オンラインのエロゲ仲間は合法ロリだった 他

rpmカンパニー

文字の大きさ
2 / 5

続 オンラインのエロゲ仲間は合法ロリだった

しおりを挟む
オンラインゲーマーが一度は夢見る光景。
彼女と隣り合って同じオンラインゲームをする。
今、俺は夢をかなえているんだ!!

この状況を説明するには少し時間を遡る必要がある。
それは数日前のことだった。

-------------------------------------------------------------------------

『エロゲって長編で完結した作品ってある?』
『それならいいゲームがあるぞ』

オンラインゲームのギルドチャットで雑談している彼は霊龍さん。
ギルドマスターのマケマケ様のリアル知り合いだ。
彼もエロゲ好きで、
ぽいずんすぽあさんとはまた違ったエロゲを教えてくれる。

『ランスシリーズ、あれは良いゲームだ』
『ああ、父親が遊んだかもしれないエロゲーだっけ?』
『お、よく知ってるな』
『それぐらいしか知らんけどな』
『ならやってみるといい。戦国ランスからがお勧めだ』
『それが一番最初?』
『いや、最初の方は特に好みが別れるからな』
『まあ経験者の意見に従っておくよ』
『ああ、そうしてくれ。ちなみにゲーム性も優れてるぞ』
『アドベンチャーじゃないの?』
『聞いて驚け、シミュレーションだ』
『また珍しい。エウシュリーとかで聞いたな』
『むしろシミュレーションエロゲはアリスが先駆者なんだが』
『そうなんだ』
『結構難易度高い部分もあるから詰まったら教えてやるよ』
『その時はお願い』

ちょうどセール中だったので早速プレイ。
主人公のランスは独善的だけど嫌味な感じがしない。
なんというか志村けんのバカ殿?
そしてなによりゲーム部分がおもしろい。
正直エロゲ要素を抜きにしてもやりたくなる。
これはいい作品を教えてもらったな。
そのままの勢いでがっつり数日プレイしてしまった。

楽しい。この気持ちを誰かに話したい。
そんなときに聞いてくれる人がいるっていいな。
エロゲ仲間のぽいずんすぽあさん(本名:相楽睦月さん)は
リアル女性で合法ロリで今は俺の彼女だ。
さっそく睦月さんに電話する。

「いやー、戦国ランスおもしろいですね」
「戦国ランスか、君もランスシリーズを始めたんだな」
「霊龍さんから教わりました」
「戦国ランスは入門編としてはちょうどいいぞ」
「そういわれました」
「ただランスは個性が強いからな。君が好きならよかった」
「まあランスにまったく共感できないですけど」
「あれでも初期と比べると大分丸くなってるから」
「そうなんですか?たしかに好みが別れるって言われましたね」
「無理な人は絶対に無理なキャラだからな」
「あとゲームとしておもしろいってのも珍しいですね」
「アリスソフトは遊べるゲームが多いぞ」
「あ、今瓢箪が5つ割れた所なんでそろそろ佳境ですかね?」
「そうか、そう……か。瓢箪が……5つ割れたか」
「香ちゃんが行方不明になってるんで続きが気になりますよ」
「その、霊龍から何か聞いてるか?」
「ネタバレ見ると面白くないから一週目は攻略見るなって言われました」
「そう……か。たしか君はノートPCでエロゲするんだったね?」
「ええ、デスクトップPCはオンラインゲームしてますし」
「……よければ私の家で続きを一緒にやらないか?」
「え、どうしたんです?」
「なに、私も懐かしく思ってな」
「いいですよ」

睦月さんと一緒にエロゲか。楽しそう。
早速いろいろ準備しようっと。

「やあ、よく来たね」
「急いで来ちゃいました」

睦月さんの家につくと既に準備が終わっていた。
テーブルの上に睦月さんのノートPCが置かれており、
その隣にスペースが作られていた。

「あ、並んで出来るようにしてくれたんですね」
「ああ、その方が一緒にゲームしてる感じになるだろう?」

さて準備も終えたのでさっそく続きをやっていこう。

・・・

まだ香ちゃん見つからないのか。
あれ?なんか……嫌な展開に。
(`・ω・)・・・   [香姫が凌辱されるシーン]
え?……え?

「む、睦月さん、香ちゃんが……香ちゃんが……」
「やはりか。おいで」
「ううう」

隣でゲームしていた睦月さんに抱きしめられる。
どうして……どうしてあんなことに。
初めてランスに共感した。

「あのシーンは非常にきついから……」
「あれ、BADENDなんですよね?どこの選択を間違ってたんですか?」
「……あれは……正史なんだ……」
「正史?」
「一週目はどうあっても避けられないということだ」
「そんな……」
「不意打ち系は事前に警告しておけと馬鹿兄に強く言っておく」
「はい……え?兄?」
「霊龍は私の兄だぞ?」
「ええーー!!」

言われてみればリアル知り合いの集まりなんだから、
家族がいてもおかしくないのか。
いや、兄妹でエロゲ談義に花を咲かせるとかそれこそどこのエロゲだよ!?
驚きで言葉が続かなかったのを
ショックが続いていると勘違いしたらしい。

「これからは一緒にエロゲしようか」

-------------------------------------------------------------------------

回想終了。
そういう訳で睦月さんの家でエロゲすることになった。
そうなるとオンラインゲームも出来る。
そんな夢をかなえている状況のはずだったんだけど……。

「夢だったのに……」
「Str-IntアルケミのきみとStr-IntGXクルセの私で行ける狩場がないよ」
「まあそうですけど」

*************************************
※作者注 このオンラインゲームを知っている人から見ると
     20年ぐらい時代が違うと思うでしょうが、
     作者がしっかり覚えているのがその時代なので許してください。     
*************************************

隣り合って同じゲームをしているのに別々に狩りをする。何か悲しい。
癒しの島、ポリン島で黄昏よう……。

(`・ω・)          ポリン ポポリン エンジェリング

あ、エンジェリンいた。俺の八つ当たりをくらえー。

(`・ω・)メマー!!メマー!!メマー!!   エンジェリング
(`・ω・)・・・            [エンジェリングカード]

「あ」
「ん?」
「エンジェリングカードが」
※作者注 非常に価値の高いアイテムと思っていただければ良いです。

その瞬間、睦月さんが流れるように土下座をした。
なんと綺麗な本朝式キングス・スレイブ社畜土下座・アポロジャイス……。

「どうか私に譲ってくれ!!」
「まあGXクルセにとって、あるとないとではゲームが変わるレベルですからね」
「なんでもする!!彼女になってあげるから!!」
「もうなってますよ」
「モーニングフェラしてあげるから!!」
「たまにしてくれてますよね、気持ちいいですよ」
「お尻の穴を舐めよう!!」
「それ、普段からしようとするから断ってますよね」

凌辱ゲームの影響でお尻の穴に興味津々なんだよな。
汚いからやめた方がいいと思うんだけど。

「お勧めエロゲ詰め合わせ100本あげるから!!」
「凌辱ゲーばかりはちょっと」
「エッチの時、好きな髪型d 「あげましょう」
「自分で言ってなんだがちょっと引くぞ」
「冗談ですよ。元々睦月さんにあげるつもりでした。かわいい彼女へのプレゼントです」
「ありがとっ、お兄ちゃん♪」
「ぶはっ!?」
「ふむ、妹属性はあったのか」
「自分でも初めて知りましたよ……」

でも正直かわいさの火力が高すぎただけだと思う。

「そういえば君の好きなエロゲキャラは妹系キャラばっかりだな」
「え、そうでしたっけ?」
「金恋のミナちゃん、乙りろのりそな、ハミクリのあすみん、ぬきたしのアサちゃん」

ほんとだ、返す言葉がないな……。

「……ロリコンは良くないな」
「合法ロリに言われた!?」
「なにおぅ」

土下座から滑らかに立ち上がりそのままベッドに押し倒される。
ちゅ。

「珍しいですね。キスからなんて」
「うふふー」

ちゅっちゅ。
ついばむようにキスをしてくれる。

「そんなにエンジェリングカードが嬉しかったんですか?」
「それもあるけどかわいい彼女だからな」

にっこにこで答える。うーん、プリチー。
ちゅ。……ちゅ。ちゅ。ちゅ。
お返しにキスするとさらに3倍返ってきた。

「好きだよ」
「俺も好きですよ」
「……合法ロリでよかった。君に好きになってもらえて」
「前も言いましたけど睦月さんだから好きになったんですよ」
「大人の体でも?」
「もちろん」
「おデブでも?」
「それはダイエットさせますね」
「そっか、そっかー。うふふ」

本当にうれしそうに笑っている。
これぞまさにヒロイン、この笑顔を見ると癒されるなぁ。

「じゃあ純愛ヒロインらしくフェラをしよう」
「急転直下で抜きゲーみたいなことを言われましても」
「何を言う、どんな清純派ヒロインでもフェラはするんだぞ」
「まあエロゲーだから仕方ないですよね」
「あーん」ぱくっ

ちゅぽ、ちゅぽ。
音を立てて口を前後させる。効果音が大事らしい。
ちっちゃな口にチンコが収まってるのはいつ見ても背徳的だ。
睦月さんはフェラが好きなので、
ほっとくといつまででも咥えている。
一度咥えながら寝てしまってかじられた。

「ぷはっ、どうやったら君が喜んでくれるかな」
「今でも気持ちいいですし、その気持ちだけで十分ですよ」
「出来ることは全部してあげたいんだ」

とはいえこれ以上何かしてほしいことはない。
悩んでいると睦月さんから提案があった。

「エロゲの抜きシーンで咥えてあげようか?」
「それはちょっと……」
「気持ちいいらしいぞ」
「エロゲのキャラではなく睦月さんに抜いてもらいたいので」

そういった瞬間の睦月さんの顔は見ものだった。
きょとんとした表情から一気に蕩けたような表情になった。
そして豪快にノーハンドでしゃぶり始めた。

「あ、そんなに激しくするとすぐに出ちゃいます」

そう言ったのに睦月さんは速度を落とさない、
むしろ空いている手で玉をあたため始めた。

「ああ、あったかくて気持ちいい」

もう何度も咥えられているので弱いところは知り尽くされている。

「もう出ます!」
「んっ、……コクッ、コクッ……ちゅぽちゅぽ」
「む、睦月さん。イった後の刺激は、ああ」

射精したのに口を離さず、精液を吸い出した後にまた動き始めた。
射精直後なのにガチガチに勃起した状態になって、
ようやく口を離してくれた。

「ぷはっ、私も準備万端なのですぐ入れるぞ」
「え、あ、はい」

相変わらずの騎乗位で挿入する。
すごい、あふれんばかりにトロトロになってる。

「あっ、ふっ、君が、あんなこというからだぞ」
「へ?」
「私に、あんっ、抜いてもらいたい、あんっ、っていうから」
「あ、それはそうですよ。睦月さんがいいんです」

言ったとたん、睦月さんが入れたまま抱き着いてきた。

「そうか、そうか!!いっぱい堪能するといい」

そういって胸に顔をうずめて頬ずりし始めた。
髪の毛のいい匂いと柔らかい感触で興奮してくる。

「俺も動いてみていいですか?」
「私がやってあげるから遠慮しないでいいんだよ」

睦月さんはいつも俺に動かせてくれない。
曰く「お姉さんだから当たり前」だそうだ。
たしかに俺は気持ちいいんだけど、
睦月さんは気持ちよくなっているのかな?
たまには睦月さんを気持ちよくさせてあげたいなぁ。

結局いつものように睦月さんに動いてもらって膣内に出す。
外に出さないのもこだわりらしい。
イった後はしばらくベッドの上で横になってまったりと過ごす。

「そういえばちょうど一か月後の今日が誕生日なんですよ」
「ほう」
「きっと神様からのちょっと早い誕生日プレゼントだったんですね」
「自分が欲しいものほどくれない乱数の神様だな」
「たしかにその通りですね」

その日はそんな感じで過ごして家に帰った。

変化があったのは次の日からだ。
次の日、いつものようにオンラインゲームにログインする。

俺『おはろー』
霊龍『おはよう』
ぽいずんすぽあさん『おは』
俺『ぽいずんすぽあさん聞いてよ。教えてもらったエロゲやったんだけど』
ぽいずんすぽあさん『すまない、今狩り中で手が離せなくて』
俺『そっすか』
霊龍『何を教えてもらったんだ?』
俺『マヴラヴ』
霊龍『あれはいいね』
俺『日常をやったあとにいきなり別世界っていうのがびっくりだな』
霊龍『いきなり殺伐とした世界だからなぁ。まりもちゃんも死ぬし』
俺『まりもちゃんの話は事前に聞いてるけどそんなにやばい?』
霊龍『やばい』
俺『心の準備しておこう』

このギルドチャット中、
ポイズンスポアさん(睦月さん)は一度も会話に混ざらなかった。

・・・

最近睦月さんが相手をしてくれない。
エンジェリングカード持ちのGXクルセは引っ張りだこだ。
固定相方も出来たようで、
いつログインしてもPTを組んで狩りしている。
ギルドチャットや個別チャットで話しかけてもあまり反応がない。
睦月さんの家に行って隣でエロゲをしている時も忙しそうだ。
最近気が引けてあまり家に行っていない。
少し寂しい。

そんな折、睦月さんから久しぶりに電話があった。

「明日ノートPCを持って家に来れないか?」
「あ、行けますよ」
「そうか、よかった」
「あの、大丈夫なんですか?最近忙しそうですけど?」
「大丈夫だよ」

会えるのは嬉しいけど忙しいのに大丈夫だろうか?
俺が行っても邪魔にならないかな?
そんな不安を抱えつつも睦月さんの家についた。

「よく来たね」

いつものように準備してくれている。

「オンラインゲームにログインしてもらえるかな?」
「いいですよ」

オンラインゲームにログインする。
ログイン地点はいつものたまり場だ。睦月さんのキャラもいる。

「君に渡したいものがあるんだ」

そういって取引でアイテムが渡された。
(´・ω・)っ[アルケミのAll+7防具一式とライトイプシロン]
※作者注 非常に高額なものだと思ってください。

「これは……」
「誕生日プレゼントだ。君にどうしてもお礼がしたくて」

完全に忘れていた。今日は誕生日か。
少し照れた表情で話す睦月さんを見てると涙があふれてきた。

「うぅぅ」
「ど、どうした?」
「睦月さん、ずっと忙しそうで。なんか寂しくて。でも俺のために」
「……そうか、私はお姉さん失格だな、寂しい思いをさせて」
「うぅ」
「君が一番なんだよ」

泣いている俺を睦月さんが抱きしめてくれる。
泣きやむまでの間ずっと頭をなでてくれていた。

「すみません、祝ってもらったのに泣いてしまって」
「いいんだ」
「装備ありがとうございます。すごく嬉しいです」
「それならよかった」
「でもこれかなり高かったんじゃ?」
「固定PTまで組んでなんとか誕生日までに間に合わせた」
「それであんなに忙しそうだったんですか」
「でも君に寂しい思いをさせてしまったのは本末転倒だった……」

睦月さんがしょんぼりしている。
俺が勝手に寂しい思いをしていただけなのに。

「じゃあ、今日はその分いっぱいお願い聞いてもらいましょう」
「いいぞ、私はお姉さんだからな」
「なら今日の睦月さんは年下になって下さい」
「年下?」
「そうです」

そういうと睦月さんをベッドに寝かせる。
まだ睦月さんは状況が呑み込めていないようだ。

「な、なにを」

ちゅ。
戸惑っていたのに軽くキスをするとにっこにこになる。
今日こそ睦月さんを気持ちよくしてあげよう。

「俺が全部してあげます。脱がしますよ」
「あ、そんな」

いつもは睦月さんが自分で脱いでいるので、
脱がせることができるのは嬉しい。
特に脱がせるときに目を閉じているのが非常にかわいらしい。

「かわいいですよ」
「あ、そんな、年上に対して」
「今は睦月さんが年下ですよ」

俺も手早く服を脱いで睦月さんを抱きしめる。
腕の中にすっぽり収まるサイズ。
この体でいつも頑張ってくれてるんだなぁ。

「なでぽしましょう」なでなで
「んんっ、自分でいうやつがあるか」
「かわいい、かわいい」なでなで
「あ、だから年上に」
「今は年下ですよ」なでなで
「あっ」

普段はあんまりやらせてくれないけど、
やっぱりなでられるのが好きみたいだ。
必死に顔を隠してる所もキュート。

「では、よいしょっ」
「何を!?」

睦月さんを抱っこしてベッドに仰向けで寝かせる。
改めてみると顔が真っ赤だ。

「恥ずかしい」

睦月さんの上に覆いかぶさる。

「痛くないですか?」
「大丈夫だよ」
「よかった」ちゅ

そのままキスする。
睦月さんはディープキスをあまりさせてくれないので、
今日はしっかり舌をからめる。
じっくりキスをした後はおっぱいを吸いつつおマンコを愛撫する。

「あんっ、そこは」

普段は濡れたらそこで終わりだけど、今日はしっかり触る。

「あっ、あっ、あっ」

かわいい声が聞こえる。よかった、気持ちいいみたいだ。
痛くない程度に精一杯動かす。

「あっ、あん、あん、あっ」

そろそろいけるかな?指での愛撫から口での愛撫に切り替える。

「あっ、駄目、汚い」
「睦月さんがいつも俺にしてくれてることじゃないですか」

そう、いつもクンニはさせてもらえない。
君がそんなことをしなくていいと言われてる。
でも俺だって睦月さんを気持ちよくさせてあげたい。

一応事前に勉強はしてきた。
舌の先端は刺激が強いので注意するとか
クリトリスは敏感だから痛みを感じやすいとか。
そういった知識を総動員してクンニを続けた。

「あっ、ん、んんんんんーーーーー」

睦月さんの体が大きく跳ねてビクビクしている。
もしかしてイったのかな?えっとイった後はたしか……。
睦月さんの横から抱きしめて頭をなでる。

「馬鹿ッ、馬鹿ッ、馬鹿ッ、ここまでしなくていい」

腕の中でかわいく抗議してくる。

「俺がしてあげたかったんですよ」

頭をなでつつ答える。
やっと俺も睦月さんを気持ちよくさせることが出来た。

「おおおお」
「ど、どうした?」
「念願だった睦月さんを気持ちよくさせられたことでちょっと魂の慟哭を」
「慟哭は悲しみに耐えられなくて泣くことをいうんだぞ」
「え゛」

そうだったのか……。なんか心の叫びとかそんな意味だと思ってた。

「エロゲの歌にあるからな、魂の慟哭」
「そうなんですか」
「正しく言葉は使わないと駄目だぞ」

一気にお姉さんに舞い戻る睦月さん。
お姉さんな所もかわいいなぁ。

「私ばっかり気持ちよくさせてもらったんだ。今度は君だな」
「あ、いえ。ここからが本番ですよ」
「なに?」
「年下らしくリードされて下さいね」

睦月さんに覆いかぶさって正常位で挿入する。

「あんっ、ん、ちょっとこの体勢は……」
「あ、痛いですか?」
「そうじゃないんだが……あんまりいい思い出がなくて」
「ならこれもしっかり上書きしておきましょう」

入れた状態で何度もキスをして合間に少しだけ腰を動かす。

しばらく様子を見たけどやっぱり入れるだけでは駄目みたいだ。
言葉も囁いてみよう。

「大好きです」
「ひゃうっ!?」

ものすごい声をあげられてしまった。
でもよく見ると顔が真っ赤だ。

「ん、ん、あっ、ん」

睦月さんも徐々に気持ちよくなってくれたみたいだ。
キスと囁きをしつつ腰の動きはゆったりと。
睦月さんの嫌な思い出が上書き出来るように。

「あっ、ん、あっ、あっ、あっ、ああああーーー」

睦月さんのひときわ大きい声と共に強い締め付けが来た。
なんとかタイミングを合わせて射精する。

「ふぅ、ふぅ」

睦月さんが肩で息をしているので、
しっかり抱きしめて落ち着くのを待つ。

「もう、もう、もう」

呼吸が落ち着くとポカポカと胸を叩いてきた。かわいすぎる。

「こういう睦月さんもかわいいですよ」
「君、覚えていろよ」

そう言いながらチンコをを抜くとお掃除フェラをやってくれる。

「あ、今日はそんなことしなくてもいいのに」
「私だってしてあげたい」

あっという間に綺麗にされて、
そのまま二回目の射精までさせられてしまった。
やっぱりお姉さんパワーには勝てなかった。

射精した後そのまま寝てしまった。
次の日の朝起きると寝間着を着ていた。
寝てる間に睦月さんが着替えまで済ませてくれたらしい。

寝てしまったのはきっと腰を動かすのに疲れたからだよな。
睦月さんはもっと動いてくれるのにいつも元気だ。
俺も筋トレとかしないとなぁ。

そのまま朝食をご馳走になって、
睦月さんが以前言っていたG線上の魔王をやっている。
ストーリーに引き込まれるタイプでエロはおまけだ。
順番にヒロインを攻略していくタイプだから、
今の進捗率は半分ぐらいだろうか?
ピンポーン
そんなことを考えながらプレイしていると玄関のチャイムがなった。

「誰か来たようだ。ちょっと待っててくれ」
「はい」

睦月さんが玄関に向かったので俺もそちらを見る。
座っている位置から玄関が見えるので誰か来たかはわかる。
睦月さんが鍵を開ける前に扉が開いた。

「妹よ、元気かーー!!」
「に、に、兄さん。なんで」
「おう、かわいい妹の様子を見てこいって言われてな」
「な、な、な」

珍しい。睦月さんがハングアップしてる。
お兄さんって言ってたけど合鍵持ってるっぽい。

「父さんがたまには帰ってこいって言ってたぞ」
「パパの差し金!?」

あれ?パパ呼び?前はお父さん呼びしてたと思ったけど。

「なんだ、男がいるじゃないか」

なんという勢い。睦月さんが押されっぱなしだ。
って、こっちに入ってくる!?

「我が世の春が来たー、がははー」
「に、兄さん。待って」
「おう、君は睦月の彼氏か?」
「はい、そうです」
「そうか」

笑っていたのがいきなり真剣な表情になる。

「兄さん、彼は」
「睦月を愛しているか?」
「に、兄さん、突然そんな事聞いたら……」

お兄さんの目が物語っている。
下手な気持ちで答えたら殺すと。

「はい」
「そうか」

お兄さんは静かに考え込んでいる。
彼の期待に答えることは出来ただろうか。
睦月さんを見るとホッとした顔をしている。

霜「すまない、名乗ってなかったな。睦月の兄の霜月だ」
俺「あれ?もしかして……?」
霜「お察しの通り、生まれた月の名前だ」
睦「適当なお父さんの性格が出ている名前だろ」
霜「お、どうした睦月。お父さんとか聞いたことない呼びk「馬鹿兄ーーー!!!」

物陰に引っ張って何か内緒話している。
家族と一緒だといつもと大分違うなぁ。
子どもっぽいというかなんというか。
霜月さんもさっきまでと違って軽い感じ。
こっちが普段の霜月さんなのかな?

霜「いやぁ、すまんすまん」
睦「まったくもう」
霜「では、交流を深めるためにいろいろ話でもしよう」
霜「お、今君がやってるのはエロゲじゃないか」

画面がつけっぱなしだったのでエロゲやってるのがばれてしまった。
知らない人にばれるのは恥ずかしい。

霜「よし、お題はエロゲで好きな音楽だ」

そうか、お兄さんもエロゲ好きなのか。
彼女の部屋でエロゲしてるの見られて引かれるとかじゃなくてよかった。

霜「まずは俺からだ。闘神都市ⅢのOP」
俺「あ、Ⅱが名作だって聞いたことがあります」
睦「相変わらずアリスソフトが好きだな」
霜「あのOPの入りは最高だぞ。本編は……まあ期待度が高すぎたというか」
俺「そうなんですか。ちなみにそれは凌辱ゲーになるんです?」
睦「そういう要素はあるぞ」
霜「あの程度なら純愛、純愛」
睦「馬鹿兄!!彼は戦国ランスでトラウマになりかけたんだぞ!!」
霜「戦国ランス……あれ?もしかして、バル君?」

オンラインゲームでの名前を言い当てられる。
ということは彼が霊龍さんだろうか?

俺「あ、はい、そうです。ということは霊龍さんです?」
霜「おう。なんだ睦月、最初から言ってくれよ」
睦「言わなかったか?」
霜「聞いてねー。絶対言い忘れてたろ」
睦「突然乗り込んでくる馬鹿兄が悪い」

気軽な会話の応酬。兄妹で仲がいいんだな。
俺は一人っ子だからこんなに気軽に会話できる相手なんていない。
うらやましいなぁ。

霜「っと話が逸れたな。睦月とバル君はどうなんだ?」
睦「私はG線上の魔王のOP・挿入歌と月陽炎のOPだ」
霜「お前は昔からそれだな、少しは更新したらどうだ?」
睦「はあ?馬鹿兄こそFace of Factからようやくjihadに更新しただけだろう!?」
霜「ああ?更新だと!?あれは追加だ、優劣なんて付けられるか!!」

また二人で掛け合いし始めた。楽しそうだな。
混ざりたいけど楽曲名だとさすがに分からない。

霜「ふぅふぅ、ほらバル君が置いてきぼりじゃないか」
睦「あああ、ごめんよ」

しょんぼりした顔で謝る睦月さん。かわいい。

俺「二人見ていて楽しいから全然かまいませんよ」
睦「どうだ、私の彼氏は馬鹿兄とは懐の広さがちがうんだ」
霜「お前が丸ごと収まりそうな懐の広さだな」
睦「なにおぅ」

このままほっておいても楽しそうだけど、
せっかくだから俺の好きな音楽も教えよう。

俺「俺は終わる世界とバースデイのEDです」
霜「知らんな」
睦「聞いたことがある」
霜「知っているのか!?雷電!?」
睦「誰が雷電だ。少しは自分に興味がない分野も調べろ」
霜「へいへーい」

睦月さん楽しそうだな。突っ込みしつつもにこにこしてる。
霜月さんも軽口叩いているけど笑ってる。
やっぱり兄妹だな、笑ってる顔が似てる。

睦「何をにやにやしながら見てるんだ」
霜「ほら、説明はよ」
俺「すみません、説明としてはできればバッドエンドで聞かずにトゥルーエンドで聞いてほしいです」
霜「ほう」
睦「バッドエンドでも同じ曲がかかるということかな?」
俺「そうです」
霜「やってみようじゃないか」
睦「私もやってみるぞ」

この後もエロゲだったり近況報告だったりといろいろな話をした。
霜月さんは豪快で愉快な人だった。
余計なことを言っては睦月さんに突っ込まれていた。
オンラインの方がむしろ丁寧にしゃべってる感じがある。

数日後に個別チャットが来た。

『やってみたぞ。たしかにあの曲はトゥルーで初めて聞きたいな』
『よかったです』
『お、なんだ。敬語になってるぞ?』
『やっぱりリアルで顔を合わせてしまうと……』
『ゲームはゲーム。分けていこうぜ』
『あ、やっぱり兄妹ですね。睦月さんにも同じこと言われました』
『そうだろう』
『ただやっぱり睦月さんのお兄さんですから多少は意識します』

そう答えた後、しばらく返事がない。

『あいつは男に恵まれなくてな』
『聞きました』
『彼氏といてあんなにうれしそうなあいつを見たのは初めてなんだ』
『そうなんですか』
『俺からお願いする話じゃないんだが……、あいつを頼む』
『任せてください、で早速お願いがあるんですが』
『なんだ?』
『睦月さんの指のサイズをこっそり調べてもらえないかと……』
『お、つまりそういうことか』
『そういうことです』
『わかった。将来の義弟の頼みだ。迅速に調べておいてやる』
『お願いします』
『よし、兄貴としての役割終了。バル君には次にランスクエストを勧めよう』
『まさか全部勧めるんですか!?』
『ランス10をやるならせめて後1作品は抑えてほしいからな』
『ランス10そんなにいいんですか?』
『いい』

よし、準備は順調。後は場面をセッティングするだけだ。

あとランス10の批評見たんだけど、
批評サイトの点数で中央値99って何なの?
評価数が少ないならともかく1000以上評価があってこれは……。
これは気合を入れないと駄目だな。

霜月さんから指輪のサイズを聞いて注文して、ようやく出来上がった。
満を持して睦月さんの家に向かう。

「今日はどうしたんだい?」
「以前に俺が妹キャラ好きって話をしたじゃないですか」
「したね」
「妹というより年下の良く出来た娘が好きな気がします」
「たしかにそちらでも当てはまるな」
「その起源はこれだと思います」

睦月さん、俺も探したんです。結婚相手に見せたいエロゲを。
自分のノートPCから1本のソフトを起動し、
セーブデータをロードする。

PCのスピーカー 「がんばって・・可愛いもう一人の私・・」

「睦月さんを悠久の螺旋から助け出すのは俺です」
(`・ω・)っ[指輪]「結婚して下さい、睦月さん」

「あ、あ、あ、こんな、こんな私で良いのか?」
「睦月さんがいいんです」
「親子と思われるかもしれないぞ」
「ロリコンのそしりは甘んじて受けましょう」
「もう、もう30歳で子どもを産むのは大変だぞ」
「早く仕込みましょう」
「でも、でも」
「改めて言います、結婚してください」
「……はい!!」

そういって泣きながら飛びついてきた。
睦月さんが泣きやむまでしばらく抱っこする。

「その、馬鹿兄から聞いてそのエロゲを選んだのか?」
「いや本当に俺が好きなエロゲですよ」
「そうか……きっとパパとすぐ仲良くなれるよ」
「え?」
「ママが言ってたんだ。それはパパと出会った思い出のエロゲだって」

PCで流れている作品[DESIRE remaster ver.]
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...