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ルシオンは、自分の身体の異変に気付いたのは、入学式が始まる前だった。
急に心臓が痛いくらいに強く脈打ち早くなり、息も荒くなり、汗をかくほど身体が熱くなった。
席に座っているのに、苦しくなって床に崩れ落ちた。そして、床に座り込んだまま身体を縮ませる。次第に身体が震えてきて、頭が熱を孕んだように何も考えられなくなってくる。
周りの生徒達も、さすがにルシオンの異常に気付くが、どうしたらいいのか解らないでいた。
まだ入学式は始まっていない中、そこだけが、ざわざわと騒がしくなる。
すると、すぐさまマクビルが走って来て、ルシオンを抱きかかえその場を離れて行った。
「んっ、んんっ、う、ト、トイレに…行き、たい…。」
ルシオンは、身体が熱くて、下半身にも熱が集まり、達したいほどにに脈打っていて辛かった。
そして、トイレについてすぐに、マクビルに抱っこされたまま、漏らしてしまった。それが尿なのか解らないが、液体のモノが我慢できなくて出てしまった。
こんな事は初めてだ。自分の身体なのに、どうする事も出来なくて恥ずかしい。
「マク、ビル…ご、ごめん…んっ。」
身体の感覚が敏感になり、少しの接触でさえ感じてしまい、下半身の熱はいっこうに収まる気配を見せない。
「ルシオン…お前、まさか………。くそっ!」
マクビルはルシオンを抱いたまま、寮の自分の部屋に走った。
ルシオンのこの症状はヤバい。誰かに媚薬を盛られたようだ。しかも、強力なモノだ。
救護室では治せないし、ルシオンのこんな姿を誰にも見せたくない。
マクビルは、自室のドアを開けてすぐさま閉めると鍵をかけた。
ルシオンをベッドにそっと横たわせる。
「うっ、んんっ、はぁあ…はぁ、んっ。」
ルシオンは、全身に力を入れ漏らしまいと、我慢しているようだ。
「ルシオン、もう大丈夫だ。汚しても良い…。」
マクビルは汚れた服を脱がすと、やはり漏れたのは白いモノが少し混ざった潮だったようだ。
服が擦れるのにも感じるのか、ルシオンは吐息を漏らしながらピクピクと身体を震わせていた。
「ルシオン…悪い。出さないと、治まらないから…触るぞ。」
ルシオンの汚れた服を全部脱がして、陰茎に触れた。その途端、すぐ白濁した液体を放った。
「んっ…マ、クビル………ごめん。…あっ、も、もう……。」
そう言ってルシオンは自分で自分の陰茎を触る。
顔を赤くし、切なそうな表情で口を開けて、ルシオンの赤い舌が見えたらマクビルは、もう抑えが効かなかった。
「んんっ、あ、んっん。」
次の瞬間、ルシオンの唇を貪っていた。舌を入れ唾液を絡ませ舐めとり、口の中を乱暴に蹂躙する。
深いキスをしながらマクビルは、ルシオンの肌の滑らかさを堪能しながら、身体中を舐めるようになで回す。
その間もルシオンは、自分で陰茎を触る手を休めなかった。その卑猥な姿がマクビルを、もっと高ぶらせた。
ルシオンの尻の奥に指先で触れると、ルシオンはまた精液を放った。
「んあぁ、マクビル、あっ、入れて…俺、我慢、で、きない…。」
「……すまない。ルシオン…入れるぞ…。」
ルシオンが放った白い液体を指に纏わせ、尻の中に入れてかき混ぜる。
「んっあ、は、あぁっ…あっん、んっ、あっ…早く、ちんぽ、入れ…て。」
(くっ、傷付けないように、我慢してるってのに、ヤバいな。)
マクビルは、イキそうになったが、それでも何とかルシオンの中が解れるまで我慢した。
「やっ、もう…ダメ。…はっはっ…あっんんっ、あっ。」
「入れるぞ。」
マクビルは少しずつ、ルシオンの中に陰茎を入れていく。ルシオンは入ってくる圧迫間に、耐えているようだが、それさえも感じているようだ。
マクビルは、全部が入っても動けないでいた。
目の前で、ルシオンがまたしても自分の陰茎を触り、腰を揺らして、尚且つ舌を出して唇を舐めていたからだ。
その淫靡で魅惑的な情景を見せられ、マクビルは、もうすでに達してしまった。
入れてすぐイッてしまうなんて、初めてだった。
ルシオンはまだ快感を欲しているのか、虚ろな目で腰を動かしている。
それが、マクビルを苛立たせた。
「ルシオン!俺を見ろ。俺がお前の中に入ってるんだぞ。」
そう言ってマクビルは、腰を動かす。誰に抱かれているのかをルシオンに解らせるために。
「あっ、マクビル…あっんんっ、あっあ…マクビル……んっ。」
そして腰を動かし、ぐちゅぐちゅという卑猥な音と、ルシオンの喘ぎ声と全部が、マクビルの理性を無くさせた。
「もっと…俺の、名前…言って……ルシオン…。」
「あっぁ、あっあっ、マ、クビル…んっあぁ、マクビル……あぁ、んんっ。」
お互いに何度も何度も達して、やっとルシオンが落ち着き、我にかえって、マクビルは頭をかかえた。
やらかしてしまった………。
夢中になって抱いていたから解らなかったが、ルシオンの身体中に赤い鬱血が、数えきれないほどあったからだ。
この痕は魔法で治そうとしても、ポーションを飲んでも、消えないから厄介だ。ルシオンには、しばらく部屋のシャワーで我慢してもらわないといけないようだ。
ルシオンには申し訳ないが、マクビルは、自分が付けた赤い跡を見て、俺のもののような気がして嬉しく思い、顔がにやけるのを抑えられなかった。
急に心臓が痛いくらいに強く脈打ち早くなり、息も荒くなり、汗をかくほど身体が熱くなった。
席に座っているのに、苦しくなって床に崩れ落ちた。そして、床に座り込んだまま身体を縮ませる。次第に身体が震えてきて、頭が熱を孕んだように何も考えられなくなってくる。
周りの生徒達も、さすがにルシオンの異常に気付くが、どうしたらいいのか解らないでいた。
まだ入学式は始まっていない中、そこだけが、ざわざわと騒がしくなる。
すると、すぐさまマクビルが走って来て、ルシオンを抱きかかえその場を離れて行った。
「んっ、んんっ、う、ト、トイレに…行き、たい…。」
ルシオンは、身体が熱くて、下半身にも熱が集まり、達したいほどにに脈打っていて辛かった。
そして、トイレについてすぐに、マクビルに抱っこされたまま、漏らしてしまった。それが尿なのか解らないが、液体のモノが我慢できなくて出てしまった。
こんな事は初めてだ。自分の身体なのに、どうする事も出来なくて恥ずかしい。
「マク、ビル…ご、ごめん…んっ。」
身体の感覚が敏感になり、少しの接触でさえ感じてしまい、下半身の熱はいっこうに収まる気配を見せない。
「ルシオン…お前、まさか………。くそっ!」
マクビルはルシオンを抱いたまま、寮の自分の部屋に走った。
ルシオンのこの症状はヤバい。誰かに媚薬を盛られたようだ。しかも、強力なモノだ。
救護室では治せないし、ルシオンのこんな姿を誰にも見せたくない。
マクビルは、自室のドアを開けてすぐさま閉めると鍵をかけた。
ルシオンをベッドにそっと横たわせる。
「うっ、んんっ、はぁあ…はぁ、んっ。」
ルシオンは、全身に力を入れ漏らしまいと、我慢しているようだ。
「ルシオン、もう大丈夫だ。汚しても良い…。」
マクビルは汚れた服を脱がすと、やはり漏れたのは白いモノが少し混ざった潮だったようだ。
服が擦れるのにも感じるのか、ルシオンは吐息を漏らしながらピクピクと身体を震わせていた。
「ルシオン…悪い。出さないと、治まらないから…触るぞ。」
ルシオンの汚れた服を全部脱がして、陰茎に触れた。その途端、すぐ白濁した液体を放った。
「んっ…マ、クビル………ごめん。…あっ、も、もう……。」
そう言ってルシオンは自分で自分の陰茎を触る。
顔を赤くし、切なそうな表情で口を開けて、ルシオンの赤い舌が見えたらマクビルは、もう抑えが効かなかった。
「んんっ、あ、んっん。」
次の瞬間、ルシオンの唇を貪っていた。舌を入れ唾液を絡ませ舐めとり、口の中を乱暴に蹂躙する。
深いキスをしながらマクビルは、ルシオンの肌の滑らかさを堪能しながら、身体中を舐めるようになで回す。
その間もルシオンは、自分で陰茎を触る手を休めなかった。その卑猥な姿がマクビルを、もっと高ぶらせた。
ルシオンの尻の奥に指先で触れると、ルシオンはまた精液を放った。
「んあぁ、マクビル、あっ、入れて…俺、我慢、で、きない…。」
「……すまない。ルシオン…入れるぞ…。」
ルシオンが放った白い液体を指に纏わせ、尻の中に入れてかき混ぜる。
「んっあ、は、あぁっ…あっん、んっ、あっ…早く、ちんぽ、入れ…て。」
(くっ、傷付けないように、我慢してるってのに、ヤバいな。)
マクビルは、イキそうになったが、それでも何とかルシオンの中が解れるまで我慢した。
「やっ、もう…ダメ。…はっはっ…あっんんっ、あっ。」
「入れるぞ。」
マクビルは少しずつ、ルシオンの中に陰茎を入れていく。ルシオンは入ってくる圧迫間に、耐えているようだが、それさえも感じているようだ。
マクビルは、全部が入っても動けないでいた。
目の前で、ルシオンがまたしても自分の陰茎を触り、腰を揺らして、尚且つ舌を出して唇を舐めていたからだ。
その淫靡で魅惑的な情景を見せられ、マクビルは、もうすでに達してしまった。
入れてすぐイッてしまうなんて、初めてだった。
ルシオンはまだ快感を欲しているのか、虚ろな目で腰を動かしている。
それが、マクビルを苛立たせた。
「ルシオン!俺を見ろ。俺がお前の中に入ってるんだぞ。」
そう言ってマクビルは、腰を動かす。誰に抱かれているのかをルシオンに解らせるために。
「あっ、マクビル…あっんんっ、あっあ…マクビル……んっ。」
そして腰を動かし、ぐちゅぐちゅという卑猥な音と、ルシオンの喘ぎ声と全部が、マクビルの理性を無くさせた。
「もっと…俺の、名前…言って……ルシオン…。」
「あっぁ、あっあっ、マ、クビル…んっあぁ、マクビル……あぁ、んんっ。」
お互いに何度も何度も達して、やっとルシオンが落ち着き、我にかえって、マクビルは頭をかかえた。
やらかしてしまった………。
夢中になって抱いていたから解らなかったが、ルシオンの身体中に赤い鬱血が、数えきれないほどあったからだ。
この痕は魔法で治そうとしても、ポーションを飲んでも、消えないから厄介だ。ルシオンには、しばらく部屋のシャワーで我慢してもらわないといけないようだ。
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