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プロローグ
第零話 魔王、生まれ変わります。
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◇ ◇ ◇
「テメェの悪事も最後だぜ!クソ魔王ォ!!」
そんな俺を罵倒する汚い言葉が、この空間に木霊した。
...また、まただ。
俺は本日3度目の少年の登場に頭を抱えた。
立派な鎧を纏い、輝く剣を手にした、その金髪の少年。
この世界に突然現れた謎の不死身生命体。
そして俺の命を狙う敵。
今まで、俺の権威を狙って亡き者にしようするものはいたが、一瞬で消し炭にして終わりだった。
しかし、どうだ。
「テメェは俺に倒されるって相場がきまってんだよォッ!」
この異世界から突然やって来たと言う不死身生命体こと『勇者』(自称)とやらは燃やしても、凍らしても、潰しても、はたまた召喚獣に食わせて消化させようとも、またひょっこり復活して戻ってくるのだ。
初めは翼を折られ、驚き戸惑い危うく殺されそうになったが、
2回目、3回目と相手していくうちにコイツの強さがLv99あたりでピッタリ止まっていることに気がついてしまった。
俺の前に現れるのも、これでもう千八百五十三回目だ。
それだけ勇者と戦って俺の強さはすでにLv975である。
今さら、Lv99のコイツが勝てるハズがない。
と言うか、俺が負ける気がしない。
「ー ハァ…。」
いい加減、飽きた。
この世界を征服して早300年、この地で出来ることは全てやり尽くしてしまった。
今思い返して見れば、せっせと仲間と旅していたあの頃が、一番楽しかったのかもしれない。
「ー おい、お前。」
「どうした? ようやく倒されるって気になったか?おぉ?」
相変わらず口の悪いヤツだ。
「ー ああ。」
『勇気ある者』としての威厳を、最後ぐらい保ったらどうだ?
「ったくいい加減にしろよ! 何年ここに...って、あぁ?」
ちゃんと聞けよ
「ー 倒されれてやると言っているんだ。その剣でしか、俺は倒せないのだろう?」
「お?そ、そうか?本当に倒しちゃう、ぞ...?」
キャラがブレてるぞ。
「や、やったぞ!これでこの世界は俺のモンだ!!」
...人族よ、こんなヤツが俺を継いで大丈夫か?
また二の舞になると思うぞ...?
「じゃあ、○ねぇぇぇぇえええッ!!」
ゴスッ
だが俺はヤツを殴りとばした。
「のぁぁぁぁぁあああッ!?」
ちょっと待て。
俺もこのままコロコロと地獄に落ちる気でいるワケではない。
「ー 転生。」
これでよし。
「ー さぁ来い。」
ゆらぁっと『勇者』()の怒りが立ち込めた。
「 な め や が っ て ぇ ! 」
勇者はガキンと剣(コイツには勿体無いくらい光輝いている)を構え、俺に突き刺した。
ーー顔面に。
ザクゥッ!
...おいおい、顔面かよ。
せめて心臓とかにしてくれよ。
(ー まぁいい。)
ガクッと体の力が抜ける。
(ー どこか違う世界へ。)
徐々に意識が遠くなり、
(ー 退屈しない世界がいいな。)
俺の思考は完全に停止した。
「テメェの悪事も最後だぜ!クソ魔王ォ!!」
そんな俺を罵倒する汚い言葉が、この空間に木霊した。
...また、まただ。
俺は本日3度目の少年の登場に頭を抱えた。
立派な鎧を纏い、輝く剣を手にした、その金髪の少年。
この世界に突然現れた謎の不死身生命体。
そして俺の命を狙う敵。
今まで、俺の権威を狙って亡き者にしようするものはいたが、一瞬で消し炭にして終わりだった。
しかし、どうだ。
「テメェは俺に倒されるって相場がきまってんだよォッ!」
この異世界から突然やって来たと言う不死身生命体こと『勇者』(自称)とやらは燃やしても、凍らしても、潰しても、はたまた召喚獣に食わせて消化させようとも、またひょっこり復活して戻ってくるのだ。
初めは翼を折られ、驚き戸惑い危うく殺されそうになったが、
2回目、3回目と相手していくうちにコイツの強さがLv99あたりでピッタリ止まっていることに気がついてしまった。
俺の前に現れるのも、これでもう千八百五十三回目だ。
それだけ勇者と戦って俺の強さはすでにLv975である。
今さら、Lv99のコイツが勝てるハズがない。
と言うか、俺が負ける気がしない。
「ー ハァ…。」
いい加減、飽きた。
この世界を征服して早300年、この地で出来ることは全てやり尽くしてしまった。
今思い返して見れば、せっせと仲間と旅していたあの頃が、一番楽しかったのかもしれない。
「ー おい、お前。」
「どうした? ようやく倒されるって気になったか?おぉ?」
相変わらず口の悪いヤツだ。
「ー ああ。」
『勇気ある者』としての威厳を、最後ぐらい保ったらどうだ?
「ったくいい加減にしろよ! 何年ここに...って、あぁ?」
ちゃんと聞けよ
「ー 倒されれてやると言っているんだ。その剣でしか、俺は倒せないのだろう?」
「お?そ、そうか?本当に倒しちゃう、ぞ...?」
キャラがブレてるぞ。
「や、やったぞ!これでこの世界は俺のモンだ!!」
...人族よ、こんなヤツが俺を継いで大丈夫か?
また二の舞になると思うぞ...?
「じゃあ、○ねぇぇぇぇえええッ!!」
ゴスッ
だが俺はヤツを殴りとばした。
「のぁぁぁぁぁあああッ!?」
ちょっと待て。
俺もこのままコロコロと地獄に落ちる気でいるワケではない。
「ー 転生。」
これでよし。
「ー さぁ来い。」
ゆらぁっと『勇者』()の怒りが立ち込めた。
「 な め や が っ て ぇ ! 」
勇者はガキンと剣(コイツには勿体無いくらい光輝いている)を構え、俺に突き刺した。
ーー顔面に。
ザクゥッ!
...おいおい、顔面かよ。
せめて心臓とかにしてくれよ。
(ー まぁいい。)
ガクッと体の力が抜ける。
(ー どこか違う世界へ。)
徐々に意識が遠くなり、
(ー 退屈しない世界がいいな。)
俺の思考は完全に停止した。
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