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――【エレウテリア】。
それがこの世界に名付けられた名前である。
ここがかつて、自分が住んでいたはずであろう世界とは違った世界だということを実感した。
そんな事実を突きつけられはしたが、不思議と動揺はない。普通なら信じられないか、慌てふためくものなのかもしれないが、そんな感情は思い浮かばなかった。
これもシンカという人格が、すでにここが異世界であるという真実を意識的に刻み付けていたせいなのかもしれない。
いや、元の世界の記憶がほとんど欠落しているから惜しむ気持ちが湧かない可能性の方が高い、か。
とにもかくにも、本に書かれた内容はどれも新鮮味に溢れ、まるで小説でも読むかのように比較的楽しんで読み進めていくことができた。ただ物語というよりは、誰かがこの世界を歩んで、その経験を記した手記のようなものだが。
そうして読み進めていく上で、どうしてもスルーすることができない文面があった。
【かつて栄華を極めた種族――『ニホン人』の滅びの原因は、いまだ解明されていない】
この文の意味をそのまま取るとしたら、この世界には『ニホン人』という存在が過去にいたということになる。
そして何かしらの原因で滅びを迎えた、と。
しかしニホン人が日本人のことだとしたら……。
(ちょっと待て、だったらオレは何?)
先程鏡でも確認したが、どこからどう見ても人間だし、記憶から探るにニホン……いや、日本人に違いなかった。少なくとも自分の知識上は、だ。
ファンタジー小説に描かれるような、獣耳を生やした存在でも、翼や尻尾が生えているわけでもない。
「オレは日本人のはず……だろ?」
当然誰かが応えてくれるわけではないが、ついそんな疑問を口にしてしまう。
シンカは種族に関して気になり、さらに読み進める。
どうやらこの世界は、『人間』と『亜人』と呼ばれる種族が住んでいるそうだ。それこそ先程思いついたような獣耳を生やした人や翼を持つ種族がいるらしい。
最も数の多い『人間種』の中で、今はもう絶滅したのが『ニホン人』という。
また理性のない生物――モンスターという存在も棲息しているとのこと。
亜人たちは、それぞれの長のもと集落を作り生活をしているようで、そこは人間と比べても大差ない暮らしをしていると記載されている。
さらにシンカの興味を引く記述があった。
それは『ニホン人』という種族が有した甚大な能力のこと。
人間にしろ、亜人にしろ、基本的に備わっているものの一つに魔力と呼ばれるエネルギーがある。
このエネルギーを大量に生成でき、自在にコントロールすることができたのが『ニホン人』だ。
元々『ニホン人』は神が最初に生み出した存在とされ、恵まれた強靭な肉体と精神を有していた。
そして余りにも他と逸脱した種族なことから――『無双種』と呼ばれるようになったらしい。
そこから長い年月をかけて派生していったのが、他の人間や亜人というわけである。
神の恩恵を直に受けた種族ならではなのか、『ニホン人』は生まれつき亜人よりも優れている部分が多く、特にこの魔力に関してはより顕著だった。
魔力は言霊に乗せて体外に出すことで、奇跡の御業を発現させることができる。
それは一般的には〝魔法〟と呼んだ。
火や水などの自然を操作したり、身体を強化したりと効果は多岐に及ぶが、『ニホン人』だけに許された魔法が存在する。
それが――《原初魔法》。
『ニホン人』だけに発現する固有魔法である。
《原初魔法》にも様々な能力があるが、どれも強力で大量の魔力を必要とするため、神に選ばれた存在にしか使えないのも納得だ。
(つまり『ニホン人』っていうのは、神の贔屓で生まれ育った種族ってことか)
原初の種族だからこそ、神の加護が最も強いという。
「もしオレがその『ニホン人』なら、この魔法が使えるってことかな?」
なら試してみる価値はあると思い、《原初魔法》についての記述がないかページを探ってみると――――見つけた。
そこに書かれていた方法は極めて単純で、『ニホン人』であるならば、眉間の中央を人差し指でそっと触れ、目を閉じこう口にするのだそうだ。
「――――――〝アドヴェント〟」
直後、体中の血の巡りが早まったように心臓が早鐘を鳴らし、全身が熱を帯びていく。
「ぅ……っ……かぁ……っ」
無意識に言葉にならない呻き声が零れるが、その間にもシンカの脳内には何かが注ぎ込まれているような感覚が走っている。
数秒? 数分? どれほどの時間か分からないが、意識をハッキリと保てるようになった時は、全身から汗が噴き出て四つん這いで息を激しく乱していた。
しかし少し前とは明らかに変わったものもある。
それは自分の中に刻み付けられた、《原初魔法》の情報だ。
シンカは立ち上がると、その情報に従って右手だけを掌を上に向ける形で、胸の前当たりまで上げる。
大きく深呼吸をしつつ、右手だけに意識を集中させていく。
同時に体内から絞り出されたエネルギーが、すべて右手の掌へと収束していくのが伝わってきた。青紫色の靄のようなものが右手から溢れ出す。これが魔力だと認識する。そしてそれが一所に凝縮して〝ナニカ〟の形へと変わっていく。
そして――魔力の塊は一つの球体を生み出した。
紫水晶のような怪しくも美しい光沢を放つ勾玉の形をしたもの。見ているだけで引き込まれそうな揺らめきが玉内で漂っている。
「っはぁ、はあはあ……っ」
何だかいやに気疲れをしている感じだ。ごっそりと精神エネルギーでもどこかに持っていかれた気分である。初めて魔力を扱ったからか、冷や汗が体中から吹き出していた。
(そうか。魔力ってのを消費したから……)
にしてもなかなかの虚脱感である。
そしてもう一つ気にしなければならない事項が。
それは勾玉に描かれた〝嘘〟という文字である。
(この文字は……漢字? 日本……語ってこと?)
この世界に存在しているのか分からないが、少なくともパッと見て嘘という文字を懐かしい言語だと思った。そして間違いなくシンカになる前の自分が使っていた言語である。
しかしシンカは慌てない。コレがどういうものなのかはすでに理解しているからだ。
「……これがオレの原初――《嘘言魔法》で作った〝嘘玉〟か」
その効果も分かりやすい。
嘘にしたい事柄を念じ、その対象に対してこの〝嘘玉〟を発動させればいい。
それでも説明だけではいまいちピンとこないことだろう。
シンカはゆっくりと何の飾り気もない部屋の壁の前に立つと、〝嘘玉〟を壁にチョコンと当てる。そして言霊に乗せて能力を発動させた。
「――ここに扉がないのは……嘘だ」
刹那、〝嘘玉〟が無数の星のようになって霧散し、眩い光とともに一瞬にして壁に鉄製の扉を生み出した。
「お、おお……っ」
実は少し半信半疑だったが、〝嘘玉〟の効果は驚嘆すべき能力を備えているようだ。
つまり真実を捻じ曲げ、嘘を現象化させることができるのである。
無から有を生み出すことも、物理法則などの壁も軽々と乗り越えていくことが可能なのだ。
無論制限もあるのだが、使いようによっては万能過ぎる魔法であろう。
まさに神の恩恵を受けた存在の証明である。
(これでオレが『ニホン人』なのは間違いない。にしてもこの力……異常だよね)
自分に与えられた大き過ぎる力に恐怖すら感じてしまう。
『ニホン人』が、この世界においてどれだけ異端な存在か分かる。だから滅びたのかもしれないが。
それにまだ五歳児だというのに、こんな恐ろしい代物を出せること自体が信じられない。
一つ生み出すのにかなりの魔力を使ったことは分かった。効果に対して魔力量が本当に釣り合っているのかは定かではないが、あんな代物をまだ訓練もしていない状態で作り出せる自分が……いや、シンカという存在が恐ろしいと思ってしまう。
たださすがに続けては出せないのは何となく理解できた。
(とにかく、まずはオレに今できることを把握することと、今後の目標について、だけど)
ふぅっと、軽く息を吐いてから、自分で作った扉を開けてみる。
そろそろ日が暮れるのか、夕焼け空が目立ってきた。
いまだ自分という存在の意義は分からない。この世界において、滅びたはずの『ニホン人』である自分が存在していることは、一体何を意味しているのか。
まさか異世界でも日本人と呼ばれる者たちがいて、その末裔であり唯一の存在になるなどとは夢にも思わなかったが、それでもこうして生きている以上は生き続けることが自分の使命のように感じる。
ただこの世界には、凶暴なモンスターもいるし、もしかしたら悪さをしてくる人間や亜人もいるかもしれない。
そんな状況が起きた時に備えて、やはり力は必要になるだろう。
(とりあえずやれるだけのことはやってみるか)
シンカは扉を閉めて、再び《ニホン人の書》を開き世界について学び始めた。
それがこの世界に名付けられた名前である。
ここがかつて、自分が住んでいたはずであろう世界とは違った世界だということを実感した。
そんな事実を突きつけられはしたが、不思議と動揺はない。普通なら信じられないか、慌てふためくものなのかもしれないが、そんな感情は思い浮かばなかった。
これもシンカという人格が、すでにここが異世界であるという真実を意識的に刻み付けていたせいなのかもしれない。
いや、元の世界の記憶がほとんど欠落しているから惜しむ気持ちが湧かない可能性の方が高い、か。
とにもかくにも、本に書かれた内容はどれも新鮮味に溢れ、まるで小説でも読むかのように比較的楽しんで読み進めていくことができた。ただ物語というよりは、誰かがこの世界を歩んで、その経験を記した手記のようなものだが。
そうして読み進めていく上で、どうしてもスルーすることができない文面があった。
【かつて栄華を極めた種族――『ニホン人』の滅びの原因は、いまだ解明されていない】
この文の意味をそのまま取るとしたら、この世界には『ニホン人』という存在が過去にいたということになる。
そして何かしらの原因で滅びを迎えた、と。
しかしニホン人が日本人のことだとしたら……。
(ちょっと待て、だったらオレは何?)
先程鏡でも確認したが、どこからどう見ても人間だし、記憶から探るにニホン……いや、日本人に違いなかった。少なくとも自分の知識上は、だ。
ファンタジー小説に描かれるような、獣耳を生やした存在でも、翼や尻尾が生えているわけでもない。
「オレは日本人のはず……だろ?」
当然誰かが応えてくれるわけではないが、ついそんな疑問を口にしてしまう。
シンカは種族に関して気になり、さらに読み進める。
どうやらこの世界は、『人間』と『亜人』と呼ばれる種族が住んでいるそうだ。それこそ先程思いついたような獣耳を生やした人や翼を持つ種族がいるらしい。
最も数の多い『人間種』の中で、今はもう絶滅したのが『ニホン人』という。
また理性のない生物――モンスターという存在も棲息しているとのこと。
亜人たちは、それぞれの長のもと集落を作り生活をしているようで、そこは人間と比べても大差ない暮らしをしていると記載されている。
さらにシンカの興味を引く記述があった。
それは『ニホン人』という種族が有した甚大な能力のこと。
人間にしろ、亜人にしろ、基本的に備わっているものの一つに魔力と呼ばれるエネルギーがある。
このエネルギーを大量に生成でき、自在にコントロールすることができたのが『ニホン人』だ。
元々『ニホン人』は神が最初に生み出した存在とされ、恵まれた強靭な肉体と精神を有していた。
そして余りにも他と逸脱した種族なことから――『無双種』と呼ばれるようになったらしい。
そこから長い年月をかけて派生していったのが、他の人間や亜人というわけである。
神の恩恵を直に受けた種族ならではなのか、『ニホン人』は生まれつき亜人よりも優れている部分が多く、特にこの魔力に関してはより顕著だった。
魔力は言霊に乗せて体外に出すことで、奇跡の御業を発現させることができる。
それは一般的には〝魔法〟と呼んだ。
火や水などの自然を操作したり、身体を強化したりと効果は多岐に及ぶが、『ニホン人』だけに許された魔法が存在する。
それが――《原初魔法》。
『ニホン人』だけに発現する固有魔法である。
《原初魔法》にも様々な能力があるが、どれも強力で大量の魔力を必要とするため、神に選ばれた存在にしか使えないのも納得だ。
(つまり『ニホン人』っていうのは、神の贔屓で生まれ育った種族ってことか)
原初の種族だからこそ、神の加護が最も強いという。
「もしオレがその『ニホン人』なら、この魔法が使えるってことかな?」
なら試してみる価値はあると思い、《原初魔法》についての記述がないかページを探ってみると――――見つけた。
そこに書かれていた方法は極めて単純で、『ニホン人』であるならば、眉間の中央を人差し指でそっと触れ、目を閉じこう口にするのだそうだ。
「――――――〝アドヴェント〟」
直後、体中の血の巡りが早まったように心臓が早鐘を鳴らし、全身が熱を帯びていく。
「ぅ……っ……かぁ……っ」
無意識に言葉にならない呻き声が零れるが、その間にもシンカの脳内には何かが注ぎ込まれているような感覚が走っている。
数秒? 数分? どれほどの時間か分からないが、意識をハッキリと保てるようになった時は、全身から汗が噴き出て四つん這いで息を激しく乱していた。
しかし少し前とは明らかに変わったものもある。
それは自分の中に刻み付けられた、《原初魔法》の情報だ。
シンカは立ち上がると、その情報に従って右手だけを掌を上に向ける形で、胸の前当たりまで上げる。
大きく深呼吸をしつつ、右手だけに意識を集中させていく。
同時に体内から絞り出されたエネルギーが、すべて右手の掌へと収束していくのが伝わってきた。青紫色の靄のようなものが右手から溢れ出す。これが魔力だと認識する。そしてそれが一所に凝縮して〝ナニカ〟の形へと変わっていく。
そして――魔力の塊は一つの球体を生み出した。
紫水晶のような怪しくも美しい光沢を放つ勾玉の形をしたもの。見ているだけで引き込まれそうな揺らめきが玉内で漂っている。
「っはぁ、はあはあ……っ」
何だかいやに気疲れをしている感じだ。ごっそりと精神エネルギーでもどこかに持っていかれた気分である。初めて魔力を扱ったからか、冷や汗が体中から吹き出していた。
(そうか。魔力ってのを消費したから……)
にしてもなかなかの虚脱感である。
そしてもう一つ気にしなければならない事項が。
それは勾玉に描かれた〝嘘〟という文字である。
(この文字は……漢字? 日本……語ってこと?)
この世界に存在しているのか分からないが、少なくともパッと見て嘘という文字を懐かしい言語だと思った。そして間違いなくシンカになる前の自分が使っていた言語である。
しかしシンカは慌てない。コレがどういうものなのかはすでに理解しているからだ。
「……これがオレの原初――《嘘言魔法》で作った〝嘘玉〟か」
その効果も分かりやすい。
嘘にしたい事柄を念じ、その対象に対してこの〝嘘玉〟を発動させればいい。
それでも説明だけではいまいちピンとこないことだろう。
シンカはゆっくりと何の飾り気もない部屋の壁の前に立つと、〝嘘玉〟を壁にチョコンと当てる。そして言霊に乗せて能力を発動させた。
「――ここに扉がないのは……嘘だ」
刹那、〝嘘玉〟が無数の星のようになって霧散し、眩い光とともに一瞬にして壁に鉄製の扉を生み出した。
「お、おお……っ」
実は少し半信半疑だったが、〝嘘玉〟の効果は驚嘆すべき能力を備えているようだ。
つまり真実を捻じ曲げ、嘘を現象化させることができるのである。
無から有を生み出すことも、物理法則などの壁も軽々と乗り越えていくことが可能なのだ。
無論制限もあるのだが、使いようによっては万能過ぎる魔法であろう。
まさに神の恩恵を受けた存在の証明である。
(これでオレが『ニホン人』なのは間違いない。にしてもこの力……異常だよね)
自分に与えられた大き過ぎる力に恐怖すら感じてしまう。
『ニホン人』が、この世界においてどれだけ異端な存在か分かる。だから滅びたのかもしれないが。
それにまだ五歳児だというのに、こんな恐ろしい代物を出せること自体が信じられない。
一つ生み出すのにかなりの魔力を使ったことは分かった。効果に対して魔力量が本当に釣り合っているのかは定かではないが、あんな代物をまだ訓練もしていない状態で作り出せる自分が……いや、シンカという存在が恐ろしいと思ってしまう。
たださすがに続けては出せないのは何となく理解できた。
(とにかく、まずはオレに今できることを把握することと、今後の目標について、だけど)
ふぅっと、軽く息を吐いてから、自分で作った扉を開けてみる。
そろそろ日が暮れるのか、夕焼け空が目立ってきた。
いまだ自分という存在の意義は分からない。この世界において、滅びたはずの『ニホン人』である自分が存在していることは、一体何を意味しているのか。
まさか異世界でも日本人と呼ばれる者たちがいて、その末裔であり唯一の存在になるなどとは夢にも思わなかったが、それでもこうして生きている以上は生き続けることが自分の使命のように感じる。
ただこの世界には、凶暴なモンスターもいるし、もしかしたら悪さをしてくる人間や亜人もいるかもしれない。
そんな状況が起きた時に備えて、やはり力は必要になるだろう。
(とりあえずやれるだけのことはやってみるか)
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