佐々木と吉田 崩壊するのに、どうやって戦争すんだよ編

言葉は固定観念

究極の話

「だからこないだの、原発の放水の話」
「はいはい」
「左翼の人は・・・・まぁ左翼っていうか、そう言う手合いの人ね」
「ハハハハハハッ、左翼でいいでしょう、そっちは左翼で」
　笑いながら吉田はツッコむ。

「もう原発って事は、原発なら、なんでもかんでも反対」
「そうですね」
「科学的にどうこうとかさぁ、中国以外の国が、あと国際機関がどう言ってるか関係ない」
「はいはいはい」
「原発、イコール反対、な訳じゃん」
「そうですね」
　吉田が頷く。

「一方、右翼とされてる人らは・・・・」
　佐々木が手を回す。
「反中だから、中国が何か言ってる、イコール反対な訳じゃん」
「はいはいはい」

「でも冷静に考えたらさぁ」
　佐々木が手を振る。
「中国が日本の海産物買わないって言ってるだけじゃん」
「そうですね、まぁそうですね」
「じゃぁいいよ、買うなよって言えばいいじゃん」
「ハハハハハハッ、そういう訳にはいかないです」
　笑いながら首を振る。

「だってさぁ、究極的なこと言えばさぁ」
　佐々木が手を振る。
「右翼とされる人らはさぁ、中国人に、水はなんの問題もないんだから、日本の海産物を買ってくださいって言ってるんだぞ」
「ハハハハハハッ、まぁ究極的に言えばね」
「その人たちが、反中なんだぞ・・・・なんだそれ」
「それは極端な話じゃないですか」
「でも、究極的に言うと、そう言う事だよ」