佐々木と吉田 大泉さんの主演映画に必要なものは、友情出演福山雅治

北海道と言えば、富良野

「友情出演？」
「そうそう、少ししか出ないから」
「ああっ、そうなんすか」

「フラッと旅のイケメンカメラマンが、やってくるわけだよ」
「はいはい」
「で、大泉さんが、あっ、先生って言ったら」
　独特の口調で、佐々木が言う。
「ああっ、ようちゃん」
「ようちゃんって」
　吉田もまねる。

「今年も撮りに来たんですか？って大泉さんが言えば、ああっ今年も、富良野を撮りに来たよ」
「富良野なんだ」
「お前、北海道と言えば富良野だよ」
「他にも色々あるから、綺麗なところ、他にもあるから、て言うか綺麗なところだらけですから北海道」


「で、その日は福山雅治も大泉さんちに泊まって」
「はい、泊まって」
「夕飯をみんなで食べて」
「中学生の息子が、反抗して」
「ええっ、その日も」
「大泉さんが、バカ息子、おもて出ろって言って」
「言って」
「大泉さんが中学生の息子を、藁にブワァ投げて」
　ハハハハハハッと吉田が笑う。
「それを福山雅治が大笑いで、おおっやってるね」
「どんな映画だよ、それ」