おバカな子供はやっぱりおバカだった

アズやっこ

文字の大きさ
3 / 6

しおりを挟む

「お母様、私、第一王子と結婚するわ」

「騎士はどうなったの?」

「お母様、銀色の髪の騎士はこの国にはいないわ。旅に出て探す事も出来るけどまだ私子供だもの、無理よ」

「そうね、そこは分かっていてくれて良かったわ」

「でも第一王子はこの国にもいるでしょ」

「いるわね。婚約者もいるけど」

「私、婚約者よりも好かれる自信はあるの」

「すごい自信ね」

「私達は学園で出会うのよ」

「第一王子はもう卒業したわよ」

「え?なら舞踏会で出会うわ」

「貴女はあと5年は舞踏会に行けないわ。その間に第一王子は婚姻するわね」

「え~!なら私はどうやって第一王子と出会うの?」

「本の中ではどうやって出会ったの?」

「学園で王子とぶつかって転けそうな所を助けてもらうの。お互い一目惚れよ。王子の婚約者は私に嫌がらせをするの。それでね断罪されて私は晴れて王子と結婚するの。

違う話ではね、舞踏会で私は壁の華になってるの。その姿が王子には女神に見えたの。それから王子は私の手を引いて会場の真ん中に連れて行って皆が見ている前で求婚するのよ」

「そう」

「それにねこんな話もあったわ。幼い頃に一度だけ遊んだ時に結婚の約束をしたの。その約束を守る為に私を探し出したんだけど私は身分違いだからって断るの。でも王子は諦めず求婚し続けたの。幼い頃の約束を守る為に。

王子って素敵よね。格好良いだけじゃなくて紳士なの。必ず薔薇の花束を持ってるの」

「ねぇマーガレット、マークスがずっと薔薇の花束を持っていたらどう思う?」

「マークスが?まず似合わない。それに花束をずっと持ってたら邪魔じゃないの?って聞くかも。それに馬鹿じゃないの?って笑うかも。だって見る度にずっと花束を持って歩いている人なんて変だもの。

女性が持っていても変だとは思わないけど」

「王子は男性よ?」

「王子は別よ。王子は花が似合うの。王子の後ろにはいつも花が舞ってるのよ」

「そうね、絵だからね。本物の王子には花は舞ってないわ。王子も私達と同じ人間なんだから」

「お母様、花を背負っている人はその存在がもう花なのよ」

「うん、貴女がお父様に似ている事だけは分かるわ」

「私はお父様に似てないわ。お父様みたいに私は本を読みながら気持ち悪い顔で笑わないもの」

「………」


マーガレット、残念だけど貴女もケーニスみたいにニタニタと笑ってるわよ…。


マーガレットは女の子だからか最近は恋愛系の本しか読まない。本の世界に憧れるのは良いの。本の中の男性はいつも紳士で格好良く書かれているし、こんな男性がいたら素敵だと私も思うわ。

でもね、現実の男性は人間らしいの。

それを早く気づいてほしいわ…。


しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

彼女の目に止まりたい

こうやさい
恋愛
 彼女はものすごい美人なので結婚したがっているやつは沢山いる。  どうすれば彼女の目にとまることが出来るだろう。  一番恋愛色の強い話を諦めたけど恋愛で(おい)……ファンタジーだとファンタジー要素どこだろうみたいなヤツだし。貴族がいる現代かどうか怪しい一応外国っぽいとこって曖昧なシロモノはカテゴリ毎度悩む。  ちょっと分割がおかしいです。諦めたヤツはいつか形になるのだろうか?  今回から連載第二話の更新基準にするお気に入り数を変えます。最近お気に入り数に違和感持ってるせいもちょっとあるんだけど、それ以上に機械やら部屋やら人間やらがガチでヤバイ温度になってるので作業時間の短縮を。本文は書けてるのになんでこんな時間かかるんだろ?  投稿ペースと一緒に完結とかタグの追加や変更等も遅れ気味になる可能性があります。涼しくなってもペース戻らなきゃ何かが手遅れだったって事で。  ただいま諸事情で出すべきか否か微妙なので棚上げしてたのとか自サイトの方に上げるべきかどうか悩んでたのとか大昔のとかを放出中です。見直しもあまり出来ないのでいつも以上に誤字脱字等も多いです。ご了承下さい。  続きおよびセルフパロディは冒頭の需要の少なさから判断して予約を取り消しました(しおりとポイントは今回は条件変えてませんでしたが満たしていませんでした、念のため)。今後投稿作業が出来ない時等用に待機させます。よって追加日時は未定です。詳しくは近況ボード(https://www.alphapolis.co.jp/diary/view/96929)で。 URL of this novel:https://www.alphapolis.co.jp/novel/628331665/790660466

お針子と勘違い令嬢

音爽(ネソウ)
恋愛
ある日突然、自称”愛され美少女”にお針子エルヴィナはウザ絡みされ始める。理由はよくわからない。 終いには「彼を譲れ」と難癖をつけられるのだが……

貴方とはここでお別れです

下菊みこと
恋愛
ざまぁはまあまあ盛ってます。 ご都合主義のハッピーエンド…ハッピーエンド? ヤンデレさんがお相手役。 小説家になろう様でも投稿しています。

【完結】私にサンタクロースはやって来ない!

山葵
恋愛
「ブライト。今日は聖なるクリスマス。街でデートしましょう♪ショッピングして、最後に今、話題のライトアップを見に…」 「すまないカトリーヌ。メルシアが熱を出したと知らせが来てね、今から見舞いに行ってくる。」 「…そう。行く前に聞きたいのだけれど、ブライトは私とメルシアさんと、どちらが優先順位が高いのかしら?」 「そんなの決められる訳ないだろう?君は僕の婚約者で、メルシアは大事な幼馴染なんだ。」 「そう。じゃあ私とメルシアさんが同時に熱を出したら、どちらを先に見舞うのかしら?」 私の問いに黙ってしまったブライト。

早く婚約解消してください!

鳴哉
恋愛
自己評価の低い子爵令嬢 と その婚約者の侯爵令息  の話 短いので、サクッと読んでもらえると思います。 読みやすいように、6話に分けました。 毎日1回、予約投稿します。

旦那様、愛人を頂いてもいいですか?

ひろか
恋愛
婚約者となった男には愛人がいる。 わたしとの婚約後、男は愛人との関係を清算しだしたのだが……

【完結】さよなら、馬鹿な王太子殿下

花草青依
恋愛
ビーチェは恋人であるランベルト王太子の傍らで、彼の“婚約破棄宣言”を聞いていた。ランベルトの婚約者であるニナはあっさりと受け入れて去って行った。それを見て、上手く行ったと満足するビーチェ。しかし、彼女の目的はそれだけに留まらず、王宮の平和を大きく乱すのだった。 ■主人公は、いわゆる「悪役令嬢もの」のヒロインのポジションの人です ■画像は生成AI (ChatGPT)

王宮勤めにも色々ありまして

あとさん♪
恋愛
スカーレット・フォン・ファルケは王太子の婚約者の専属護衛の近衛騎士だ。 そんな彼女の元婚約者が、園遊会で見知らぬ女性に絡んでる·····? おいおい、と思っていたら彼女の護衛対象である公爵令嬢が自らあの馬鹿野郎に近づいて····· 危険です!私の後ろに! ·····あ、あれぇ? ※シャティエル王国シリーズ2作目! ※拙作『相互理解は難しい(略)』の2人が出ます。 ※小説家になろうにも投稿しております。

処理中です...