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第三十三話
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――翌日、早朝。
馬車が三台。《ドヴ》二機、《クエルボ》二機が【アディーン王国】の北門へ集っていた。
その中には世廻たち一行の姿もある。
これから馬車に乗り込み、北の【アルバスレイク】まで向かうのだ。
《精霊人機》と馬車二台に乗っている兵士たちは、追悼慰霊団の護衛である。
世廻たちが乗る馬車には、今回の指揮官の一人であるリューカが乗ることになっていた。
ちなみにもう一人の指揮官であるテトアは、《ドヴ》に搭乗している。
これだけの戦力を有するということは、結構危険な場所へ向かうことになるのかとエミリオがリーリラに聞いたが、外には魔物と呼ばれる生物も棲息しているので、安全のために配備されているのだという。
そう、この【ステラ】という世界には、ファンタジーでしか見たことのない生物が存在する。
それこそゴブリンやドラゴンなどのメジャー級な怪物もいるらしい。
戦闘に慣れた者ならともかく、一般人では魔物相手に対処ができない。
スライムやゴブリン程度ならば何とかなっても、明らかに人の手ではどうにもならない存在だっているのだ。
だからこそ圧倒的な武力を持つ《精霊人機》を護衛につけている。
「では出発するぞ!」
リューカの号令により、馬車が走り出す。
何だかんだいって初めての外出だったため、世廻たち異世界人は少し興奮気味である。
すぐ目の前に広がったのは、モンゴルのようなだだっ広い草原だ。
空には岩の塊や島のようなものが浮き上がっているし、目を凝らせばウサギと豚を足したような奇妙な生物が草を食べていた。
リーリラ曰く、アレはラビットンという草食系魔物で、こちらから手を出さない限りは襲ってこないという。
他にもトンボのような羽と猫のような長い尻尾を持つ細長い生物が優雅に空を泳いでいる。
当然他にも様々な生物を発見するが、どれも地球では見たことも聞いたこともない存在ばかり。
ミッドやエミリオも興味深そうに観察している。
(こうして地球では有り得ない光景を見てると、本当にファンタジーな世界に来たんだなって思うな)
この世にはまだまだ地球には存在し得ない生物や環境などが多々あるということなので、いつかそれを見て回るのも面白いかもしれない。
地球での傭兵時代、いろんな国を回ったので、旅自体は嫌いではないのである。
そうして春のような麗らかな陽射しを浴びつつ、穏やかな風をその身に受けながら短い旅を楽しんでいた。
それから約四時間以上走ったのではないだろうか。
休憩のために皆で昼食を摂ることになった。
「はい、セカイさん! これどうぞ!」
リィズたち三人娘が一緒になって大きな包みをそれぞれ三つ差し出してきた。
開けてみると五段重ねになった重箱が三つ出てきたのである。
その中には多種多様の料理が詰め込まれてあり、一つの重箱にはおにぎりだけがこれでもかというほど並んでいた。
「! ……まさかお前たちが作ったのか?」
「ふふ、朝早く起きて君のために作っていたよ」
リーリラの発言を受け、思わず感動で魂が震え出す。
見ると恥ずかしそうに三人娘は「食べてください」と言ってくる。
「米粒一つ残さず頂こう」
草の絨毯にシートを広げ、そこに十五箱の器を並べていく。
これはちょっとしたパーティ規模である。
「まずはおにぎりを……かなり個性的な形だな」
山形か米俵のような形などが一般的だが、手に取ったのは少し歪で凸凹していた。
「それはロクが握ったのだ!」
どうやらあまり器用な方ではなさそうだが、世廻は構わず食してみた。
「んぐんぐんぐ……うん、美味い」
「にはは~! おいしい? 嬉しいのだぁ!」
正直なところを言うと塩加減が大雑把で、しょっぱいところがあったり塩気がまったくないところがあるが、そんなこと世廻には関係ない。
幼女が一生懸命自分のために作ってくれたことが最高の調味料なのだから。
「あ、あのあの……お兄ちゃん、これ……食べてくだしゃい!」
そう言って一つの箱を差し出してきたのはストリだ。
その中には唐揚げやエビ天など揚げ物がある。
ただこちらも少し揚げ過ぎたものもあったり、とても料理上手な仕上がりではない。
しかし――何度も言うが関係ない。
「あむ。んぐんぐんぐ……! 時間が経ってるのにサクサクしてて美味いぞストリ」
「ひゃわわ! よ、喜んでもらえた……やった」
小さくガッツポーズするその姿だけでおにぎり十個はいける。
「こっちも食べてみてください!」
今度はリィズだ。しかも……だ。
「はい、あーん」
「!?」
脳内に電撃が走ったような衝動が駆け巡る。
本来ならこのシチュエーションは、年齢的な見地からも断るべきかもしれない。
だが――断るわけがない。
リィズが差し出してきた肉団子らしきものを食べる。
(あーオレはもう死んでもいいかもしれん)
たとえこの肉団子が火の通りが甘くネチャネチャしてても何も問題はないのだ。
たとえ世間一般的に不味いと称されるもので、世廻にとっては美味でしかない。
「お、美味そうな肉団子だな。一つもらうぜ」
そこへいつの間にか近づいてきていたミッドが、ヒョイッと肉団子を口にする。
「……っ、ちょっと火の通りが甘えな」
ミッドの素直過ぎる乾燥に「え?」とリィズがなる。
「それに味付けが薄い」
「あ、えとえと……」
「それに握り飯も形が悪いし、天ぷらも揚げがまちまち過ぎる」
「うっ……」
「ひゃう……」
「まあリーリラにも聞いたが、料理は初めてだったみてえだな。これからはもっと精進してふぐぅっ!?」
世廻は音もなくミッドの背後に立つと、彼にチョークスリーパーをかけながら、その大きな口に向けてサバイバルナイフを突き出していた。
「遺言を聞いておこうか?」
「ぢょ、ぢょっどばっでぇっ……!?」
「そのよく回る舌を切り取って自分でタン塩でも作ってみるか、この筋肉バカゴリラめ」
どんどん顔色が蒼白になっていくミッド。
それを見てエミリオが呆れたように言う。
「まったく、料理に関しては妥協したくないんでしょうが、この状況で言うべきことではないでしょうに」
世廻はそのままミッドを絞め落とすと、落ち込んでいる三人娘に向かって静かに口を開く。
真実が伝わってしまったのなら、無理に取り繕っても仕方ない。
「リィズ、ロク、ストリ。確かにお前らの作った料理は、あのバカのと比べると出来は悪いだろう」
「「「…………」」」
「でもな、オレは嬉しかった」
「「「……!」」」
「下手でも一生懸命オレのために作ってくれたんだろ? 眠いのに朝早くから起きて。それだけでオレは満足だ。それに美味いといったのも嘘じゃない。オレにとっては今まで食べた料理の中でも最高ランクの美味さだったぞ」
何せ愛情がこもっていたのだから不味いわけがなかった。
「…………でも、一般的においしいわけじゃないんですよね?」
「む? ……まあ、そうだろうな」
「だ、だったら! だったら次はもっと上手く作ります!」
「ロクもちゃんとおにぎりを握れるようになってみせるのだ!」
「ひゃわわ! わ、わたしもでしゅっ!」
「「「だから次も食べてくれますか?」」」
懇願するようなこの上目遣いに断れる奴などいるだろうか。
当然世廻の答えは――。
「そうか。じゃあその時を楽しみにしている。さあ、一緒に食べるぞ」
「「「はーい!」」」
大食漢の世廻でも満足できるほどの量を作ってくれたのだ。
四人で一緒に和気藹々と食事を楽しむことにした。
「リーリラ先生、こちらがあなたのお弁当です。ミッドが拵えました」
「あ、うん、ありがとう。……それよりも、ミッドさんは放置でいいのかい?」
「? ああ、自業自得なのでいいんですよ。そのうち目を覚ますでしょうから。ささ、時間も限られてますから早めに食事を摂りましょう」
「あ、ああ」
リーリラは、白目を剥き泡を吹いて倒れているミッドを横目にして、エミリオと一緒に弁当を食すことになった。
馬車が三台。《ドヴ》二機、《クエルボ》二機が【アディーン王国】の北門へ集っていた。
その中には世廻たち一行の姿もある。
これから馬車に乗り込み、北の【アルバスレイク】まで向かうのだ。
《精霊人機》と馬車二台に乗っている兵士たちは、追悼慰霊団の護衛である。
世廻たちが乗る馬車には、今回の指揮官の一人であるリューカが乗ることになっていた。
ちなみにもう一人の指揮官であるテトアは、《ドヴ》に搭乗している。
これだけの戦力を有するということは、結構危険な場所へ向かうことになるのかとエミリオがリーリラに聞いたが、外には魔物と呼ばれる生物も棲息しているので、安全のために配備されているのだという。
そう、この【ステラ】という世界には、ファンタジーでしか見たことのない生物が存在する。
それこそゴブリンやドラゴンなどのメジャー級な怪物もいるらしい。
戦闘に慣れた者ならともかく、一般人では魔物相手に対処ができない。
スライムやゴブリン程度ならば何とかなっても、明らかに人の手ではどうにもならない存在だっているのだ。
だからこそ圧倒的な武力を持つ《精霊人機》を護衛につけている。
「では出発するぞ!」
リューカの号令により、馬車が走り出す。
何だかんだいって初めての外出だったため、世廻たち異世界人は少し興奮気味である。
すぐ目の前に広がったのは、モンゴルのようなだだっ広い草原だ。
空には岩の塊や島のようなものが浮き上がっているし、目を凝らせばウサギと豚を足したような奇妙な生物が草を食べていた。
リーリラ曰く、アレはラビットンという草食系魔物で、こちらから手を出さない限りは襲ってこないという。
他にもトンボのような羽と猫のような長い尻尾を持つ細長い生物が優雅に空を泳いでいる。
当然他にも様々な生物を発見するが、どれも地球では見たことも聞いたこともない存在ばかり。
ミッドやエミリオも興味深そうに観察している。
(こうして地球では有り得ない光景を見てると、本当にファンタジーな世界に来たんだなって思うな)
この世にはまだまだ地球には存在し得ない生物や環境などが多々あるということなので、いつかそれを見て回るのも面白いかもしれない。
地球での傭兵時代、いろんな国を回ったので、旅自体は嫌いではないのである。
そうして春のような麗らかな陽射しを浴びつつ、穏やかな風をその身に受けながら短い旅を楽しんでいた。
それから約四時間以上走ったのではないだろうか。
休憩のために皆で昼食を摂ることになった。
「はい、セカイさん! これどうぞ!」
リィズたち三人娘が一緒になって大きな包みをそれぞれ三つ差し出してきた。
開けてみると五段重ねになった重箱が三つ出てきたのである。
その中には多種多様の料理が詰め込まれてあり、一つの重箱にはおにぎりだけがこれでもかというほど並んでいた。
「! ……まさかお前たちが作ったのか?」
「ふふ、朝早く起きて君のために作っていたよ」
リーリラの発言を受け、思わず感動で魂が震え出す。
見ると恥ずかしそうに三人娘は「食べてください」と言ってくる。
「米粒一つ残さず頂こう」
草の絨毯にシートを広げ、そこに十五箱の器を並べていく。
これはちょっとしたパーティ規模である。
「まずはおにぎりを……かなり個性的な形だな」
山形か米俵のような形などが一般的だが、手に取ったのは少し歪で凸凹していた。
「それはロクが握ったのだ!」
どうやらあまり器用な方ではなさそうだが、世廻は構わず食してみた。
「んぐんぐんぐ……うん、美味い」
「にはは~! おいしい? 嬉しいのだぁ!」
正直なところを言うと塩加減が大雑把で、しょっぱいところがあったり塩気がまったくないところがあるが、そんなこと世廻には関係ない。
幼女が一生懸命自分のために作ってくれたことが最高の調味料なのだから。
「あ、あのあの……お兄ちゃん、これ……食べてくだしゃい!」
そう言って一つの箱を差し出してきたのはストリだ。
その中には唐揚げやエビ天など揚げ物がある。
ただこちらも少し揚げ過ぎたものもあったり、とても料理上手な仕上がりではない。
しかし――何度も言うが関係ない。
「あむ。んぐんぐんぐ……! 時間が経ってるのにサクサクしてて美味いぞストリ」
「ひゃわわ! よ、喜んでもらえた……やった」
小さくガッツポーズするその姿だけでおにぎり十個はいける。
「こっちも食べてみてください!」
今度はリィズだ。しかも……だ。
「はい、あーん」
「!?」
脳内に電撃が走ったような衝動が駆け巡る。
本来ならこのシチュエーションは、年齢的な見地からも断るべきかもしれない。
だが――断るわけがない。
リィズが差し出してきた肉団子らしきものを食べる。
(あーオレはもう死んでもいいかもしれん)
たとえこの肉団子が火の通りが甘くネチャネチャしてても何も問題はないのだ。
たとえ世間一般的に不味いと称されるもので、世廻にとっては美味でしかない。
「お、美味そうな肉団子だな。一つもらうぜ」
そこへいつの間にか近づいてきていたミッドが、ヒョイッと肉団子を口にする。
「……っ、ちょっと火の通りが甘えな」
ミッドの素直過ぎる乾燥に「え?」とリィズがなる。
「それに味付けが薄い」
「あ、えとえと……」
「それに握り飯も形が悪いし、天ぷらも揚げがまちまち過ぎる」
「うっ……」
「ひゃう……」
「まあリーリラにも聞いたが、料理は初めてだったみてえだな。これからはもっと精進してふぐぅっ!?」
世廻は音もなくミッドの背後に立つと、彼にチョークスリーパーをかけながら、その大きな口に向けてサバイバルナイフを突き出していた。
「遺言を聞いておこうか?」
「ぢょ、ぢょっどばっでぇっ……!?」
「そのよく回る舌を切り取って自分でタン塩でも作ってみるか、この筋肉バカゴリラめ」
どんどん顔色が蒼白になっていくミッド。
それを見てエミリオが呆れたように言う。
「まったく、料理に関しては妥協したくないんでしょうが、この状況で言うべきことではないでしょうに」
世廻はそのままミッドを絞め落とすと、落ち込んでいる三人娘に向かって静かに口を開く。
真実が伝わってしまったのなら、無理に取り繕っても仕方ない。
「リィズ、ロク、ストリ。確かにお前らの作った料理は、あのバカのと比べると出来は悪いだろう」
「「「…………」」」
「でもな、オレは嬉しかった」
「「「……!」」」
「下手でも一生懸命オレのために作ってくれたんだろ? 眠いのに朝早くから起きて。それだけでオレは満足だ。それに美味いといったのも嘘じゃない。オレにとっては今まで食べた料理の中でも最高ランクの美味さだったぞ」
何せ愛情がこもっていたのだから不味いわけがなかった。
「…………でも、一般的においしいわけじゃないんですよね?」
「む? ……まあ、そうだろうな」
「だ、だったら! だったら次はもっと上手く作ります!」
「ロクもちゃんとおにぎりを握れるようになってみせるのだ!」
「ひゃわわ! わ、わたしもでしゅっ!」
「「「だから次も食べてくれますか?」」」
懇願するようなこの上目遣いに断れる奴などいるだろうか。
当然世廻の答えは――。
「そうか。じゃあその時を楽しみにしている。さあ、一緒に食べるぞ」
「「「はーい!」」」
大食漢の世廻でも満足できるほどの量を作ってくれたのだ。
四人で一緒に和気藹々と食事を楽しむことにした。
「リーリラ先生、こちらがあなたのお弁当です。ミッドが拵えました」
「あ、うん、ありがとう。……それよりも、ミッドさんは放置でいいのかい?」
「? ああ、自業自得なのでいいんですよ。そのうち目を覚ますでしょうから。ささ、時間も限られてますから早めに食事を摂りましょう」
「あ、ああ」
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