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第二章ダークネスコンスピラシー
10話:集配魔術士は進み続ける
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西の荒野には民家一つなく、どこまでも続く砂漠を望むのみである。一体、ザラードは何を企んでいるのだろう。
俺は【自配】ララは【影移動】を使い、奴ら一行を探す。だが、どこまで行っても見つかる気配がない。
(まずいな。西の荒野と砂漠を越えられれば、王国の管轄外になってしまう。そうなれば探すのは一層困難になる)
喉の渇きに耐えながら、後を追っていく。しばらくして荒野に入ると、日は照り盛り影一つできないので、ララの【影移動】も難しくなった。必要魔力は増えるが、ララも【自配】で一緒に連れて行く。
(あともう少しのはずだ・・・)
【周配】を展開し、周囲を調べる。
半径1.5ファー(1.5キロ)程度なら気配を感じ取ることができる。俺達の推理が間違っていなければ、敵は今このあたりにいるはずだ。
ビビッ!
僅かだが俺の魔術が反応した。敵は前方750レス(1レス=1メートル)のあたりにいるようだ。
急ぎ、現場に向かう。やはり、籠を引く使用人の女が数名と、公爵らしき男とその部下が一人だった。
「ルヴェン、アイツらだね。どうする?」
「俺に任せておけ。お前は影の無いとこじゃ戦い辛いだろ。それに、万一の時のためにもお前は待機していた方がいい」
「万一ってホントに万一だよね!分かった、一緒に戦いたいけど今は我慢する」
「あぁ、すぐ戻るからな」
・・・・・・プロローグ参照・・・・・・・
こうして、俺は復讐鬼として、公爵デルドと部下のポールを倒してやったのだが・・・
安心するには早かったようだ。
「あなた、中々やるじゃないの」
声を掛けてきたのは、使用人に扮した一人の魔女だった。
「でも残念ね。こんなとこで死ぬことになるなんて。誰にも見つけてもらえないじゃない」
そう言って魔女は高笑いを上げる。コイツとの戦闘は避けられないとしてもせめて籠の中を確認したい。
「悪いが、お前に構ってる暇はない。その籠の中身さえ見せればいいんだ。それとも何か見せられない事情でもあるのか?」
「うふん。いいわよ」
何だ?やけに素直じゃないか・・・もしや俺の見当違いで、この籠には誰も入っていないのか??
結果から言うと、しっかりとメイベルはそこにいた。だが、喋ることも動くことも許されていなかった。それは縛られていたからではない・・・
"呪い"だ。
俺は、この呪いの主がこの魔女だと悟り、激しい憤怒の感情が込み上げてくる。コイツを倒さねばならないと、本能的に感じる程にだ。
「貴様がこの娘に呪いをかけたんだろ!今すぐ解きやがれ!!」
「ええそうよ。でもそれはもう滅びる貴方にとっては無意味なことね」
(一度冷静になれ、俺!まだこの女に聞きたいことが山ほどあるというか、おかしいことばかりだ)
「お前はザラード家に仕えているのだろう?ならどうして娘に呪いをかけられるっ!?」
「半分は合ってるけど半分は否定するわ。彼女に呪いをかけさせたのは当主よ」
??????!!
衝撃的な事実に、脳の処理が追いつかない。ただ一つ分かったことは、この魔女を倒しさえすれば、メイベルから全てを聞き出せると言うことだ。
よし。覚悟を決め、俺は【灼眼】を発動する。コイツとどれだけ渡り合えるか分からない。
え・・・・
何だこの化け物はッッ!俺に太刀打ちできるもんじゃない。だが、高い能力値以上に衝撃なのは奴が魔族であるということだった。それはつまり、招かれざる者がザラード家に潜んでいることになる。
「お前はッ!魔族が、何故ここにいる!?」
「あら、人の情報を盗み見るなんてイケナイ子ね。その目、もしかして貴方があの忌々しい騎士の生き残りなのかしら」
「どういう意味だ!?お前は俺の父のことを知っているのか。俺の父は何をしたんだ!!」
「へぇ、貴方何にも知らないのね。お前ら人間に平和だった私たち魔族は蹂躙されたのよ!ふっふふふ・・・だから今度は私達がニンゲンを滅ぼしてやるわ」
魔力が今にも暴走しようとする。コイツからもう話を聞けそうにない。というか、殺されるっ!本能レベルで危険を察知する。
【シャドウフィア】
禍々しく巨大な黒炎が、奴の前に集束する。
・・・ッッッォァァァァ!!・・・!!!
放たれた火球は、もはや逃れる事すら受け付けず、只枯れた地面が残るのみである。
俺は、咄嗟に【自配】を展開するが、術式が甘く外傷はあった。
クッ!コイツ早すぎる。
どうすればいい。魔力を奪うか??奴に触れて壊すか、それとも逃げるか。
マトモな案の一つねぇな全く。
冷静に考えて、どの案も難しかった。奴は魔族だ。魔力量は俺と同じほどあり、削る前に殺られる可能性が高い。かと言って【襲配】で壊すにしても、まず近づくスキすら無い上に近距離でさっきの魔術を打たれれば即死だ。だったら逃げろ!だがこれも厳しい。ここは荒野だ。こんな何一つないところで逃げでも格好の的である。
そして、俺が出した結論は・・・・・
戦う、だが、マトモには戦わないっ!
まず、魔力で文字を書き、【集配】で控えているララに助けを呼ばせる。
あとは、コイツを何とかする。それだけだ。
魔族は甲高い声を上げて、嘲笑する。
「あら、一撃でボロボロじゃない。いつまでもつかしら。」
(よし、頼んだぞ!ララ!!)
【冥界術式】
奴が魔術によって次元を繋ぐと、空気は裂かれ激しい咆哮とともに闇の獅子が現れるっ!コイツは、全魔物の中でも三本の指に入る獅子の王だ。
ヴガァァァァァ!!!!
鋭い爪による初撃を何とか避ける。レイピアの加護で素早さを強化、加えて【改配】で素早さを底上げし、次の一撃に備える。
シャァァ!!
早イっ!
奴が構えて繰り出す一撃、爪先が一瞬で懐に入る。咄嗟に自身の体に【集配】を貼り付けて攻撃を逸らした。だが体には衝撃と痛みが残る。
その様子を見ながら魔女は口を挟む。
「へぇ、自身に魔術を行使する何てやるじゃないの。相当の負荷がかかるだろうに。いつまでもつかしら?」
「うるせぇ黙れ・・・」
次はこちらから行かせてもらおうかっ!
【襲配】・・・纏火!!
なッ!!
どんなもんでもぶっ壊せる俺の奥義。剣に纏わせ獅子を狩るッッ!!
ハァァァァアア!!!
両爪をクロスさせて受けられる。それでも重い反動を堪え、剣を振るう。奴の爪が徐々に壊され、本体に直撃するっっ!!
グブァァァァア!!
獅子は闇に包まれ火達磨となって、激しく暴れながらこの世を去った。
「コイツを・・・倒した」
ガハァッ!
俺は反動で吹き飛ばされ、血を吐き出す。今の全力の一撃で体力をかなり消耗してしまった。
「ふふふ。素晴らしいわぁ。無敵の獅子を倒してしまうほどの腕の持ち主だったなんて。
でも、もうボロボロじゃない。懇願すれば命だけは助けてやるぞ。ふっふふふ」
「ふざけんじゃねぇ。メイベルを・・・返せ!!」
「あら、残念。それはできないわ。なら仕方ない。せめてこの手で葬ってやろう」
「「【呪の箱庭】」」
その瞬間、暗雲が周囲を覆い、激しい雷と共に完全に孤立する。
(こ、これはっ!ま、マズい・・・)
「その通りよ坊や。あなたは直に死ぬわ。このフィールドではどうあがいても無意味よ」
「ならお前をぶっ倒せばいいッ!!」
俺は【自配】ララは【影移動】を使い、奴ら一行を探す。だが、どこまで行っても見つかる気配がない。
(まずいな。西の荒野と砂漠を越えられれば、王国の管轄外になってしまう。そうなれば探すのは一層困難になる)
喉の渇きに耐えながら、後を追っていく。しばらくして荒野に入ると、日は照り盛り影一つできないので、ララの【影移動】も難しくなった。必要魔力は増えるが、ララも【自配】で一緒に連れて行く。
(あともう少しのはずだ・・・)
【周配】を展開し、周囲を調べる。
半径1.5ファー(1.5キロ)程度なら気配を感じ取ることができる。俺達の推理が間違っていなければ、敵は今このあたりにいるはずだ。
ビビッ!
僅かだが俺の魔術が反応した。敵は前方750レス(1レス=1メートル)のあたりにいるようだ。
急ぎ、現場に向かう。やはり、籠を引く使用人の女が数名と、公爵らしき男とその部下が一人だった。
「ルヴェン、アイツらだね。どうする?」
「俺に任せておけ。お前は影の無いとこじゃ戦い辛いだろ。それに、万一の時のためにもお前は待機していた方がいい」
「万一ってホントに万一だよね!分かった、一緒に戦いたいけど今は我慢する」
「あぁ、すぐ戻るからな」
・・・・・・プロローグ参照・・・・・・・
こうして、俺は復讐鬼として、公爵デルドと部下のポールを倒してやったのだが・・・
安心するには早かったようだ。
「あなた、中々やるじゃないの」
声を掛けてきたのは、使用人に扮した一人の魔女だった。
「でも残念ね。こんなとこで死ぬことになるなんて。誰にも見つけてもらえないじゃない」
そう言って魔女は高笑いを上げる。コイツとの戦闘は避けられないとしてもせめて籠の中を確認したい。
「悪いが、お前に構ってる暇はない。その籠の中身さえ見せればいいんだ。それとも何か見せられない事情でもあるのか?」
「うふん。いいわよ」
何だ?やけに素直じゃないか・・・もしや俺の見当違いで、この籠には誰も入っていないのか??
結果から言うと、しっかりとメイベルはそこにいた。だが、喋ることも動くことも許されていなかった。それは縛られていたからではない・・・
"呪い"だ。
俺は、この呪いの主がこの魔女だと悟り、激しい憤怒の感情が込み上げてくる。コイツを倒さねばならないと、本能的に感じる程にだ。
「貴様がこの娘に呪いをかけたんだろ!今すぐ解きやがれ!!」
「ええそうよ。でもそれはもう滅びる貴方にとっては無意味なことね」
(一度冷静になれ、俺!まだこの女に聞きたいことが山ほどあるというか、おかしいことばかりだ)
「お前はザラード家に仕えているのだろう?ならどうして娘に呪いをかけられるっ!?」
「半分は合ってるけど半分は否定するわ。彼女に呪いをかけさせたのは当主よ」
??????!!
衝撃的な事実に、脳の処理が追いつかない。ただ一つ分かったことは、この魔女を倒しさえすれば、メイベルから全てを聞き出せると言うことだ。
よし。覚悟を決め、俺は【灼眼】を発動する。コイツとどれだけ渡り合えるか分からない。
え・・・・
何だこの化け物はッッ!俺に太刀打ちできるもんじゃない。だが、高い能力値以上に衝撃なのは奴が魔族であるということだった。それはつまり、招かれざる者がザラード家に潜んでいることになる。
「お前はッ!魔族が、何故ここにいる!?」
「あら、人の情報を盗み見るなんてイケナイ子ね。その目、もしかして貴方があの忌々しい騎士の生き残りなのかしら」
「どういう意味だ!?お前は俺の父のことを知っているのか。俺の父は何をしたんだ!!」
「へぇ、貴方何にも知らないのね。お前ら人間に平和だった私たち魔族は蹂躙されたのよ!ふっふふふ・・・だから今度は私達がニンゲンを滅ぼしてやるわ」
魔力が今にも暴走しようとする。コイツからもう話を聞けそうにない。というか、殺されるっ!本能レベルで危険を察知する。
【シャドウフィア】
禍々しく巨大な黒炎が、奴の前に集束する。
・・・ッッッォァァァァ!!・・・!!!
放たれた火球は、もはや逃れる事すら受け付けず、只枯れた地面が残るのみである。
俺は、咄嗟に【自配】を展開するが、術式が甘く外傷はあった。
クッ!コイツ早すぎる。
どうすればいい。魔力を奪うか??奴に触れて壊すか、それとも逃げるか。
マトモな案の一つねぇな全く。
冷静に考えて、どの案も難しかった。奴は魔族だ。魔力量は俺と同じほどあり、削る前に殺られる可能性が高い。かと言って【襲配】で壊すにしても、まず近づくスキすら無い上に近距離でさっきの魔術を打たれれば即死だ。だったら逃げろ!だがこれも厳しい。ここは荒野だ。こんな何一つないところで逃げでも格好の的である。
そして、俺が出した結論は・・・・・
戦う、だが、マトモには戦わないっ!
まず、魔力で文字を書き、【集配】で控えているララに助けを呼ばせる。
あとは、コイツを何とかする。それだけだ。
魔族は甲高い声を上げて、嘲笑する。
「あら、一撃でボロボロじゃない。いつまでもつかしら。」
(よし、頼んだぞ!ララ!!)
【冥界術式】
奴が魔術によって次元を繋ぐと、空気は裂かれ激しい咆哮とともに闇の獅子が現れるっ!コイツは、全魔物の中でも三本の指に入る獅子の王だ。
ヴガァァァァァ!!!!
鋭い爪による初撃を何とか避ける。レイピアの加護で素早さを強化、加えて【改配】で素早さを底上げし、次の一撃に備える。
シャァァ!!
早イっ!
奴が構えて繰り出す一撃、爪先が一瞬で懐に入る。咄嗟に自身の体に【集配】を貼り付けて攻撃を逸らした。だが体には衝撃と痛みが残る。
その様子を見ながら魔女は口を挟む。
「へぇ、自身に魔術を行使する何てやるじゃないの。相当の負荷がかかるだろうに。いつまでもつかしら?」
「うるせぇ黙れ・・・」
次はこちらから行かせてもらおうかっ!
【襲配】・・・纏火!!
なッ!!
どんなもんでもぶっ壊せる俺の奥義。剣に纏わせ獅子を狩るッッ!!
ハァァァァアア!!!
両爪をクロスさせて受けられる。それでも重い反動を堪え、剣を振るう。奴の爪が徐々に壊され、本体に直撃するっっ!!
グブァァァァア!!
獅子は闇に包まれ火達磨となって、激しく暴れながらこの世を去った。
「コイツを・・・倒した」
ガハァッ!
俺は反動で吹き飛ばされ、血を吐き出す。今の全力の一撃で体力をかなり消耗してしまった。
「ふふふ。素晴らしいわぁ。無敵の獅子を倒してしまうほどの腕の持ち主だったなんて。
でも、もうボロボロじゃない。懇願すれば命だけは助けてやるぞ。ふっふふふ」
「ふざけんじゃねぇ。メイベルを・・・返せ!!」
「あら、残念。それはできないわ。なら仕方ない。せめてこの手で葬ってやろう」
「「【呪の箱庭】」」
その瞬間、暗雲が周囲を覆い、激しい雷と共に完全に孤立する。
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