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次期宰相ルート
数ヶ月たち、学園にも慣れ、食堂ではセドリック王子殿下の席から離れて座り、王子様ルートを回避出来たはずだったのに、何故かセドリック王子殿下は私に構ってくる。 私は隠れたり、授業が終われば直ぐ学園を出たり、自分で出来る範囲の防御はしているつもり。
テストが近づき、図書室でテスト勉強をしていたら分からない所が出て来て、
「もう分かんない。勉強なんて大嫌い」
誰も居ない事をいい事に思わず声を出してしまった。
「何処が分からないんだ?」
「えっ?」
私は急に後ろから話しかけられ、後ろを振り向いた。
「私が教えても良いのだが」
「教えてくれますか?」
「ああ」
「ありがとうございます。助かります」
「何処が分からないんだ?」
「ココとココとココとココと…」
「はぁ、殆ど分からないって事だな?」
「はい…」
「少し見せてみろ」
私はテキストを見せて、
「基礎は出来てる。応用だけだ」
とても丁寧に教えて貰い、何とか理解出来る様になり、
「凄いです。ありがとうございます。助かりました」
「明日も来るのか?」
「はい。図書室、誰も居ないから気が楽で」
「それは分かる。私で良ければ明日も教えても良いんだが」
「良いんですか?見ず知らずの者にも優しい方何ですね」
「ジルだ」
「はい?」
「私の事はジルと呼んでくれ」
「ジル様ですね。私はキャロラインです。明日もお願いします。ジル先生!」
「ジル先生!っ!良いな」
ジル先生に図書室で毎日教えて貰い、テストも何とかなりそうです。
「ジル先生のお陰で明日からのテストも何とかなりそうです。ジル先生がいなかったら今頃私は途方に暮れていました。本当にありがとうございます」
「いや、キャロラインが頑張ったからだ」
突然、図書室の扉が開き、
「ジルベーク様、貴方は私と言う婚約者が居ながら令嬢と二人きりの部屋の中で何をなさってるの?貴女も貴女よ。婚約者がいる男性と個室で二人きり。それがどう言う事かお分かり?平民上がりはこれだから」
「おい!エイミーナ、キャロラインに失礼ではないか!」
「ジルベーク様は口を挟まないで頂けます?わたくしは令嬢としての嗜みを注意してますのよ?」
「エイミーナにとやかく言われる筋合いはない。早く出て行け」
「まぁ!ジルベーク様は婚約者のわたくしよりも平民の女をお取りになるの?」
「早く出て行け!」
エイミーナ様は怒って図書室を出て行った。
「キャロライン、すまない。気を悪くしたか?」
「あの…ジル様ってジルベーク様なのですか?」
「そうだが」
「あの宰相様をお父上に持つ、侯爵家の?」
「そうだが、何か問題があるのか?」
「あります。侯爵家のご令息様とは知らず申し訳ありません。婚約者のエイミーナ様にも申し訳ありませんでした。私も貴族の端くれ男爵令嬢です。婚約者のおられる方と図書室とは言え、密室で二人きりになった事は許される事ではありません。早くエイミーナ様を追い掛けて差し上げて下さいませ。貴族の令息としてエイミーナ様が仰った事の方が正しいとお分かりですよね?」
「そうだが」
「声を荒らげてすまなかったと、早くエイミーナ様を追い掛けて差し上げて下さい」
「キャロラインが言うなら仕方ない。分かった」
ジルベーク様が図書室を出て行ったので、私はホッと溜め息を付いた。
次期宰相ルートも回避出来た?
テストが近づき、図書室でテスト勉強をしていたら分からない所が出て来て、
「もう分かんない。勉強なんて大嫌い」
誰も居ない事をいい事に思わず声を出してしまった。
「何処が分からないんだ?」
「えっ?」
私は急に後ろから話しかけられ、後ろを振り向いた。
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「ああ」
「ありがとうございます。助かります」
「何処が分からないんだ?」
「ココとココとココとココと…」
「はぁ、殆ど分からないって事だな?」
「はい…」
「少し見せてみろ」
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とても丁寧に教えて貰い、何とか理解出来る様になり、
「凄いです。ありがとうございます。助かりました」
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「はい。図書室、誰も居ないから気が楽で」
「それは分かる。私で良ければ明日も教えても良いんだが」
「良いんですか?見ず知らずの者にも優しい方何ですね」
「ジルだ」
「はい?」
「私の事はジルと呼んでくれ」
「ジル様ですね。私はキャロラインです。明日もお願いします。ジル先生!」
「ジル先生!っ!良いな」
ジル先生に図書室で毎日教えて貰い、テストも何とかなりそうです。
「ジル先生のお陰で明日からのテストも何とかなりそうです。ジル先生がいなかったら今頃私は途方に暮れていました。本当にありがとうございます」
「いや、キャロラインが頑張ったからだ」
突然、図書室の扉が開き、
「ジルベーク様、貴方は私と言う婚約者が居ながら令嬢と二人きりの部屋の中で何をなさってるの?貴女も貴女よ。婚約者がいる男性と個室で二人きり。それがどう言う事かお分かり?平民上がりはこれだから」
「おい!エイミーナ、キャロラインに失礼ではないか!」
「ジルベーク様は口を挟まないで頂けます?わたくしは令嬢としての嗜みを注意してますのよ?」
「エイミーナにとやかく言われる筋合いはない。早く出て行け」
「まぁ!ジルベーク様は婚約者のわたくしよりも平民の女をお取りになるの?」
「早く出て行け!」
エイミーナ様は怒って図書室を出て行った。
「キャロライン、すまない。気を悪くしたか?」
「あの…ジル様ってジルベーク様なのですか?」
「そうだが」
「あの宰相様をお父上に持つ、侯爵家の?」
「そうだが、何か問題があるのか?」
「あります。侯爵家のご令息様とは知らず申し訳ありません。婚約者のエイミーナ様にも申し訳ありませんでした。私も貴族の端くれ男爵令嬢です。婚約者のおられる方と図書室とは言え、密室で二人きりになった事は許される事ではありません。早くエイミーナ様を追い掛けて差し上げて下さいませ。貴族の令息としてエイミーナ様が仰った事の方が正しいとお分かりですよね?」
「そうだが」
「声を荒らげてすまなかったと、早くエイミーナ様を追い掛けて差し上げて下さい」
「キャロラインが言うなら仕方ない。分かった」
ジルベーク様が図書室を出て行ったので、私はホッと溜め息を付いた。
次期宰相ルートも回避出来た?
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