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あの日、と、ジークルト様は話出した。
「ジーク、今日はマリアンヌ王女の代わりにいずれご友人になるフランベル伯爵家のサリーリちゃんの相手をしてちょうだい」
「何で俺が」
「王女風邪をひいたみたいで。だけど伯爵と夫人と一人娘のサリーリちゃんが王宮に来る事になってるのよ。私は伯爵夫人の相手をするからジークはサリーリちゃんの相手ね」
不貞腐れ王宮へ来て、お茶会の庭園に来たらマリーと変わらない幼い女の子だった。
「どうして俺が子守なんだよ」
「こらジーク」
1つに纏めた髪を引っ張られ、女の子と目が合う。
「綺麗なピンク…嫌、ごめん」
(何で目が離せない。吸い込まれそうな瞳。綺麗なピンク色。この女の子に似合ってる。
【ドクン】
ドクドク煩い。どうしたんだよ)
「おにいさまのかみ、よぞらのおそらのいろ」
「くろ?よぞらはきれいよ?おほしさまがきらきらしてて、おつきさまがまあるいの」
「くらくならないとおほしさまもおつきさまもきらきらしないわ。きらきらするよぞらはきれいなの」
「リーは夜空が好きか?」
「うん。すき。きらきらきれいだもん。おにいさまのかみもきらきらきれい」
(俺の黒髪が綺麗?俺はこの黒髪が嫌いだ。だけどリーの言うように夜空と思ったら何か俺も自分の黒髪が夜空に思えてきた)
「リー、ルトのおよめさんなる」
「うん。俺のお嫁さんになって」
(俺はリーを俺のお嫁さんにしたい)
「リー、可愛い。花冠似合うよ」
「ありがと、ルト。リー、はなよめさんみたいね」
「花嫁か。そうだね。リーが後11年たてば16歳だ。そしたら直ぐに迎えに行く。それまで待っててくれる?」
「それまでに俺は立派な騎士になってリーを護るよ」
「リーだけの騎士になれる様に俺も頑張るからリーは俺が迎えに行くまで他の人好きになるなよ?」
「うん。リーはルトのはなよめさんだから」
(俺は立派な騎士になってリーを護る。騎士になってリーを迎えに行くからそれまで絶対に他の男好きになるなよ。リーは俺の花嫁なんだからな)
「ジーク、お茶にしなさい」
「分かりました。リー行こうか」
「ルト、だっこ」
リーを抱っこして戻る。
「ルト、はなよめさんはだっこするのよ?だからルトはリーだけをだっこするの」
「分かったよ」
「ルトだいすき」
リーを横に座らせ、ケーキを食べさせる。リーがもじもじしていて、
「リー、どうした?」
「うん…。かあさま……」
リーはお母上に内緒話をした。
「申し訳ありません。少しお花を摘みに行って参りますわ」
「それなら俺が摘んで来ます」
「ジーク!」
「え?」
「伯爵夫人、どうぞごゆっくり」
リーとお母上が席を外し、
「ジーク、貴族の令嬢や夫人がお花を摘みにって言った時はお手洗いに行きますって言ってるのよ。覚えておきなさい」
「お手洗いで良いのに」
「恥じらいよ。貴方、随分サリーリちゃんの事気にいったのね」
「母上!」
「顔が真っ赤よ?遂にジークも初恋か」
「リーは俺の花嫁です。リーが16歳になったら直ぐに迎えに行って結婚します」
「あらあら。ならあちらから打診して貰わないとね。ある意味今日の顔合わせ良かったじゃない」
「はい。リーを護る騎士に早くなれる様、これからも鍛錬頑張ります。父上にも伝えます」
「そうね。お父様からフランベル伯爵へ声をかけて貰いましょう」
「はい」
リーのお母上が帰って来て、
「あの、リーはどこに」
「側で仕えてた侍女の方が代わりに連れて行ってくれると言われましたので。私も王宮は分かりませんし、お願いしましたの」
「俺、リーを迎えに行って来ます。寂しがるといけないので」
「お願い出来るかしら」
「はい」
俺は急いで此処から一番近いお手洗いの場所に向かった。
「キャー、誰か、誰かー」
俺は急いで近くに駆け寄った。
「どうされました?」
「ジークルト様、大変です。賊が、賊が…」
「リーは?フランベル伯爵家のサリーリ嬢はどこです」
「サリーリ嬢が連れ去られました。すみません」
「分かりました。俺は直ぐにリーを追います。貴女はまず俺の母上にこの事を伝えて下さい。それから騎士に連絡をと母上に伝えて下さい。良いですね?」
「分かりました」
俺は近くに居た王宮の警備をしている騎士を見つけ、サリーリ嬢が攫われた事を伝え、王宮の中に走った。
(この場所から外に出るには…騎士団の前を通るか使用人出入口しかない。賊が騎士団の前を通る訳ないから、使用人出入口だ)
後ろに居た騎士に、
「使用人出入口から連れ出すと思います。出入口を封鎖して下さい。それと封鎖するまでに出て行った馬車の行き先も聞いて下さい」
俺は走って出入口に着いた。封鎖をしてる門の前、さっき別れた騎士に近づき、
「馬車は何台通りましたか?行き先は?」
「団長の指示待ちです」
「リーは?フランベル伯爵家のサリーリ嬢は?」
「団長が来るまで待ちなさい」
「クソッ!」
(リー、何処だ?リー、必ず助けるからな。待ってろよ)
「ジーク、今日はマリアンヌ王女の代わりにいずれご友人になるフランベル伯爵家のサリーリちゃんの相手をしてちょうだい」
「何で俺が」
「王女風邪をひいたみたいで。だけど伯爵と夫人と一人娘のサリーリちゃんが王宮に来る事になってるのよ。私は伯爵夫人の相手をするからジークはサリーリちゃんの相手ね」
不貞腐れ王宮へ来て、お茶会の庭園に来たらマリーと変わらない幼い女の子だった。
「どうして俺が子守なんだよ」
「こらジーク」
1つに纏めた髪を引っ張られ、女の子と目が合う。
「綺麗なピンク…嫌、ごめん」
(何で目が離せない。吸い込まれそうな瞳。綺麗なピンク色。この女の子に似合ってる。
【ドクン】
ドクドク煩い。どうしたんだよ)
「おにいさまのかみ、よぞらのおそらのいろ」
「くろ?よぞらはきれいよ?おほしさまがきらきらしてて、おつきさまがまあるいの」
「くらくならないとおほしさまもおつきさまもきらきらしないわ。きらきらするよぞらはきれいなの」
「リーは夜空が好きか?」
「うん。すき。きらきらきれいだもん。おにいさまのかみもきらきらきれい」
(俺の黒髪が綺麗?俺はこの黒髪が嫌いだ。だけどリーの言うように夜空と思ったら何か俺も自分の黒髪が夜空に思えてきた)
「リー、ルトのおよめさんなる」
「うん。俺のお嫁さんになって」
(俺はリーを俺のお嫁さんにしたい)
「リー、可愛い。花冠似合うよ」
「ありがと、ルト。リー、はなよめさんみたいね」
「花嫁か。そうだね。リーが後11年たてば16歳だ。そしたら直ぐに迎えに行く。それまで待っててくれる?」
「それまでに俺は立派な騎士になってリーを護るよ」
「リーだけの騎士になれる様に俺も頑張るからリーは俺が迎えに行くまで他の人好きになるなよ?」
「うん。リーはルトのはなよめさんだから」
(俺は立派な騎士になってリーを護る。騎士になってリーを迎えに行くからそれまで絶対に他の男好きになるなよ。リーは俺の花嫁なんだからな)
「ジーク、お茶にしなさい」
「分かりました。リー行こうか」
「ルト、だっこ」
リーを抱っこして戻る。
「ルト、はなよめさんはだっこするのよ?だからルトはリーだけをだっこするの」
「分かったよ」
「ルトだいすき」
リーを横に座らせ、ケーキを食べさせる。リーがもじもじしていて、
「リー、どうした?」
「うん…。かあさま……」
リーはお母上に内緒話をした。
「申し訳ありません。少しお花を摘みに行って参りますわ」
「それなら俺が摘んで来ます」
「ジーク!」
「え?」
「伯爵夫人、どうぞごゆっくり」
リーとお母上が席を外し、
「ジーク、貴族の令嬢や夫人がお花を摘みにって言った時はお手洗いに行きますって言ってるのよ。覚えておきなさい」
「お手洗いで良いのに」
「恥じらいよ。貴方、随分サリーリちゃんの事気にいったのね」
「母上!」
「顔が真っ赤よ?遂にジークも初恋か」
「リーは俺の花嫁です。リーが16歳になったら直ぐに迎えに行って結婚します」
「あらあら。ならあちらから打診して貰わないとね。ある意味今日の顔合わせ良かったじゃない」
「はい。リーを護る騎士に早くなれる様、これからも鍛錬頑張ります。父上にも伝えます」
「そうね。お父様からフランベル伯爵へ声をかけて貰いましょう」
「はい」
リーのお母上が帰って来て、
「あの、リーはどこに」
「側で仕えてた侍女の方が代わりに連れて行ってくれると言われましたので。私も王宮は分かりませんし、お願いしましたの」
「俺、リーを迎えに行って来ます。寂しがるといけないので」
「お願い出来るかしら」
「はい」
俺は急いで此処から一番近いお手洗いの場所に向かった。
「キャー、誰か、誰かー」
俺は急いで近くに駆け寄った。
「どうされました?」
「ジークルト様、大変です。賊が、賊が…」
「リーは?フランベル伯爵家のサリーリ嬢はどこです」
「サリーリ嬢が連れ去られました。すみません」
「分かりました。俺は直ぐにリーを追います。貴女はまず俺の母上にこの事を伝えて下さい。それから騎士に連絡をと母上に伝えて下さい。良いですね?」
「分かりました」
俺は近くに居た王宮の警備をしている騎士を見つけ、サリーリ嬢が攫われた事を伝え、王宮の中に走った。
(この場所から外に出るには…騎士団の前を通るか使用人出入口しかない。賊が騎士団の前を通る訳ないから、使用人出入口だ)
後ろに居た騎士に、
「使用人出入口から連れ出すと思います。出入口を封鎖して下さい。それと封鎖するまでに出て行った馬車の行き先も聞いて下さい」
俺は走って出入口に着いた。封鎖をしてる門の前、さっき別れた騎士に近づき、
「馬車は何台通りましたか?行き先は?」
「団長の指示待ちです」
「リーは?フランベル伯爵家のサリーリ嬢は?」
「団長が来るまで待ちなさい」
「クソッ!」
(リー、何処だ?リー、必ず助けるからな。待ってろよ)
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