【完結・番外編】娼館育ちのヴィオレッタは、淫らな魔術師様のお気に入り

さわらにたの

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「ヴィオちゃん……!?」
 
 目を見開いているニコラスが、眼下にいる。
 はぁ、と熱い吐息が自分の口から漏れた。ひどく苦しくて、辛くて、それでも身体と心がどろどろに混ざり合って熱くなっていく。

 ヴィオレッタはそのまま、ニコラスの杭に触れる。下衣越しにもわかるほどに勃ち上がっていたそれはひどく昂ぶり熱を持っていた。
 今日の魔獣との戦闘も激しかったのだろう。こんな熱を抱えながらも、ヴィオレッタの顔色をみて「やめよう」と言ってくれたんだ、とその優しさがじんわりと胸に沁みる。
  
「ダメだ、ねえ……今夜は、やめっ……」
「いいんですよ。ほら、こんなにも昂られてるんですから。……それに、私も抱かれたいんです」
「!!」

 下衣をくつろげると、拒む言葉とは裏腹に、ぶるんと飛び出す昂る熱杭。
 「この」杭を気持ちよくする作法だって、姐さんたちにちゃんと習っている。
 指先で優しく、そっと丁寧に、慈しむように。触れれば、先端から透明な涎をたらりと零していく。顔を近づけて手で握り込むようにすると、ぐち、ぐち、と艶めかしい音が漏れた。はぁ、と吐息をかけるように唇を寄せて幾度も優しくキスをする。

 独特の匂い、でも――ニコ様のモノだ、と思えば興奮してしまう。好きだ、と自覚してからの初めての触れ合いに脳がぼうっとして瞳が潤んできた。
 たぶん自分はきっと、どうしようもないほど濡れた顔をしている。

「あ……ああ、やめてくれ、ヴィオちゃ、……ん……ぐっ、僕は、こんなことを君にさせたいんじゃな……ぅっ」
「んっ……」
 
 口にその猛りを一気に含んだ。指を添え、手伝うように一緒になぞり上げる。顔を大きく上下させ、ちゅ、ちゅく、と涎を垂らしてしゃぶり続けていると、口腔を圧迫しながら、ニコラスの熱杭は硬く大きくなっていく。


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