おバカな子供はやっぱりおバカだった

アズやっこ

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「リップ」

「ライラ」


久しぶりにライラと会った。

ライラも男の子と女の子、二人の子供に恵まれた。

男の子は同じ歳で女の子は3歳年下。お互い子育てに余裕が出てきて今は2~3ヶ月に1度はお茶をするようになったわ。


今日は私の邸で子供達4人を庭で遊ばせ、私達は子供達を見ながらお茶をしている。


「リップどうしたの?なんか疲れてない?」

「マーガレットがね…」

「また?」

「そのまたよ」

「今度は誰なの?」

「銀色の髪の毛の騎士ですって」

「銀色か…、探す方が大変そうね」

「でしょう」

「マーガレットはケーニスに似ているからどこまでも探しに行きそうね」

「そうなのよ。だから余計に頭が痛いわ」


ライラと楽しく話をしていたらマークスが私達の所までやって来た。


「ライラおばさん」

「マークスどうしたの?」

「ネリーにどうやって言えば俺の気持ちが伝わるの?俺の好意に全く気づいてくれないんだけど」

「あらあら」

「マークス、ネリーには直球勝負よ!あの子はライラに似て鈍感だから好きだって言い続けていたらマークスを好きになるわ。鈍感だけど流されやすいから大丈夫、好きだって言い続けなさい。それでもマークスを好きにならなかったら潔く諦めるのね」

「もう、リップ、私は鈍感じゃないわ。ロニーへの気持ちに蓋をしていただけだもの」

「なら雰囲気で察する事が出来るの?」

「それは、そうだけど」

「ロニーはずっと好意を向けていたのにライラは気づかなかったじゃない」

「今はきちんと分かるわ」

「それはロニーが言葉にするからでしょう」

「それもそうね。マークス、言葉は大事よ。ネリーはまだ恋が分からないの。でもマークスの事は大好きだと思うわ。今日もお気に入りのリボンを付けてたもの。今年の誕生日にネリーに贈ったでしょ?今日はあのリボンを付けたいって朝から言っていたわ。

マークス頑張ってね」


マークスは顔を真っ赤にして走っていった。


「マークスみたいにマーガレットも現実を見てくれると良いんだけど…」

「でも出会いなんて分からないわよ?明日出会うかもしれないじゃない」

「でも騎士の本が飽きたらまた変わるのよ?」

「その時はまた違う人に憧れるわね。今度はどんな人に憧れるのかしら。私は楽しみだけど」

「こんなんじゃいつまでたっても婚約者が出来ないわ」

「それもそうね。でもリップような男性がどこかにいるわよ。マーガレットに付き合ってくれる人がきっと現れるわ」

「その度に婚約破棄するって言うの?あれ地味に傷つくのよ?」

「それは困ったわね」

「マークスはネリーの気持ち次第だけど」

「それだって分からないわ。ネリーが好きになってもマークスの気持ちが変わる事もあるもの。逆にマーガレットが本の中の世界の憧れの男性と出会ってマーガレットが変わるかもしれないわよ。

ほんの些細な事で人は変わるし、憧れが現実になるかもしれない。それはまだ分からないわ」

「そうね」

「それに物書きになっても良いんじゃない?マーガレットの将来はまだまだこれからよ」


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