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一章 トーマス村編
スキルを試してみよう
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「ねぇアルノ!アルノは何のスキルだったの?」
「うーん…ユニークスキルだったのはいいんだけど『思い出す』って聞いた事ないな。誰か知ってる?」
「ユニーク!?凄いじゃない!でも…?」
ひとしきり自分達の授かったスキルで盛り上がっていたみんなだったが、僕の言葉に首をかしげている。
「私も聞いた事がありませんね、少し調べてみましょう。」
そうトレック神父様は言うと隣の部屋からスキル大全と言う本を持ってきた。
「この本には古今東西発見されたスキルが網羅されています、しかし未だに新しいスキルが発見される事もあります、もしかしたらアルノのスキルもユニークですし、未発見スキルかもしれませんね。」
そういいながら神父様はページを捲っていく。
「お、お、お…『重い剣』…違いますね。『重い槍』…振り下ろした武器に重さが増される『重い』スキルシリーズしか該当がありませんね、と言うことは未発見スキルと言うことになります。一体どうやって使うのか、どんな効果があるのかわからないので、私や他の大人がいる時に試すようにしてください。私は今日これから隣村の会合にいかなければならないので見てあげる事はできませんが、わかりましたね?」
「はーい!使いません!」
「ええ。それでは他の皆さんも家に帰ってお父さんお母さんに報告してくるといいでしょう。アルノとミリスはお昼の用意をして年少組の子達と先に食べていてください。ソーセージは1人2本までですからね、使いすぎに注意してください。」
「「任せてください神父様!」」
「では今日の儀式は終わりです、皆さん気をつけて帰るんですよ。」
そう言い残し神父様は教会を出ていった。
お昼を食べた僕達は教会の裏手の広場に集合した、ちなみに上機嫌のミリスはソーセージを年少組みの子にあげていた。僕の分もとられてしまった。
「じゃあアルノ以外はスキル使ってみましょ!」
ミリスはそういうと『守りの盾』を発動させたようだ、ミリスの前方に半透明の少しゆがんだ四角形が浮かび上がった。
僕の『思い出す』以外は割りと有名なスキルで、『守りの盾』は敵からの攻撃を防ぐ盾を出すことができるスキルなのだが、やはり覚えたてと言うことであまり安定していないみたいだ。
スキルは覚えたら終わりではなく使って使って使いこなさないといけないものらしい。
「これでみんなを守れるわ!騎士になるにはうってつけよね!」
ミリスはずっと騎士になりたがっていたのでこれはかなり良いスキルだったといえるだろう、本当にうれしそうだ。
「じゃあ次は僕が!『遠見』!」
村長の息子にして僕らのリーダー(ミリスはリーダーにあらず、ホントだよ?)フィンがスキルを発動する。
「凄い!村はずれのキノヒ大樹が見える!…けどなんか大きくなったり小さくなったり…気持ち悪い…うぷ。」
やっぱり初めてだとそんな感じなんだね。
後は指先から水がちょろちょろでていたパレイアと、家から持ってきた斧を振り回した結果、手から滑って投げてしまったベネットがそれぞれスキルを使い終わった。
「見た目が変わんないからよくわかんないな、毎日練習しないとなー」
「そうね、私は水はでてるけど明らかに威力が弱いしね。」
うーん、うらやましいなぁ。僕もスキル使ってみたいなぁ、ちょっとだけならいいかな…
どうせそんなに威力があるわけじゃないだろうし、いいよね?うん、ちょっとだけ…
僕は心で念じてみた。『思い出す』発動!と。
そして世界は暗転した。
ステータス
名前 アルノ
種族 人間
職業 なし
ユニークスキル 『思い出す』
「うーん…ユニークスキルだったのはいいんだけど『思い出す』って聞いた事ないな。誰か知ってる?」
「ユニーク!?凄いじゃない!でも…?」
ひとしきり自分達の授かったスキルで盛り上がっていたみんなだったが、僕の言葉に首をかしげている。
「私も聞いた事がありませんね、少し調べてみましょう。」
そうトレック神父様は言うと隣の部屋からスキル大全と言う本を持ってきた。
「この本には古今東西発見されたスキルが網羅されています、しかし未だに新しいスキルが発見される事もあります、もしかしたらアルノのスキルもユニークですし、未発見スキルかもしれませんね。」
そういいながら神父様はページを捲っていく。
「お、お、お…『重い剣』…違いますね。『重い槍』…振り下ろした武器に重さが増される『重い』スキルシリーズしか該当がありませんね、と言うことは未発見スキルと言うことになります。一体どうやって使うのか、どんな効果があるのかわからないので、私や他の大人がいる時に試すようにしてください。私は今日これから隣村の会合にいかなければならないので見てあげる事はできませんが、わかりましたね?」
「はーい!使いません!」
「ええ。それでは他の皆さんも家に帰ってお父さんお母さんに報告してくるといいでしょう。アルノとミリスはお昼の用意をして年少組の子達と先に食べていてください。ソーセージは1人2本までですからね、使いすぎに注意してください。」
「「任せてください神父様!」」
「では今日の儀式は終わりです、皆さん気をつけて帰るんですよ。」
そう言い残し神父様は教会を出ていった。
お昼を食べた僕達は教会の裏手の広場に集合した、ちなみに上機嫌のミリスはソーセージを年少組みの子にあげていた。僕の分もとられてしまった。
「じゃあアルノ以外はスキル使ってみましょ!」
ミリスはそういうと『守りの盾』を発動させたようだ、ミリスの前方に半透明の少しゆがんだ四角形が浮かび上がった。
僕の『思い出す』以外は割りと有名なスキルで、『守りの盾』は敵からの攻撃を防ぐ盾を出すことができるスキルなのだが、やはり覚えたてと言うことであまり安定していないみたいだ。
スキルは覚えたら終わりではなく使って使って使いこなさないといけないものらしい。
「これでみんなを守れるわ!騎士になるにはうってつけよね!」
ミリスはずっと騎士になりたがっていたのでこれはかなり良いスキルだったといえるだろう、本当にうれしそうだ。
「じゃあ次は僕が!『遠見』!」
村長の息子にして僕らのリーダー(ミリスはリーダーにあらず、ホントだよ?)フィンがスキルを発動する。
「凄い!村はずれのキノヒ大樹が見える!…けどなんか大きくなったり小さくなったり…気持ち悪い…うぷ。」
やっぱり初めてだとそんな感じなんだね。
後は指先から水がちょろちょろでていたパレイアと、家から持ってきた斧を振り回した結果、手から滑って投げてしまったベネットがそれぞれスキルを使い終わった。
「見た目が変わんないからよくわかんないな、毎日練習しないとなー」
「そうね、私は水はでてるけど明らかに威力が弱いしね。」
うーん、うらやましいなぁ。僕もスキル使ってみたいなぁ、ちょっとだけならいいかな…
どうせそんなに威力があるわけじゃないだろうし、いいよね?うん、ちょっとだけ…
僕は心で念じてみた。『思い出す』発動!と。
そして世界は暗転した。
ステータス
名前 アルノ
種族 人間
職業 なし
ユニークスキル 『思い出す』
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