5 / 33
一章 トーマス村編
『思い出す』スキルは謎のまま
しおりを挟む
神父様が帰ってきたのでミリスと2人で今日あった事を話しに行った。
『思い出す』を使ってしまったことで凄く怒られちゃったけど、一応体に異常がなかったと言うことで許してもらえた。
ただ話し合った結果、何か詳細がわかるまでは『思い出す』はもう使わないと神父様と約束した。
僕もあんな目にあうのは嫌なのでもう使うことはないと思う。
ところでスキルについてなんだけど、10歳の準成人式で授かるスキルは1人1つから多くて3つ、大体の人は1つなので僕達が1つづつ授かったのは特におかしくない。そしてそれ以上スキルは増えるのかと言うと、増えることは増える。
ただステータスに表示されるようになるためにはよっぽどの修練を積まなければいけないんだって。職業によってはスキルを得やすいものもあり、騎士とかは『剣術』のスキル、狩人は『集中』のスキルなんかがそれだね。
だから僕の『思い出す』が使い物にならなくても、狩人として働いていれば『集中』とか『気配察知』とか得られるはずなんだ。
ただ例外もある、それはミリスの『守りの盾』のような修練で得られない特殊なスキルだ。こればっかりは準成人の儀式でしか取得できないレアスキルになる。『思い出す』はユニークスキルではあったけど…ユニークはレアより珍しいけど有用なのかはやや疑問なんだって。
もう一度ステータスを出してみる。
ステータス
名前 アルノ
種族 人間
職業 なし
ユニークスキル 『思い出す』
スキル 『腕力強化Lv1』
スキルが増えている。
準成人の儀式では『腕力強化』はなかったはず、心当たりと言えば『思い出す』を使った時にみたガレン、確かガレンは『腕力強化Lv3』を使っていたと思うんだけど、それでもレベルが違うのがわからない。
でもこの際『思い出す』を使わないと決めた僕には『腕力強化Lv1』がとてもありがたかった。
このスキルがあれば狩人としてやっていくのに大分有利になるはず。
そうと決まれば明日早速狩猟ギルドに行って狩人に登録してもらおう、最初は見習いからだって話だけど15歳までには一人前にならなくっちゃ!
いや村一番の狩人になるぞ!父さんみたいな狩人に!
…そして5年の月日がたった。
『思い出す』を使ってしまったことで凄く怒られちゃったけど、一応体に異常がなかったと言うことで許してもらえた。
ただ話し合った結果、何か詳細がわかるまでは『思い出す』はもう使わないと神父様と約束した。
僕もあんな目にあうのは嫌なのでもう使うことはないと思う。
ところでスキルについてなんだけど、10歳の準成人式で授かるスキルは1人1つから多くて3つ、大体の人は1つなので僕達が1つづつ授かったのは特におかしくない。そしてそれ以上スキルは増えるのかと言うと、増えることは増える。
ただステータスに表示されるようになるためにはよっぽどの修練を積まなければいけないんだって。職業によってはスキルを得やすいものもあり、騎士とかは『剣術』のスキル、狩人は『集中』のスキルなんかがそれだね。
だから僕の『思い出す』が使い物にならなくても、狩人として働いていれば『集中』とか『気配察知』とか得られるはずなんだ。
ただ例外もある、それはミリスの『守りの盾』のような修練で得られない特殊なスキルだ。こればっかりは準成人の儀式でしか取得できないレアスキルになる。『思い出す』はユニークスキルではあったけど…ユニークはレアより珍しいけど有用なのかはやや疑問なんだって。
もう一度ステータスを出してみる。
ステータス
名前 アルノ
種族 人間
職業 なし
ユニークスキル 『思い出す』
スキル 『腕力強化Lv1』
スキルが増えている。
準成人の儀式では『腕力強化』はなかったはず、心当たりと言えば『思い出す』を使った時にみたガレン、確かガレンは『腕力強化Lv3』を使っていたと思うんだけど、それでもレベルが違うのがわからない。
でもこの際『思い出す』を使わないと決めた僕には『腕力強化Lv1』がとてもありがたかった。
このスキルがあれば狩人としてやっていくのに大分有利になるはず。
そうと決まれば明日早速狩猟ギルドに行って狩人に登録してもらおう、最初は見習いからだって話だけど15歳までには一人前にならなくっちゃ!
いや村一番の狩人になるぞ!父さんみたいな狩人に!
…そして5年の月日がたった。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる