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武を求めし者
第五章第33話 葛藤
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2020/07/17 ご指摘いただいた誤字を修正しました。ありがとうございました
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私たちは謎の施設のあった洞窟から脱出し、谷底へと戻ってきた。あたりには既に夜の帳が下りており、崖で切り取られた空には満天の星が瞬いている。
「私たち、思っていたよりもずいぶんと長く潜っていたんですね」
「やっぱり空が見えるほうが落ち着きますっ! 姉さま、星がすっごくキレイですよっ!」
「しかし、もう陽が落ちてしまっていたとは。参ったでござるな」
「ああ。フィーネ様、この時間から動くのは危険ですからどこかで野営を――」
「おい! 何をダラダラしている! さっさと戻るぞ!」
将軍は相変わらずだ。
チィーティエンで部下の人たちが「やれやれまたか」といった風に諦めていた気持ちがよく分かる。
「将軍、どうやって帰るつもりですか? まさかこの暗闇の中崖を登るなんて言わないですよね?」
すると将軍は怪訝そうな顔をし、そして真顔で私に聞いてきた。
「登らずにどうやって帰るつもりだ?」
「ですから、今登るのは危ない、と言っているんです」
「何故だ?」
「……それができるのは将軍くらいなものです。あ、私を担ぐのはもうやめて下さいね」
「……ではどうしろと言うのだ?」
「野営するしかないんじゃないですか?」
「……それはお前の従者が揃いも揃って無能だからではないのか?」
「……はぁ」
私は大きくため息をつくとクリスさんに向き直る。
「クリスさん、どこか野営に適した場所はありまえせんか?」
「そうですね。本来谷底というのは雨が降ると水が集まりやすいのでどこもあまり野営に適してはいないのですが……」
クリスさんはそう言いながら場所を吟味していく。もちろん、私の浄化魔法がライトの代わりだ。
「ふん、付き合ってはおれん。俺は先に戻っているぞ」
そう言い残すと将軍はするすると崖を登り、そのまま拠点へと一人で戻ってしまった。
残された私たちは絶句し、そして互いに顔を見合わせた。
・
・
・
「あ、ええと、はい。野営、しましょう」
「そ、そうですね、フィーネ様。ええと……」
「クリス殿、そこの横穴などどうでござるか? 一段高いでござるゆえ水の心配も多少は減るでござるし、落石の心配もないでござるよ」
「そ、そうだな。そうしよう。ええと、薪は……」
「拙者が拾ってくるでござるよ」
何とかフリーズから復帰した私たちは野営の準備に取り掛かる。
「ルミア殿? ルミア殿? 薪を拾いに行くでござるよ? 食事の準備でござるよ?」
「はっ! ご飯っ!」
最後までフリーズしていたルーちゃんをシズクさんが再起動させるとそのまま一緒に薪を拾いに行った。シズクさんはこの星明かりがあれば見えるようなので問題ないだろう。
クリスさんはシズクさんの見つけてくれた横穴を調べてくれている。
「奥行きはあまりありませんが、四人が寝ても十分な広さはあります。中に動物の痕跡もありませんし、ここで問題ないでしょう」
「ありがとうございます、クリスさん。寝袋でいいですよね?」
「はい。ここではテントは張れませんから」
私は四人分の寝袋を収納から出して横穴の中に置き、野営の準備を進めていく。
するとクリスさんが突然深刻そうな表情で謝ってきた。
「フィーネ様、お役に立てず申し訳ありませんでした」
「え?」
「私に将軍のような力があればフィーネ様をあのような目に遭わせてしまうことはなかったはずです」
「将軍に言われたことを気にしてたんですか?」
「我々が無能だからフィーネ様の足を引っ張っているというルゥー・フェィ将軍の言葉、あの力を見た後ではさすがに堪えました。実際に手合わせをしても勝てるビジョンが全く浮かびませんでしたし。私など、きっと彼から見ればただの雑魚なのでしょうね。本当に……」
「クリスさん……」
クリスさんは伏し目がちに、そして自嘲するようにそう呟いた。そして俯いたクリスさんが聞き捨てならない台詞を口にする。
「彼がもし聖剣に選ばれたなら……フィーネ様は彼と共に旅をした方が……」
「クリスさん? いくらなんでも私、怒りますよ?」
私は声のトーンを一段階落としてクリスさんに言った。
「私は、クリスさんが聖剣に選ばれた聖騎士だから一緒にいるんじゃありません」
「え?」
クリスさんは弾かれたように顔を上げる。果たしてこの暗い中私の顔がきちんと見えているのかは分からないが、クリスさんは驚きと恐れが入り混じった様な表情をしている。
「私も将軍の強さは認めます。でも、強いだけで他の人を思いやれないような人と一緒にいたいなんて私、これっぽっちも思いません」
「フィーネ様……」
「クリスさんは私が吸血鬼だと知ってもこうして一緒にいてくれているじゃないですか。でも、あの将軍だったらどうでしょうか。私、きっと殺されるんじゃないですかね? バケモノって言われて」
「フィーネ様、それは……」
「私、将軍がもし聖剣に選ばれても同行を拒否するつもりです。もう将軍の人となりは嫌というほど分かりましたから」
「……ですが……」
「それに、今のクリスさんは将軍には勝てないのかもしれません。でも、一年後、二年後、三年後もずっと今のままではないですよね? 今は勝てなくても、これから強くなればいいじゃないですか。クリスさんが昔私にしてくれたみたいに、今度は私がクリスさんが強くなるお手伝いをしますよ!」
私はクリスさんが見えているのかは分からないがなるべく勇気づけられるように笑顔でそう伝える。
「……フィーネ様」
そんな私の方を見ながらそう呟いたクリスさんの目は少し潤んでいた。
「それにほらっ! 私もレベルが上がってまた強くなりました。これもクリスさんが今まで助けてくれたおかげです」
そう言って私は自分のステータスをクリスさんに見せる。
────
名前:フィーネ・アルジェンタータ
種族:吸血鬼(笑)
性別:女性
職業:治癒師、付与師
レベル:16 → 20
HP:378 → 470
MP:325 → 405
STR:389 → 485
INT:309 → 385
AGI:293 → 365
DEX:341 → 425
VIT:357 → 445
MND:325 → 405
LUC:325 → 405
Exp:134,980 → 698,141
SP:40 → 100
ユニークスキル(13):▼
スキル(23):▼
────
そう、あの死なない獣のほとんど全てを私が倒したことになったため、凄まじい量の経験値が入ったのだ。
「なっ……フィーネ様、おめでとうございます。これで転職できるようになりましたね!」
クリスさんが私のステータスを見て驚愕し、そしてすぐに笑顔になってお祝いをしてくれた。
「ありがとうございます」
しかし、クリスさんは笑顔でお祝いしてくれたものの未だにその表情は冴えない。
「クリスさん! 何をそんなに沈んだ顔をしているんですか。クリスさんがそんななら……
こうしてあげます!」
私はクリスさんの背後に回ると、鎧で守られていない脇腹をくすぐる。
「えっ? あ、ちょっと? フィーネ様? あ、何を? あ、あ」
お、意外とくすぐり攻撃に弱いらしい。クリスさんの意外な弱点を発見した私は調子に乗って更にくすぐる。
私がクリスさんの鎧を脱がせてわきの下をくすぐろうとしたところで声をかけられた。
「二人とも、何をしているでござるか?」
「姉さまっ、あたしも混ぜてくださいっ!」
拾ってきたであろう枝を抱えたシズクさんとルーちゃんがそれぞれ怪訝そうな、そしてわくわくした表情で私たちを見ている。
「えっ? あ、これは……」
「姉さまーっ」
ルーちゃんが飛びついてきた。そして私のわきの下を、わき腹をくすぐろうと刺激を与えてくる。
「あっ、ちょっと? ルーちゃん? あ、待って、あは、あははは」
堪えられずに笑わされてしまう。
「フィーネ様、私にもお礼をさせてください」
「え? クリスさんまで? ちょ、ちょっと待っ、あははは」
楽しそうにくすぐってくるルーちゃん、そして少しは元気が出たのかクリスさんも笑顔で私をくすぐってくる。
そしてそんな二人にくすぐられて成すすべなく笑わされている。
私の視界の端には何とも言えない表情で佇むシズクさんの姿がちらりと映ったのだった。
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私たちは謎の施設のあった洞窟から脱出し、谷底へと戻ってきた。あたりには既に夜の帳が下りており、崖で切り取られた空には満天の星が瞬いている。
「私たち、思っていたよりもずいぶんと長く潜っていたんですね」
「やっぱり空が見えるほうが落ち着きますっ! 姉さま、星がすっごくキレイですよっ!」
「しかし、もう陽が落ちてしまっていたとは。参ったでござるな」
「ああ。フィーネ様、この時間から動くのは危険ですからどこかで野営を――」
「おい! 何をダラダラしている! さっさと戻るぞ!」
将軍は相変わらずだ。
チィーティエンで部下の人たちが「やれやれまたか」といった風に諦めていた気持ちがよく分かる。
「将軍、どうやって帰るつもりですか? まさかこの暗闇の中崖を登るなんて言わないですよね?」
すると将軍は怪訝そうな顔をし、そして真顔で私に聞いてきた。
「登らずにどうやって帰るつもりだ?」
「ですから、今登るのは危ない、と言っているんです」
「何故だ?」
「……それができるのは将軍くらいなものです。あ、私を担ぐのはもうやめて下さいね」
「……ではどうしろと言うのだ?」
「野営するしかないんじゃないですか?」
「……それはお前の従者が揃いも揃って無能だからではないのか?」
「……はぁ」
私は大きくため息をつくとクリスさんに向き直る。
「クリスさん、どこか野営に適した場所はありまえせんか?」
「そうですね。本来谷底というのは雨が降ると水が集まりやすいのでどこもあまり野営に適してはいないのですが……」
クリスさんはそう言いながら場所を吟味していく。もちろん、私の浄化魔法がライトの代わりだ。
「ふん、付き合ってはおれん。俺は先に戻っているぞ」
そう言い残すと将軍はするすると崖を登り、そのまま拠点へと一人で戻ってしまった。
残された私たちは絶句し、そして互いに顔を見合わせた。
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「あ、ええと、はい。野営、しましょう」
「そ、そうですね、フィーネ様。ええと……」
「クリス殿、そこの横穴などどうでござるか? 一段高いでござるゆえ水の心配も多少は減るでござるし、落石の心配もないでござるよ」
「そ、そうだな。そうしよう。ええと、薪は……」
「拙者が拾ってくるでござるよ」
何とかフリーズから復帰した私たちは野営の準備に取り掛かる。
「ルミア殿? ルミア殿? 薪を拾いに行くでござるよ? 食事の準備でござるよ?」
「はっ! ご飯っ!」
最後までフリーズしていたルーちゃんをシズクさんが再起動させるとそのまま一緒に薪を拾いに行った。シズクさんはこの星明かりがあれば見えるようなので問題ないだろう。
クリスさんはシズクさんの見つけてくれた横穴を調べてくれている。
「奥行きはあまりありませんが、四人が寝ても十分な広さはあります。中に動物の痕跡もありませんし、ここで問題ないでしょう」
「ありがとうございます、クリスさん。寝袋でいいですよね?」
「はい。ここではテントは張れませんから」
私は四人分の寝袋を収納から出して横穴の中に置き、野営の準備を進めていく。
するとクリスさんが突然深刻そうな表情で謝ってきた。
「フィーネ様、お役に立てず申し訳ありませんでした」
「え?」
「私に将軍のような力があればフィーネ様をあのような目に遭わせてしまうことはなかったはずです」
「将軍に言われたことを気にしてたんですか?」
「我々が無能だからフィーネ様の足を引っ張っているというルゥー・フェィ将軍の言葉、あの力を見た後ではさすがに堪えました。実際に手合わせをしても勝てるビジョンが全く浮かびませんでしたし。私など、きっと彼から見ればただの雑魚なのでしょうね。本当に……」
「クリスさん……」
クリスさんは伏し目がちに、そして自嘲するようにそう呟いた。そして俯いたクリスさんが聞き捨てならない台詞を口にする。
「彼がもし聖剣に選ばれたなら……フィーネ様は彼と共に旅をした方が……」
「クリスさん? いくらなんでも私、怒りますよ?」
私は声のトーンを一段階落としてクリスさんに言った。
「私は、クリスさんが聖剣に選ばれた聖騎士だから一緒にいるんじゃありません」
「え?」
クリスさんは弾かれたように顔を上げる。果たしてこの暗い中私の顔がきちんと見えているのかは分からないが、クリスさんは驚きと恐れが入り混じった様な表情をしている。
「私も将軍の強さは認めます。でも、強いだけで他の人を思いやれないような人と一緒にいたいなんて私、これっぽっちも思いません」
「フィーネ様……」
「クリスさんは私が吸血鬼だと知ってもこうして一緒にいてくれているじゃないですか。でも、あの将軍だったらどうでしょうか。私、きっと殺されるんじゃないですかね? バケモノって言われて」
「フィーネ様、それは……」
「私、将軍がもし聖剣に選ばれても同行を拒否するつもりです。もう将軍の人となりは嫌というほど分かりましたから」
「……ですが……」
「それに、今のクリスさんは将軍には勝てないのかもしれません。でも、一年後、二年後、三年後もずっと今のままではないですよね? 今は勝てなくても、これから強くなればいいじゃないですか。クリスさんが昔私にしてくれたみたいに、今度は私がクリスさんが強くなるお手伝いをしますよ!」
私はクリスさんが見えているのかは分からないがなるべく勇気づけられるように笑顔でそう伝える。
「……フィーネ様」
そんな私の方を見ながらそう呟いたクリスさんの目は少し潤んでいた。
「それにほらっ! 私もレベルが上がってまた強くなりました。これもクリスさんが今まで助けてくれたおかげです」
そう言って私は自分のステータスをクリスさんに見せる。
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名前:フィーネ・アルジェンタータ
種族:吸血鬼(笑)
性別:女性
職業:治癒師、付与師
レベル:16 → 20
HP:378 → 470
MP:325 → 405
STR:389 → 485
INT:309 → 385
AGI:293 → 365
DEX:341 → 425
VIT:357 → 445
MND:325 → 405
LUC:325 → 405
Exp:134,980 → 698,141
SP:40 → 100
ユニークスキル(13):▼
スキル(23):▼
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そう、あの死なない獣のほとんど全てを私が倒したことになったため、凄まじい量の経験値が入ったのだ。
「なっ……フィーネ様、おめでとうございます。これで転職できるようになりましたね!」
クリスさんが私のステータスを見て驚愕し、そしてすぐに笑顔になってお祝いをしてくれた。
「ありがとうございます」
しかし、クリスさんは笑顔でお祝いしてくれたものの未だにその表情は冴えない。
「クリスさん! 何をそんなに沈んだ顔をしているんですか。クリスさんがそんななら……
こうしてあげます!」
私はクリスさんの背後に回ると、鎧で守られていない脇腹をくすぐる。
「えっ? あ、ちょっと? フィーネ様? あ、何を? あ、あ」
お、意外とくすぐり攻撃に弱いらしい。クリスさんの意外な弱点を発見した私は調子に乗って更にくすぐる。
私がクリスさんの鎧を脱がせてわきの下をくすぐろうとしたところで声をかけられた。
「二人とも、何をしているでござるか?」
「姉さまっ、あたしも混ぜてくださいっ!」
拾ってきたであろう枝を抱えたシズクさんとルーちゃんがそれぞれ怪訝そうな、そしてわくわくした表情で私たちを見ている。
「えっ? あ、これは……」
「姉さまーっ」
ルーちゃんが飛びついてきた。そして私のわきの下を、わき腹をくすぐろうと刺激を与えてくる。
「あっ、ちょっと? ルーちゃん? あ、待って、あは、あははは」
堪えられずに笑わされてしまう。
「フィーネ様、私にもお礼をさせてください」
「え? クリスさんまで? ちょ、ちょっと待っ、あははは」
楽しそうにくすぐってくるルーちゃん、そして少しは元気が出たのかクリスさんも笑顔で私をくすぐってくる。
そしてそんな二人にくすぐられて成すすべなく笑わされている。
私の視界の端には何とも言えない表情で佇むシズクさんの姿がちらりと映ったのだった。
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