聖魔の乙女は運命を転がす~落ちこぼれ回復士の私が救世主になって魔王に愛される理由~

つかさ

文字の大きさ
179 / 246
第七章

誤算

しおりを挟む
 アトルヘイム帝国城の皇帝の個室。
 皇帝が座るための豪華な革張りの椅子には不機嫌そうなグレイが座っていた。
 その前には皇帝と行動を共にしていた帝国将アントニウスが立っていた。
 彼はスパイとして皇帝に同行し、離反して手勢の十数騎と共に帝都に戻ってきたのだ。
 アントニウスが皇帝を裏切ったことで、皇帝一派は包囲され、討ち取られている筈だったが帝都に戻ってきたところで偵察兵から、一派を取り逃がしたとの報告を受けた。
 これは反乱軍にとっては大きな誤算となった。
 更にアントニウスの隣に立つグレイの副官が、第12部隊が滞在している自治領区が皇帝側についたとの報告をした。

 それに加えてグレイを不機嫌にさせているのは、広大な帝国領各地の諸侯が恭順を示さないことだった。彼は伝令部隊『黒の脚』を派遣してクーデターに賛同を求める密書を各地に送っていたのだが、返答があったのはたった2領主からだけだった。しかもその内容は中立を保つというもので、グレイの期待していたものではなかった。地方領主たちは、このクーデターがこのまま成功するかどうかを見極めるつもりなのだ。
 シュタイフに軍を与えて主要諸侯の元へ送り出し、武力で脅すというパフォーマンスを実行させているのも仕方のないことだった。
 広大な帝国を治めるためには、各地の領主を従わせる必要がある。帝都を占領したことは、反乱の足掛かりを作ったに過ぎないのだ。皇帝を撃ち漏らしたのは大きな誤算だった。

「こんなはずではなかった。あの宰相め、話が違うではないか」

 彼に策を授けたオーウェン新王国の宰相シュトラッサーは、皇帝を殺し、帝都を押さえて黒色重騎兵隊を支配下に置けば、地方領主たちは無条件で従うはずだと言ったのだ。
 そこへグレイの副官がさらに追い打ちをかける報告をした。

「帝国大学生らの抵抗が激化しています」
「たかが学生に何を手こずっている!武力で一気に制圧できんのか!黒色重騎兵隊を投入しろ」
「怪我人が出るかもしれませんがよろしいので?」
「多少の犠牲は仕方あるまい」

 グレイの副官は真っ当な考えのできる男だった。

「戒厳令が続いて市民のストレスは限界に来ています。これで若者たちに危害を加えたとなれば、今度は市民たちが暴動を起こしかねません」
「市民には食料も配給しておるし飢えてはいないはずだ。不満などあろうはずがない」
「街の様子を一度ご覧になられてはいかがです?」
「バカなことを言うな!外にはどんな刺客がいるかもしれんのだぞ!」

 憤るグレイを見て、副官は溜息をついた。何を云ってもダメだと思ったようで、彼はもう何も意見しなかった。
 アントニウスも同じ気持ちだったようで、副官と共に敬礼をして部屋を出た。
 思った以上に芳しくない状況に、彼は不安を覚えていた。

「…そう長くは持ちますまい。あなたも早くご自分の身の振り方を決めた方が良いですよ」

 副官はそう云って去って行った。
 彼も近いうち、グレイを見限って出て行くのだろう。
 アントニウスが城内の自室に戻ると、彼の直属の部下である帝国騎士団の団長とその団員が2人、待っていた。
 彼らは逃げる皇帝一味を追い詰め、討ち漏らした帝国騎士団であった。

「おまえたち、戻っていたのか」

 帝国騎士団はアントニウスと亡くなったクインタス、逃亡中のテルルッシュの3人の将官の麾下に属している。現在帝都内に展開している帝国騎士団はクインタスの配下を吸収したアントニウスの配下の兵たちだ。彼らもその内の一軍であった。
 彼らは皇帝を追い詰めたが、あと一歩のところで、謎の一団が現れて邪魔され、取り逃がしてしまったという失態の謝罪に訪れていたのである。
 騎士団長は頭を下げながら、皇帝を救った謎の一団について報告した。
 その一団の中には魔族も混じっていたという。
 彼らの素性はわからないが、人間と魔族の混合チームで、恐ろしく強い連中だったという。

「そうか、自治領区が皇帝派に味方したのは皇帝が砦にたどり着いて、第12部隊と合流したからか」

 アントニウスは拳を握り締めた。
 その後、帝国騎士団は幾度か追手を差し向けたものの、やはりその謎の一味に撃退されてしまったという。

「まずい、まずいぞ」

 彼は部下たちに向かって云った。

「国内の兵力を至急まとめろ」
「しかし、帝国軍本部で軟禁中の第2、7部隊は未だ恭順していません」
「どんな手を使っても構わん。味方に付けろ。…そうだ、従わねば帝国大学の学生たちを殺すと脅せ」

 アントニウスの命令に、騎士団長とその部下は顔を見合わせ、困った表情になった。

「あの、閣下。大学を包囲していた騎士団の隊長とお会いになっておりませんか?」
「いや、会っておらん。どうかしたのか?」
「彼らは抵抗する学生らと大学前で交戦状態になったそうです。そこになぜか正体不明の魔族が現れて、全軍退却する羽目になったというのです」
「何!?魔族だと?何だその話は…初めて聞いたぞ。で、その魔族とやらは何者だ?どうやって帝都にやってきたというのだ?」
「わかりません。ただ、今もその魔族が大学内で学生たちを守っていて、手を出せない状態です」
「籠城しているのか?ならば食料と水を絶てばよいではないか」
「…それが、市民や商人たちが支援しているようで物資は毎日運び込まれているようです」
「ならば市民を近付けぬよう、大学を孤立させろ」
「いえ、あの…実は孤立させられているのは騎士団の方で…」
「どういうことだ?」

 アントニウスは眉間にシワを寄せて彼らを睨んだ。
 どうも彼らの報告は要領を得ない。

「騎士団の宿舎の周囲には戒厳令に対する抗議を訴える市民が大勢押し寄せていて、宿舎から出動できない状態になっています。ここへきて商人たちが騎士団への食料や武器などの価格を釣り上げてきて、交渉が難航しているのです。このままでは騎士団自体も飢えてしまうことになります。我々は帝都民を敵に回してしまったのです」

 彼は目を丸くした。
 無力だと思っていた帝国の市民たちがこんな形で武力に反抗するとは思わなかったからだ。

「武力で商人たちを従わせろ」
「…これ以上、市民を敵に回すことは得策ではありません。これではクーデターが成功しても、民の支持を得られず治政は安定しません」

 騎士団長は冷静に意見を云ったが、アントニウスは聞く耳を持たなかった。

「そんなことはどうとでもなる。今は戦力をそろえることが重要だ。何としてでも第2、7部隊を従わせろ。まずは大学を制圧しろ。魔族だか何だか知らんが、抵抗する者がいたら見せしめに殺しても構わん」

 上官の命令には逆らえないと諦め、騎士団長とその部下たちは命令を復唱して部屋を出て行った。
 1人になったアントニウスは、ブツブツと独り言を口にした。

「くそっ…。グレイがこれほど無能だとは思わなかった。素人ばかりを上の役職に付けるからこんなことになるのだ。物資の確保は基本中の基本だろうが」

 グレイは生粋の軍人で、事務方の人間を軽んじる傾向にあったことは否めない。クーデターを起こしてから、帝都でまともに登城して仕事をしている事務方の人間は半数にも満たない。グレイに恭順しない者らは自宅に引きこもって登城を拒否しているのだ。おかげでいろいろなことが滞っていて、たった半年程度で国の経済は傾きかけている。
 力で押さえつければ市民たちは大人しく従うはずだと信じ込んでいたのがそもそもの間違いだった。

 彼は目頭を揉むようにして、自分の目を覚まそうとしているかのように見えた。
 だがその口車に乗ってしまった以上、もう後には引けないのだった。


 包囲していた市民たちを蹴散らして、帝国騎士団が大学へ向かってくるとのアスタリスの報告により、学生たちは大学前で彼らの行く手を塞いで対峙した。
 学生たちは、丸腰で騎士団に向かいあい、まずは話し合いを求めた。
 帝国騎士らは、抵抗する者を排除し、大学を制圧しろと命令を受けていた。
 だが、指揮を執る帝国騎士団長はこの申し出を受けた。
 騎士の中にはこの大学に身内が通っている者もいて、元々この命令には承服しかねる者も多く、学生らに武器を振るうことを良しとしなかったのだ。

 決め手はカムラの一言だった。

「帝国騎士団は何を守るための武力だ?市民か、それとも権力者か?このクーデターはただの私欲で行われたもので、大義はない。僕ら学生に武力を向けることが間違っているとなぜ気付かないのか?」

 カムラの言葉は真実だった。反乱の首謀者たちはグレイによって地位と権力を約束された者ばかりであることを騎士たちもうすうす気づいていた。
 それをカムラがはっきり言葉にすると、騎士たちの中には武器を捨てて「やめだ!」と叫ぶ者も現れた。すると、それは他の騎士にも伝染し、次々と武器を手放す者が続いて出た。

 アントニウス麾下の帝国騎士団長は、学生たちの前でついに決断した。

「我ら帝国騎士団は、騎士団憲章を順守する!」

 団長はそう宣言した。
 帝国騎士団憲章とは、帝国騎士は帝国民の安全と健康を守る者であり、いかなる外敵からも帝国民を守り、その秩序を回復することに務めるもの、というよう騎士の在り方を規定したものである。
 騎士団の騎士たちは、その場で騎士団憲章を暗唱しはじめた。
 騎士団長は、学生らに対し武力行使をしないことを約束したが、それは主であるアントニウスを裏切ることを意味していた。
 その騎士団と対峙する学生たちの前に、黒衣の男が姿を現した。

「口先三寸で敵を丸め込んだか。大したものだ」
「魔王様!」
「魔王様だ!」

 帝国騎士たちは、学生たちがその男を魔王と呼び、歓声を上げている様を、奇妙な気持ちで見ていた。
 ここは、魔族を排斥する帝国の帝都のはずだ。なのに、なぜかその帝国の子らは魔王を称え、歓声を上げている。これは一体どういうことなのか?

「魔王って、何なんだ…?まさか本物なわけはあるまい?」

 騎士団長は思わず口走った。
 まさか、本物の魔王がいるはずがない、と彼らは思っていた。
 魔王はその騎士団長に語り掛けた。

「おまえたちは主を裏切って、これからどうすべきか迷っているのだろう?」

 心の内を見透かされた騎士団長は、絶句した。
 魔王は人の心を見抜くのか?と恐れたのだ。

「答えはお前たち自身の中に既にあるはずだ」

 魔王は騎士たちの間の前で空中に浮遊した。
 騎士たちはどよめき、身構えた。

「自分の信じる者のために戦うのが騎士たる者の務めだ」

 魔王がそう云うと、学生たちは熱狂し魔王コールを繰り返した。

「我の力の一端を見せてやろう」

 魔王はカイザードラゴンの名を呼んだ。

『ようやく出番か。待ちくたびれたぞ』

 学生たちと帝国騎士団の目前に、カイザードラゴンはその巨大な姿を現した。
 カイザードラゴンが学生たちの前ではその存在を秘匿されていたのは、彼らにより強い衝撃を与えるためだった。

「おおっ!ドラゴンだ…!!」
「魔王様のドラゴン…!!ほ、本物だぁ!」
「近くで見るとすごい迫力だなあ!」

 上空に突如現れた巨大なドラゴンに彼らは驚愕した。
 その圧倒的な存在感に、人間たちは息を呑んだ。
 こんな絶対的な存在と敵対すべきではないと、彼らの脳裏に刷り込むことが魔王の狙いだった。

 魔王が浮遊してドラゴンの背に乗ると、どこからともなく聖魔騎士団と、それにザグレムが魔王の後ろに姿を現した。
 いつでも人任せだったザグレムは、ユリウスに良い所を見せたいと、珍しく同行することを志願したのだった。

「私の実力を示す良い機会だ。私の能力が<魅了>だけではないことをユリウスに知ってもらわねば」

 そう云ってザグレムは張り切っていたが、ユリウスは興味なさそうにそっぽを向いていた。

「特別に我が直々に手を貸してやる。帝国軍基地を解放してやる故、後の始末は自分たちで行え」

 魔王がドラゴンの背中から騎士団長にそう命じた。
 命ずることに慣れたその物云いに、騎士団長は敬礼しかかって、ハッと我に返った。

「魔王に指図されずとも、そのくらいのことはわかっている!」

 騎士団長は少しムキになって答えた。
 だが、魔王の言葉は彼らの本当の主の命令よりも聞く価値のあるものだった。
 魔王は笑い声を残し、ドラゴンに乗って帝都の空を滑空していった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

【完結】巻き込まれたけど私が本物 ~転移したら体がモフモフ化してて、公爵家のペットになりました~

千堂みくま
ファンタジー
異世界に幼なじみと一緒に召喚された17歳の莉乃。なぜか体がペンギンの雛(?)になっており、変な鳥だと城から追い出されてしまう。しかし森の中でイケメン公爵様に拾われ、ペットとして大切に飼われる事になった。公爵家でイケメン兄弟と一緒に暮らしていたが、魔物が減ったり、瘴気が薄くなったりと不思議な事件が次々と起こる。どうやら謎のペンギンもどきには重大な秘密があるようで……? ※恋愛要素あるけど進行はゆっくり目。※ファンタジーなので冒険したりします。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~

みつまめ つぼみ
ファンタジー
 17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。  記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。  そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。 「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」  恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!

剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜

みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。 …しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた! 「元気に育ってねぇクロウ」 (…クロウ…ってまさか!?) そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム 「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが 「クロウ•チューリア」だ ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う 運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる "バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う 「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と! その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ 剣ぺろと言う「バグ技」は "剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ この物語は 剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語 (自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!) しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない

処理中です...