僕はスキルで思い出す

魔法仕掛けのにゃんこ

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一章 トーマス村編

『思い出す』スキルは謎のまま

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神父様が帰ってきたのでミリスと2人で今日あった事を話しに行った。
『思い出す』を使ってしまったことで凄く怒られちゃったけど、一応体に異常がなかったと言うことで許してもらえた。
ただ話し合った結果、何か詳細がわかるまでは『思い出す』はもう使わないと神父様と約束した。
僕もあんな目にあうのは嫌なのでもう使うことはないと思う。


ところでスキルについてなんだけど、10歳の準成人式で授かるスキルは1人1つから多くて3つ、大体の人は1つなので僕達が1つづつ授かったのは特におかしくない。そしてそれ以上スキルは増えるのかと言うと、増えることは増える。
ただステータスに表示されるようになるためにはよっぽどの修練を積まなければいけないんだって。職業によってはスキルを得やすいものもあり、騎士とかは『剣術』のスキル、狩人は『集中』のスキルなんかがそれだね。
だから僕の『思い出す』が使い物にならなくても、狩人として働いていれば『集中』とか『気配察知』とか得られるはずなんだ。
ただ例外もある、それはミリスの『守りの盾』のような修練で得られない特殊なスキルだ。こればっかりは準成人の儀式でしか取得できないレアスキルになる。『思い出す』はユニークスキルではあったけど…ユニークはレアより珍しいけど有用なのかはやや疑問なんだって。

もう一度ステータスを出してみる。


ステータス
名前 アルノ
種族 人間
職業 なし
ユニークスキル 『思い出す』
スキル     『腕力強化Lv1』


スキルが増えている。

準成人の儀式では『腕力強化』はなかったはず、心当たりと言えば『思い出す』を使った時にみたガレン、確かガレンは『腕力強化Lv3』を使っていたと思うんだけど、それでもレベルが違うのがわからない。
でもこの際『思い出す』を使わないと決めた僕には『腕力強化Lv1』がとてもありがたかった。
このスキルがあれば狩人としてやっていくのに大分有利になるはず。

そうと決まれば明日早速狩猟ギルドに行って狩人に登録してもらおう、最初は見習いからだって話だけど15歳までには一人前にならなくっちゃ!
いや村一番の狩人になるぞ!父さんみたいな狩人に!




…そして5年の月日がたった。
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