精霊騎士様は、ずっと見ていたらしいです。

さわらにたの

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1.*

  寮のふかふかのベッドに仰向けになる。
 赤みがかったわたしの長いローズブロンドの髪がふわりとベッドに広がった。

 今日はもう授業がない。
 寮の夕飯まであと二時間――余裕だわ、なんて思いながら王都きっての名門女学園の制服、白いブラウスから慣れた手つきで赤いリボンを抜き取る。ボタンをはずしてブラをずらして、茶色のチェックのプリーツスカートをたくし上げれば準備完了……準備完了、なんて表現するの、恥ずかしいけれど。

 今日のショーツは白いから、あんまり激しくするとシミが目立っちゃうかも。そんなことを思いながら、そろりとずらせば、そこはもう期待に蜜をこぼしてはしたなくヒクヒクと震えていた。
 ちなみに全て脱いでしまうと臨場感がないので、わたしは夜するときもたくし上げ派、ショーツも半脱ぎ派。
 妄想だけど、大事。
 こう、ね、男性に乱されている感が欲しいの。

「ぁっ、ん……っ」

 指で膣口を押さえれば、自然と甘い声が喉奥から上がった。瞳に、薄く涙の膜が張ってきて、視界がゆらりと淡くぼやける。
 じわじわと、むずがゆいような、息苦しい熱が胎の奥からのぼってきて、思わず喘ぎ声が漏れた。
 
 夜もいいけど、やっぱり昼間にするのは最高……日差しを浴びながらあらぬ場所を自分でいじっていると、こんな時間にはしたないわ、という思いと、本当にイヤラシイことをしているのね、としみじみ思って、余計に背筋がゾクゾクしてしまうの。
 ええ、最低に下品なことを、言っている自覚はあるわ。
 わたしも、うら若き十八歳の乙女が言う台詞でないことはわかってるもの!

 でもしょうがないじゃない。
「精霊の花嫁」なんてのに生まれついたせいで、他の誰にも、わたしは一生、こんなことしてもらえないんだから……!!


 自分で自分をなぐさめる、それ。
 今日も今日とて、寮の自室で、わたしはこっそり楽しく励んでいたのでありました。 

 ――この日が、わたしの運命の日になるとも知らずに。


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