乙女ゲームのヒロインとして転生しましたが、謹んで回避させて頂きます!

アズやっこ

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次期騎士団長ルート

 入学式で第一王子様に助けられ、時期宰相様と図書室で勉強、あれ?これって確かイベントじゃなかった? 確かこの後は次期騎士団長とのイベントがあったはず!このイベントだけは絶対に回避しないと。だって、私、騎士団長のキャラ好きだったんだよね。うっかり好きになっちゃっても困るし!


 と、考え事をしながら歩いていたら、曲がり角を曲がった所で人とぶつかり、「また倒れる~!」って思ったのに、


(目の前には逞しい胸? 筋肉質の胸、逞しい腕、そうそう全身を包まれるこの感じ、はぁ、至福!ちょっと逞しい胸にスリスリしたくなっちゃう~。 それに男臭い?汗臭い?匂い、たまらん!はぁ、至福!)


「おい、大丈夫か?」


(あ~、男って話し方。ステキ!チャラくもなく、冷たくもなく、あ~たまらん)


「おい!」


(ヤバイ、ヤバイ!ダメ、ダメ! これは絶対に騎士団長のイベントだ! あ~だけどこの筋肉は、もう少しだけ…)


「医務室に連れて行くか?あ~!俺みたいに身体がでかい奴にぶつかったら、か弱い令嬢だ。怪我をしてるかもしれん。やっぱり医務室へ連れて行こう」


 私は我に返り、急いで離れ、


「すみません、大丈夫です。確認せずぶつかり申し訳ありませんでした」

「いや、俺こそすまない。急いでいて確認を怠った」

「ではお互い確認を怠ったと言う事でこれで失礼します。授業に遅れますので」

「大丈夫か?医務室に連れて行くが」

「いえ、怪我もない様ですし大丈夫です。では」

「なら良いが。俺も急いで行かないといけないからな。ゆっくり歩いて行けよ」

「はい。ありがとうございます」


 騎士団長とのイベントは印象に残らない様に心掛けたから、何事もなく終わり、


 次期騎士団長ルートは回避出来たわ~!



 だけど、あの筋肉、惜しい。もう少しあじわいたかった。

 あ~駄目駄目! その心の油断が死亡フラグまっしぐら! それは回避したい。 油断大敵!



 とりあえず、次期騎士団長ルートは回避ね!


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