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第一章
勇者候補(2)
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私たち勇者候補がいるのは、大聖堂の上層階の居住区部分だ。
ビルにしてみたら10階くらいの高さはあるだろうか。
信者が礼拝に訪れる礼拝堂は1階にある大ホール部分で、その他の階層には大司教をはじめとする聖職者やこの国を守る聖騎士たちが住んでいたりする。
窓のない部屋から外に出ると、吹き抜けの通路から市街の様子が見える。
笛や打楽器に合わせて、踊りながら通りを練り歩く人々の姿が見えた。
勇者召喚が10年ぶりに成功したということで、街ではちょっとしたお祭り騒ぎになっていたようだ。
あの後、レナルドが教えてくれたのは、勇者召喚のこと。
この国で勇者召喚が始まったのは100年前の人魔大戦の後かららしい。
人魔大戦とは、100年前に人間の国に魔王が軍勢を率いて攻め込んできて、全面戦争になったという戦争のことだ。そもそもこの国はその大戦後に建国されたのだ。
前回召喚が行われたのは10年前で、その時は1人も召喚できなかったらしい。
召喚は不定期に行われるが毎回召喚できるとは限らず、召喚できたとしても、勇者認定されなかったりもするらしいので、なかなかハードルが高いみたいだ。
それが今回は1度に4人も召喚できたのだから、そりゃお祭り騒ぎにもなるわけだ。
ちなみに私たちを召喚した魔法士たちは、厳しい選抜試験をクリアした優秀な者たちだったそうで、大司教から召喚士の証である特別な宝玉を授けられるのだそうだ。
世界広しといえども魔族以外の召喚士は、ほぼこの国にしかいないんだそうだ。
この国の階級は大司教を頂点に10の階級があって、一つ上がるのに何十年もかかることもあるそうだけど、今回の召喚の儀式に選ばれた者たちはいきなり階級が一つ上がるという。
階級が上がるとお給料も待遇も上がるので、彼らの家族にしてみればお祝いのひとつもしたくなるわけよね。
私たち4人には、それぞれの特性に合わせた教師が付き、剣術や魔法などを習うことになった。
私は聖属性しか持っていないので、とりあえず、回復魔法から教わることになった。
だけど、そもそもこの国の魔法士には聖属性を持つ者が多く、先生として付いてくれたデボラという女性魔法士も上級回復士だ。
つまり回復魔法のスペシャリストってわけだ。
正直そんな人がいるのなら、私の出番はないんじゃないかって思うのだけど。
各職業には、下級、中級、上級、最上級、S級、SS級、というランクがある。
S級は魔法士全体の5%、SS級に至っては0.1%以下しかいないという超絶レア。
私は下級。つまり最下層に属する。
魔法のイロハから教わるんだけど、それ以前に、教師役の魔法士の持ってきた教本が、こちらの世界の文字で書かれているのでまったく読めない。
これじゃ魔法の勉強より、国語の勉強の方が時間がかかりそうだ。
エリアナたちも同様だったみたいで、彼らと相談してとりあえず言葉はわかるんだし、もう教本は捨てて、実地でやろうってことにした。
魔法の使い方を習うと、もともと<体力回復>というスキルを持っていたみたいで、それは先生から指摘されてわかった。聖属性を持つ者が、最初から持っている最低限のスキルだそうで。
初めて魔法っていうものを使ってみた。
デボラがわざわざ自分の手の甲に傷を作ってくれたので、それを治すことに集中した。
じわ~っと掌が温かくなって、患部が光ったかと思うとすーっとキレイに治った。
わ~~!感動!!!
消毒液とか傷薬とかなくてもこんな簡単に治せるなんて。
スキルとは個人個人が持っている固有能力のことで、元来持っている特性に左右されるようだ。
頭の中で、電子レンジのチン!みたいな音がなると、なんらかのスキルを獲得したことがわかる。
なんだか不思議な現象だ。
そしてその威力を示すランクは個人の力量によって変化するそうだ。
訓練すれば上がる場合もあるらしいので、下級ランクでも頑張りなさい、と教師に励まされた。
勇者候補の私たち4人は、夕食だけ一緒にとることになっている。
そこで、始まったのは各人の獲得したスキル自慢だった。
エリアナは完全に魔法士としての適性があったようで、火・風・土属性に適正があるらしい。初日から火と風の魔法のスキルを複数覚えたという。
しかも威力は最初からS級で、教師役の上級魔法士からはもう教えることはない、と云われたそうだ。
将は聖属性のカテゴリーの1つである光属性を持っているという。そのせいで大司教からも、魔族に対する切り札になり得ると期待されているみたい。剣道をやっていたので、聖騎士から剣を習うことになったようだけど、彼の場合は魔法にも適性があって、剣に魔法を付与して戦うという魔法剣士としての素質があるらしい。
優星はアーチェリーの腕を生かして騎士団で弓を習っている。
風の属性を持っている上、もともと弓のスキルをいくつか所持していたらしく、正式に習い始めたことでそのスキルランクはS級にまで進化したそうだ。
「で、あんたは?トワ」
「私は、今のところまだ回復魔法だけかな。ところでスキルとかのランクってどうやってわかるの?」
「ああ、それはね…」
優星が自分のスキルの確認のやり方を教えてくれた。
目を閉じて、『能力確認』と云うと、瞼の裏に文字が浮かんでくるのだ。
それはVR(バーチャル・リアリティ)のゴーグルをつけて見ているみたいな感じだった。
そこで見た自分の獲得スキルは<体力・魔力回復>のみ。ランクは下級だった。
な~んだ、成長してないじゃん。がっくし…話が違うじゃないか。
そんな私に、エリアナが言った。
「今日、教師の魔法士から聞いたんだけど、この国って魔法士の養成機関があって世界中から魔法士が集まってくるんだって。中でも回復魔法士は、どこへ行っても食いっぱぐれないから人気なんだってさ」
「へえ…そうなんだ。人気職なのね」
「へえ…じゃなくって、人気職ってことは競争がそれだけ激しいってことよ。あんた、頑張んなさいよね」
むー、すでに上から発言。
ま、エリアナはこの国でも5%しかいないS級なわけだし、下級の私にはそういう態度になるのも仕方がないか。
「君も勇者候補なんだから、そのうち能力に目覚める日がくるよ」
優星はそういって励ましてくれた。
「ところで俺たち、魔族と戦うって割に、魔族のこと何も知らされていないよな」
「そうね。魔族は敵だ!ってなっちゃって全然教えてくれないわね」
「一度、戦ってみたいよね。どんな感じか確かめないと、戦い方もわからないし」
「だよな。敵を知らないと戦えないよな?」
明日にでも教師に聞いてみよう、ってことでみんなの意見が一致した。
3人はなかなか好戦的だ。
やっぱり戦闘スキルを持っている人は違うのかな。
私は、正直言って魔族と戦うなんてできれば避けたい。第一怖いじゃない。
魔族ってどんなのだろう。
獣みたいなのか、悪魔みたいなのか、ゲームに出てくる化物みたいなのか。
どんなスキルがあって、どんな攻撃をしてくるのか。
そんな得体のしれないものと戦うなんて、皆怖くないのかな?
「しっかし、それにしてもここの食事はマズイな」
全員が思っていたことを将が口に出した。
私も同じく愚痴った。
「同感。あんまりいうのも悪いと思ってたけど、これはマジでないわ~」
「何の食材かもよくわからないしね。この肉なんてさ、なんだか生臭いし、ただ焼いただけで味付けしてないし。この泥みたいなソースかけると更にマズいんだよね」
「本当ね。ここの人たち、毎日こんなの食べててよく平気だよね…」
「舌がバカなんじゃない?それともあたしたちの舌がおかしいのかしら」
食事の問題は、若い私たちにとっては結構深刻だった。
こんな食事が毎日続くと思うと、もう食事に期待しなくなってしまう。
こんなことならダイエットなんかしないで、もっと向こうでスイーツとかたくさん食べとくんだったと心から後悔した。
ビルにしてみたら10階くらいの高さはあるだろうか。
信者が礼拝に訪れる礼拝堂は1階にある大ホール部分で、その他の階層には大司教をはじめとする聖職者やこの国を守る聖騎士たちが住んでいたりする。
窓のない部屋から外に出ると、吹き抜けの通路から市街の様子が見える。
笛や打楽器に合わせて、踊りながら通りを練り歩く人々の姿が見えた。
勇者召喚が10年ぶりに成功したということで、街ではちょっとしたお祭り騒ぎになっていたようだ。
あの後、レナルドが教えてくれたのは、勇者召喚のこと。
この国で勇者召喚が始まったのは100年前の人魔大戦の後かららしい。
人魔大戦とは、100年前に人間の国に魔王が軍勢を率いて攻め込んできて、全面戦争になったという戦争のことだ。そもそもこの国はその大戦後に建国されたのだ。
前回召喚が行われたのは10年前で、その時は1人も召喚できなかったらしい。
召喚は不定期に行われるが毎回召喚できるとは限らず、召喚できたとしても、勇者認定されなかったりもするらしいので、なかなかハードルが高いみたいだ。
それが今回は1度に4人も召喚できたのだから、そりゃお祭り騒ぎにもなるわけだ。
ちなみに私たちを召喚した魔法士たちは、厳しい選抜試験をクリアした優秀な者たちだったそうで、大司教から召喚士の証である特別な宝玉を授けられるのだそうだ。
世界広しといえども魔族以外の召喚士は、ほぼこの国にしかいないんだそうだ。
この国の階級は大司教を頂点に10の階級があって、一つ上がるのに何十年もかかることもあるそうだけど、今回の召喚の儀式に選ばれた者たちはいきなり階級が一つ上がるという。
階級が上がるとお給料も待遇も上がるので、彼らの家族にしてみればお祝いのひとつもしたくなるわけよね。
私たち4人には、それぞれの特性に合わせた教師が付き、剣術や魔法などを習うことになった。
私は聖属性しか持っていないので、とりあえず、回復魔法から教わることになった。
だけど、そもそもこの国の魔法士には聖属性を持つ者が多く、先生として付いてくれたデボラという女性魔法士も上級回復士だ。
つまり回復魔法のスペシャリストってわけだ。
正直そんな人がいるのなら、私の出番はないんじゃないかって思うのだけど。
各職業には、下級、中級、上級、最上級、S級、SS級、というランクがある。
S級は魔法士全体の5%、SS級に至っては0.1%以下しかいないという超絶レア。
私は下級。つまり最下層に属する。
魔法のイロハから教わるんだけど、それ以前に、教師役の魔法士の持ってきた教本が、こちらの世界の文字で書かれているのでまったく読めない。
これじゃ魔法の勉強より、国語の勉強の方が時間がかかりそうだ。
エリアナたちも同様だったみたいで、彼らと相談してとりあえず言葉はわかるんだし、もう教本は捨てて、実地でやろうってことにした。
魔法の使い方を習うと、もともと<体力回復>というスキルを持っていたみたいで、それは先生から指摘されてわかった。聖属性を持つ者が、最初から持っている最低限のスキルだそうで。
初めて魔法っていうものを使ってみた。
デボラがわざわざ自分の手の甲に傷を作ってくれたので、それを治すことに集中した。
じわ~っと掌が温かくなって、患部が光ったかと思うとすーっとキレイに治った。
わ~~!感動!!!
消毒液とか傷薬とかなくてもこんな簡単に治せるなんて。
スキルとは個人個人が持っている固有能力のことで、元来持っている特性に左右されるようだ。
頭の中で、電子レンジのチン!みたいな音がなると、なんらかのスキルを獲得したことがわかる。
なんだか不思議な現象だ。
そしてその威力を示すランクは個人の力量によって変化するそうだ。
訓練すれば上がる場合もあるらしいので、下級ランクでも頑張りなさい、と教師に励まされた。
勇者候補の私たち4人は、夕食だけ一緒にとることになっている。
そこで、始まったのは各人の獲得したスキル自慢だった。
エリアナは完全に魔法士としての適性があったようで、火・風・土属性に適正があるらしい。初日から火と風の魔法のスキルを複数覚えたという。
しかも威力は最初からS級で、教師役の上級魔法士からはもう教えることはない、と云われたそうだ。
将は聖属性のカテゴリーの1つである光属性を持っているという。そのせいで大司教からも、魔族に対する切り札になり得ると期待されているみたい。剣道をやっていたので、聖騎士から剣を習うことになったようだけど、彼の場合は魔法にも適性があって、剣に魔法を付与して戦うという魔法剣士としての素質があるらしい。
優星はアーチェリーの腕を生かして騎士団で弓を習っている。
風の属性を持っている上、もともと弓のスキルをいくつか所持していたらしく、正式に習い始めたことでそのスキルランクはS級にまで進化したそうだ。
「で、あんたは?トワ」
「私は、今のところまだ回復魔法だけかな。ところでスキルとかのランクってどうやってわかるの?」
「ああ、それはね…」
優星が自分のスキルの確認のやり方を教えてくれた。
目を閉じて、『能力確認』と云うと、瞼の裏に文字が浮かんでくるのだ。
それはVR(バーチャル・リアリティ)のゴーグルをつけて見ているみたいな感じだった。
そこで見た自分の獲得スキルは<体力・魔力回復>のみ。ランクは下級だった。
な~んだ、成長してないじゃん。がっくし…話が違うじゃないか。
そんな私に、エリアナが言った。
「今日、教師の魔法士から聞いたんだけど、この国って魔法士の養成機関があって世界中から魔法士が集まってくるんだって。中でも回復魔法士は、どこへ行っても食いっぱぐれないから人気なんだってさ」
「へえ…そうなんだ。人気職なのね」
「へえ…じゃなくって、人気職ってことは競争がそれだけ激しいってことよ。あんた、頑張んなさいよね」
むー、すでに上から発言。
ま、エリアナはこの国でも5%しかいないS級なわけだし、下級の私にはそういう態度になるのも仕方がないか。
「君も勇者候補なんだから、そのうち能力に目覚める日がくるよ」
優星はそういって励ましてくれた。
「ところで俺たち、魔族と戦うって割に、魔族のこと何も知らされていないよな」
「そうね。魔族は敵だ!ってなっちゃって全然教えてくれないわね」
「一度、戦ってみたいよね。どんな感じか確かめないと、戦い方もわからないし」
「だよな。敵を知らないと戦えないよな?」
明日にでも教師に聞いてみよう、ってことでみんなの意見が一致した。
3人はなかなか好戦的だ。
やっぱり戦闘スキルを持っている人は違うのかな。
私は、正直言って魔族と戦うなんてできれば避けたい。第一怖いじゃない。
魔族ってどんなのだろう。
獣みたいなのか、悪魔みたいなのか、ゲームに出てくる化物みたいなのか。
どんなスキルがあって、どんな攻撃をしてくるのか。
そんな得体のしれないものと戦うなんて、皆怖くないのかな?
「しっかし、それにしてもここの食事はマズイな」
全員が思っていたことを将が口に出した。
私も同じく愚痴った。
「同感。あんまりいうのも悪いと思ってたけど、これはマジでないわ~」
「何の食材かもよくわからないしね。この肉なんてさ、なんだか生臭いし、ただ焼いただけで味付けしてないし。この泥みたいなソースかけると更にマズいんだよね」
「本当ね。ここの人たち、毎日こんなの食べててよく平気だよね…」
「舌がバカなんじゃない?それともあたしたちの舌がおかしいのかしら」
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