公爵を仕留めるかは思案中みたいである。
この後、どう動き出すのだろうか。
プリムローズですら、見通しがつかなかった。
ちょっと、下世話な想像してしまう。
『あの黒白バラと同じで、女性だと百合になるのかしら?』
不思議ですが男同士は汚く気持ち悪いけど、女性同士だと美しく感じるのは何故だろう。
『いけないわ、偏見よね』
ぐるぐる頭の中で、色んな想像が駆け巡るのであった。
そうして伯爵夫人から意識を離れると、夫人から新たな情報が話される。
「そんな姉は長年仕えていた王宮を3年前に辞めて、今は修道院に入っています」
「えっ、3年前って!確か、ベルナドッテ公爵夫人がお隠れになられた年ですか!?」
「ええ、よくご存知ですね」
年代も離れた事なのに、夫人ほ怪訝にプリムローズの顔を見ている様子だった。
「姉から私宛に手紙が届きました。
もう彼女を王妃にできなくなってしまった。
もう少しで、願いがかなう筈だったのに無念だ。
自分はやることはなくなったので、神に彼女の事を祈り続けて生きていくと書かれてましたの」
『これは姉君が、王妃様や側室たちに子が出来にくくなる薬を盛っていたのではないかしら?
犯人は、この方で間違いないのでは?』
これが判明したのはつい最近で、長い年月が経っている。
今さら毒消しの薬を飲んでも、無駄になるかもとプリムローズは考えていた。
「失礼ですが、姉君は当時に婚約者とはおられませんでしたの?
修道院暮らしで、一生を終えるのはお寂しくありませんこと?」
「婚約者ではないのですが、友人関係でおりましたわ。
その方は王宮勤めをしていて、現在は侍従長をされてます。
最初は、姉は彼を慕って後を追ったのではと思っておりました」
ウソ~、侍従長って!
私たちに、思いっきり疑われていた方ではないの!
なんだか、頭が痛くなってきましたわ。
モヤモヤして、そして意外で奇妙な人間関係。
「姉君とは手紙でやり取りをしてましたの。
最近の近況とかは?
如何、お過ごしですか?!」
またまた曇りがちになる表情に、彼女は質問してしまってから後悔する。
なんですの?
先程から、こんなのばかりですわ。
「私からは、手紙やお菓子等を送っています。
向こうから、返事が全く来ないのです。
もしや、この世にいないのではと疑いたくなります」
いや~、亡くなったら連絡ぐらい入るんでない?
知らせるなとかあれば、知らせないかも…。
「そんなに、気になるから会いに行けば宜しいのに。
貴女には、歩ける確りした足だってある。
もう少し積極的になりなさい!
夫人に合わせている旦那様が、引きこもり将軍ってあだ名になるです」
歳上の夫人に対して、とうとう同年代の相手に話す態度になってきた。
立場と上下関係が逆転している。
彼女の方が、確かに爵位は遥かに上だ。
「はい、そうします。
グチグチ考えていて、逃げてばかりいました。
助言と励ましを有り難く思いますわ」
従順で押しの弱い方、それに流されやすい。
だからこそ、ベルナドッテ公爵夫人に逆らえなかったのね。
「いいえ、そうして下さい。
侍従長は、ご家族はいらっしゃいませんでしたか?
姉君とは、本当にご友人関係だけなのかしら?」
プリムローズは侍従長がサンドラの母ヴェント侯爵夫人との養子関係を知りつつ、マーシャル伯爵夫人に惚けて聞いていた。
「奥様と娘さんがおりますわ。
奥様は姉の友人で、ベルナドッテ公爵夫人の取り巻きのひとりです。
私も、皆様とは仲良くして頂きましたもの」
「あらまぁ、ベルナドッテ公爵夫人は人気者でございますのね!」
ここにも出てきましたわ。
死してなお、この存在感。
彼女が、間違いなく今回の事件の鍵を握っている。
「公爵令嬢に悩みを聞いて頂き、気持ちが軽くなりました。
今からマルクスに会いに行きます。
あの人と話し合わなくては、先に進みませんものね」
「【思い立ったが吉日】です!
素晴らしい心掛けで、その心意気ですわ。
伯爵夫人に感動しています」
あ~良かった!
こんなに話を聞いていてあげて、成果なしではと内心はビクついてましたわ。
「今から参ります!
この勢いなら、彼に想いを告げられると思います。
亡き我が子も天国で、こんな不甲斐ない母を見たくないと思いますの」
「伯爵夫人の仰るとおりです。
さぞかし、亡きお子様も喜んでおりますよ」
プリムローズは思わず、ハンカチを取り出しては涙を拭いた。
偶然に目にゴミが入って痛くて涙が出たのだが、どうも前にいる方は違っていたらしい。
初めてあった私の話を親身にくれるだけでなく、お泣きになったり励まして下さる。
伯爵夫人は感涙でまた涙して、テーブルの呼び鈴を鳴らしてメイドを呼ぶ。
「奥様、お呼びですか?」
メイド2名が部屋に現れてみれば、主人が泣いていたのを知りオドオドとした様子。
「今まで落ち込んでばかりで、貴女方にも苦労かけました。
許しておくれ」
「奥様~!
ベッドから出られて、またあの頃の様なお姿を拝見できて嬉しゅうございます」
「謝らないで下さいませ。
奥様の明るい顔を見られるだけで、私たちはそれだけで良いのです!」
メイドたちは瞳を光らせて、マーシャル伯爵夫人を見つめる。
「ご心配をかけている。
旦那様の所へ参ります!
案内しなさい」
3人はそのまま揃って、プリムローズをおいて部屋を出て行ってしまった。
「私は残ったお茶とかが、勿体ないのて頂きましょう。
1つ問題を解決した。
次はおばあ様に泉の水を飲ませて、3人を無事にエテルネルに帰国させないといけないわね。ふぅ~」
あの調子なら伯爵夫人が、夫を元気にして下さるようだし。
亡きベルナドッテ公爵夫人は、根深い思いを残されて旅立たってしまったわ。
ヤン・ベルナドッテ公爵を妻の亡霊から引き離さないと、エリアスの未来の隔たりとなる。
この私が認めた方の為にも、一肌脱ぎましょうか。
今日、亡き公爵夫人のパンドラの箱が開かれた。
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この後、どう動き出すのだろうか。
プリムローズですら、見通しがつかなかった。
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