2 / 6
2
しおりを挟む「リップ」
「ライラ」
久しぶりにライラと会った。
ライラも男の子と女の子、二人の子供に恵まれた。
男の子は同じ歳で女の子は3歳年下。お互い子育てに余裕が出てきて今は2~3ヶ月に1度はお茶をするようになったわ。
今日は私の邸で子供達4人を庭で遊ばせ、私達は子供達を見ながらお茶をしている。
「リップどうしたの?なんか疲れてない?」
「マーガレットがね…」
「また?」
「そのまたよ」
「今度は誰なの?」
「銀色の髪の毛の騎士ですって」
「銀色か…、探す方が大変そうね」
「でしょう」
「マーガレットはケーニスに似ているからどこまでも探しに行きそうね」
「そうなのよ。だから余計に頭が痛いわ」
ライラと楽しく話をしていたらマークスが私達の所までやって来た。
「ライラおばさん」
「マークスどうしたの?」
「ネリーにどうやって言えば俺の気持ちが伝わるの?俺の好意に全く気づいてくれないんだけど」
「あらあら」
「マークス、ネリーには直球勝負よ!あの子はライラに似て鈍感だから好きだって言い続けていたらマークスを好きになるわ。鈍感だけど流されやすいから大丈夫、好きだって言い続けなさい。それでもマークスを好きにならなかったら潔く諦めるのね」
「もう、リップ、私は鈍感じゃないわ。ロニーへの気持ちに蓋をしていただけだもの」
「なら雰囲気で察する事が出来るの?」
「それは、そうだけど」
「ロニーはずっと好意を向けていたのにライラは気づかなかったじゃない」
「今はきちんと分かるわ」
「それはロニーが言葉にするからでしょう」
「それもそうね。マークス、言葉は大事よ。ネリーはまだ恋が分からないの。でもマークスの事は大好きだと思うわ。今日もお気に入りのリボンを付けてたもの。今年の誕生日にネリーに贈ったでしょ?今日はあのリボンを付けたいって朝から言っていたわ。
マークス頑張ってね」
マークスは顔を真っ赤にして走っていった。
「マークスみたいにマーガレットも現実を見てくれると良いんだけど…」
「でも出会いなんて分からないわよ?明日出会うかもしれないじゃない」
「でも騎士の本が飽きたらまた変わるのよ?」
「その時はまた違う人に憧れるわね。今度はどんな人に憧れるのかしら。私は楽しみだけど」
「こんなんじゃいつまでたっても婚約者が出来ないわ」
「それもそうね。でもリップような男性がどこかにいるわよ。マーガレットに付き合ってくれる人がきっと現れるわ」
「その度に婚約破棄するって言うの?あれ地味に傷つくのよ?」
「それは困ったわね」
「マークスはネリーの気持ち次第だけど」
「それだって分からないわ。ネリーが好きになってもマークスの気持ちが変わる事もあるもの。逆にマーガレットが本の中の世界の憧れの男性と出会ってマーガレットが変わるかもしれないわよ。
ほんの些細な事で人は変わるし、憧れが現実になるかもしれない。それはまだ分からないわ」
「そうね」
「それに物書きになっても良いんじゃない?マーガレットの将来はまだまだこれからよ」
5
あなたにおすすめの小説
彼女の目に止まりたい
こうやさい
恋愛
彼女はものすごい美人なので結婚したがっているやつは沢山いる。
どうすれば彼女の目にとまることが出来るだろう。
一番恋愛色の強い話を諦めたけど恋愛で(おい)……ファンタジーだとファンタジー要素どこだろうみたいなヤツだし。貴族がいる現代かどうか怪しい一応外国っぽいとこって曖昧なシロモノはカテゴリ毎度悩む。
ちょっと分割がおかしいです。諦めたヤツはいつか形になるのだろうか?
今回から連載第二話の更新基準にするお気に入り数を変えます。最近お気に入り数に違和感持ってるせいもちょっとあるんだけど、それ以上に機械やら部屋やら人間やらがガチでヤバイ温度になってるので作業時間の短縮を。本文は書けてるのになんでこんな時間かかるんだろ?
投稿ペースと一緒に完結とかタグの追加や変更等も遅れ気味になる可能性があります。涼しくなってもペース戻らなきゃ何かが手遅れだったって事で。
ただいま諸事情で出すべきか否か微妙なので棚上げしてたのとか自サイトの方に上げるべきかどうか悩んでたのとか大昔のとかを放出中です。見直しもあまり出来ないのでいつも以上に誤字脱字等も多いです。ご了承下さい。
続きおよびセルフパロディは冒頭の需要の少なさから判断して予約を取り消しました(しおりとポイントは今回は条件変えてませんでしたが満たしていませんでした、念のため)。今後投稿作業が出来ない時等用に待機させます。よって追加日時は未定です。詳しくは近況ボード(https://www.alphapolis.co.jp/diary/view/96929)で。
URL of this novel:https://www.alphapolis.co.jp/novel/628331665/790660466
【完結】私にサンタクロースはやって来ない!
山葵
恋愛
「ブライト。今日は聖なるクリスマス。街でデートしましょう♪ショッピングして、最後に今、話題のライトアップを見に…」
「すまないカトリーヌ。メルシアが熱を出したと知らせが来てね、今から見舞いに行ってくる。」
「…そう。行く前に聞きたいのだけれど、ブライトは私とメルシアさんと、どちらが優先順位が高いのかしら?」
「そんなの決められる訳ないだろう?君は僕の婚約者で、メルシアは大事な幼馴染なんだ。」
「そう。じゃあ私とメルシアさんが同時に熱を出したら、どちらを先に見舞うのかしら?」
私の問いに黙ってしまったブライト。
早く婚約解消してください!
鳴哉
恋愛
自己評価の低い子爵令嬢 と
その婚約者の侯爵令息 の話
短いので、サクッと読んでもらえると思います。
読みやすいように、6話に分けました。
毎日1回、予約投稿します。
【完結】さよなら、馬鹿な王太子殿下
花草青依
恋愛
ビーチェは恋人であるランベルト王太子の傍らで、彼の“婚約破棄宣言”を聞いていた。ランベルトの婚約者であるニナはあっさりと受け入れて去って行った。それを見て、上手く行ったと満足するビーチェ。しかし、彼女の目的はそれだけに留まらず、王宮の平和を大きく乱すのだった。 ■主人公は、いわゆる「悪役令嬢もの」のヒロインのポジションの人です ■画像は生成AI (ChatGPT)
王宮勤めにも色々ありまして
あとさん♪
恋愛
スカーレット・フォン・ファルケは王太子の婚約者の専属護衛の近衛騎士だ。
そんな彼女の元婚約者が、園遊会で見知らぬ女性に絡んでる·····?
おいおい、と思っていたら彼女の護衛対象である公爵令嬢が自らあの馬鹿野郎に近づいて·····
危険です!私の後ろに!
·····あ、あれぇ?
※シャティエル王国シリーズ2作目!
※拙作『相互理解は難しい(略)』の2人が出ます。
※小説家になろうにも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる