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「――――つまりあんたが異世界から戻ってきたら、この街が変わり果てていたと?」
一通り説明を終えた後、理九がそう尋ねてきたので首肯した。
「まさかそんなファンタジーな経験をした人間が実際にいるなんて……正直まだ半信半疑だよ」
「おいおい、この街に起こっていることも十分ファンタジーだと思うぜ」
「……そう言われればそうか」
理九も納得したようだが、今度はこちらから質問を投げかけてみた。
当然その質問とは、現在の時間軸が実際はどうなっているのかだ。部室での物色から推測はできたが、それを証明するものは持っていなかったからだ。
「今は西暦2025年のえっと……」
「八月だよ、お兄ちゃん」
「ああ、そうだそうだ。もう日付なんていちいち確認してないから忘れてたよ」
「2025年の八月? それマジ?」
確かめるために再度聞き直し、二人が同時に頷いた。
(俺が召喚されたのは2024年の夏休み……八月だったはず。つまりあれから一年間しか経ってねえのか)
推測していた通り、まだ一年半以内の時間しか経過していないらしい。これで時間軸が確定できたのはいいが、次に最も重要なことを問い質した。
「一体この街に何が起こったんだ?」
すると、二人ともが苦々しい表情を浮かべる。そして理九が重い口を開く。
「僕たちにもハッキリしたことは分からないんだ。ただ半年くらい前……二月頃だったと思うけど、この街……というか世界中で大地震が起きたんだよ」
「大地震? いや、ていうか世界中ってどういうことだ?」
何でも同時期に世界中で大地震が起き、あっという間に今のような崩壊した大地となってしまったらしい。中には地震によって発生した津波で飲まれた国や島々などもあるとのこと。
「地震は一度だけじゃなくて何度も続いて、その度に多くの人が犠牲なっていったんだ。もちろん政府が何とか対処しようとしたけど、相手は災害だ。できることなんてタカが知れてた」
世界を崩壊させるような大地震だ。今の科学力でどうにかできる代物ではないだろう。それこそ魔法という超常な力があったなら別だったかもしれないが。
「しばらくして地震は収まったけど……それで安心はできなかった」
「……あのゾンビどもだな?」
地震が起きただけでは、人間がゾンビになるなんて不可思議な現象は起きないはず。
「そうだ。ある日、突然人が理性を失って互いを襲い始めたんだ。そいつらの身体が徐々に腐り始めて、襲われた人たちに次々と同じように……なっていった」
ギリギリと悔し気に食いしばる姿を見て、まさかと思って尋ねてみた。
「……お前たちの家族は?」
その質問に、理九は口を噤み、小色は泣きそうな表情を見せた。それで何となく察した。つまりはそういうことなのだろう。
「悪いな、野暮なことを聞いちまった」
「……別にいいさ。それに僕たちみたいな人だっていっぱいいるしね」
親や兄弟、友人や恋人など、大切な存在が変わり果て絶望をした人は多いだろう。
一瞬、日門もまた脳裏に仲が良かった部長や後輩のことを思い出し胸が痛んだ。無事でいてほしいと願うも、もし……と思うと怖くなる。
「にしても何が原因で、人間がゾンビになったのか分かってるのか?」
「いいや、ただ……まだネットが通じていた時期に、噂だけど飛び交っていたことがある」
「それは何だ?」
「…………ある国のウィルス兵器が原因だって」
当時、その国は凶悪なウィルスを使った兵器を研究しているという話があった。日本だけでなく他の国も警戒し、その研究を中止するように国々が要求したのである。
実際その国は研究を凍結したと発表はしたが、いろいろ黒い部分が多い国だったこともあり、人々は絶対に陰で研究を続けていると考えていた。
そんな矢先の出来事。あの大地震で、研究施設が崩壊した結果、そこからウィルスが世界中へと流れ込んだのではないかと。
地震からゾンビ化までライムラグがあったのは、広がるのに時間がかかったせいではないかと言われている。あくまでも噂でしかないが。
「なるほどねぇ。ありきたりっていえばありきたりな流れではあるけどなぁ……」
そういう映画とかもあるし、可能性としては考えられる。しかしそれだとまず現地にいた人間たちに異変が起こるだろうし、その異変もすぐに世界へと知れ渡るだろう。つまりそれで発生源が分かる。
しかし今も分かっていないということは、その国で起きたことではない可能性だってある。もっとも、秘密裏にウィルスを他国へ運んでいた時に起きたという仮説も立てられるし、原因なんて考えればキリがない。
そもそも原因を突き止めたところで、すでに世界中にゾンビ化現象が広がっている以上は、もう手遅れということだ。ワクチンがあれば話は別だが、映画みたいにそう都合よくそんなものが存在しているのかも謎である。
(けど一番気になるのはウィルスよりも大地震の方だな)
世界で同時期に巨大な地震が起きるのはおかしい。それだけの規模、まるで地球全体が大きく揺れたみたいなものだ。
(それこそ異世界にある最大級の魔法をぶっ放せば惑星全体を揺らすことも可能だけどな……もしくは、それぞれの国が同時に核を放ったとか? いや、さすがにそれはねえよな)
仮に全国が核を所持していたとして、どこも戦争の宣言もなく、また同時に核爆弾を他国へ向けて発射するなんて有り得ない。
それに核を使ったのなら、もっと世界はどす黒い空気に包まれているだろう。数年以上は人が地上で生活なんてできないほどに。しかし大地は破壊され、ゾンビが渦巻いているといっても、この地が放射能で汚染されているようには思えない。
実際に理九たちも体調には影響ないようだから、その線は薄いだろう。
(つーことは、世界に起きた大地震は自然災害ってか? ……このまま地球潰れんじゃね?)
一通り説明を終えた後、理九がそう尋ねてきたので首肯した。
「まさかそんなファンタジーな経験をした人間が実際にいるなんて……正直まだ半信半疑だよ」
「おいおい、この街に起こっていることも十分ファンタジーだと思うぜ」
「……そう言われればそうか」
理九も納得したようだが、今度はこちらから質問を投げかけてみた。
当然その質問とは、現在の時間軸が実際はどうなっているのかだ。部室での物色から推測はできたが、それを証明するものは持っていなかったからだ。
「今は西暦2025年のえっと……」
「八月だよ、お兄ちゃん」
「ああ、そうだそうだ。もう日付なんていちいち確認してないから忘れてたよ」
「2025年の八月? それマジ?」
確かめるために再度聞き直し、二人が同時に頷いた。
(俺が召喚されたのは2024年の夏休み……八月だったはず。つまりあれから一年間しか経ってねえのか)
推測していた通り、まだ一年半以内の時間しか経過していないらしい。これで時間軸が確定できたのはいいが、次に最も重要なことを問い質した。
「一体この街に何が起こったんだ?」
すると、二人ともが苦々しい表情を浮かべる。そして理九が重い口を開く。
「僕たちにもハッキリしたことは分からないんだ。ただ半年くらい前……二月頃だったと思うけど、この街……というか世界中で大地震が起きたんだよ」
「大地震? いや、ていうか世界中ってどういうことだ?」
何でも同時期に世界中で大地震が起き、あっという間に今のような崩壊した大地となってしまったらしい。中には地震によって発生した津波で飲まれた国や島々などもあるとのこと。
「地震は一度だけじゃなくて何度も続いて、その度に多くの人が犠牲なっていったんだ。もちろん政府が何とか対処しようとしたけど、相手は災害だ。できることなんてタカが知れてた」
世界を崩壊させるような大地震だ。今の科学力でどうにかできる代物ではないだろう。それこそ魔法という超常な力があったなら別だったかもしれないが。
「しばらくして地震は収まったけど……それで安心はできなかった」
「……あのゾンビどもだな?」
地震が起きただけでは、人間がゾンビになるなんて不可思議な現象は起きないはず。
「そうだ。ある日、突然人が理性を失って互いを襲い始めたんだ。そいつらの身体が徐々に腐り始めて、襲われた人たちに次々と同じように……なっていった」
ギリギリと悔し気に食いしばる姿を見て、まさかと思って尋ねてみた。
「……お前たちの家族は?」
その質問に、理九は口を噤み、小色は泣きそうな表情を見せた。それで何となく察した。つまりはそういうことなのだろう。
「悪いな、野暮なことを聞いちまった」
「……別にいいさ。それに僕たちみたいな人だっていっぱいいるしね」
親や兄弟、友人や恋人など、大切な存在が変わり果て絶望をした人は多いだろう。
一瞬、日門もまた脳裏に仲が良かった部長や後輩のことを思い出し胸が痛んだ。無事でいてほしいと願うも、もし……と思うと怖くなる。
「にしても何が原因で、人間がゾンビになったのか分かってるのか?」
「いいや、ただ……まだネットが通じていた時期に、噂だけど飛び交っていたことがある」
「それは何だ?」
「…………ある国のウィルス兵器が原因だって」
当時、その国は凶悪なウィルスを使った兵器を研究しているという話があった。日本だけでなく他の国も警戒し、その研究を中止するように国々が要求したのである。
実際その国は研究を凍結したと発表はしたが、いろいろ黒い部分が多い国だったこともあり、人々は絶対に陰で研究を続けていると考えていた。
そんな矢先の出来事。あの大地震で、研究施設が崩壊した結果、そこからウィルスが世界中へと流れ込んだのではないかと。
地震からゾンビ化までライムラグがあったのは、広がるのに時間がかかったせいではないかと言われている。あくまでも噂でしかないが。
「なるほどねぇ。ありきたりっていえばありきたりな流れではあるけどなぁ……」
そういう映画とかもあるし、可能性としては考えられる。しかしそれだとまず現地にいた人間たちに異変が起こるだろうし、その異変もすぐに世界へと知れ渡るだろう。つまりそれで発生源が分かる。
しかし今も分かっていないということは、その国で起きたことではない可能性だってある。もっとも、秘密裏にウィルスを他国へ運んでいた時に起きたという仮説も立てられるし、原因なんて考えればキリがない。
そもそも原因を突き止めたところで、すでに世界中にゾンビ化現象が広がっている以上は、もう手遅れということだ。ワクチンがあれば話は別だが、映画みたいにそう都合よくそんなものが存在しているのかも謎である。
(けど一番気になるのはウィルスよりも大地震の方だな)
世界で同時期に巨大な地震が起きるのはおかしい。それだけの規模、まるで地球全体が大きく揺れたみたいなものだ。
(それこそ異世界にある最大級の魔法をぶっ放せば惑星全体を揺らすことも可能だけどな……もしくは、それぞれの国が同時に核を放ったとか? いや、さすがにそれはねえよな)
仮に全国が核を所持していたとして、どこも戦争の宣言もなく、また同時に核爆弾を他国へ向けて発射するなんて有り得ない。
それに核を使ったのなら、もっと世界はどす黒い空気に包まれているだろう。数年以上は人が地上で生活なんてできないほどに。しかし大地は破壊され、ゾンビが渦巻いているといっても、この地が放射能で汚染されているようには思えない。
実際に理九たちも体調には影響ないようだから、その線は薄いだろう。
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