佐々木と吉田   チュウニボーの人らはXが好き編

zurvan496

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 ある日、終わるかも

 空のF1

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「それで、テイオーこと伊集院さんがラジオでね」
「はい、ラジオで」
「朝のラジオでね」
「はいはいはい、やってましたね」
「終わっちゃったけど・・・・・・ラジオ局と揉めて」
「そう言うこと言わない」
 吉田が苦笑する

「その朝のラジオで」
「はい」
「飛行機のレース、空のF1みたいなのの」
「ああっそれなんか、聞いたことあります」
「それの日本代表の人が、ゲストで来たのね」
「はいはい」

「で、その日本代表の人が伊集院さんに、レース観に来てくださいって言ったのね」
 佐々木が手を振る。
「もちろん社交辞令何だけど、伊集院さんことテイオーは、そういう社交辞令にホントに行くっていうギャグをやるのね」
 ハハハハハハッと吉田が笑う。
「面白いやつ」
「面白いやつとか言うな」

「で、実際にレースに行ったら」
「はい」
「そしたらまず、チケットが完売っていうか、ほとんど売り切れてて」
 へぇ、と吉田は呟く。
「それも結構高いのに、そんな状態だったらしいのね」
「そうなんだ」

「それで会場に行ったら、すっごい人で」
「へぇ、どこでやってたんですか?」
「千葉らしいよ」
「あっ、北海道じゃ無いんですね」
 そうそう、と佐々木が頷く。

「それで会場の外にも人が沢山いて、大盛況、大盛り上がりだったのね」
「はぁぁ、そうなんだ」
「で、伊集院さんもレース観てて、面白くて、すごいなこれって、って感動してたのね」


「でね」
「はい」
「テイオーが感動してたらさぁ」
 佐々木が指を回す。
「会場内にアナウンスが流れてさぁ」
「はい」
「このスポーツは、今回の大会で終了しますって言ってたらしいのね」
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