31 / 45
第二章ダークネスコンスピラシー
9話:集配魔術士は暴く
しおりを挟む
時刻は午後2時半ごろ。俺はザラード家の屋敷近くの空き地に来ていた。そして、ララと合流する。
「ルヴェン、やっと来たね」
「ララ、他のメンバーはここにいないようだが、なぜお前だけここにいるんだ?」
「ルヴェン、聞いて。私【影移動】のスキルで、メイベルの屋敷に侵入したの」
「え?お前一人でか??あまり危ないことするなよ」
「それでね、何とかメイベルの部屋らしきところまで行けたんだけど、特殊な魔術がかかってて開けるのは無理だったの。それで中が気になってしばらく待機してたんだけどーーーー」
「何か動きがあったのか?」
「ううん、その逆。全く動きがないのよ」
「ッッッ!?おいララ、この事についてどう考える??」
「私は身動きの取れないようにされて、あの部屋に幽閉されてるんじゃないかと思う。じゃなきゃ出られないように魔術をかける意味もないし、声一つ聞こえないのにも合点が行く」
「いや、ララそうじゃないかもしれない。もしもだが、開かずの扉はフェイクで、メイベルはここにいないとしたらーーーーーーー」
ララは顔を青ざめる。それくらいにありえない事だからだ。
「えーーーッッ。ザラード家総ぐるみでメイベルを利用してるって事?でも何に??」
「それはまだ分からない。他のメンバーがこの屋敷を捜索するなら、俺たちは別の可能性を探ろう。つまるところ、メイベルを一早く見つけ出すんだ!!」
ゴクリ・・・
俺達は息を飲む。
「ララ、ここへ来たのは何時頃だ?」
「朝9時半ごろ。今までに邸宅を出たのは、ゼストラ、アベル・・・それと、公爵らしい人と、その部下。そして使用人が数名・・・
西の方へ行くのを見たよ」
「その使用人は何をしてた?」
「確か・・籠を引いてた。誰かが王国祭に行くのかなって思ったけど・・・」
「いや、ララ。そいつらは何でわざわざ西の方へ行くんだ?西は荒野じゃないか。これはあくまでも推測だが、その籠に入っていたのがメイベルかもしれない・・・」
「王国祭中なのに、籠で王都と反対側へ行く者なんているわけないよね!」
「あぁ、嫌な予感がするな。でももう任務実行まで時間がない。ドレイクのみんなに伝えても遅いし、信じてもらえないだろうな。ここは俺たちで一刻も早くメイベルを見つけ出し、奴らが何を企んでいるか調べねばならない」
俺たちは、荒野を目指すて駆け出した。
「ルヴェン、やっと来たね」
「ララ、他のメンバーはここにいないようだが、なぜお前だけここにいるんだ?」
「ルヴェン、聞いて。私【影移動】のスキルで、メイベルの屋敷に侵入したの」
「え?お前一人でか??あまり危ないことするなよ」
「それでね、何とかメイベルの部屋らしきところまで行けたんだけど、特殊な魔術がかかってて開けるのは無理だったの。それで中が気になってしばらく待機してたんだけどーーーー」
「何か動きがあったのか?」
「ううん、その逆。全く動きがないのよ」
「ッッッ!?おいララ、この事についてどう考える??」
「私は身動きの取れないようにされて、あの部屋に幽閉されてるんじゃないかと思う。じゃなきゃ出られないように魔術をかける意味もないし、声一つ聞こえないのにも合点が行く」
「いや、ララそうじゃないかもしれない。もしもだが、開かずの扉はフェイクで、メイベルはここにいないとしたらーーーーーーー」
ララは顔を青ざめる。それくらいにありえない事だからだ。
「えーーーッッ。ザラード家総ぐるみでメイベルを利用してるって事?でも何に??」
「それはまだ分からない。他のメンバーがこの屋敷を捜索するなら、俺たちは別の可能性を探ろう。つまるところ、メイベルを一早く見つけ出すんだ!!」
ゴクリ・・・
俺達は息を飲む。
「ララ、ここへ来たのは何時頃だ?」
「朝9時半ごろ。今までに邸宅を出たのは、ゼストラ、アベル・・・それと、公爵らしい人と、その部下。そして使用人が数名・・・
西の方へ行くのを見たよ」
「その使用人は何をしてた?」
「確か・・籠を引いてた。誰かが王国祭に行くのかなって思ったけど・・・」
「いや、ララ。そいつらは何でわざわざ西の方へ行くんだ?西は荒野じゃないか。これはあくまでも推測だが、その籠に入っていたのがメイベルかもしれない・・・」
「王国祭中なのに、籠で王都と反対側へ行く者なんているわけないよね!」
「あぁ、嫌な予感がするな。でももう任務実行まで時間がない。ドレイクのみんなに伝えても遅いし、信じてもらえないだろうな。ここは俺たちで一刻も早くメイベルを見つけ出し、奴らが何を企んでいるか調べねばならない」
俺たちは、荒野を目指すて駆け出した。
0
あなたにおすすめの小説
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
遺産は一円も渡さない 〜強欲な夫と義実家に捨てられた私、真の相続人と手を組み全てを奪い返す~ (全10話)
スカッと文庫
恋愛
「お前の価値なんて、その遺産くらいしかないんだよ」
唯一の肉親だった祖父を亡くした夜、夫の健一と義母から放たれたのは、あまりにも無慈悲な言葉だった。
四十九日も待たず、祖父が遺した1億2000万円の遺産をアテに贅沢三昧を目論む夫。だが、彼には隠し通している「裏切り」があった――。
絶望の淵に立たされた由美の前に現れたのは、亡き祖父が差し向けた若き凄腕弁護士・蓮。
「おじい様は、すべてお見通しでしたよ」
明かされる衝撃の遺言内容。そして、強欲な夫たちを地獄へ叩き落とすための「相続条件」とは?
虐げられてきた妻による、一発逆転の遺産争奪&復讐劇がいま幕を開ける!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
悪役令嬢は手加減無しに復讐する
田舎の沼
恋愛
公爵令嬢イザベラ・フォックストーンは、王太子アレクサンドルの婚約者として完璧な人生を送っていたはずだった。しかし、華やかな誕生日パーティーで突然の婚約破棄を宣告される。
理由は、聖女の力を持つ男爵令嬢エマ・リンドンへの愛。イザベラは「嫉妬深く陰険な悪役令嬢」として糾弾され、名誉を失う。
婚約破棄をされたことで彼女の心の中で何かが弾けた。彼女の心に燃え上がるのは、容赦のない復讐の炎。フォックストーン家の膨大なネットワークと経済力を武器に、裏切り者たちを次々と追い詰めていく。アレクサンドルとエマの秘密を暴き、貴族社会を揺るがす陰謀を巡らせ、手加減なしの報復を繰り広げる。
公爵令嬢は結婚式当日に死んだ
白雲八鈴
恋愛
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。
婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
婚約者とその番という女性に
『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』
そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。
*タグ注意
*不快であれば閉じてください。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる