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火焔の章 鬼切部5
~禿山~ 5
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「本当に近くまで来ているのだろうか?」
経清が、永衡をみて言った。
二人は、若神子原の貞任の陣より一段低い、軍沢と荒雄川の合流部に、与えられた手勢とともに身を潜めていた。
川面からは十丈ほどの高さにある段丘上で、川に面した北と東を簡易な柵で囲んでいる。
「沢の水音と、鳥の声しか聞こえぬから、さっぱり様子がわからんな。」
永衡も普段と違って、緊張したおももちで応える。
つい先程、貞任の陣から沢向こうの大森山へ、伝令が走ったのが唯一の動きであった。
五月の高原は、まだ空気は冷たく、むしろ肌寒いほどであったのだが、甲冑を着た経清は、背中がじっとりと汗ばんでくるのを感じていた。
しばらくして・・・・先ほどの伝令から三ときほど経った頃、軍沢の上流で鬨の声があがった。
「!!」
「うぬっ。」
経清と永衡が二人同時に立ち上がる。
「始まったか・・・・。」
経清らのいる場所から、五十丈ほど高い位置に敷いた陣の真ん中で、貞任は床几(胡床ともいう)に座ったまま呟いた。
すると、後方で軍勢が近づく物音がした。
「来たな・・・。押し出すぞ、散位殿に伝えよ。」
貞任は立上り、伝令に下知した。
「ここで止まれい。陣を敷けー。」
黒漆に朱色の紐飾をあしらった馬具と鎧。
青鹿毛の馬。
---則任の部隊であった。
ちょうど、貞任の本隊が動き出すところであった。
「太郎様から、前へ出よとのご指示です。」
立ち上がったままの経清らに、貞任からの伝令が指示をもたらした。
「わかった。」
一瞬、息を飲んだかに見えたが、すぐに気をとりなおし、経清が答える。
「永衡、ゆくぞ。」
そして、隣に立つ漢に声をかけた。
「よし。」
永衡も甲冑を鳴らして応える。
草をかき分けて段丘上を進むと、喚声が近づいてくる。
やがて視界が開ける---流れ落ちる滝の水とともに、滝壺に落ちていく兵の姿が、目に飛び込んできた。
片倉沢が軍沢に落ち込む不動滝。
「早く進め!」
「これ以上無理だ!!」
片倉沢沿いにくだろうとした繁成軍が、不動滝に出くわして立ち往生していた所に、大森山からまわりこんでいた宗任の伏兵に奇襲を受けていた。
「撃てい。」
「て、敵か?・・・!!」
目の前の滝に驚いて戻ろうとする兵と、前方の状況が判らず進もうとする兵が、もみ合っている所に、突然の攻撃であった。
滝の上は、木立が薄くなって見通しが良くなっている。
隠れることも出来ない。
「敵が出てきた方向が正しき道ぞ。伏兵は多くはない、押し潰せえ。」
さすがに繁成は冷静であった。
わずかの間に状況を理解すると、軍を東方に向けさせた。
それでも、進退きわまった一部の兵は、滝の脇の斜面を下りて来る。
「あれを狙え。」
それを見た経清と永衡は、対岸から矢を射かけた。
---乱戦である。
それでもやはり、三千の軍勢は大きかった。
「わずかな敵になにを手間取っておる。軍を進めよ。」
その内、繁成軍は滝の下流側の斜面に道を切り開き、軍沢の河畔へと到達した。
「谷へ降りよ。」
繁成は、大森山方向の守りが意外に厚いことに気づくと、軍勢の一部をそちらに当たらせて、本隊を軍沢へ進ませた。
この時点で相当の損害をこうむっていたが、それでもまだ二千以上の兵力を保っていた。
「よし、では沢沿いに進軍じゃ。」
軍を立て直し、沢沿いにくだろうとした時、繁成軍の目の前に青毛の巨大な馬が見えた。
「なっ!」
「・・・・。」
黒漆に金糸の刺繍の施された鎧で、その馬に跨またがってこちらを見降ろすように睨みつけているのは、あの貞任であった。
「・・・城介殿。何をしに参られた?ここは荒雄川神の御わす所ぞ。この地を穢すは、祓戸大神によってことごとく滅し浄められると承知の上での行いか?」
熊のような巨漢が、馬上から吼えるように声を放った。
「そちらこそ、御上の軍勢に手向かいいたすとは、俘囚にあるまじき態度。おとなしく従えばよし。さもなくば、誅するまでぞ。」
繁成は、貞任の鷹のような眼光に怯みそうになりながらも、ようやく声を絞り出した。
「私欲のための、私の軍であることはとうに知れておりますぞ、繁成殿。われらに従う道理はありませんな。」
貞任は目線をはずさずに応えた。
「では、いたし方あるまい。潰せ!!」
繁成は、全軍に総攻撃を下知した。
二千の兵が、川上から川下へ向かって進軍を始める。
迎える貞任軍の兵力は、騎馬二百五十に徒の弓兵を加えて一千程度。
繁成軍が優勢であった。
弓の撃ち合いが終わり、乱戦に移る頃、沢の左右岸から声が上がった。
繁成軍が道を開き、斜面を下りてくるのを見て、攻撃を一旦やめて身を潜めていた経清と永衡の隊が右岸から、大森山に向かった繁成軍の分隊を殲滅し終わった宗任の隊が左岸側から、弓矢による攻撃を始めたのだった。
「ゆくぞ。」
馬上で弓から舞草刀に持ちかえた貞任は、眼前の敵を次々に薙ぎ払っていく。
その切れ味は、凄まじいものであった。
「ば、馬鹿な・・・。」
繁成軍の兵士は、蕨手刀を手にしていたが、貞任の舞草刀は、構えた蕨手刀を兵士の頸ごと、若草を刈るが如くやすやすと薙いでいった。
貞任の手前で、繁成軍の進軍が止まる。
そこへ、左右から雨のように矢が降ってきた。
繁成軍はじりじりと、来た道を後退していく。
その時、貞任のもとへ伝令が駆け寄ってきた。
「敵方の岩崎川方面の分隊が、尾ケ沢に至りました。」
伝令が跪いた目の前の地面に、貞任が舞草刀で薙ぎ払った敵兵の首が転がった。
「意外に早いな。若神子原の陣まで戻るぞ。」
貞任は舞草刀で薙ぎ払いながら、振り向かずに言った。
すると、貞任の本隊より鏑矢が、左右岸へと放たれた。
繁成軍の後退速度に歩調を合わせるように、貞任軍もゆっくりと後退を開始する。
放たれた鏑矢を合図に、左右岸から射掛けられる矢の勢いが激しさを増した。
ようやく繁成軍が不動滝まで退いた時、大森山の宗任隊からの攻撃がぱたりと止んだ。
「城介様、貞成様が間に合ったようでございます。」
宗任隊の攻撃をかいくぐり、片倉森山の山中を抜けてきた伝令兵が、岩崎川方面の分隊の到着を告げたのだった。
「ようやく来たか。今が攻め時ぞ、大森山を貰い受けるのだ。」
必死の形相であった繁成は、愁眉をひらいて大音声で左右に下知した。
「守兵は残りわずかと見た。攻めたてよ。」
大森山山麓の仙北沢を挟んで、安倍軍と平氏軍との長弓による射撃合戦が始まっていた。
仙北沢の北岸、尾ケ沢から射掛けるのは、平貞成。
繁成の長子である。
「挟まれたか・・・。」
応戦する宗任隊は、攻勢にかかった背後の繁成軍本隊と貞成隊に挟撃される形となった。
経清らを含む貞任の本隊も、一旦陣まで退いたのち、大森山の援護に向かうことも考えたが、総兵力に勝る繁成軍が、軍沢を渡河中に横撃してくる可能性があったため、わずかな兵を向かわせるに留めていた。
貞成隊は、父の本隊が攻勢に出たことを察知すると、一気に仙北沢を渡り、大森山の宗任隊に迫った。
「いたし方ない。一旦立て直すぞ。」
五百に満たない兵力の宗任は、大森山を捨てて貞任の本隊と合流することに決めた。
貞任と同じ青毛の馬に跨り、黒漆に銀糸の刺繍の鎧を纏った宗任は、舞草刀を握ると、斜面を駆け下りた。
「われに続け!!」
まるで水の流れのように流麗な動きで舞草刀を操り、敵兵の中を駆け抜けるさまは、舞を舞っているかのような幽玄さがあった。
「父上。」
「おう、貞成か。」
繁成と貞成が、同時に大森山の陣に討ち入った時には、すでにもぬけの殻であった。
「一足(ひとあし)遅かったな。」
あたりを見回して、繁成が言った。
「残念です。」
貞成も刀に付いた、血を払って言った。
「よし、軍沢の岸沿いに弓兵を配置し、この陣を修復せよ。」
繁成はすぐさま、対岸の貞任軍に対抗すべく、陣を構築するように指示を出した。
経清が、永衡をみて言った。
二人は、若神子原の貞任の陣より一段低い、軍沢と荒雄川の合流部に、与えられた手勢とともに身を潜めていた。
川面からは十丈ほどの高さにある段丘上で、川に面した北と東を簡易な柵で囲んでいる。
「沢の水音と、鳥の声しか聞こえぬから、さっぱり様子がわからんな。」
永衡も普段と違って、緊張したおももちで応える。
つい先程、貞任の陣から沢向こうの大森山へ、伝令が走ったのが唯一の動きであった。
五月の高原は、まだ空気は冷たく、むしろ肌寒いほどであったのだが、甲冑を着た経清は、背中がじっとりと汗ばんでくるのを感じていた。
しばらくして・・・・先ほどの伝令から三ときほど経った頃、軍沢の上流で鬨の声があがった。
「!!」
「うぬっ。」
経清と永衡が二人同時に立ち上がる。
「始まったか・・・・。」
経清らのいる場所から、五十丈ほど高い位置に敷いた陣の真ん中で、貞任は床几(胡床ともいう)に座ったまま呟いた。
すると、後方で軍勢が近づく物音がした。
「来たな・・・。押し出すぞ、散位殿に伝えよ。」
貞任は立上り、伝令に下知した。
「ここで止まれい。陣を敷けー。」
黒漆に朱色の紐飾をあしらった馬具と鎧。
青鹿毛の馬。
---則任の部隊であった。
ちょうど、貞任の本隊が動き出すところであった。
「太郎様から、前へ出よとのご指示です。」
立ち上がったままの経清らに、貞任からの伝令が指示をもたらした。
「わかった。」
一瞬、息を飲んだかに見えたが、すぐに気をとりなおし、経清が答える。
「永衡、ゆくぞ。」
そして、隣に立つ漢に声をかけた。
「よし。」
永衡も甲冑を鳴らして応える。
草をかき分けて段丘上を進むと、喚声が近づいてくる。
やがて視界が開ける---流れ落ちる滝の水とともに、滝壺に落ちていく兵の姿が、目に飛び込んできた。
片倉沢が軍沢に落ち込む不動滝。
「早く進め!」
「これ以上無理だ!!」
片倉沢沿いにくだろうとした繁成軍が、不動滝に出くわして立ち往生していた所に、大森山からまわりこんでいた宗任の伏兵に奇襲を受けていた。
「撃てい。」
「て、敵か?・・・!!」
目の前の滝に驚いて戻ろうとする兵と、前方の状況が判らず進もうとする兵が、もみ合っている所に、突然の攻撃であった。
滝の上は、木立が薄くなって見通しが良くなっている。
隠れることも出来ない。
「敵が出てきた方向が正しき道ぞ。伏兵は多くはない、押し潰せえ。」
さすがに繁成は冷静であった。
わずかの間に状況を理解すると、軍を東方に向けさせた。
それでも、進退きわまった一部の兵は、滝の脇の斜面を下りて来る。
「あれを狙え。」
それを見た経清と永衡は、対岸から矢を射かけた。
---乱戦である。
それでもやはり、三千の軍勢は大きかった。
「わずかな敵になにを手間取っておる。軍を進めよ。」
その内、繁成軍は滝の下流側の斜面に道を切り開き、軍沢の河畔へと到達した。
「谷へ降りよ。」
繁成は、大森山方向の守りが意外に厚いことに気づくと、軍勢の一部をそちらに当たらせて、本隊を軍沢へ進ませた。
この時点で相当の損害をこうむっていたが、それでもまだ二千以上の兵力を保っていた。
「よし、では沢沿いに進軍じゃ。」
軍を立て直し、沢沿いにくだろうとした時、繁成軍の目の前に青毛の巨大な馬が見えた。
「なっ!」
「・・・・。」
黒漆に金糸の刺繍の施された鎧で、その馬に跨またがってこちらを見降ろすように睨みつけているのは、あの貞任であった。
「・・・城介殿。何をしに参られた?ここは荒雄川神の御わす所ぞ。この地を穢すは、祓戸大神によってことごとく滅し浄められると承知の上での行いか?」
熊のような巨漢が、馬上から吼えるように声を放った。
「そちらこそ、御上の軍勢に手向かいいたすとは、俘囚にあるまじき態度。おとなしく従えばよし。さもなくば、誅するまでぞ。」
繁成は、貞任の鷹のような眼光に怯みそうになりながらも、ようやく声を絞り出した。
「私欲のための、私の軍であることはとうに知れておりますぞ、繁成殿。われらに従う道理はありませんな。」
貞任は目線をはずさずに応えた。
「では、いたし方あるまい。潰せ!!」
繁成は、全軍に総攻撃を下知した。
二千の兵が、川上から川下へ向かって進軍を始める。
迎える貞任軍の兵力は、騎馬二百五十に徒の弓兵を加えて一千程度。
繁成軍が優勢であった。
弓の撃ち合いが終わり、乱戦に移る頃、沢の左右岸から声が上がった。
繁成軍が道を開き、斜面を下りてくるのを見て、攻撃を一旦やめて身を潜めていた経清と永衡の隊が右岸から、大森山に向かった繁成軍の分隊を殲滅し終わった宗任の隊が左岸側から、弓矢による攻撃を始めたのだった。
「ゆくぞ。」
馬上で弓から舞草刀に持ちかえた貞任は、眼前の敵を次々に薙ぎ払っていく。
その切れ味は、凄まじいものであった。
「ば、馬鹿な・・・。」
繁成軍の兵士は、蕨手刀を手にしていたが、貞任の舞草刀は、構えた蕨手刀を兵士の頸ごと、若草を刈るが如くやすやすと薙いでいった。
貞任の手前で、繁成軍の進軍が止まる。
そこへ、左右から雨のように矢が降ってきた。
繁成軍はじりじりと、来た道を後退していく。
その時、貞任のもとへ伝令が駆け寄ってきた。
「敵方の岩崎川方面の分隊が、尾ケ沢に至りました。」
伝令が跪いた目の前の地面に、貞任が舞草刀で薙ぎ払った敵兵の首が転がった。
「意外に早いな。若神子原の陣まで戻るぞ。」
貞任は舞草刀で薙ぎ払いながら、振り向かずに言った。
すると、貞任の本隊より鏑矢が、左右岸へと放たれた。
繁成軍の後退速度に歩調を合わせるように、貞任軍もゆっくりと後退を開始する。
放たれた鏑矢を合図に、左右岸から射掛けられる矢の勢いが激しさを増した。
ようやく繁成軍が不動滝まで退いた時、大森山の宗任隊からの攻撃がぱたりと止んだ。
「城介様、貞成様が間に合ったようでございます。」
宗任隊の攻撃をかいくぐり、片倉森山の山中を抜けてきた伝令兵が、岩崎川方面の分隊の到着を告げたのだった。
「ようやく来たか。今が攻め時ぞ、大森山を貰い受けるのだ。」
必死の形相であった繁成は、愁眉をひらいて大音声で左右に下知した。
「守兵は残りわずかと見た。攻めたてよ。」
大森山山麓の仙北沢を挟んで、安倍軍と平氏軍との長弓による射撃合戦が始まっていた。
仙北沢の北岸、尾ケ沢から射掛けるのは、平貞成。
繁成の長子である。
「挟まれたか・・・。」
応戦する宗任隊は、攻勢にかかった背後の繁成軍本隊と貞成隊に挟撃される形となった。
経清らを含む貞任の本隊も、一旦陣まで退いたのち、大森山の援護に向かうことも考えたが、総兵力に勝る繁成軍が、軍沢を渡河中に横撃してくる可能性があったため、わずかな兵を向かわせるに留めていた。
貞成隊は、父の本隊が攻勢に出たことを察知すると、一気に仙北沢を渡り、大森山の宗任隊に迫った。
「いたし方ない。一旦立て直すぞ。」
五百に満たない兵力の宗任は、大森山を捨てて貞任の本隊と合流することに決めた。
貞任と同じ青毛の馬に跨り、黒漆に銀糸の刺繍の鎧を纏った宗任は、舞草刀を握ると、斜面を駆け下りた。
「われに続け!!」
まるで水の流れのように流麗な動きで舞草刀を操り、敵兵の中を駆け抜けるさまは、舞を舞っているかのような幽玄さがあった。
「父上。」
「おう、貞成か。」
繁成と貞成が、同時に大森山の陣に討ち入った時には、すでにもぬけの殻であった。
「一足(ひとあし)遅かったな。」
あたりを見回して、繁成が言った。
「残念です。」
貞成も刀に付いた、血を払って言った。
「よし、軍沢の岸沿いに弓兵を配置し、この陣を修復せよ。」
繁成はすぐさま、対岸の貞任軍に対抗すべく、陣を構築するように指示を出した。
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