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第一部
9話:集配魔術士はスライムで遊ぶ
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さあ、出発の時だ!
俺たち三人は王都の中腹にあり、最も人が出入りする冒険者ギルドへと来ていた。
「エステラ。いよいよ俺たちの冒険が始まる。楽しみだな」
「はい…」
「貴様ァ!早速エステラ様に馴れ馴れしく……」
はいはい、いつもこれだ。チームワークは最悪だった。ギルドの中へ入る。
「なんだ坊ちゃん嬢ちゃん、見かけねぇ顔だな」
「貴様ら無礼だぞ!ここに居るのはエふにゃふにゃ」
俺は咄嗟にイフリーナの口を押さえる。出会って早々喧嘩とかマジでゴメンだ。それにエステラが貴族だと知って態度を変えられるのも居心地が悪い。
「ブハーッ!はぁはぁ。なんてことをするのだ」
「いいから黙ってろ。
皆さん、無礼をお許し下さい。我々は冒険者になるためにコチラへ参りました。お手柔らかにお願いします」
「なんだお前らも冒険者志望か。お互いよろしくな。そんな甘いもんじゃねぇけどよ」
ギルドのリーダーらしき男と握手を交わす。厚みのあるしっかりとした手からは熱気が伝わってくる。
「ああ、よろしく」
こうして挨拶を終えた俺たちは受付へと向かった。
受付には若いお姉さんがせかせかと仕事をしている。
俺たちの番が回ってきた。
「ご用件はなんでしょう。返済ですか?解散ですか?」
「パーティーの結成を依頼したいのですが」
「チッ」
いや、今絶対舌打ちしたよな。頼むから普通の人が来てくれ。
討伐ミッションなどのクエストを行うにはパーティの結成が必要となる。パーティとして認められることでクエストの報酬を受け取る事ができるのだ。
「はい、三人でよろしいですね。平均レベルが8以上ないといけません。レベルチェックを行います」
え、そんなの聞いてないよ。それ以前に駆け出し冒険者パーティが平均レベル8何かあるわけ…いや、待てよ。俺はふと思い出す。イフリーナが25、俺とエステラが1だから平均は……9!イフリーナ、こういう時は役に立つな。
「お二人とも1レベですね。これではパーティは無理そう…はい、最後にあなた、!!25レベ!?」
「ほら、平均は9だ。パーティとして認めてもいいだろ!」
「は、はい。分かりましたよ~」
俺たちは半ば強制的にパーティになった。
「それと登録料が1.5ジェラです」
は?登録料。そんなん無料だろ。と思いながらも渋々払う。俺たちに払えないのは国王のわがまま代ぐらいだ。
「1.5ジェラ確かに。今からあなたたちはパーティです。そこの水晶に手をかざしてください」
これは契約魔法というやつだ。契約違反をすると水晶が赤く光る。もしそうなれば賠償金を払うことになる。
「クエストやミッションはそこに貼ってあります。
難易度はそれぞれS~Dまでです。クエストは主にダンジョンの探検、調査、真相の追及などを目的とします。一方でミッションは討伐をメインで行います。以上で説明を終わります。ご活躍に期待してますよ」
若いお姉さんはにこにこしながら早口で話す。大抵の男はコレでイチコロだが俺は違う。この女、極度の面倒くさがりやだ。何でも穏便に済ませたいと思っている。Sランクミッション行きたいとか言ったら全否定されそうだ。
俺たちは掲示板に目を通す。
「見てください。こんな魔物見た事がありません。『黄金の鎧に高速で回転する槍を持つ古代兵』ですって」
「エステラ、殺されたいのか」
世間の常識というものを知らないらしい。
俺は簡単そうな物に目をつける。『シンラの森でスライムが大量発生!報酬は一匹3コルク!』
スライムって最弱のモンスターだろ。最弱魔術士の初ミッションには馬が合いすぎる。
「よし、お前らこのミッションで行くぞ」
俺の独断と偏見でさっさと決める。
後ろにブツブツ文句を言ってる剣士がいるが聞こえない。
俺たちはシンラの森まで来ていた。シンラの森は王国東側に広がる大森林で、隣国バスティアとの国境も兼ねている。俺がこのミッションを選んだのにはもう一つ理由があった。俺が捨てられた場所それこそがシンラの森だったのだ。
「スライムちゃんいませんね」
「愛着があるように言わないでほしい。相手は今から倒すんだからな」
その時、ドシドシと音がしてスライムの大群が押し寄せてきた。
「来るぞ、正面だ!」
圧倒的な数で襲ってくる。
「ハァー!【火焔剣】」
シュウィィィン!!
前方のスライム達が殲滅される。しかしその間に奴らは四方向に分かれて同時に襲ってくる。
そのうち何匹かがイフリーナの足に絡みついた。
「チッしつこい。強化魔法【火炎陣】!!」
イフリーナの周囲を炎が覆う。寄生したスライム達が焼かれ死んだ。さらに先ほどよりも圧倒的なスピードとパワーで倒していく。
一方俺とエステラはその様子を見守りながら、【集配】で敵をさっきの若いお姉さんのところへテレポートさせまくって遊んでいた。彼女がべちゃべちゃになっていると思うと気味が良い。
ふと、俺はあることに気づく。スライムの数がどんどん減っている。イフリーナの剣術を持ってしてもここまで早く討伐することはできないはずだ。
何かがおかしい……
ドスンッドスンッ、と音を立ててやって来たのはスライムを何百体も集めて作った巨大なスライムだった。
この場に残っていたスライム達も体を溶かして中に溶け込む。そこで、エステラが妙なことを言う。
「おかしいですわ。本来スライムは集団戦法や合体をするような知性は持たないはずです。何者かによって操られている気がします」
そうなのか!エステラの言葉が本当ならこいつは相当手強い。
イフリーナが先陣を切る。
【火焔剣風切り】爆風と共に回転しながら奴らを抉る。しかしスライムは柔らかい体で衝撃を吸収して跳ね返す。
このままでは埒が明かない。だがこの時、俺はこのスライムの一つの特徴をつかんでいた。その大きな巨体を使って潰してくるが、だんだんとその速度が鈍くなって来ている。
俺は可能性を探る。やはりそうか!このスライムが通った後の草や低木は全て取り込まれている。
それ故に奴の攻撃速度が鈍いのだ。
俺が動く。【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】!!!!
魔力量なら自信がある。俺は周囲の木々をスライム向かって放り込みまくり、ついにスライムから木が生え、動きが完全に止まった。
よし、試してみるか。敵のステータスを確かめる【灼眼】そして【集配】がたどり着いた極地。
【襲配】!!!
もう動けないスライムに触れると、粉々に砕けて消滅した。【襲配】は奴らをつなぐ配線を壊す事で敵に状態を維持させずに破壊する。人で言えば血管の配線を配り直す事で生命の維持を停止してしまうという一撃必殺だ。敵に少しでも触れれば使用できるが、魔力の消費が激しいためポンポンと使えるものではない。
「アアッーー!!」
「え?やった、のですか?」
「ああ、倒した」
「貴様。卑怯だぞ!もっと正々堂々と戦え!だけどな、す、少しは見直したぞ…。」
黙ってれば可愛いのにもったいないなと思う。だが俺たちの初ミッションは完遂された。スライムは300体はいた。相当な報酬がもらえるはずだ。また、この戦いで一気にレベルが13まで上がった。エステラの特殊スキルで経験値が2倍になったのも大きい。
最初の敵は相当な強さだったが、知恵を絞って討伐できた。きっとギルドに帰ったら、相当な報酬がもらえるはずだ。
夕方、三人の冒険者は晴れ晴れしい気持ちでギルドへと戻るのであった。
俺たち三人は王都の中腹にあり、最も人が出入りする冒険者ギルドへと来ていた。
「エステラ。いよいよ俺たちの冒険が始まる。楽しみだな」
「はい…」
「貴様ァ!早速エステラ様に馴れ馴れしく……」
はいはい、いつもこれだ。チームワークは最悪だった。ギルドの中へ入る。
「なんだ坊ちゃん嬢ちゃん、見かけねぇ顔だな」
「貴様ら無礼だぞ!ここに居るのはエふにゃふにゃ」
俺は咄嗟にイフリーナの口を押さえる。出会って早々喧嘩とかマジでゴメンだ。それにエステラが貴族だと知って態度を変えられるのも居心地が悪い。
「ブハーッ!はぁはぁ。なんてことをするのだ」
「いいから黙ってろ。
皆さん、無礼をお許し下さい。我々は冒険者になるためにコチラへ参りました。お手柔らかにお願いします」
「なんだお前らも冒険者志望か。お互いよろしくな。そんな甘いもんじゃねぇけどよ」
ギルドのリーダーらしき男と握手を交わす。厚みのあるしっかりとした手からは熱気が伝わってくる。
「ああ、よろしく」
こうして挨拶を終えた俺たちは受付へと向かった。
受付には若いお姉さんがせかせかと仕事をしている。
俺たちの番が回ってきた。
「ご用件はなんでしょう。返済ですか?解散ですか?」
「パーティーの結成を依頼したいのですが」
「チッ」
いや、今絶対舌打ちしたよな。頼むから普通の人が来てくれ。
討伐ミッションなどのクエストを行うにはパーティの結成が必要となる。パーティとして認められることでクエストの報酬を受け取る事ができるのだ。
「はい、三人でよろしいですね。平均レベルが8以上ないといけません。レベルチェックを行います」
え、そんなの聞いてないよ。それ以前に駆け出し冒険者パーティが平均レベル8何かあるわけ…いや、待てよ。俺はふと思い出す。イフリーナが25、俺とエステラが1だから平均は……9!イフリーナ、こういう時は役に立つな。
「お二人とも1レベですね。これではパーティは無理そう…はい、最後にあなた、!!25レベ!?」
「ほら、平均は9だ。パーティとして認めてもいいだろ!」
「は、はい。分かりましたよ~」
俺たちは半ば強制的にパーティになった。
「それと登録料が1.5ジェラです」
は?登録料。そんなん無料だろ。と思いながらも渋々払う。俺たちに払えないのは国王のわがまま代ぐらいだ。
「1.5ジェラ確かに。今からあなたたちはパーティです。そこの水晶に手をかざしてください」
これは契約魔法というやつだ。契約違反をすると水晶が赤く光る。もしそうなれば賠償金を払うことになる。
「クエストやミッションはそこに貼ってあります。
難易度はそれぞれS~Dまでです。クエストは主にダンジョンの探検、調査、真相の追及などを目的とします。一方でミッションは討伐をメインで行います。以上で説明を終わります。ご活躍に期待してますよ」
若いお姉さんはにこにこしながら早口で話す。大抵の男はコレでイチコロだが俺は違う。この女、極度の面倒くさがりやだ。何でも穏便に済ませたいと思っている。Sランクミッション行きたいとか言ったら全否定されそうだ。
俺たちは掲示板に目を通す。
「見てください。こんな魔物見た事がありません。『黄金の鎧に高速で回転する槍を持つ古代兵』ですって」
「エステラ、殺されたいのか」
世間の常識というものを知らないらしい。
俺は簡単そうな物に目をつける。『シンラの森でスライムが大量発生!報酬は一匹3コルク!』
スライムって最弱のモンスターだろ。最弱魔術士の初ミッションには馬が合いすぎる。
「よし、お前らこのミッションで行くぞ」
俺の独断と偏見でさっさと決める。
後ろにブツブツ文句を言ってる剣士がいるが聞こえない。
俺たちはシンラの森まで来ていた。シンラの森は王国東側に広がる大森林で、隣国バスティアとの国境も兼ねている。俺がこのミッションを選んだのにはもう一つ理由があった。俺が捨てられた場所それこそがシンラの森だったのだ。
「スライムちゃんいませんね」
「愛着があるように言わないでほしい。相手は今から倒すんだからな」
その時、ドシドシと音がしてスライムの大群が押し寄せてきた。
「来るぞ、正面だ!」
圧倒的な数で襲ってくる。
「ハァー!【火焔剣】」
シュウィィィン!!
前方のスライム達が殲滅される。しかしその間に奴らは四方向に分かれて同時に襲ってくる。
そのうち何匹かがイフリーナの足に絡みついた。
「チッしつこい。強化魔法【火炎陣】!!」
イフリーナの周囲を炎が覆う。寄生したスライム達が焼かれ死んだ。さらに先ほどよりも圧倒的なスピードとパワーで倒していく。
一方俺とエステラはその様子を見守りながら、【集配】で敵をさっきの若いお姉さんのところへテレポートさせまくって遊んでいた。彼女がべちゃべちゃになっていると思うと気味が良い。
ふと、俺はあることに気づく。スライムの数がどんどん減っている。イフリーナの剣術を持ってしてもここまで早く討伐することはできないはずだ。
何かがおかしい……
ドスンッドスンッ、と音を立ててやって来たのはスライムを何百体も集めて作った巨大なスライムだった。
この場に残っていたスライム達も体を溶かして中に溶け込む。そこで、エステラが妙なことを言う。
「おかしいですわ。本来スライムは集団戦法や合体をするような知性は持たないはずです。何者かによって操られている気がします」
そうなのか!エステラの言葉が本当ならこいつは相当手強い。
イフリーナが先陣を切る。
【火焔剣風切り】爆風と共に回転しながら奴らを抉る。しかしスライムは柔らかい体で衝撃を吸収して跳ね返す。
このままでは埒が明かない。だがこの時、俺はこのスライムの一つの特徴をつかんでいた。その大きな巨体を使って潰してくるが、だんだんとその速度が鈍くなって来ている。
俺は可能性を探る。やはりそうか!このスライムが通った後の草や低木は全て取り込まれている。
それ故に奴の攻撃速度が鈍いのだ。
俺が動く。【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】【集配】!!!!
魔力量なら自信がある。俺は周囲の木々をスライム向かって放り込みまくり、ついにスライムから木が生え、動きが完全に止まった。
よし、試してみるか。敵のステータスを確かめる【灼眼】そして【集配】がたどり着いた極地。
【襲配】!!!
もう動けないスライムに触れると、粉々に砕けて消滅した。【襲配】は奴らをつなぐ配線を壊す事で敵に状態を維持させずに破壊する。人で言えば血管の配線を配り直す事で生命の維持を停止してしまうという一撃必殺だ。敵に少しでも触れれば使用できるが、魔力の消費が激しいためポンポンと使えるものではない。
「アアッーー!!」
「え?やった、のですか?」
「ああ、倒した」
「貴様。卑怯だぞ!もっと正々堂々と戦え!だけどな、す、少しは見直したぞ…。」
黙ってれば可愛いのにもったいないなと思う。だが俺たちの初ミッションは完遂された。スライムは300体はいた。相当な報酬がもらえるはずだ。また、この戦いで一気にレベルが13まで上がった。エステラの特殊スキルで経験値が2倍になったのも大きい。
最初の敵は相当な強さだったが、知恵を絞って討伐できた。きっとギルドに帰ったら、相当な報酬がもらえるはずだ。
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