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 三月十一日を休みをしろ

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「だから・・・・・」
 佐々木は話を続ける。
「日本は先進国だし、人命を大切にするし」
「はい、中国やアメリカと違って」
「そうそう、後進国の中国やアメリカと違ってね」

「自衛隊も優秀だけどさぁ」
「はいはい」
「もうちょっとさぁ」
 佐々木が手を振る。
「こんなにしょっちゅう起きてるんだからさぁ」
「まぁ・・・・このくらいが限界でしょう」
「そうかなぁ・・・・・」
 佐々木が首を傾げる。



「俺がよく思うのはさぁ」
「はい」
「三月十一日を休みにすべきなのね」
「はいはいはい」
「で、全国で避難訓練をやる」
「なるほど」


「それも毎年、ランダムでっていうか、順番というかさぁ、選んでさぁ、本格的な、自衛隊やレスキュー隊を出してさぁ」
 佐々木が手を振る。
「地域住民も参加して」
「はい」
「実際にここで地震が起きたら、この地域で洪水が起きたら、土砂崩れが、津波が、の訓練ていうか、シュミレーショをやるのね」
「はいはいはい」

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