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俺は最強だ!!

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俺は最強だ。
そう俺は最強だ。
俺は田舎町のラオロットに住んでいる。田舎町だからもちろん住んでる人の名前くらいは全員わかる。俺以外に同じ歳のやつは5人いる。ローサ、シノン、サール、シェルロフ、カーリーの5人だ。小さいけど学校なんかもある。俺は5年生の11歳で6人の中では、一番年上だ。学校では一般教養だけでなく将来生活していくための狩りの仕方や動物や魚の捌き方、剣の使い方などだ。因みに俺は最年長で体もデカいと言うこともあり、狩りや剣技など将来一番男がしそうな面で言えば、成績は段違いにみんなよりもいい。俺達の先生は一人で全部のことを教えてくれていて、なんでもできるしもちろん俺なんかより強い。でも最近はいい勝負してるし、あと3年もすれば先生だって倒せると思う。俺達が学校があるのは週に2回で6年生と一緒に授業を受けている。先生は俺達以外にも全学年を教えているから、1、2年生と3、4年生が週2ずつで、先生は週1の休みだ。因みに俺は最強だから6年生よりも成績はいい。
今日は休みの日だから母さんの仕事を手伝っていたんだけど、暇があったから久しぶりに親父の書斎に入って本でも読んでいた。親父は一応ラオロットの村長をやっているからどの家よりも本の数は多いと思う。だから今日もきになる本を探していたところ、親父の机の中に気になる箱があった。もちろんカギもかかっていて、パスワードが必要だった。パスワードとくればこっちのもんだ。親父は単純だからこういうのは絶対に誕生日にしている。だからいつものように、1001と打つと案の定、箱が開いた。そこに入っていたのは一冊の古い本だった。
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