佐々木と吉田   普通の人は、周りを決めつけ、自分らしく生きたがる編

zurvan496

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 典型的な普通の人

 賀来ちかことあき竹城

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「近所のさぁ」
「はい」
「ガサツなおばさんを、あき竹城さんがやるわけじゃん」
「あき竹城さん、そうですね、あき竹城さんやってましたよね」
「・・・・・・亡くなったけどさぁ、誰がやるんだろう、あの役」
「別に誰でもいますよ」
 いや、そんなことない。
 佐々木が首を振る。
「あのガサツなおばさんの役は、あき竹城さんだけだから」
 ハハハハハハッと吉田が笑う。

「とにかく」
 佐々木が手を振る。
「あき竹城さんがガサツな近所のおばさんをやるわけじゃん」
「はいはいはい」
「それを観て、ああっ、このあき竹城さんがやってる役、近所のナントカさんみたいって思うわけじゃん」
「そうですね」
「それで自分は、主役の賀来ちかこだと思うのね」
「ハハハハハッ、賀来ちかこ、賀来ちかこ」
 吉田は大笑いする。

「ドラマの主役が織田裕二と賀来ちかこって」
「そうだろう?違う?」
「まぁ、俺らの世代はそうです」
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