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イギリスにいるの
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内田は迷っていた。パイナップルケーキのお礼は何がいいのか。
うーん?いとちゃんが好きそうなものは何かな?
やっぱ、彼女みたいにかわいいケーキとか、アクセサリーかなぁ?あっ、すげぇ高い。手が出ない。
内田は小一時間迷った末、地元の銘菓を渡す事にした。センスが無さ過ぎて泣けてくる。
こ、これが確実だよね?食い飽きたとかないよね?うんうん、これが確実だろう。別に考えるのが面倒くさくなったとかではないから。しかし、何個入りにしようかな?
考えていると…
♪~♪~♪~ 「ヒョワッ!?」
…電話が鳴っている。画面を確認すると、いとちゃんの文字。内田は嬉々として電話に出る。
「もしもし、内田です。」
「フフフ…私メリーさん…今、イギリスにいるの」
「え、今いとちゃんイギリスにいんの?」
「内田君、慣れんといてや~。また、こないだみたいにパニックになりながら出てくれたら良かったのに~。」
「ごめん、ごめん。悪かったよ。」
「いや、良いけどさ。ま、それは一旦おいといてちょっと前に、怖い事があってね。ちょっと、聞いてほしい。」
「えぇ?大丈夫?」
「うん、大丈夫。」
「それで、怖い事って?」
「うーん、母ちゃんと一緒に色々見に行ってたんだ。それで、立ち止まって写真とか撮ってたらいきなり声掛けられたんだよ。」
「なにそれ怖い。」
「うん、まぁね。で、その人がカメラ渡してきて、『写真撮ってください』って。母ちゃんは勿論承諾して、カメラのシャッターを切るんだけど、なんか上手くいかなくて。で、よくよく見たら壊れてて。母ちゃんが『壊れてますよ』って言おうとしたら、いつの間にかガッチリした男の人達に囲まれてて、やばい!って思って荷物持って慌てて逃げたよ。」
「…超絶怖いじゃん。」
「うん。めちゃくちゃ怖かった。」
「そうか、海外ってやっぱ犯罪率?高いもんなぁ。いとちゃん、怪我とかしてない?」
「怪我はしてないけど、めちゃくちゃびびったわ。
そういえば、内田君は今何してるの?」
「のんびりしてた。あ、いとちゃん欲しい物とかない?」
「うーん、香水?花の匂いがするやつがちょっと欲しい。」
銘菓じゃ駄目だった。
「あ、パイナップルケーキありがとね。美味しかったよ。」
「ふふっ、どういたしまして。美味しいよね、あのパイナップルケーキ。また、台湾行ったら買ってきてあげるね!」
「はい!買ってきてくだせぇ!」
「何、そのテンション。あ、そうだ。イギリスでのお土産は、ピーターラビットのマグカップだよ。」
「ピーターラビットって何?」
「私も具体的には知らないけど、きれいな絵柄の兎よ。また今度調べてみるね。声が聞けて嬉しかった。またね。」
「はーい。マグカップ楽しみだなぁ。」
それから少し経ったあと、糸崎が八尺様の格好をして内田の家にやって来た。内田は驚いて腰を抜かしながらも、しっかりとマグカップを受け取った。
…冬が来たらココアでもいれるか。楽しみだ。
作者から
カメラの話は祖母と母が昔体験しました。どうやら、荷物目当てだったようです.皆さんも、海外に行く時にはなるだけ気を付けてください。
稀にお釣りを誤魔化される時もあるようです。
充分に気を付けましょう。でも、悪い人達ばかりでは無いですよ。沢山いい人もいます。
うーん?いとちゃんが好きそうなものは何かな?
やっぱ、彼女みたいにかわいいケーキとか、アクセサリーかなぁ?あっ、すげぇ高い。手が出ない。
内田は小一時間迷った末、地元の銘菓を渡す事にした。センスが無さ過ぎて泣けてくる。
こ、これが確実だよね?食い飽きたとかないよね?うんうん、これが確実だろう。別に考えるのが面倒くさくなったとかではないから。しかし、何個入りにしようかな?
考えていると…
♪~♪~♪~ 「ヒョワッ!?」
…電話が鳴っている。画面を確認すると、いとちゃんの文字。内田は嬉々として電話に出る。
「もしもし、内田です。」
「フフフ…私メリーさん…今、イギリスにいるの」
「え、今いとちゃんイギリスにいんの?」
「内田君、慣れんといてや~。また、こないだみたいにパニックになりながら出てくれたら良かったのに~。」
「ごめん、ごめん。悪かったよ。」
「いや、良いけどさ。ま、それは一旦おいといてちょっと前に、怖い事があってね。ちょっと、聞いてほしい。」
「えぇ?大丈夫?」
「うん、大丈夫。」
「それで、怖い事って?」
「うーん、母ちゃんと一緒に色々見に行ってたんだ。それで、立ち止まって写真とか撮ってたらいきなり声掛けられたんだよ。」
「なにそれ怖い。」
「うん、まぁね。で、その人がカメラ渡してきて、『写真撮ってください』って。母ちゃんは勿論承諾して、カメラのシャッターを切るんだけど、なんか上手くいかなくて。で、よくよく見たら壊れてて。母ちゃんが『壊れてますよ』って言おうとしたら、いつの間にかガッチリした男の人達に囲まれてて、やばい!って思って荷物持って慌てて逃げたよ。」
「…超絶怖いじゃん。」
「うん。めちゃくちゃ怖かった。」
「そうか、海外ってやっぱ犯罪率?高いもんなぁ。いとちゃん、怪我とかしてない?」
「怪我はしてないけど、めちゃくちゃびびったわ。
そういえば、内田君は今何してるの?」
「のんびりしてた。あ、いとちゃん欲しい物とかない?」
「うーん、香水?花の匂いがするやつがちょっと欲しい。」
銘菓じゃ駄目だった。
「あ、パイナップルケーキありがとね。美味しかったよ。」
「ふふっ、どういたしまして。美味しいよね、あのパイナップルケーキ。また、台湾行ったら買ってきてあげるね!」
「はい!買ってきてくだせぇ!」
「何、そのテンション。あ、そうだ。イギリスでのお土産は、ピーターラビットのマグカップだよ。」
「ピーターラビットって何?」
「私も具体的には知らないけど、きれいな絵柄の兎よ。また今度調べてみるね。声が聞けて嬉しかった。またね。」
「はーい。マグカップ楽しみだなぁ。」
それから少し経ったあと、糸崎が八尺様の格好をして内田の家にやって来た。内田は驚いて腰を抜かしながらも、しっかりとマグカップを受け取った。
…冬が来たらココアでもいれるか。楽しみだ。
作者から
カメラの話は祖母と母が昔体験しました。どうやら、荷物目当てだったようです.皆さんも、海外に行く時にはなるだけ気を付けてください。
稀にお釣りを誤魔化される時もあるようです。
充分に気を付けましょう。でも、悪い人達ばかりでは無いですよ。沢山いい人もいます。
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