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二章 王都バッシュテン編
海を見てみたいんです
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「まだ色々聞きたい事があったんですがねぇ」
渋い顔でそうつぶやくオーファスさんを横目に、僕は頭を軽く振ってそれに答えた。
「すいません、時間制限があるようでこれ以上は無理のようです。」
時間制限があって良かったと思う、もしユーフィリス王女がその気になるまで戻れなかったらと思うと正直怖い。
「それとミリス、伝言は不要だよ。僕はユーフィリス王女になっている時も何をしているかわかっているから。」
「そ、そう?ならいいけど。それにしてもユーフィリス王女殿下は何度みても素敵よね…」
ミリスはどこかうっとりした視線を宙に向けている、憧れるのはいいけどそんなに軽々しく変身はしないからね。
「さて、アルノ君がユーフィリス王女に変身できると言うのはわかりました。エルミの手紙にアルノ君をどういった立ち位置にしたらいいのか判断して欲しいとありましたので、陛下が戻り次第報告し、今後の君の事を決めたいと思いますが…いいですね?」
「僕は今までずっとトーマス村で狩人としてやっていければ良いと思っていました。今は亡き父もそうやって生きていましたから。ですが今の状況がそれを許さないんだろうという事はわかります…オーファスさんにお任せするのでよろしくお願いします。」
僕は一つ頭を下げた後言葉を続けた、
「ただ、国王陛下は今隣国に行ってらっしゃると先程聞きました。もしまだ何日かあるようでしたら、その間にルプスポートの港町に行ってみたいと思っているのですが良いでしょうか?」
「ほぅ、ルプスポートに?陛下が戻られるまでにまだ8日位ありますから丁度いいかも知れませんね。何か目的があるのですか?」
「海を見てみたいんです。」
「海?」
「はい、僕はまだ海を見た事がありませんし、僕の中のガレン…奴隷だった少年の最後の願いも叶えてあげられたらなと思いまして。」
「最後の願い?…いいでしょう、馬車での往復に4日はかかりますから気をつけて。王都へ戻ってきたらこの城か私の家を訪ねてきてください…これを。」
そう言うと懐から地図を取り出し、羽ペンでしるしをつけた後僕にそれを渡してきた。
「王都の観光案内図です。丸印をつけたところが私の家になるので城にいなかったらそこへ。後は王都の主要観光地も記入してあるので見て回ってもいいでしょう。」
「ありがとうございます!」
「他に何か聞いておきたいことはありますか?」
しばし逡巡していたミリスが意を決してオーファスさんに訴えた。
「あ、あの!私、騎士様の訓練場を見てみたいんですけど!…出来れば参加もしてみたいんですけど…」
「手紙にはあなたの事も書いてありましたよ、トーマス村の自警団では一番の腕前で騎士を目指しているとか。丁度私も騎士団長に話がありますので一緒に行ってみましょうか。参加できるかはわかりませんけどね?」
「はいっ!」
大喜びするミリス。子供の頃からずっと騎士に憧れていたんだもんな、これはチャンスかもしれないし僕も精一杯応援しよう!
ステータス
名前 アルノ
種族 人間
職業 狩人
ユニークスキル 『思い出す』
『魔法剣Lv1』
スキル 『腕力強化Lv2』
『集中Lv2』
『気配察知Lv1』
『剣聖Lv1』
『神速Lv1』
渋い顔でそうつぶやくオーファスさんを横目に、僕は頭を軽く振ってそれに答えた。
「すいません、時間制限があるようでこれ以上は無理のようです。」
時間制限があって良かったと思う、もしユーフィリス王女がその気になるまで戻れなかったらと思うと正直怖い。
「それとミリス、伝言は不要だよ。僕はユーフィリス王女になっている時も何をしているかわかっているから。」
「そ、そう?ならいいけど。それにしてもユーフィリス王女殿下は何度みても素敵よね…」
ミリスはどこかうっとりした視線を宙に向けている、憧れるのはいいけどそんなに軽々しく変身はしないからね。
「さて、アルノ君がユーフィリス王女に変身できると言うのはわかりました。エルミの手紙にアルノ君をどういった立ち位置にしたらいいのか判断して欲しいとありましたので、陛下が戻り次第報告し、今後の君の事を決めたいと思いますが…いいですね?」
「僕は今までずっとトーマス村で狩人としてやっていければ良いと思っていました。今は亡き父もそうやって生きていましたから。ですが今の状況がそれを許さないんだろうという事はわかります…オーファスさんにお任せするのでよろしくお願いします。」
僕は一つ頭を下げた後言葉を続けた、
「ただ、国王陛下は今隣国に行ってらっしゃると先程聞きました。もしまだ何日かあるようでしたら、その間にルプスポートの港町に行ってみたいと思っているのですが良いでしょうか?」
「ほぅ、ルプスポートに?陛下が戻られるまでにまだ8日位ありますから丁度いいかも知れませんね。何か目的があるのですか?」
「海を見てみたいんです。」
「海?」
「はい、僕はまだ海を見た事がありませんし、僕の中のガレン…奴隷だった少年の最後の願いも叶えてあげられたらなと思いまして。」
「最後の願い?…いいでしょう、馬車での往復に4日はかかりますから気をつけて。王都へ戻ってきたらこの城か私の家を訪ねてきてください…これを。」
そう言うと懐から地図を取り出し、羽ペンでしるしをつけた後僕にそれを渡してきた。
「王都の観光案内図です。丸印をつけたところが私の家になるので城にいなかったらそこへ。後は王都の主要観光地も記入してあるので見て回ってもいいでしょう。」
「ありがとうございます!」
「他に何か聞いておきたいことはありますか?」
しばし逡巡していたミリスが意を決してオーファスさんに訴えた。
「あ、あの!私、騎士様の訓練場を見てみたいんですけど!…出来れば参加もしてみたいんですけど…」
「手紙にはあなたの事も書いてありましたよ、トーマス村の自警団では一番の腕前で騎士を目指しているとか。丁度私も騎士団長に話がありますので一緒に行ってみましょうか。参加できるかはわかりませんけどね?」
「はいっ!」
大喜びするミリス。子供の頃からずっと騎士に憧れていたんだもんな、これはチャンスかもしれないし僕も精一杯応援しよう!
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職業 狩人
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