symbolic【短文・詩】

琥珀

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始動

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燻っていた日々は必要だった
試行錯誤だけを繰り返して
いつも心の中を整理整頓

ただし

飽き飽きした日々は
なんの変化も生まない
それに気づいちゃったんだ

いつかの夢が再燃
ともし火のように
まだ弱々しいけれど
まだ僕の中に住んでいたんだね

心が躍る
最高じゃんか

不安を瞬発力に代えて
臆病を期待に代えて
もやもやを晴天に代えて

少しずつでいいよ
いつか
小さくてもいい
自分の描いた理想に
ちょっぴり近づいてればいい

さあ、口角を上げて
大きく掌を広げて
深呼吸しよう

未来が始まる
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