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チャーリーが帰って来て、その手には陛下の印が付いた許可書を持っていた。これで孤児院の子達を集められる。
お祖父様とチャーリーは明日の予定を確認している。アイリーン様は邸に戻り、明日メイドと騎士を連れて来てくれるそう。
私はお祖母様とゆっくりお茶タイム中…。
「お祖母様、ごめんなさい」
「何が?」
「お父様にお母様、それに、サラフィスまで…」
「それは仕方のない事よ?エミリーの気の病む事ではないわ」
「そうでしょうか」
「サラは分からないけど、お父様とお母様は自分達の行いを見つめるべきだったの。二人共自分と向き合う時間が必要なのよ」
「はい」
「辺境という厳しい環境の中でようやく自分が未熟だと気付いてくれる事を願ってるわ」
「はい」
「エミリーはこれからチャーリー君と婚姻でしょ?」
「はい」
「ドレスの手配しないとね?」
「…はい」
私は真っ赤になった顔を俯けた。
次の日朝早くからグレンと騎士達は孤児院へ向けて邸を出て行った。侯爵家の馬車2台とお祖父様の馬車、チャーリーの家の馬車を1台借り、アイリーン様の馬車も借りて孤児院を一院づつ回り子供達を連れてくる。陛下の許可書が一通しかないから仕方ないとはいえ、全部回ると昼前ぐらいね。
その間、私はお祖父様に子供達を迎える手順を聞いた。
子供達はまず食堂に集められ、簡単な書き取りをする。名前とか、就きたい職とか。食堂には長いテーブルと椅子があり、少し足りない分の椅子も違う部屋から持ってきて人数分用意してあった。
その為、今日は部屋での食事になったけど、今迄も部屋で食べてた私にはあまり変わらないわね。
子供達が着く前にチャーリーとアイリーン様が邸に来た。チャーリーは商会の馬車でアイリーン様とメイドを迎えに行き、アイリーン様の護衛騎士は馬で来たそうだ。
書斎で皆で少し話をしお茶を飲み、私とチャーリーは執務室に来ている。
「チャーリー、チャーリーの部屋を作るつもりなんだけど何か意見ある?」
「部屋?」
「結婚してからも住む部屋」
「それってこの邸で?」
「え?一緒に住まないの?」
「違う違う。住む、一緒に住むよ」
「良かった」
「新婚の時はほら、二人きりになりたいと言うか」
「どう言う意味?」
「俺が言うのもあれだけど」
「いいわよ言って」
「離れを建てたいなと思って。俺がお金出すし、エリーが嫌じゃなければ。後、前、お、お義祖父様が許可してくれるならになるけど」
「ふふっ」
「何?」
「お祖父様で良いと思うわよ?」
「うっ。何か恥ずかしいな」
「それより離れね…」
「やっぱり嫌、だよね」
「嫌じゃない。私も離れが良い。ジム、大丈夫そう?」
「大旦那様も何も言われないと思います」
「なら離れを建てましょ」
「小さいのでいいよ。食事とかはこっちで皆で取って寝起きは離れでしたい」
「食事はお祖父様達と一緒で良いの?」
「一緒が良い。ただ夫婦の時間だけは二人で過ごしたい」
「二人…」
「嫌?」
「嫌じゃないの。チャーリーと一緒に寝るのは安心するもの」
「夫婦になったら寝るだけじゃないよ?」
「わ、分かってるわよ」
私は顔を真っ赤にして俯けた。
「エリー」
「ん?」
呼ばれ顔を上げたら、チャーリーの唇が私の唇に重ねられ口付けをした。
「チャーリー!」
「何?」
「ジムが…いる、わ…」
「私は何も見ていませんが」
「ジムさんは優秀な執事だから大丈夫だよ。それに昨日はバタバタとしててエリーとゆっくり過ごす時間もなかった」
「そうだけど…」
「俺だってエリーとの時間が欲しいよ」
「それは私だって」
「俺の家に居た時はもっと側にいれた」
「そうだけど」
「それに昨日の夜は寂しかった。いつも抱き締めて寝ていたエリーがいなくて」
「私も昨日はなかなか寝つけれなかった…私もチャーリーが側に居ないと寂しい」
チャーリーは私を抱き締めた。
「俺もなかなか眠れなかったよ」
「うん」
「もうこのまま俺もここに住もうかな?」
「そうして欲しいけど…無理よ…」
「それは俺も分かってるよ。それにお義祖父様の期待に添えるか分からないけど、頑張ってみたいとも思う」
「宰相にするって言った事?」
「そう。俺は一度自分の手で失くした。だけど幼い頃からの夢で現実にする為に頑張ってきた」
「そうね」
「商会で役にたったし満足もしてる」
「うん」
「けど、また夢を見ても良いと、諦めなくて良いと言われて、俺さ嬉しかったんだ」
「チャーリーは宰相になりたいの?」
「幼い頃から父上の跡を継ぐと思ってたし、宰相になるものだと思ってたけど、今はなりたいって思うよ」
「そう」
「俺を助けてくれる?」
「当たり前でしょ」
「エリーは俺の女神なんだ」
「やめてよ」
「女神なんだよ。地獄から這い上がらせてくれたのもエリー、商会で働かせてくれたのもエリー、それに俺の気持ちを受け取ってくれて愛する事を許してくれたのもエリー。エリーが側にいてくれたら俺は何でも出来るんだ」
「女神ではないけどチャーリーが側にいてって言うなら側にいる。私にとってチャーリーも神様だもの」
お祖父様とチャーリーは明日の予定を確認している。アイリーン様は邸に戻り、明日メイドと騎士を連れて来てくれるそう。
私はお祖母様とゆっくりお茶タイム中…。
「お祖母様、ごめんなさい」
「何が?」
「お父様にお母様、それに、サラフィスまで…」
「それは仕方のない事よ?エミリーの気の病む事ではないわ」
「そうでしょうか」
「サラは分からないけど、お父様とお母様は自分達の行いを見つめるべきだったの。二人共自分と向き合う時間が必要なのよ」
「はい」
「辺境という厳しい環境の中でようやく自分が未熟だと気付いてくれる事を願ってるわ」
「はい」
「エミリーはこれからチャーリー君と婚姻でしょ?」
「はい」
「ドレスの手配しないとね?」
「…はい」
私は真っ赤になった顔を俯けた。
次の日朝早くからグレンと騎士達は孤児院へ向けて邸を出て行った。侯爵家の馬車2台とお祖父様の馬車、チャーリーの家の馬車を1台借り、アイリーン様の馬車も借りて孤児院を一院づつ回り子供達を連れてくる。陛下の許可書が一通しかないから仕方ないとはいえ、全部回ると昼前ぐらいね。
その間、私はお祖父様に子供達を迎える手順を聞いた。
子供達はまず食堂に集められ、簡単な書き取りをする。名前とか、就きたい職とか。食堂には長いテーブルと椅子があり、少し足りない分の椅子も違う部屋から持ってきて人数分用意してあった。
その為、今日は部屋での食事になったけど、今迄も部屋で食べてた私にはあまり変わらないわね。
子供達が着く前にチャーリーとアイリーン様が邸に来た。チャーリーは商会の馬車でアイリーン様とメイドを迎えに行き、アイリーン様の護衛騎士は馬で来たそうだ。
書斎で皆で少し話をしお茶を飲み、私とチャーリーは執務室に来ている。
「チャーリー、チャーリーの部屋を作るつもりなんだけど何か意見ある?」
「部屋?」
「結婚してからも住む部屋」
「それってこの邸で?」
「え?一緒に住まないの?」
「違う違う。住む、一緒に住むよ」
「良かった」
「新婚の時はほら、二人きりになりたいと言うか」
「どう言う意味?」
「俺が言うのもあれだけど」
「いいわよ言って」
「離れを建てたいなと思って。俺がお金出すし、エリーが嫌じゃなければ。後、前、お、お義祖父様が許可してくれるならになるけど」
「ふふっ」
「何?」
「お祖父様で良いと思うわよ?」
「うっ。何か恥ずかしいな」
「それより離れね…」
「やっぱり嫌、だよね」
「嫌じゃない。私も離れが良い。ジム、大丈夫そう?」
「大旦那様も何も言われないと思います」
「なら離れを建てましょ」
「小さいのでいいよ。食事とかはこっちで皆で取って寝起きは離れでしたい」
「食事はお祖父様達と一緒で良いの?」
「一緒が良い。ただ夫婦の時間だけは二人で過ごしたい」
「二人…」
「嫌?」
「嫌じゃないの。チャーリーと一緒に寝るのは安心するもの」
「夫婦になったら寝るだけじゃないよ?」
「わ、分かってるわよ」
私は顔を真っ赤にして俯けた。
「エリー」
「ん?」
呼ばれ顔を上げたら、チャーリーの唇が私の唇に重ねられ口付けをした。
「チャーリー!」
「何?」
「ジムが…いる、わ…」
「私は何も見ていませんが」
「ジムさんは優秀な執事だから大丈夫だよ。それに昨日はバタバタとしててエリーとゆっくり過ごす時間もなかった」
「そうだけど…」
「俺だってエリーとの時間が欲しいよ」
「それは私だって」
「俺の家に居た時はもっと側にいれた」
「そうだけど」
「それに昨日の夜は寂しかった。いつも抱き締めて寝ていたエリーがいなくて」
「私も昨日はなかなか寝つけれなかった…私もチャーリーが側に居ないと寂しい」
チャーリーは私を抱き締めた。
「俺もなかなか眠れなかったよ」
「うん」
「もうこのまま俺もここに住もうかな?」
「そうして欲しいけど…無理よ…」
「それは俺も分かってるよ。それにお義祖父様の期待に添えるか分からないけど、頑張ってみたいとも思う」
「宰相にするって言った事?」
「そう。俺は一度自分の手で失くした。だけど幼い頃からの夢で現実にする為に頑張ってきた」
「そうね」
「商会で役にたったし満足もしてる」
「うん」
「けど、また夢を見ても良いと、諦めなくて良いと言われて、俺さ嬉しかったんだ」
「チャーリーは宰相になりたいの?」
「幼い頃から父上の跡を継ぐと思ってたし、宰相になるものだと思ってたけど、今はなりたいって思うよ」
「そう」
「俺を助けてくれる?」
「当たり前でしょ」
「エリーは俺の女神なんだ」
「やめてよ」
「女神なんだよ。地獄から這い上がらせてくれたのもエリー、商会で働かせてくれたのもエリー、それに俺の気持ちを受け取ってくれて愛する事を許してくれたのもエリー。エリーが側にいてくれたら俺は何でも出来るんだ」
「女神ではないけどチャーリーが側にいてって言うなら側にいる。私にとってチャーリーも神様だもの」
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