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おまけ 完結
しおりを挟む『可愛げもないお前を私の婚約者に選んでやったんだ、光栄に思え』
目の前のエリーナはこう言われても顔色一つ変えない。
本当に可愛げがない。いつもツンとして澄ました顔をして言う事は教師と同じ、貴方は馬鹿なのですか?と言いたげだ。
私は早々にエリーナの前から立ち去る。
エリーナが帰り自分の部屋にいると決まって『陛下がお呼びです』宰相が迎えに来る。
『ローレンス!お前はまたエリーナに酷い言葉を言ったらしいな。どうしてお前は何度言っても分からない。今から公爵家へ行きエリーナに謝罪をしてきなさい!』
エリーナとのお茶の後は決まって父上から呼び出されエリーナに謝罪をしに行けと言われる。もう父上の小言も聞き飽きた。
『殿下どうされますか』
父上の執務室から部屋に帰る時、従者は必ずどうするか私に聞く。
『今日も行かれませんか』
『たまには行かないとまた父上に怒鳴られる。今から公爵家へ行く、馬車の用意をしろ』
ほんの気まぐれ。何となく今日は父上の小言が耳に残った、それだけだ。
先触れも出さず公爵家へ向かう。
公爵は外交へ行っているし今日は母上のサロンで夫人達を招いている。エリーナの母もサロンへ行っているだろう。
執事の制止を無視し私は近くを通ったメイドにエリーナの部屋に案内してもらった。
『マリア、今日も可愛げないってローレンス様に言われたの。どうして私はローレンス様の前だと可愛げないのかしら。どうしてローレンス様の前だと緊張してきつい言い方しかできないのかしら。だから私はローレンス様に嫌われるのよ』
『お嬢様は可愛いです』
『それはマリアの欲目よ』
『あら、マリアはお嬢様がローレンス殿下にお会いする日はとても可愛いと思いますよ?お嬢様は何度もドレスを着替えて髪留め一つお決めになるのもああでもないこうでもないと。今日はお支度に2時間掛かりました。何度も鏡の前でどこか変じゃない?と言ってはこの髪留めはドレスに合わないとかこの髪型は顔がきつく見えるとか、あんなに小さかったお嬢様が恋する年齢になったのだとマリアは微笑ましいです。こんなに可愛らしくご成長されマリアはとても嬉しいです』
『でも…、ローレンス様は私を可愛くないって言うわ』
『ローレンス殿下はまだお嬢様の可愛らしさをお知りにならないだけです。さぁ今日も笑顔の練習をなさるのでしょう』
『うん、練習する…』
私は部屋の外で立ち聞きをしたかった訳ではないが…、部屋に入る機会を逃してしまった。
メイドは仕方がないわねと言いたげのようだ。
コンコン
『お嬢様メルティです』
『メルティ?入って』
メイドは扉の前から私に『どうぞ』と譲った。
私は扉を開けた。
『ローレンス殿下、何かご用がおありでしたか?先触れも無かったように思いますが』
『お前に…しゃ……お前に文句を言いに来ただけだ』
『まだ私に言い足りないとおっしゃるのですか』
『そうやってお前はいつも私を小馬鹿にする』
『小馬鹿になどしていません』
『だからお前が嫌いなんだ』
『私だって殿下なんか嫌いです。うわぁぁん、うわぁぁん』
『泣くな!煩い!』
『泣きたくて泣いてないです!勝手に流れてくるだけです。もう出てって下さい!』
部屋を追い出され扉が閉められた。私は部屋の前から動けなかった。
あのエリーナが泣くとは思わなかった。女の子を初めて泣かせた。
メイドは手で『お帰りはあちらです』と玄関の方へ私を促した。それでも私は初めて女の子を泣かせてしまい扉の前から動けなかった。
『ほらマリア、私は嫌われてるの。私はローレンス様の婚約者になって好きになったのにローレンス様は私を嫌いって』
『お嬢様、初恋は生まれて初めて恋をするから初恋なのです。その恋が結ばれるか片思いかは関係ないんです。お嬢様が初めて恋をした、そのお気持ちを大事になさって下さい。でも殿下にも困ったものですね。こんな可愛いお嬢様をお嫌いだなんて、きちんと目が見えているのでしょうか』
『ふふ、マリアありがとう』
『いつでもマリアはお嬢様のお味方です』
私は扉を勢いよく開けた。
『エリーナ!』
『はい!』
エリーナは驚いたのか背筋を伸ばした。それはそうだろう、私がいつまでも部屋の前にいるとは思っていないだろうから。
『お前、私が好きなのか?』
『え?』
エリーナは真っ赤な顔を俯けた。私はその顔が見たくて側に歩いて行った。エリーナの前に立つメイド。
『退け』
『例えローレンス殿下でもお嬢様を傷つける者から守るのが私の役目です。不敬と言われようと退きません』
『違う、傷つけるつもりはない。ただエリーナに確認したいだけだ。エリーナ、私が初恋なのか?』
エリーナはコクンと頷いた。
『そうか、私は嫌われていた訳ではないのだな。嫌われているからいつもお前は私に厳しい言葉しか言わないと思っていた』
『違います。殿下の前だと緊張してしまい…すみません』
『私も今まですまなかった』
『殿下、マリアは私を助けようとしただけです』
『分かってる。主を身を挺して守る、良いメイドだな』
『はい、いつも助けられています』
『お前は言ったな、礼儀は必要だと。感謝は必要か…』
『はい、私一人では何もできません。メイドが助けてくれるから私はいつも綺麗な部屋で過ごせ清潔な服を着れます。それにメイドだけでなくて使用人全員が各々自分の役割をしているから私は快適に過ごせるのです』
『だがそれが当たり前だ』
『はい、貴族としてそれが当たり前です。ですが感謝の心を持って何か失いますか?私達はまだ子供です。誰かの手を借りなければ生きられません。メイド達のお給金を支払うのはお父様ですがお父様に感謝すればそれで良いという訳ではありません。実際私に手を貸してくれるのはお父様ではなくメイド達なのです。なら感謝の言葉を伝えるのが当たり前なのではないでしょうか。ありがとう、ごちそうさま、その一言は魔法の言葉です。礼儀とは言った方も言われた方も皆が幸せになれる魔法の言葉だと私は思います』
『そうか、そうだな』
いつも馬鹿にされてると思っていたが、エリーナは私を馬鹿にしている訳ではなく婚約者として私を諭してくれている。
私はエリーナを見ていない。
咎められていると馬鹿にされてると私が勝手に思っていただけだ。我儘で傍若無人な態度を受け入れ、それでもそれでは駄目だといつも私に教えてくれていた。
見ようとしていないものは見えない。
『殿下、私は殿下の婚約者としてまだまだですが、それでも婚約者として一緒に成長できれば良いと思っています。私も家では我儘ですしメイド達を困らせてばかりです。王宮は殿下の家、家とはくつろぐ所ですから』
そう言って微笑んだエリーナ。
『だがこうして泣かせていたのは事実だろ。私もこれからはエリーナを婚約者として見る。だからエリーナも殿下と言うな。家ではローレンス様と私を呼んでいるのだろ?なら私にも呼んでほしい。……殿下と言われると線を引かれたと感じる』
『はいローレンス様』
エリーナはにこっと嬉しそうに笑った。
それからエリーナと過ごすお茶の時間は少し変わった。エリーナは少しづつ緊張がほぐれ少女の顔になり、話し方も以前のような厳しい言葉ではなく優しくなった。
そう私が思うだけかもしれないが、それでも心持ち一つで人の印象は変わる。
お互い勉強の時間がある。エリーナが早く終わると幼いルーファーを膝に乗せ絵本を読んでいる姿を目にする事がある。ルーファーとは…、仲の良い兄弟とは言えない。ルーファーは私が寄ると怯え、私もルーファーには近づかない。
『エリーナ』
『ローレンス様、終わりましたか?』
『ああ』
『ルーファー、お兄様になんて言うんだった?さっき練習したでしょ?』
怯えた目で私を見るルーファー。エリーナの顔を見て助けを求めている。
『ルーファー、大丈夫よ、お兄様は本当は優しい人なの、ね?』
『に、兄様、絵本読んだの』
『そうか』
『どんな絵本か、気になる?』
実際気にはならない。が、エリーナの視線は『聞いてあげて』と言っている。
『どんな絵本だ?聞かせてほしい』
『兄様も座って』
ルーファーは目をキラキラと輝かせて絵本の話をし始めた。今日は冒険の絵本だったらしく大きな船に乗って冒険をする、大きな魚と戦い仲間を増やして冒険を続ける。私が小さい頃母上に読んでもらった。
『どうして船は浮くの?兄様、僕も剣の稽古をしたら大きな魚と戦えるかな?僕にも仲間ができるかな?』
それを私に聞かれても困る。
『分かったわルーファー、どうして船が浮くのか調べましょう。ローレンス様も一緒に調べませんか?』
『ああ』
エリーナはルーファーの疑問を一つ一つ調べた。地図を広げこの国に行くには海を渡るしかないとか、ある時は花言葉まで本で調べた。一緒に聞いている私まで覚えるつもりがなくても覚えてしまう。
ある日ルーファーがお肉は何から出来てるのか聞いた。まだ4歳のルーファーには残酷すぎると思ったがエリーナは違った。自分達が食す肉は動物達の命の恵みを貰っていると。だから自分達は動物に感謝し食さないといけないと。動物の図鑑を見せながらルーファーに説明した。肉も野菜も自分達の身となり自分達は恵みで生きていると。
ああ、エリーナは賢く聡明だ。そしてルーファーも賢く聡明になる。
疑問を一つ一つ調べれば己の知識になり、例え残酷だと思っても幼いからと嘘を教えない。それを残酷ととるか知らないといけない知識ととるかの違いだが、ルーファーは知らないといけない知識だ。それは私も同じ。
それから私は勉強で習った事をエリーナに聞いた。エリーナは私ならと考えを言う。私は正直に言った。『なぜ考えられる。私には勉強の内容は理解できるがそれからどうするかまでは何も思えない』
『ローレンス様、内容が理解できたのなら何か気になった言葉を調べたり考えたりしたらどうでしょうか。きっと自ずとローレンス様の探しているものが見つかります』
私は何となく気になった言葉を調べた。そしたらどうしてその時代はそうなったのか気になりまた調べる。それを繰り返した。
それでも所作だけは意味が分からない。
『ではローレンス様見て感想を教えて下さい』
エリーナは静かにカップをとり一口飲んで静かにカップを置いた。それはいつも見ている光景だ。私もそうしている。
そしてエリーナは乱暴ではないがカップをとり一口飲んでカップを置いた。
『違いは分かりますか?』
『カチャカチャと音が気になったくらいだ』
『はい、ただそれだけです。同じ動作でも音を立てるか立てないかだけです。でもその違いは大きいです。音を立てないだけで品よく見えそして優雅に見えます。それが所作です』
幼い頃から身に付いたものだがこうして違いを知ると所作が大事だと思える。
私はこうして一つ一つエリーナに教わり成長をした。
学園に入学する頃にはエリーナを愛しいと思うようになった。優しく聡明、だがそれをひけらかさない。私の疑問も笑わず答えを導いてくれ、お互い分からない時は一緒に調べ答えを出す。
私に足りない所はエリーナが補いエリーナが足りない所は私が補う。
エリーナは厳しい言い方をする。それは聞いた本人が厳しいと思うだけだ。以前の私もそうだった。
『エリーナの言葉が厳しいと思うならそれはお主に心当たりがあるからだ。痛い所を突かれただけでエリーナが悪い訳じゃない。お主の言い分も分かるがお主も改める所はあるだろう?それを今知れて良かったと思うか小生意気なと思うかはお主次第だ。だが私は知れて良かったと思った。だから今の私がある。そしてお主を大事な臣下だと思うからこそお主にも知れて良かったと思ってほしい』
エリーナの足りない所は数少ない。だが未だに緊張すると厳しい言い方もだが表情が消える時がある。
『エリーナ、怖い顔になってるぞ。今は私の事だけ考えていればいい』
『ええ、ありがとうローレンス』
そうすると自然と微笑む。可愛らしいと思わないか?
学園に入学し目に付いたのは婚約者を邪険に扱う者達。
『見ようと思わないと何も見えない。お前は彼女の一部しか見ず彼女の本質を見ていない。お前に見せていない彼女の一部以外が見えた時、本当の彼女の姿が現れる。彼女は令嬢だが年頃の少女だと分かる』
令嬢は良くも悪くも淑女の嗜みを幼い頃から教え込まれる。それでもその中身は年頃の少女の姿を隠している。
エリーナもそうだった。今は私の前ではよく笑い話す時も角が取れる。それが本来のエリーナの姿。少女のエリーナを私は愛おしく思う。手を繋げば嬉しそうに微笑み、膝の上に座らせれば恥ずかしそうに微笑み、抱きしめれば息を止める。息はしてくれと言うと『だって息の仕方が分からないの』と少し怒った顔をする。『好きだ』と言うと照れて『私も好きよ』と返してくれる。『愛してる』と言った時は真っ赤な顔をしていた。
怒った顔も笑った顔も照れて真っ赤な顔も、見ようと思わなければ知らなかった。知ろうと思わなければ見えなかった。
それが積もれば愛しいと自然に思える。
学園を卒業し王太子になり婚姻式を挙げた。幸せな毎日を送り毎日が楽しい。笑顔のエリーナが側にいる、それだけで満たされる。
父上の手伝いをして部屋に戻ると愛しいエリーナの笑顔が出迎えてくれる。時に一緒にこれからを話し合い、どんな国にしたいかお互い話す。
エリーナが体調を崩せば心配で何も手につかない。父上からは『エリーナの側にいてやれ』少し呆れられたが気になるのは仕方がない。
『ローレンス、子供が出来たって』
『ほ、本当か?』
私は嬉しくてエリーナを抱き上げた。
それから息子が産まれ、娘が産まれ、今は腹に子が宿っている。
ルーファーは学園を卒業した。
『姉様、俺は夢を叶えるよ』
『気を付けてね。いつでも帰ってくるのよ?手紙を書いて、いい?今はどこにいてどんな風に暮しているのか教えてね。私達はここにいる。ルーファーが帰る場所はここにある。ルーファーの帰りを待ってる私達がここでいつまでも待ってる。その事を忘れないで』
『ああ、分かってる』
エリーナはルーファーを抱きしめた。
ルーファーは背が高くなり体格も良くなった。幼い頃から騎士達に交じり剣の稽古をしていた。
『兄上、この国をお願いします』
『ああ、いつか私を支えてほしい』
『うーんそうだな、海を渡って大きな魚と戦って仲間が出来たら、その時は必ず』
『無理はするな』
『ああ、兄上も』
ルーファーは少年のような笑顔で旅立った。幼い頃からの夢『船に乗って世界を旅して回り冒険者になりたい』それを叶える為に。
王族がと笑う者もいるだろう。だがエリーナは幼いルーファーの夢を笑わず応援してきた。世界を旅するならと言葉は必要だと教え、自分で生活できるように教え、冒険者は変な輩とも戦えないといけないと体術と剣を習わした。お金を稼ぐにも騎士は給金が良いからと。
賢く聡明なルーファーだ、それに人懐っこく自然と人が集まる。
王太子になるのはルーファーだと私は思った。だがルーファーは夢を叶えると言った。きっと自分がいては私の脅威になると思ったんだろう。いや、ただ冒険者になりたかったのかもしれないな。
あの少年のような笑顔を私のように貼り付けた笑顔で曇らせたくない。
私の手を繋ぐエリーナの手。
エリーナにだけは本当の笑顔が見せれる。心を許し心が休まり、そしてまた頑張れる。
明るい未来を想像してこれからも二人で進む…。
「先生起きて、荷物が届いたよ」
「ああ、ありがとう」
夢か幻か…、もう一つの世界か…、現実のような長い夢を見た気がした。
きっと分岐点はいくつもありそれに気が付けば違った未来もあった、そういう事だったのかもしれない。
神の悪戯か?
「先生、荷物なんだったの?」
「開けてみなさい」
「可愛い服がいっぱい入ってる」
「ああ、君達の服だ。先生の友人が子供服を作っていてね、君達に贈り物だと言っていた」
「あと絵本もいっぱい」
「ああ、絵本には夢が詰まっているから沢山読みなさい」
「はーい」
ありがとうエリーナ。君が子供服を作っているとは知らなかったよ。ウィングル国は女性でも働ける、君には暮らしやすい国なんだろう。
君が今を生きているように私も今を精一杯生きる。
子供達の笑顔に囲まれ充実した日々を暮らす、今の私の幸せだ。
完結
❈ 作者からお礼
おまけの話にお付き合い頂きありがとうございます。数話だけのつもりでしたが書くなら書き切ろうと思いの外長くなってしまいました。
途中からコメントにも返信出来ず申し訳ありませんでした。普段より文字数の多いおまけ話、先に物語を…と物語を優先しました。
完結までお付き合い頂き本当にありがとうございます。また新しい作品を投稿する際には皆々様の目に止まることを願っています。
アズやっこ
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私としては、長い夢を見た‥ではなく二人はこういう結末を迎えた、と。
ありがとうございました。
素敵で色々ドラマチックでした。ローレンスの怪我の時には鼻の奥がツーンとなって、とても泣けました。物語であるけども、みんな幸せであって欲しいと思いました。とても感動しました(*´ω`*)
narumin#様
コメントありがとうございます。
物語ではありますが皆それぞれの思いがあり皆の幸せな姿を思い浮かべられる物語になりました。
本編、おまけ話含め完結までお付き合い頂きありがとうございます。また違う作品もnarumin#様の目に止まることを願っています。
泣けました😭
とても深く考えさせられるお話でした👏
せち様
コメントありがとうございます。
みんなそれぞれローレンスに対し思いがありそれに答えようと頑張る姿に涙です。
おまけ話含め完結までお付き合い頂きありがとうございます。また違う作品もせち様の目に止まることを願っています。