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異世界勇者、世界を楽しむ
勇者、稽古をつける。あとそれぞれに紹介する。
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「シモンさん!今日は稽古の約束ですよ!しましょうよ稽古!稽古稽古稽古!」
そういってまとわりつく信吾。俺だからいいけど他の人に絶対やるなよその絡み方。下手すると変な性癖開花させるからなマジで。
「もちろんそのつもりだ。だからその大規模魔法を初級魔法に見せかけた最悪魔法をしまえ」
ただの小火球に見せかけて、中心部分に濃縮された空気を内包してる。当たった瞬間爆炎の範囲が死ぬほど広がり、当たった対象を長時間炎の中に拘束するのか、最悪だなその魔法。教えてないんだけど。
「ところでシモンさん、今日は遠出しないんですか?お父さん工具の新調しに遠く行っちゃったんでもうどこにも行けないですよ?お母さんに頼みます?」
さらっと親を自分の足代わりに使おうとするなよ……いや、愛されているが故なのかもしれんが。
「それには及ばない、今日は他の手を使って等でするからな」
そういって荒井駅のロータリーに立つ俺と信吾。もうそろそろ来る頃だな、と思っていると、白い大きめの車が俺たちの目の前に留まった。
「はぁいダーリン!到着したよ!そっちが噂の男のこ……」
車の中からキタさんが顔を出し、信吾を見て固まった。信吾もまた、キタさんを見て固まっている。そしてほぼ同時に
「「知らない女だぁぁぁぁぁあ!!!!!」」
ふたりが叫んだ。
「ちょっとシモンさん!なんでぼくの知らない間に彼女作っているんですか!そういうのはちゃんと話を通してもらわないと!」
「ははは、すまんすまん」
ぷんぷん怒る信吾に苦笑いしながら謝る俺。いや、どういう説明をせいと?彼女作ってもいいですかは中々嫌な質問だと思うが
「ふふふ、少年よ、大人には子供に言えない事情ってものがあったりするものさ。ふかぁい大人の関係ってやつだよアタシたちは」
そう言って不敵に笑うキタさん。そんなに大人ぶれる性格か?そこまで大人の関係か?と訝しむ俺。
「ぐぬぬぅ、かくなる上は炸裂魔法で体ごと消滅していただく他……」
なんて物騒なこと言うんだ信吾。嫉妬から殺人は俺の世界でもよくあることだったからマジで笑えないぞ信吾。
「ほーほほほほほ!嫉妬だねえ!おこちゃまめ!へへへへへあだぁ!」
超手加減のデコピン。痛くないけど衝撃だけ非常にデカい特殊な打ち方のやつだ。
「キタさん、言い過ぎ。信吾も、別に俺が捕られたわけじゃないんだからそんなに腹を立てるな」
「ふぇーい」
「はぁーい」
2人とも心がこもってないなぁ……ま、そのうち打ち解けるだろ。
そうして着いたのは、人里離れた森の中。滅多に人が来ないところらしく、放置された山小屋や明らかに獣がきた後のある木が哀愁をただよわせる。
「ね、ねぇ、アタシこういうの知ってるんだけどさ?熊とかが自分の縄張りを示すために木の皮を剥ぐらしいじゃん?絶対でかい熊だって。ヤバいって」
「あれぇ?お姉さんビビってます?あー、やっぱ車の中にいた方が安全ですし、そうしてても全然大丈夫ですよ?」
「ねぇ!!!はらたつ!!!この子腹立つ!!!!」
ねぇ、なんでこの2人こんなに仲悪いの?そんなに馬合わない?仲良くしてホシィ~
「とにかく、約束の稽古な。キタさんはまず、魔力を体から出す感覚を覚えよう。俺が身体に魔力流すから、その感覚を覚えてくれ。信吾は遠距離魔法の操作限界を知ってもらうから、できるだけ遠くまで水球を動かしてくれ」
はい!と俺に顔を向けしっかりと返事する2人。体は未だ喧嘩の形をしっかりととってるけど。
「ははぁ、なるほどなるほど。操作距離が伸びれば伸びるほど、使用魔力も多くなるんですねぇ。それでいて射出してしまえば魔力関係なく飛んでいく、と。動かしている間は自分が動力だから消耗するんですね、これは面白い」
信吾は信吾で新たな発見があった様だ。夢中になって水球を動かしている。
「じゃあ、キタさんに魔力流すぞ」
「い、やぁ、ちょっとそう言うのはまだはやぁぁぁんなんか流れてきたぁぁぁ」
キタさんの手に俺の魔力が入っていく。じわっと広がっていく魔力の感覚に慣れないようだ。
「……ああ、でもなんとなくわかるよ。アタシの中にシモンがいるね」
「ねぇ言い方ぁ!仮にもぼくみたいな中学生がいるんですけど!!!」
「へーん!そう言う時点で性に興味ありなのスケスケなんですけどぉー!!」
「そん、そんなんいったらぼくだっていっぱいシモンさんのを注いで貰いましたしぃー!?」
「こ、こんな子にまで手を出したのかいアンタ!!!」
「待てこらお前ら」
白熱するのはいいけど俺を巻き込むな、じゃない
「喧嘩するなら俺帰るけどどうする?」
「ごめん、ホント調子乗った」
「すみませんでした。シモンさんがぼく以外に構っているのを見て嫉妬しました」
すぐに謝れるあたり、2人ともすごいいい子なんだけどなぁ。
「真剣にやってくれよ。まだ2人にはそう言う感覚はないかもしれないが、危ないこと教えてんだ。その気になったら簡単に腕の一本は飛ぶからな?」
俺は切り札を起動し、近くにある長い木を切り付ける。ややあって、斜めに切った切り口からずり落ちる様に、木が切り倒された。
「このくらいの事はな、低難度の魔物でも簡単にできるんだ。俺がいつも2人の横に入れるとは限らない」
鉄蟷螂や大顎蟻なんかがその一例だな。あいつら難易度の割に硬いから、よく駆け出し冒険者の武器の素材になってたりしたな。懐かしい。
「わかった。アタシちゃんとやる。シモンを支えるんなら、最低限強くなんなきゃね」
そう言ったキタさんの体には、シッカリと魔力が循環し始めていた。なるほど身体強化魔法だな。キタさんはそっち方向で伸ばすのか。まだまだ駆け出しの動きだが、魔力の巡りは悪くない。
てかやたら魔力多くないかキタさん。大魔法使いの家系に肉薄、いやそれ以上の魔力だ。って事はソコンのオッサンみたいになるのか。あ、自分で言ってて嫌な例えだった。
「ぼくも、シモンさんの覚悟に応えたいです。全力で頑張ります!」
そう言って息巻く信吾。だけどなんだろうな、多分言葉の本質は理解していないのかなって感じがする。その心意気が空回りしそうで俺怖いよ。
「さあ、アタシにも戦い方ってやつを教えておくれよ。守られっぱなしは性に合わないんだ」
俺の恐怖心を汲み取ったかどうかは知らないが、流れを変えるようにキタさんが話を振ってきた。
「そう、だな。じゃあ、まずは得意なことからやってみよう。自分の動きがどれだけ強化されているかを見る事ができるからな。キタさんの得意なことはなんだ?」
「そうだねぇ、アタシの得意な事はキーボードさ!自慢じゃあないけど、アタシがやってるバンドのキーボードを担当していてね、結構人気なんだよ?」
そうなんだ……しかしここは山の中。キーボードなる文明的な物は存在しない。
「他には?って顔してるね。割とバンド内の持ち回りだ全員ボーカルしているから、歌もある程度歌えるよ!」
そう言って歌い出すキタさん。あー、うまい。なるほどそつなくこなしてる。パワフルでハスキーだなぁ。
「こんな感じだねぇ!」
「……え?北姐さん?」
歌い終わった後のキタさんを見て、信じられないものを見た目をしている信吾。え?知り合い?
「シモンさんマジですか!?『嶺上開花』をご存知でない!?インディーズでコピーバンドながらメキメキと頭角を現して、去年ロックフェスのメインで大盛況のうちにいきなり休業した知る人ぞ知るロックバンドですよ!」
そ、そうなんだ。知らなかったが俺の彼女凄い人らしい。
「その中のリーダーが北姐!ピアノも弾けば歌も歌うオールラウンダー!全員がほぼ完全に顔を隠している中異様に顔を隠すのが甘くて意味がないって言われている北姐ですよ!?」
「ねぇ最後の一言いる?いや、でも知っててくれたんだ。嬉しいねぇ」
そう言って笑顔になってるキタさん。偶然ファンの1人に会えるのは、まぁ嬉しいよな。わかる。昔俺が勇者になった頃にファンって言ってくれた女の人がいてすげぇ嬉しかったもん。金目当てのスリだったけど。
「友達のキヨコちゃんが教えてくれたんですよ。すっごくいいバンドだって」
「ん?清子?あれ?もしかしてキミ、アタシのいとこ救ってくれた王子様くん?」
あれ?そっちも知ってるのか?
「いやぁ聞いてるよ!車に轢かれかけたところ、お姫様抱っこで救ってくれたんだってねぇ!いやぁホントありがとう!命の恩人くんだったか!」
……あー!あれか!3日間ぐらいご馳走出た時の!寿司がうまいくらいしか覚えてなかったわ。
「キヨコちゃんのいとこだったんですか!?いやはやなんというか、世界は狭いと言うか」
「本当だねぇ……さて!清子の友達はアタシの友達だ!これからよろしく!」
「こちらこそ!あとでサインください!」
急激に2人の仲が縮まった。そんなことある?いやその方が教えやすいが……
結局今回は、2人が2人の事を話し合って終わった。
帰りがてら連絡先交換してたし、なんだったら寝る前までずっと文面で会話していたみたいだ。
……俺は嫉妬しないからな。流石に。
そういってまとわりつく信吾。俺だからいいけど他の人に絶対やるなよその絡み方。下手すると変な性癖開花させるからなマジで。
「もちろんそのつもりだ。だからその大規模魔法を初級魔法に見せかけた最悪魔法をしまえ」
ただの小火球に見せかけて、中心部分に濃縮された空気を内包してる。当たった瞬間爆炎の範囲が死ぬほど広がり、当たった対象を長時間炎の中に拘束するのか、最悪だなその魔法。教えてないんだけど。
「ところでシモンさん、今日は遠出しないんですか?お父さん工具の新調しに遠く行っちゃったんでもうどこにも行けないですよ?お母さんに頼みます?」
さらっと親を自分の足代わりに使おうとするなよ……いや、愛されているが故なのかもしれんが。
「それには及ばない、今日は他の手を使って等でするからな」
そういって荒井駅のロータリーに立つ俺と信吾。もうそろそろ来る頃だな、と思っていると、白い大きめの車が俺たちの目の前に留まった。
「はぁいダーリン!到着したよ!そっちが噂の男のこ……」
車の中からキタさんが顔を出し、信吾を見て固まった。信吾もまた、キタさんを見て固まっている。そしてほぼ同時に
「「知らない女だぁぁぁぁぁあ!!!!!」」
ふたりが叫んだ。
「ちょっとシモンさん!なんでぼくの知らない間に彼女作っているんですか!そういうのはちゃんと話を通してもらわないと!」
「ははは、すまんすまん」
ぷんぷん怒る信吾に苦笑いしながら謝る俺。いや、どういう説明をせいと?彼女作ってもいいですかは中々嫌な質問だと思うが
「ふふふ、少年よ、大人には子供に言えない事情ってものがあったりするものさ。ふかぁい大人の関係ってやつだよアタシたちは」
そう言って不敵に笑うキタさん。そんなに大人ぶれる性格か?そこまで大人の関係か?と訝しむ俺。
「ぐぬぬぅ、かくなる上は炸裂魔法で体ごと消滅していただく他……」
なんて物騒なこと言うんだ信吾。嫉妬から殺人は俺の世界でもよくあることだったからマジで笑えないぞ信吾。
「ほーほほほほほ!嫉妬だねえ!おこちゃまめ!へへへへへあだぁ!」
超手加減のデコピン。痛くないけど衝撃だけ非常にデカい特殊な打ち方のやつだ。
「キタさん、言い過ぎ。信吾も、別に俺が捕られたわけじゃないんだからそんなに腹を立てるな」
「ふぇーい」
「はぁーい」
2人とも心がこもってないなぁ……ま、そのうち打ち解けるだろ。
そうして着いたのは、人里離れた森の中。滅多に人が来ないところらしく、放置された山小屋や明らかに獣がきた後のある木が哀愁をただよわせる。
「ね、ねぇ、アタシこういうの知ってるんだけどさ?熊とかが自分の縄張りを示すために木の皮を剥ぐらしいじゃん?絶対でかい熊だって。ヤバいって」
「あれぇ?お姉さんビビってます?あー、やっぱ車の中にいた方が安全ですし、そうしてても全然大丈夫ですよ?」
「ねぇ!!!はらたつ!!!この子腹立つ!!!!」
ねぇ、なんでこの2人こんなに仲悪いの?そんなに馬合わない?仲良くしてホシィ~
「とにかく、約束の稽古な。キタさんはまず、魔力を体から出す感覚を覚えよう。俺が身体に魔力流すから、その感覚を覚えてくれ。信吾は遠距離魔法の操作限界を知ってもらうから、できるだけ遠くまで水球を動かしてくれ」
はい!と俺に顔を向けしっかりと返事する2人。体は未だ喧嘩の形をしっかりととってるけど。
「ははぁ、なるほどなるほど。操作距離が伸びれば伸びるほど、使用魔力も多くなるんですねぇ。それでいて射出してしまえば魔力関係なく飛んでいく、と。動かしている間は自分が動力だから消耗するんですね、これは面白い」
信吾は信吾で新たな発見があった様だ。夢中になって水球を動かしている。
「じゃあ、キタさんに魔力流すぞ」
「い、やぁ、ちょっとそう言うのはまだはやぁぁぁんなんか流れてきたぁぁぁ」
キタさんの手に俺の魔力が入っていく。じわっと広がっていく魔力の感覚に慣れないようだ。
「……ああ、でもなんとなくわかるよ。アタシの中にシモンがいるね」
「ねぇ言い方ぁ!仮にもぼくみたいな中学生がいるんですけど!!!」
「へーん!そう言う時点で性に興味ありなのスケスケなんですけどぉー!!」
「そん、そんなんいったらぼくだっていっぱいシモンさんのを注いで貰いましたしぃー!?」
「こ、こんな子にまで手を出したのかいアンタ!!!」
「待てこらお前ら」
白熱するのはいいけど俺を巻き込むな、じゃない
「喧嘩するなら俺帰るけどどうする?」
「ごめん、ホント調子乗った」
「すみませんでした。シモンさんがぼく以外に構っているのを見て嫉妬しました」
すぐに謝れるあたり、2人ともすごいいい子なんだけどなぁ。
「真剣にやってくれよ。まだ2人にはそう言う感覚はないかもしれないが、危ないこと教えてんだ。その気になったら簡単に腕の一本は飛ぶからな?」
俺は切り札を起動し、近くにある長い木を切り付ける。ややあって、斜めに切った切り口からずり落ちる様に、木が切り倒された。
「このくらいの事はな、低難度の魔物でも簡単にできるんだ。俺がいつも2人の横に入れるとは限らない」
鉄蟷螂や大顎蟻なんかがその一例だな。あいつら難易度の割に硬いから、よく駆け出し冒険者の武器の素材になってたりしたな。懐かしい。
「わかった。アタシちゃんとやる。シモンを支えるんなら、最低限強くなんなきゃね」
そう言ったキタさんの体には、シッカリと魔力が循環し始めていた。なるほど身体強化魔法だな。キタさんはそっち方向で伸ばすのか。まだまだ駆け出しの動きだが、魔力の巡りは悪くない。
てかやたら魔力多くないかキタさん。大魔法使いの家系に肉薄、いやそれ以上の魔力だ。って事はソコンのオッサンみたいになるのか。あ、自分で言ってて嫌な例えだった。
「ぼくも、シモンさんの覚悟に応えたいです。全力で頑張ります!」
そう言って息巻く信吾。だけどなんだろうな、多分言葉の本質は理解していないのかなって感じがする。その心意気が空回りしそうで俺怖いよ。
「さあ、アタシにも戦い方ってやつを教えておくれよ。守られっぱなしは性に合わないんだ」
俺の恐怖心を汲み取ったかどうかは知らないが、流れを変えるようにキタさんが話を振ってきた。
「そう、だな。じゃあ、まずは得意なことからやってみよう。自分の動きがどれだけ強化されているかを見る事ができるからな。キタさんの得意なことはなんだ?」
「そうだねぇ、アタシの得意な事はキーボードさ!自慢じゃあないけど、アタシがやってるバンドのキーボードを担当していてね、結構人気なんだよ?」
そうなんだ……しかしここは山の中。キーボードなる文明的な物は存在しない。
「他には?って顔してるね。割とバンド内の持ち回りだ全員ボーカルしているから、歌もある程度歌えるよ!」
そう言って歌い出すキタさん。あー、うまい。なるほどそつなくこなしてる。パワフルでハスキーだなぁ。
「こんな感じだねぇ!」
「……え?北姐さん?」
歌い終わった後のキタさんを見て、信じられないものを見た目をしている信吾。え?知り合い?
「シモンさんマジですか!?『嶺上開花』をご存知でない!?インディーズでコピーバンドながらメキメキと頭角を現して、去年ロックフェスのメインで大盛況のうちにいきなり休業した知る人ぞ知るロックバンドですよ!」
そ、そうなんだ。知らなかったが俺の彼女凄い人らしい。
「その中のリーダーが北姐!ピアノも弾けば歌も歌うオールラウンダー!全員がほぼ完全に顔を隠している中異様に顔を隠すのが甘くて意味がないって言われている北姐ですよ!?」
「ねぇ最後の一言いる?いや、でも知っててくれたんだ。嬉しいねぇ」
そう言って笑顔になってるキタさん。偶然ファンの1人に会えるのは、まぁ嬉しいよな。わかる。昔俺が勇者になった頃にファンって言ってくれた女の人がいてすげぇ嬉しかったもん。金目当てのスリだったけど。
「友達のキヨコちゃんが教えてくれたんですよ。すっごくいいバンドだって」
「ん?清子?あれ?もしかしてキミ、アタシのいとこ救ってくれた王子様くん?」
あれ?そっちも知ってるのか?
「いやぁ聞いてるよ!車に轢かれかけたところ、お姫様抱っこで救ってくれたんだってねぇ!いやぁホントありがとう!命の恩人くんだったか!」
……あー!あれか!3日間ぐらいご馳走出た時の!寿司がうまいくらいしか覚えてなかったわ。
「キヨコちゃんのいとこだったんですか!?いやはやなんというか、世界は狭いと言うか」
「本当だねぇ……さて!清子の友達はアタシの友達だ!これからよろしく!」
「こちらこそ!あとでサインください!」
急激に2人の仲が縮まった。そんなことある?いやその方が教えやすいが……
結局今回は、2人が2人の事を話し合って終わった。
帰りがてら連絡先交換してたし、なんだったら寝る前までずっと文面で会話していたみたいだ。
……俺は嫉妬しないからな。流石に。
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