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第二章ダークネスコンスピラシー
1話:集配魔術士は王都の味を思い出す
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俺とララは20ファーもあるウェグの大草原をひたすら走り続け、王都へと向かっていた。
(ザラード家にとってもこれは重要な一件。かなり警戒を強めてくるだろう。何か打開策はないのか)
ザザザッ!!
近くの茂みからイノシシが現れた。急な事で陣の甘かった俺は、どうすることもできなかった。そこに、雷の鉄槌が下る。
ズガーンッ!!!!
イノシシは、のたうち回って息絶えた。ララのサポートがなければ、また大怪我を負いかねなかった。
「ボーっとしてるからだよ。気をつけてよね」
戦闘において類を見ないほどの戦闘センスを放つララの凛とした眼には彼女の優しさ、王都への怒りのどちらも感じられる。それでこそ、俺の右腕に相応しい。
俺たちは暗闇の中、奇々怪々な草原を進んでいく。やはり今夜もカゲオドリがホーホーと鳴いている。
二時間前
俺たちはイフリーナを混じえてこれからの王都での作戦会議をしていた。
「それでなのだが・・・ルヴェン、一度隠密集団のメンバー達に会ってみるというのはどうだ?彼らはアメジス家が直に選んだ精鋭揃いの間者たちだけで構成されている。ザラードの動きを偵察するのが主な仕事だが、結婚の阻止という点では我々と目的が一致するし、ザラード家について何か聞き出せる可能性もあるぞ。ちょっと考えてみてくれ」
「確かに隠密集団のメンバーとして活動すれば情報をいち早く収集できるかもしれないな。一度頭首に合わせてもらおうか」
「イフリーナ、頭首って誰なの?」
確かに、それは聞いておきたかった。イフリーナが声を潜めて囁くように言う。
「頭首、実はエステラの父バルカス様だ・・・」
「それって大丈夫なのか?バレたらマズイんじゃ・・・」
「少し前までは、アメジス家に仕えるセイクリット様がリーダー的存在だったんだが・・王政改革派のトップになってからは、なかなか顔を出せなくなって仕方なくって事で・・・」
「いや仕方なくって、イフリーナがやればいいじゃないか」
「私は正々堂々と勝負したい。そんな曲がった集団に入ることは許されないのだ!」
まぁそうゆう奴だからしょうがないな。でも一番曲がっているのは、王政府だと思うが・・・
そして、イフリーナは馬で先に王都へもどり、俺たちは絶賛ランニング中だった。
「ルヴェン、かけっこしようよ!」
予想外の子供染みた提案だったが、早く着きそうなので、承諾することにした。(まあ、よっぽどのことがない限り、俺のスピードについてこられないだろう)俺は、そう思っていた。
「ララがやりたいって言うなら仕方ないな。俺に負けて泣きだすなよ?」
「ホント!?よし、じゃあレディーゴー!!」
時刻は5時半頃、序盤は俺の方が早かった。素早さで劣っている部分を魔力で速力を補助して走るため、いくらララが走っても差縮まらない。
「ほらどうした、遅いぞララ!!」
「ふふん、ルヴェンは何もわかってないね」
そう言うとララは、前方に現れたイノシシめがけて、突進する。
「ララ、何やって!!?」
俺は一瞬足を止めて、その様子を見ていた。すると、ぶつかる直前に、ララが不意に何処かに消えてしまう。すると、数秒後足元に風を感じる。そう、ララは日の落ちるタイミングを見計らって【影移動】をを始めたのだ!そのたった数秒で、100メートルの距離を縮められたのだった。
(こうなったら、俺も負けてらんないな)
【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】
【自配】vs【影移動】の勝負は、結局ララが勝った。影の中で移動速度が3倍になる彼女に勝つのは相当な腕がいる。それに、俺の場合高速移動手段が【自配】を唱えることしかないため、連続で使えば使うほど魔力は減らずとも体力、気力はかなり持って行かれる。その点、影の中をすいすいと進み加速していくララはだんだんと俺を不利にしていく。
そして、あっという間にウェグの大草原の出口まで来た。さっきまでだだっ広い一面の草原だった景色が、急に石造りの街並みへと変わる。レストラン街の光が目を引き、心を揺さぶる歴史的街並みは、なかなか見ごたえがあった。
「かけっこは俺の負けだ。だからララ、今度美味しいレストランに連れていってやる。それもトロトロなコルコットのシチューだ」
「やったー!そういえば王都をすぐに出てきちゃったから食べるの初めてなんだ」
「そうだったな。じゃあまずは夕飯としよう」
俺たちは、都の中流層まで来ると、馴染みある看板を見つけた。
『アルバ料理店』
店の外からでも美味しそうな匂いが漂うこの店は俺が最初に王都へ来た時にもお世話になったレストランだ。ちょうどポーションを売った利益が10ジェラほど余っていたので、遠慮はいらなかった。
「今日は好きなものを好きなだけ食べていいぞ」
「ほんとうに!?疲れもあるし、予算オーバーになっちゃうかもよ」
まぁいくら食ってもせいぜい2ジェラだ。予算オーバーは言い過ぎだろ。
「じゃあルヴェン、街の人誘ってみるね!」
「ああ・・・頼んだぞ」
笑顔で言ったララの言葉は俺の思考回路を断ち切った。
「え、ちょっと待て。今なんて言った??」
しばらくすると、ララが6人程も連れてきてしまった。老若男女問わず、連れてきたのだ
「いやララ、確かに今夜は大盤振る舞いしようと思っていたが、こんなに連れてくるなんて聞いてないぞ!」
「まあまあつべこべ言わず、時間割いてきてもらってるんだから」
中に入ると、6人以上~の宴会席に案内された。
それぞれ食べたいものを頼み、俺はもちろんコルコットのシチューを頼んだ。ララ、そして他の人達も各々好きに頼み、宴会が始まった。
「よし、今日は宴会だ!好きなようにしろ!!」
「乾杯~!!!」
連れてきた中に、取材手帳を持った新聞記者風の男がいた。俺はその人の隣に座り情報を聞き出すことにした。
「見たところ、新聞記者のようだがこのところ王都は物騒だと思わないか?」
「そうですねぇ。本日はお世話になってすいません。私は新聞記者をしてますが、王子様と貴族の娘が二週間後に結婚するとの突然のことで取材に追われてるんですわ」
「そいつは大変だな。そんなにいきなり結婚とは、何かあると思わないか?」
ストレートに聞くと怪しまれそうなので、触り程度に聞いてみる。
「それがですねぇ調べてみると、いくつか腑に落ちない点があるんですよ。まずは結婚発表以来、お相手のメイベル様が公に出てこないことです。普通、王族と結婚するわけですから、各地に挨拶回りに出かけるべきでしょう?これだけでも特異なんですが、それ以外にもあるんです。実は、今回の結婚に至るまでに王国議会が開かれていないのです。その影響が、各新聞社にも出てて近頃は忙しいわけですが・・・まぁ、メイベル様はお優しい方なので結婚自体に反対する国民はほとんどいないのですけども」
「なるほどな、秘密裏に進められているというわけか。いやぁ~王都の事情に疎いものでな。教えてくれてありがとう」
「いえいえ~こちらはタダ飯を奢っていただいてるわけですからそんな謙遜せずとも・・・」
そうこうしているうちに、目の前にコルコットのシチューが運び込まれてきた。白銀色のスプーンでたっぷりとすくい上げると、トロトロのシチューがなめらかに光ってしたたり落ちた。香ばしいエシャロットの匂いがそれを当然のように口に向かわせた。
それは、至高の贅沢に他ならなかった。
それを見たララもはむっと一口含む。初めてのシチューに感動したのか目を大きく見開いて一瞬で平らげてしまった。
「ララ、そんなに早く食べたらせっかくのシチューがもったいないだろ」
「いいもん、好きなだけおかわりするから」
今日のララは久しぶりにご機嫌斜めだ。この期に及んでやりたい放題だなと思いながらも、ふたくち目を舌にすべらせる。それは不可思議にも暖かく、心地よかった。
・・・だが、財布は寒かった
(ザラード家にとってもこれは重要な一件。かなり警戒を強めてくるだろう。何か打開策はないのか)
ザザザッ!!
近くの茂みからイノシシが現れた。急な事で陣の甘かった俺は、どうすることもできなかった。そこに、雷の鉄槌が下る。
ズガーンッ!!!!
イノシシは、のたうち回って息絶えた。ララのサポートがなければ、また大怪我を負いかねなかった。
「ボーっとしてるからだよ。気をつけてよね」
戦闘において類を見ないほどの戦闘センスを放つララの凛とした眼には彼女の優しさ、王都への怒りのどちらも感じられる。それでこそ、俺の右腕に相応しい。
俺たちは暗闇の中、奇々怪々な草原を進んでいく。やはり今夜もカゲオドリがホーホーと鳴いている。
二時間前
俺たちはイフリーナを混じえてこれからの王都での作戦会議をしていた。
「それでなのだが・・・ルヴェン、一度隠密集団のメンバー達に会ってみるというのはどうだ?彼らはアメジス家が直に選んだ精鋭揃いの間者たちだけで構成されている。ザラードの動きを偵察するのが主な仕事だが、結婚の阻止という点では我々と目的が一致するし、ザラード家について何か聞き出せる可能性もあるぞ。ちょっと考えてみてくれ」
「確かに隠密集団のメンバーとして活動すれば情報をいち早く収集できるかもしれないな。一度頭首に合わせてもらおうか」
「イフリーナ、頭首って誰なの?」
確かに、それは聞いておきたかった。イフリーナが声を潜めて囁くように言う。
「頭首、実はエステラの父バルカス様だ・・・」
「それって大丈夫なのか?バレたらマズイんじゃ・・・」
「少し前までは、アメジス家に仕えるセイクリット様がリーダー的存在だったんだが・・王政改革派のトップになってからは、なかなか顔を出せなくなって仕方なくって事で・・・」
「いや仕方なくって、イフリーナがやればいいじゃないか」
「私は正々堂々と勝負したい。そんな曲がった集団に入ることは許されないのだ!」
まぁそうゆう奴だからしょうがないな。でも一番曲がっているのは、王政府だと思うが・・・
そして、イフリーナは馬で先に王都へもどり、俺たちは絶賛ランニング中だった。
「ルヴェン、かけっこしようよ!」
予想外の子供染みた提案だったが、早く着きそうなので、承諾することにした。(まあ、よっぽどのことがない限り、俺のスピードについてこられないだろう)俺は、そう思っていた。
「ララがやりたいって言うなら仕方ないな。俺に負けて泣きだすなよ?」
「ホント!?よし、じゃあレディーゴー!!」
時刻は5時半頃、序盤は俺の方が早かった。素早さで劣っている部分を魔力で速力を補助して走るため、いくらララが走っても差縮まらない。
「ほらどうした、遅いぞララ!!」
「ふふん、ルヴェンは何もわかってないね」
そう言うとララは、前方に現れたイノシシめがけて、突進する。
「ララ、何やって!!?」
俺は一瞬足を止めて、その様子を見ていた。すると、ぶつかる直前に、ララが不意に何処かに消えてしまう。すると、数秒後足元に風を感じる。そう、ララは日の落ちるタイミングを見計らって【影移動】をを始めたのだ!そのたった数秒で、100メートルの距離を縮められたのだった。
(こうなったら、俺も負けてらんないな)
【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】【自配】
【自配】vs【影移動】の勝負は、結局ララが勝った。影の中で移動速度が3倍になる彼女に勝つのは相当な腕がいる。それに、俺の場合高速移動手段が【自配】を唱えることしかないため、連続で使えば使うほど魔力は減らずとも体力、気力はかなり持って行かれる。その点、影の中をすいすいと進み加速していくララはだんだんと俺を不利にしていく。
そして、あっという間にウェグの大草原の出口まで来た。さっきまでだだっ広い一面の草原だった景色が、急に石造りの街並みへと変わる。レストラン街の光が目を引き、心を揺さぶる歴史的街並みは、なかなか見ごたえがあった。
「かけっこは俺の負けだ。だからララ、今度美味しいレストランに連れていってやる。それもトロトロなコルコットのシチューだ」
「やったー!そういえば王都をすぐに出てきちゃったから食べるの初めてなんだ」
「そうだったな。じゃあまずは夕飯としよう」
俺たちは、都の中流層まで来ると、馴染みある看板を見つけた。
『アルバ料理店』
店の外からでも美味しそうな匂いが漂うこの店は俺が最初に王都へ来た時にもお世話になったレストランだ。ちょうどポーションを売った利益が10ジェラほど余っていたので、遠慮はいらなかった。
「今日は好きなものを好きなだけ食べていいぞ」
「ほんとうに!?疲れもあるし、予算オーバーになっちゃうかもよ」
まぁいくら食ってもせいぜい2ジェラだ。予算オーバーは言い過ぎだろ。
「じゃあルヴェン、街の人誘ってみるね!」
「ああ・・・頼んだぞ」
笑顔で言ったララの言葉は俺の思考回路を断ち切った。
「え、ちょっと待て。今なんて言った??」
しばらくすると、ララが6人程も連れてきてしまった。老若男女問わず、連れてきたのだ
「いやララ、確かに今夜は大盤振る舞いしようと思っていたが、こんなに連れてくるなんて聞いてないぞ!」
「まあまあつべこべ言わず、時間割いてきてもらってるんだから」
中に入ると、6人以上~の宴会席に案内された。
それぞれ食べたいものを頼み、俺はもちろんコルコットのシチューを頼んだ。ララ、そして他の人達も各々好きに頼み、宴会が始まった。
「よし、今日は宴会だ!好きなようにしろ!!」
「乾杯~!!!」
連れてきた中に、取材手帳を持った新聞記者風の男がいた。俺はその人の隣に座り情報を聞き出すことにした。
「見たところ、新聞記者のようだがこのところ王都は物騒だと思わないか?」
「そうですねぇ。本日はお世話になってすいません。私は新聞記者をしてますが、王子様と貴族の娘が二週間後に結婚するとの突然のことで取材に追われてるんですわ」
「そいつは大変だな。そんなにいきなり結婚とは、何かあると思わないか?」
ストレートに聞くと怪しまれそうなので、触り程度に聞いてみる。
「それがですねぇ調べてみると、いくつか腑に落ちない点があるんですよ。まずは結婚発表以来、お相手のメイベル様が公に出てこないことです。普通、王族と結婚するわけですから、各地に挨拶回りに出かけるべきでしょう?これだけでも特異なんですが、それ以外にもあるんです。実は、今回の結婚に至るまでに王国議会が開かれていないのです。その影響が、各新聞社にも出てて近頃は忙しいわけですが・・・まぁ、メイベル様はお優しい方なので結婚自体に反対する国民はほとんどいないのですけども」
「なるほどな、秘密裏に進められているというわけか。いやぁ~王都の事情に疎いものでな。教えてくれてありがとう」
「いえいえ~こちらはタダ飯を奢っていただいてるわけですからそんな謙遜せずとも・・・」
そうこうしているうちに、目の前にコルコットのシチューが運び込まれてきた。白銀色のスプーンでたっぷりとすくい上げると、トロトロのシチューがなめらかに光ってしたたり落ちた。香ばしいエシャロットの匂いがそれを当然のように口に向かわせた。
それは、至高の贅沢に他ならなかった。
それを見たララもはむっと一口含む。初めてのシチューに感動したのか目を大きく見開いて一瞬で平らげてしまった。
「ララ、そんなに早く食べたらせっかくのシチューがもったいないだろ」
「いいもん、好きなだけおかわりするから」
今日のララは久しぶりにご機嫌斜めだ。この期に及んでやりたい放題だなと思いながらも、ふたくち目を舌にすべらせる。それは不可思議にも暖かく、心地よかった。
・・・だが、財布は寒かった
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