前代未聞の異能力者-自ら望んだ女体化だけど、もう無理!-

砂風

文字の大きさ
45 / 233
第三章/赤羽裕璃

Episode041/善と悪(後)

しおりを挟む
(69.)
 休日の土曜日、僕は異能力者保護団体に呼ばれた。
 どうやら研修があるらしい。
 ということで、僕は学校に行く時間よりも少し早めに家を出て駅へと向かった。
 駅についたら、駅前で少し立ち往生をする。
 もうすぐ十月だというのに、さらに曇天だというのに、未だに暑さを感じてしまう。

「待った?」

 道の奥から聞き慣れた声がして、僕は携帯から顔をそちらに向ける。
 そこには、昨日も学校にいなかった瑠璃が歩いてきていた。
 ぼ、ぼぼぼくの恋人である瑠璃が……。

「いや、いま来たところ」

 実はナンパ紛いのこともされたが、待ち合わせ中だと言ったら素直に引き下がってくれた。だから言わずとも問題ないだろう。

「それじゃ異能力者保護団体に向かいましょ。まったく、休日だっていうのにかったるいわね」

 瑠璃は面倒くさそうに呟いた。
 まえは意識していなかったのに、瑠璃の髪から漂ってくる甘い香りに意識が向いてしまう。
 いかんいかん、話に集中しなければ……。

「ご、ごめん」
「どうして豊花が謝るのよ?」
「いや、だって……僕の研修のために呼ばれたんでしょ?」
「まあ、そりゃそうだけど。一番豊花と関わりあるのは私だからね。そこは仕方ないわ。それにほら、恋人なんだし」
「恋人……」

 瑠璃も、そう思ってくれているのか。それだけで歓喜乱舞してしまいそうな気持ちになる。
 でも……あの口づけ以来、これといって恋人らしいことはしていない気がする。
 それに、瑠衣みたく純粋な好意とは違って、なにか企みを含んでいる気がしてならない。僕の考え過ぎだろうか?
 でも……僕の異能力。直観は特に当たる確率が高い。
 この直観だけは当たってほしくない。純粋に瑠璃とカップルになってイチャイチャしたい。

「さて、電車に乗って向かいましょ」

 改めて見るまでもなく、瑠璃は顔立ちといいスタイルといいかわいいなぁ……。

ーー豊花、そんな惚けていてどうする。これから向かうさきは、もしかしたらきみの敵対する組織になるかもしれない場所なのだが? 異能力者保護団体と愛のある我が家、瑠璃と裕璃を比較して、どちらが大切なのかよく考えることだ。ーー

「う、うん」
「ん?」

 あ、ヤバい声に出しちゃった。
 ユタカとの会話に未だ慣れない。自分には普通に聞こえるから、ついつい声に出して答えてしまう。

ーーだいたい、きみは瑠璃や瑠衣のことを美人だとか可愛いだとか評するが、自らも省みたらどうかな? 贔屓目を除いても、端から見たらきみのほうが遥かに美しいぞ。もうちょっと警戒心を強めたほうがいい。ーー

 うう……わかっているってば。でも、どうしても自分のことを可愛いと認めるのには抵抗感を覚えてしまう。最初の頃はまだ自分自身だとは思っていなかったから、こんな容姿になれてやったー、って気分だったけど、長いーーかはわからないけど、こうやっていろいろな事件や事案に巻き込まれるたびにこの肢体に慣れてきちゃって、どうにもこの見た目に見慣れてしまったんだよ。だから、自らを可愛いと認めるのは、ちょっと恥ずかしい。

ーーならば、その格好はなんだ。瑠璃は学校制服なのに、きみは可愛らしいワンピースタイプの衣服を身に纏っているではないか。たしか校則では制服と決まっていなかったか?ーー

 ぐっ……それは、ちょうど制服をクリーニングに出していて衣服がなかったから、裕希姉ェのお古を借りてきたんだよ。

「あのさ、さっきからなに立ち止まってるのよ。きょうは豊花の研修なんだから、もうちょっとしゃんとしなさい」
「あ、ごめん。いま行くよ」

 僕たち+ユタカは無駄に雑談しながら電車に乗り、異能力者保護団体へと向かうのであった。





(70.)
「よく来た。昨日ちょうど、異能力者になったという者から連絡を受けたから、今から来る。瑠璃、おまえが見てやれ。豊花はその後ろで紙とクリップボードを片手に、言われたことを書いていくように」

 異能力者保護団体について、大人の姿バージョンの未来さんから言われた第一声はそれだった。

「珍しいですね。こんな頻繁に異能力者が現れるなんて」

 近場のソファーに座りながら、瑠璃は未来さんに疑問を呈する。
 僕はなんとなくわかる。このあいだ、異能力者数名が刀子さんや舞香さんたちによって殺害されたからだ。異能力者が亡くなっても、異能力霊体はいなくならずに辺りに拡散する。そして、新たな宿主を探して、言い方は悪いかもしれないけど、寄生する。そして、その人物の心の穴にあった異能力を手に入れるのだ。
 それはたしか、瑠璃も学んだはずだ。

「ああ、ちょっといろいろあってな」
「いろいろーーああ」

 瑠璃もなにかを察したらしい。おそらく僕と同じことを考えているのだろう。

「ほら、豊花」
「はい?」
「新規異能力者のデータを記入する紙だ」

 僕は未来さんから、意外と細かな枠がたくさんある用紙とクリップボードを渡された。

「瑠璃は逐一、杉井が記入漏れをしないように、記入する場所をチェックしてやれ」
「わかりました」

 瑠璃は頷く。

「もうそろそろ来ると思うから、さきに検査室で待っていろ。案内は私がするから」

 自分がここにはじめて来たときと同じ流れなんだな……。
 うう、なんだか緊張する。用紙に余計な事とか記入しないといいけど……。

ーー緊張するな。言われたことと、記入欄に書いてあることを埋めればいいだけであろう?ーー

 たしかにそうだけどさぁ……。

「ほらほら緊張しない緊張しない。これから異能力者保護団体で働いていくことになるんだから、慣れなきゃいけないのよ?」
「これから異能力者保護団体で働くーー」

 ーーはたして、それはそうなのだろうか?
 もしも愛のある我が家側についてしまったら、この研修も無駄になってしまうんじゃ……。

ーー深く考えるな、豊花。両方の言い分を考えて決断を下せばいい。いまから悩んだって意味はないであろう?ーー

 それもそうか。
 瑠璃がソファーから立ち上がり、検査実に向かう。僕はそれをゆっくりとした足取りでついていくのだった。



 検査室と書かれた扉の中には、三人の人間がいた。

「えーっと、確認するけど、名前は山本健一(やまもとけんいち)さんね?」
「あ、はい。そうです」

 見慣れた検査室の中、まえのときと同じように瑠璃は椅子に座り、対面には同い年(さきに渡されたデータにそう記載されていた)の男性、山本が座っている。
 違う点といったら、僕が瑠璃の少し後方に突っ立っていることだけだ。

「あの、能力は片手が刃物になるっていう能力でして、自由に出し入れできるんです」

 山本は同年代が検査員だからか、少し戸惑いを見せる。

「一応聞いているから言わなくても大丈夫。だいたいどんな異能力者なのかは事前の連絡で把握しているからね。豊花、一応チェックシートに記載されている項目を確認してみて。多分、そこにはすでに書いてあると思うから」

 瑠璃に言われて、渡されている紙に目を通した。
 たしかに、そこには『片手を刃にすることが可能。能動的に発動可能で、普段は変えずに済む』と載っていた。

「これから私がする質問に答えたり、簡単なチェックをしたりするからよろしくね。豊花、あなたは私がチェックしていく内容を、項目の欄に記入していって」
「あ、うん。わかった」
「わかりました」

 山本と僕は同時に返事する。
 相変わらず、瑠璃は相手が客……といえるか患者といえるかはわからないけど、言い方が少々キツいというか、普段どおりなんだな。

「オーラ視の結果は陽性、オーラが消えているし、異能力霊体も見えるから異能力者というのは確定ね。豊花、オーラ視の項目に陽性、異能力霊体の項目に低年齢層の男性と書いて」

 普通、オーラが見えないなら陰性じゃなかろうか。まあ、国がそう定めたなら文句を言っても仕方ないけど。

「え、あ、えっと……ここに書けばいいのか」

 言われたとおり、さまざまな項目がある欄の一部にそう記入した。

「侵食率は10%未満と書いておいて。さ、あとは神経や精神の検査をするから。豊花もやったことあるわよね?」
「あ、うん……」

 多分、あの指を視線で追ったり、言葉につづけてなにかを話す検査だろう。あれで侵食率が把握できるとはあんまり思えないけど、美夜さんみたく第一級特殊異能力捜査員じゃなければ、それだけしないと調べられないのだろう。

「豊花は逐一検査の結果を書いていってね? おーけ?」
「うん、とりあえずやってみるよ」

 そして、僕がやったのと同じような検査を山本にも行いはじめた。
 僕はその結果を、記入欄があるかぎり逐一チェックしていく。
 ……こんな研修して、なにになるのだろう。
 こんなことをしているあいだにも、裕璃は苦しめられているかもしれないっていうのに。

「ーー豊花! 聞こえてるの?」
「え、ああ、ごめん」

 少し考えごとをしていたみたいだ。
 最近はどうしてもダメだ。いくら裕璃に恋心はないとはいえ、自分が原因の一端を担ってああなってしまったと思うと、どうにかして助け出したいと考えてしまうんだ。

「はい、書いた用紙をデータベースに登録するから、移動するわよ。いったん一階に戻って山本さんを送ってから一緒に登録に行くわよ。本来ならあなたひとりでやる仕事なんだけど、豊花はまだ研修中だしね」
「あ、うん……」

 そういえばこれで終わりじゃなかった。
 たしか僕のときは、看護師風の格好をした助手らしき女性が、ひとりでデータベースに登録しに行っていたな……。

「山本さんには最後に指紋認証をしてもらったら、あとは異能力者保護団体申請修了証明書を渡すからね」
「はい、ありがとうございます」



 その後、山本を一階にある最終登録室まで連れていき指紋を認証してもらい、異能力者保護団体申請修了証明書なる僕も財布に入れている物を山本に譲渡し、山本の検査は終了した。
 山本が帰ったあと、僕は三階に連れていかれることになった。
 来たことない階層だが、やはり人気は薄くほとんど誰もいない。
 瑠璃に連れられ三階にある『情報登録室』と書かれた部屋に入ると、そこにはいくつかのパソコンが並んでいた。

「じゃあこの席に座って、記入した名前と情報、最終登録室で承認した指紋を統合してデータベースに上げれば完了よ」
「何が何やら……とりあえず、言われたとおりにやってみるよ」
「べつに難しいことなんてなにもないわよ。ただ、データベースは全国共通だから、アップする情報に誤りがないようには注意してね」
「なんだか緊張するんだけど」

 強調されると無駄に気が入ってしまう。記入漏れがないかとか気にもなる。

「データベースにあげる前に私がチェックするから、そんなに滅入らなくて大丈夫よ」
「とりあえずやってみるよ」

 瑠璃に言われたとおり、まずはパソコンのデータに先ほど記入した用紙の情報を移していく。オーラ視、陽性。異能力霊体、男性ーー異能力霊体にも性別ってあるのか。神経、精神、共に異常なし。ステージ1と推定。本人に悪意は見当たらず。異能力、片手を自由に刃物に変貌させたり戻したりすることが可能。身体干渉系……と。こんな感じかな? あれ、脅威度?

「この脅威度っていうA~Dランクまである記入欄はなに?」
「ああ、それは国が判断するから空欄でいいわ。例えば瑠衣は脅威度C判定とかね。豊花は調べたことないけど、多分女の子になるだけだからD判定でしょうね」

 女の子になるだけじゃないんだけどな……。まあ、わざわざ訂正する必要はないか。というか、瑠衣のあの異能力で脅威度Cなのか……。はたして、AやBってどんな異能力者なのだろう?

「さてと、ちょっと変わって?」
「あ、うん」

 肩を捕まれ椅子を退かされる。
 ……何気ない軽い接触なのに、なんだろう、まえよりどぎまぎしてしまう。

「うん……大丈夫そうね。さっきから上の空のときがあったから心配したけど、大丈夫そうじゃない」
「え?」

 上の空だった?
 ……ああ、たしかに今と無関係なことを時折考えてしまっていたけど、瑠璃にもわかるほど顔に出ていたのか。

「もしかしてーー」瑠璃は間をおくと、少し瞳を鋭くした。容易にはわからない程度に……。「裕璃のこと、まだ考えているわけじゃないわよね?」
「え……?」

 な、なんで……。

「私は豊花の彼女になったんでしょ? 裕璃にはもう恋もしていない。さらにあの子は自業自得で犯罪者になった。その子について、どうして豊花はまだ気にしているの?」
「う……き、気にしてないよ、べつに」

 嘘だ。
 第一、異能力霊体に取り付かれたりしなければ、僕があの日声をかけていれば、裕璃はあんな事件を起こさなかったはずだ。
 異能力者になるのは自業自得じゃない。なのに、この国は異能力者になったというだけで法律も扱いも何もかも厳しくないか?
 なにかが間違っている。

「気にしていないのならべつにいいけど……お願いだから、変な考えはおこさないでね。これは恋人としての頼みごとだから」
「……」

 僕はそれに、返事ができなかったーー。



 きょうの教習は終わりを告げ、瑠璃と共に自宅に帰る。
 なんだろう。瑠璃はたしかに僕のことを大切に思ってくれている気がするけど、恋人という言葉を盾に、僕の行動に制約を設けている気がしてならない。

 異能力者保護団体という善の団体。
 愛のある我が家という、悪の組織。

 僕は瑠璃には内緒で、未だにどちらとも繋がりがある。
 今日も僕はそれを言わず、日常に返る。

 そして、なにもない日曜日を終え、いつもどおりの月曜日がやってくるのであった。
 
  
 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

WIN5で六億円馬券当てちゃった俺がいろいろ巻き込まれた結果現代社会で無双する!

TB
ファンタジー
小栗東〈おぐりあずま〉 二十九歳 趣味競馬 派遣社員。 その日、負け組な感じの人生を歩んできた俺に神が舞い降りた。 競馬のWIN5を的中させその配当は的中者一名だけの六億円だったのだ。 俺は仕事を辞め、豪華客船での世界一周旅行に旅立った。 その航海中に太平洋上で嵐に巻き込まれ豪華客船は沈没してしまう。 意識を失った俺がつぎに気付いたのは穏やかな海上。 相変わらずの豪華客船の中だった。 しかし、そこは地球では無かった。 魔法の存在する世界、そしてギャンブルが支配をする世界だった。 船の乗客二千名、クルー二百名とともにこの異世界の大陸国家カージノで様々な出来事はあったが、無事に地球に戻る事が出来た。 ただし……人口一億人を超えるカージノ大陸と地球には生存しない魔獣たちも一緒に太平洋のど真ん中へ…… 果たして、地球と東の運命はどうなるの?

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

性転のへきれき

廣瀬純七
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

処理中です...