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第二章 ライザイの街
ライザイの話
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「そういえば、ルイナスさんのご家族ってどこに住んでいるんですか?」
また、しばらくしてふと気になったことをルイナさんに聞いた。
「あぁ?俺か?俺の家族はユウガー伯爵領の領都サルベールに住んでいる」
「ユウガー伯爵領?領都サルベール?」
「そうだった。ツバキくんは王都以外の地理がからっきしなんだったな。ユウガー伯爵領はライザイから馬車で半日行ったところにあるんだ。領都はそこからまた半日かかる」
ルイナスさんは苦笑しながら言った。
「じゃあ、お隣さんなんですね。ん?ライザイの街も貴族の人の領地だったりするんですか?」
「あぁ。領主はサラズム子爵だ。爵位は子爵と低いが広大な領地で近隣の領に負けないほど、栄えている。まぁ、実際に見た方が分かりやすいな」
「流石は商人ですね。そういえば貴族の爵位って公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵‥‥‥で合ってますか?」
「あぁ、合っている。ふっ、そうだツバキくん」
ルイナスさんは不敵に笑い俺の方の名前を呼んだ。
「ーー?なんですか?」
「この国の国王陛下の名前と王都、それに、そうだな、宰相の名前分かるか?」
急な質問に驚いたけど、習ったことのある問題ばかりだった。
まぁ、この国に住む人たちからしたら常識的な問題なのかも知れないけど。
「はい。アルフレッド・ウィリー・ディ・ナズラタン陛下。王都はグリャネで、宰相様はリシィアム・フォン・ユガリ様ですよね」
「正解だ。まさかフルネームとは、な」
ルイナスさんは、感心するように言った。
「勉強しましたから」
「しかし、常識知らずだったツバキがここまで常識を身につけるとは‥‥。驚いた」
「ルイナス、ツバキ、そろそろライザイの街につくぞ」
ルイナスさんと会話をしていると、荷馬車を運転する、ギルマスが知らせてくれた。
そういえば、なんでギルマスが荷馬車引いてるんだろう?
ま、いっか。
「分かった。ここからは俺が荷馬車ひこう。関門では俺が証明書見せないとだからな」
「そうだったな。待ってくれ、今、端に停めるから」
それからギルマスとルイナスさんは荷馬車の御者を変わった。
話を聞くと、各街に設置されている関門では、ギルドカードから様々な事が読み取れる装置があるらしくそれに通すため変わったそうだ。
「ツバキもギルドカードの準備をしてくれ、御者だけでなく、同乗者も確認されるから」
ギルマスはルイナスさんと御者を変わりながら、俺に言った。
「はい」
この世界において所属するギルドが発行するギルドカードは身分証を表すものではあるが、持っているだけでその人の安全性に付加価値がつく。
だから何かしらのギルドに入っていた方がいいらしい。
「止まれ、身分証の提示を」
「これな」
関門にいた門番さんにルイナスさんがギルドカードを見せると軽く頷き、ルイナスさんに返した。
「大丈夫だ。同乗者二人も提示を」
「ほら。ツバキも見せろ」
「あ、はい」
アユリンの街に来たときはギルドガードを持っていなかったから初めて、ギルドガードを見せることに少しドキドキしながら門番さんに渡した。
「大丈夫だな‥‥え?」
門番さんは俺のギルドガードを返すとギルマスのギルドカードを見ながら固まってしまった。
「どうした?何か問題でもあったか?」
「あ、いや」
ギルマスは門番さんの態度に怪訝そうに言うが、門番さんの態度ははっきりしない。
「じゃあ、なんだ?」
「貴方はもしかして〝旋風〟のザフレさんですか?」
「あぁ。まぁ、その名前で活動していたのは随分と前だがな」
ギルマスがそう言うと、門番さんは興奮したように口を開けた。
「あの!俺、ザフレさんの大ファンで、吟遊詩人から聞いて会ってみたいと思っていましたが、まさかこんなところで会えるとは‥‥‥!」
門番さんはさっきのキリッとした通る人に緊張を与えるはずの声は全く今はその影がない。
吟遊詩人って‥‥‥‥。
そんなにギルマスたちって有名なんだ。
「そ、そうか。それは良かったな」
「はい!」
ギルマスは苦笑いをしながら言うと、門番さんは大きく笑顔で返事をした。
「感動に浸ってるとこ悪いが、通してくれるか?俺たちがここに立ち往生しているわけにもいかないだろ」
ルイナスさんは慣れているように真顔で満面の笑みを浮かべる門番さんに言った。
「あ、すみません。ようこそライザイの街へ。楽しんで行ってください」
「あぁ」
ギルマスは門番さんにお礼を言うと俺たちはライザイの街へと足を踏み入れた。
また、しばらくしてふと気になったことをルイナさんに聞いた。
「あぁ?俺か?俺の家族はユウガー伯爵領の領都サルベールに住んでいる」
「ユウガー伯爵領?領都サルベール?」
「そうだった。ツバキくんは王都以外の地理がからっきしなんだったな。ユウガー伯爵領はライザイから馬車で半日行ったところにあるんだ。領都はそこからまた半日かかる」
ルイナスさんは苦笑しながら言った。
「じゃあ、お隣さんなんですね。ん?ライザイの街も貴族の人の領地だったりするんですか?」
「あぁ。領主はサラズム子爵だ。爵位は子爵と低いが広大な領地で近隣の領に負けないほど、栄えている。まぁ、実際に見た方が分かりやすいな」
「流石は商人ですね。そういえば貴族の爵位って公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵‥‥‥で合ってますか?」
「あぁ、合っている。ふっ、そうだツバキくん」
ルイナスさんは不敵に笑い俺の方の名前を呼んだ。
「ーー?なんですか?」
「この国の国王陛下の名前と王都、それに、そうだな、宰相の名前分かるか?」
急な質問に驚いたけど、習ったことのある問題ばかりだった。
まぁ、この国に住む人たちからしたら常識的な問題なのかも知れないけど。
「はい。アルフレッド・ウィリー・ディ・ナズラタン陛下。王都はグリャネで、宰相様はリシィアム・フォン・ユガリ様ですよね」
「正解だ。まさかフルネームとは、な」
ルイナスさんは、感心するように言った。
「勉強しましたから」
「しかし、常識知らずだったツバキがここまで常識を身につけるとは‥‥。驚いた」
「ルイナス、ツバキ、そろそろライザイの街につくぞ」
ルイナスさんと会話をしていると、荷馬車を運転する、ギルマスが知らせてくれた。
そういえば、なんでギルマスが荷馬車引いてるんだろう?
ま、いっか。
「分かった。ここからは俺が荷馬車ひこう。関門では俺が証明書見せないとだからな」
「そうだったな。待ってくれ、今、端に停めるから」
それからギルマスとルイナスさんは荷馬車の御者を変わった。
話を聞くと、各街に設置されている関門では、ギルドカードから様々な事が読み取れる装置があるらしくそれに通すため変わったそうだ。
「ツバキもギルドカードの準備をしてくれ、御者だけでなく、同乗者も確認されるから」
ギルマスはルイナスさんと御者を変わりながら、俺に言った。
「はい」
この世界において所属するギルドが発行するギルドカードは身分証を表すものではあるが、持っているだけでその人の安全性に付加価値がつく。
だから何かしらのギルドに入っていた方がいいらしい。
「止まれ、身分証の提示を」
「これな」
関門にいた門番さんにルイナスさんがギルドカードを見せると軽く頷き、ルイナスさんに返した。
「大丈夫だ。同乗者二人も提示を」
「ほら。ツバキも見せろ」
「あ、はい」
アユリンの街に来たときはギルドガードを持っていなかったから初めて、ギルドガードを見せることに少しドキドキしながら門番さんに渡した。
「大丈夫だな‥‥え?」
門番さんは俺のギルドガードを返すとギルマスのギルドカードを見ながら固まってしまった。
「どうした?何か問題でもあったか?」
「あ、いや」
ギルマスは門番さんの態度に怪訝そうに言うが、門番さんの態度ははっきりしない。
「じゃあ、なんだ?」
「貴方はもしかして〝旋風〟のザフレさんですか?」
「あぁ。まぁ、その名前で活動していたのは随分と前だがな」
ギルマスがそう言うと、門番さんは興奮したように口を開けた。
「あの!俺、ザフレさんの大ファンで、吟遊詩人から聞いて会ってみたいと思っていましたが、まさかこんなところで会えるとは‥‥‥!」
門番さんはさっきのキリッとした通る人に緊張を与えるはずの声は全く今はその影がない。
吟遊詩人って‥‥‥‥。
そんなにギルマスたちって有名なんだ。
「そ、そうか。それは良かったな」
「はい!」
ギルマスは苦笑いをしながら言うと、門番さんは大きく笑顔で返事をした。
「感動に浸ってるとこ悪いが、通してくれるか?俺たちがここに立ち往生しているわけにもいかないだろ」
ルイナスさんは慣れているように真顔で満面の笑みを浮かべる門番さんに言った。
「あ、すみません。ようこそライザイの街へ。楽しんで行ってください」
「あぁ」
ギルマスは門番さんにお礼を言うと俺たちはライザイの街へと足を踏み入れた。
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