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「んっ、はぁ…あ、あぁんっ。」
「んんっ、んっ。」
ルシオンは熱い息を吐きながら、今の状況に戸惑っていた。
『何で…こうなった!?』
◆◆◆
遡ること数十分……
「あ、あの…グレース王子?」
俺は、無言で睨み付けてくるグレース王子が怖くなってきた。
最近やっと、グレース王子の事が理解出来てきていると思っていたのに。
「まさか…グレース王子が、今回の事件の犯人ですか?」
問いただしてもグレース王子は何も答えてくれない。
にじり寄ってくるグレース王子に、俺は無意識に壁の方に逃げてしまう。背中が壁に着いた俺は、だんだん近づいてくるグレース王子から逃れる為、横に走った所で捕まってしまい、後ろから抱き締められていた。
「ルシオン……ここなら邪魔は入らない。」
「は?」
グレース王子はそう言ってルシオンの首筋に唇を寄せ、ペロリと舐めてきた。
「ひゃっ。グ、グレース王子!ちょっと待ってください!ヒューリが目を覚ましたって本当ですか?大丈夫なんですか?」
俺はこの状況から逃れようと、早口でヒューリの状態を聞いて時間稼ぎをする。
だが、グレース王子の腕の力には勝てず、逃れられないまま服を脱がされていく。
「ヒューリは大丈夫だそうだ。それよりも…お前を堪能させてくれ。」
ぎゃあぁぁ!堪能って何!?
暴れれば暴れるほど、服を剥ぎ取られていくのは何でだ!?後ろから抱き締められた格好のまま、いつの間にかパンツ1枚まで脱がされていた。
そして、グレース王子は俺にしなだれかかるように体重をかけてきて、その場に2人とも倒れた。もちろん、俺は下敷きだ。
毛足の長い絨毯は綺麗に掃除されていて、倒れても痛くない。むしろ素肌に心地良い。ってそうじゃなくて、グレース王子に乗っかられて地味に苦しい。
「グレース王子、退いて下さい。」
俺の訴えもむなしく、グレース王子は俺の素肌を撫で回してくる。そして脇腹や腰骨を撫でられると擽ったくて、ピクッと反応してしまう。
「や、やめて…擽ったいっ。」
「じゃあ…こっちは?」
悪戯っぽく言いながらグレース王子は、俺の腰から手を下に入れ陰茎を揉んでいく。パンツの上から絶妙な力加減で揉まれ、次第に硬くなっていくのが解る。
このままではこの高級な絨毯を汚してしまいそうで、グレース王子の手を掴む。が、その腕ももう片方の腕も一緒に後ろで固定される。
「邪魔だ。いい子にしてろ。」
グレース王子はそう言って、自分のネクタイを外し俺の両腕を縛る。
「ふふふ。ルシオン…はぁ、良い匂いだ。」
すぅ、はぁ、すぅ、はぁ、とグレース王子は俺の身体の匂いを嗅ぎながらまた陰茎を揉んでくる。その息が耳にかかる度、擽ったさとぞわぞわとした快感が腰に響く。
「ん、くっ。」
俺の陰茎は硬く張りつめて、絶頂を迎えることしか考えられなくなる。もう少しでイキそうだと息を詰めた所で、グレース王子の手が離れていく。
「な、んで…。」
こんな状態で放置されるとは思っても見なかった俺は、後ろのグレース王子を見る。
「まだだ。」
俺はぼんやりとしたまま身体を引っくり返され、抱き上げられてベッドに寝かされる。
あの高級絨毯を俺の液で汚さなくて安心したが、これでは益々これから起こる事が、生々しく想像出来て恥ずかしくなる。
「ルシオン…やっと。はぁ、愛おしい。」
グレース王子はうっとりしながら、俺のパンツをゆっくり脱がせていく。まだ硬いままの陰茎はぷるんっと震えた。
そして、グレース王子は服を全部脱ぎ捨て、俺の上に股がり、自分の尻の孔に俺の陰茎を当てる。
え?俺は一瞬固まった。今まで自分が受けなのだと思い込んでいた。そして、この状況がまだ把握できないでいた。男同士なのだから、どっちがどっちでも良いのだろうが…。
まさかの、グレース王子が受け側!?
そんな俺の戸惑いとは裏腹に、グレース王子は腰を落として俺の陰茎を入れていく。
グレース王子は、あらかじめ馴らしていたのか何の抵抗もなく、ズブズブとゆっくり入る感覚は…はっきり言って気持ち良かった。
前世では女性と経験はあったが遠い昔の話だし、今世ではまだ童貞なのだ。後ろの孔は処女ではないが。
香油を使っているのか、ぬるぬるとした感触と包み込まれるような暖かさが気持ち良い。
そう思っていると、グレース王子が腰を上下に振って俺の陰茎を出し入れする。狭くてぬるぬるとした感覚は、自分でしごくよりも気持ち良いのだと知った。
「あっ、ぁん、あぁ、ルシオン…あっ、あっ。」
と、声を出して気持ち良さそうにしているグレース王子がいる。普段は表情の乏しいグレース王子が、頬を染め瞳は潤み、気持ち良さそうな顔をしている。美形のこんな顔を見たら興奮しない方がおかしい。俺も無意識に腰を動かしていた。
……そして。
「んっ、はぁ…あ、あぁんっ。」
「んんっ、んっ。」
お互い同時に精を吐き出した。
俺に倒れこんだグレース王子と肌を密着させ、熱い息を吐きながら、この状況に未だ戸惑っていた。
腕を縛られたままなので、グレース王子の中に出してしまった後悔と、欲望を解放された疲れから俺は眠ってしまった。
「んんっ、んっ。」
ルシオンは熱い息を吐きながら、今の状況に戸惑っていた。
『何で…こうなった!?』
◆◆◆
遡ること数十分……
「あ、あの…グレース王子?」
俺は、無言で睨み付けてくるグレース王子が怖くなってきた。
最近やっと、グレース王子の事が理解出来てきていると思っていたのに。
「まさか…グレース王子が、今回の事件の犯人ですか?」
問いただしてもグレース王子は何も答えてくれない。
にじり寄ってくるグレース王子に、俺は無意識に壁の方に逃げてしまう。背中が壁に着いた俺は、だんだん近づいてくるグレース王子から逃れる為、横に走った所で捕まってしまい、後ろから抱き締められていた。
「ルシオン……ここなら邪魔は入らない。」
「は?」
グレース王子はそう言ってルシオンの首筋に唇を寄せ、ペロリと舐めてきた。
「ひゃっ。グ、グレース王子!ちょっと待ってください!ヒューリが目を覚ましたって本当ですか?大丈夫なんですか?」
俺はこの状況から逃れようと、早口でヒューリの状態を聞いて時間稼ぎをする。
だが、グレース王子の腕の力には勝てず、逃れられないまま服を脱がされていく。
「ヒューリは大丈夫だそうだ。それよりも…お前を堪能させてくれ。」
ぎゃあぁぁ!堪能って何!?
暴れれば暴れるほど、服を剥ぎ取られていくのは何でだ!?後ろから抱き締められた格好のまま、いつの間にかパンツ1枚まで脱がされていた。
そして、グレース王子は俺にしなだれかかるように体重をかけてきて、その場に2人とも倒れた。もちろん、俺は下敷きだ。
毛足の長い絨毯は綺麗に掃除されていて、倒れても痛くない。むしろ素肌に心地良い。ってそうじゃなくて、グレース王子に乗っかられて地味に苦しい。
「グレース王子、退いて下さい。」
俺の訴えもむなしく、グレース王子は俺の素肌を撫で回してくる。そして脇腹や腰骨を撫でられると擽ったくて、ピクッと反応してしまう。
「や、やめて…擽ったいっ。」
「じゃあ…こっちは?」
悪戯っぽく言いながらグレース王子は、俺の腰から手を下に入れ陰茎を揉んでいく。パンツの上から絶妙な力加減で揉まれ、次第に硬くなっていくのが解る。
このままではこの高級な絨毯を汚してしまいそうで、グレース王子の手を掴む。が、その腕ももう片方の腕も一緒に後ろで固定される。
「邪魔だ。いい子にしてろ。」
グレース王子はそう言って、自分のネクタイを外し俺の両腕を縛る。
「ふふふ。ルシオン…はぁ、良い匂いだ。」
すぅ、はぁ、すぅ、はぁ、とグレース王子は俺の身体の匂いを嗅ぎながらまた陰茎を揉んでくる。その息が耳にかかる度、擽ったさとぞわぞわとした快感が腰に響く。
「ん、くっ。」
俺の陰茎は硬く張りつめて、絶頂を迎えることしか考えられなくなる。もう少しでイキそうだと息を詰めた所で、グレース王子の手が離れていく。
「な、んで…。」
こんな状態で放置されるとは思っても見なかった俺は、後ろのグレース王子を見る。
「まだだ。」
俺はぼんやりとしたまま身体を引っくり返され、抱き上げられてベッドに寝かされる。
あの高級絨毯を俺の液で汚さなくて安心したが、これでは益々これから起こる事が、生々しく想像出来て恥ずかしくなる。
「ルシオン…やっと。はぁ、愛おしい。」
グレース王子はうっとりしながら、俺のパンツをゆっくり脱がせていく。まだ硬いままの陰茎はぷるんっと震えた。
そして、グレース王子は服を全部脱ぎ捨て、俺の上に股がり、自分の尻の孔に俺の陰茎を当てる。
え?俺は一瞬固まった。今まで自分が受けなのだと思い込んでいた。そして、この状況がまだ把握できないでいた。男同士なのだから、どっちがどっちでも良いのだろうが…。
まさかの、グレース王子が受け側!?
そんな俺の戸惑いとは裏腹に、グレース王子は腰を落として俺の陰茎を入れていく。
グレース王子は、あらかじめ馴らしていたのか何の抵抗もなく、ズブズブとゆっくり入る感覚は…はっきり言って気持ち良かった。
前世では女性と経験はあったが遠い昔の話だし、今世ではまだ童貞なのだ。後ろの孔は処女ではないが。
香油を使っているのか、ぬるぬるとした感触と包み込まれるような暖かさが気持ち良い。
そう思っていると、グレース王子が腰を上下に振って俺の陰茎を出し入れする。狭くてぬるぬるとした感覚は、自分でしごくよりも気持ち良いのだと知った。
「あっ、ぁん、あぁ、ルシオン…あっ、あっ。」
と、声を出して気持ち良さそうにしているグレース王子がいる。普段は表情の乏しいグレース王子が、頬を染め瞳は潤み、気持ち良さそうな顔をしている。美形のこんな顔を見たら興奮しない方がおかしい。俺も無意識に腰を動かしていた。
……そして。
「んっ、はぁ…あ、あぁんっ。」
「んんっ、んっ。」
お互い同時に精を吐き出した。
俺に倒れこんだグレース王子と肌を密着させ、熱い息を吐きながら、この状況に未だ戸惑っていた。
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