媚薬を作っただけなのに!

さわらにたの

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 次に意識を取り戻した時には、体勢が変わってた。
 ずっと絨毯の上に押し付けられていた身体は持ち上げられてて、つながったまま抱き上げられて壁に手を突いていた。わたしの片足はアレクディール様の肩に掛けられていて、壁と彼に挟まれる状態でゴンゴン突かれ続けていた。
 嘘、でしょう?? って思った瞬間、どちゅんって厭らしい音がして、違うところにゴリっと入り込むような感覚にわたしは背をのけぞらせてあえいだ。無理、無理無理……!! また揺さぶられて、もう体力も気力も限界だったわたしの意識はぐらりと遠くなっていく。
 足を伝う熱いどろどろの液体と匂い。合間に睦言みたいに囁かれる、アレクディールさまの美声――

「我慢できなくてすみません、でもきみを愛している。本当なんだ。ずっと、ずっと――かわいい、愛している。きみを、ずっと俺は――」

 ゆめうつつでぼんやりした意識の中できいたその言葉。なんだかわたしたち両想いなんじゃないの? なんて思っちゃう。顎を掴まれて、ちゅう、と吸い付くようなキスされて、こっちもとろんとしてきちゃう。こく、っと喉を滑り落ちる唾液を飲ませてくる、熱いキス。
 もうこれ以上は熱くなれない、身体が燃えそうって思ってたのに、また身体が熱くなってくる。
 こわい。溶けて、わからなくなっちゃう。
 これ、媚薬が効いてるのかな? わかんない。おかしい。だって、アレクディール様がわたしのこと好きなわけ、ないから――

「あれ、くでぃーる、さまぁ……、もう、だめ……」
「アディと呼んでください、メル」
「あでぃ……? うん、あでぃ……」
「そう、ああ、メル、メルにそう呼んでもらえるなんて、夢みたいです、メル……っ、俺はずっと、きみを、きみだけをっ!!」

 熱烈な言葉と共に、とちゅとちゅと捏ねるように動いていた膣内の杭がぐぐっと強度をまして腹を抉るようにして動き出す。
 ズボッズボッと挿送を繰り返す水音は今まで以上に激しくて、ああ、最後、なのかな……と、そんなことを思いながら、意識がふわりと溶けていく。
 
 最後に――愛しています、と言ってくれていたような、気がした。
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