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魔の高校
しおりを挟む毎日スカートという地獄の日々が始まった。
でも、この頃には諦めが付いていた。
゛女の子らしく生きていこう゛
そう思い始めていた。
しかし、同じクラスに気になる子がいた。
どストライク過ぎて、その子に好きと伝えてしまった。
やってしまったと思ったが、意外に大丈夫だった。
それからはずっと一緒にいた。
その子も好きと言ってくれたが、付き合う事もなくダラダラと友達の関係を続けていた。
でも、その子は彼氏が出来て男の子と付き合い始めた。僕は嫉妬ばかりしていた。でも、友達として抱きついたりしていた。それだけで幸せだった。
僕が男だったら付き合えたのかなとか毎日考える日々だった。
少しづつその子との距離が出来て話す事も減って行った。
僕も彼氏を作らないとと思い、仲良かった男友達とノリで付き合い始めた。
でも、結局友達の関係と変わらずだった。
手を繋ぐことは出来たけどそれ以上の行為は何も出来なかった。
その後も何人かの男の人と付き合ってキスまでした人も居たけど、気持ち悪くて仕方なかった。
僕は人とキスすのは無理なんだと思っていた。
2年生になり修学旅行の時に好きな子と同じグループになり、部屋も一緒でずっと一緒にいた。
幸せな5泊6日だった。
ところが……
好きだった子と何故かしら大喧嘩をしてしまい話す事が減っていたのにそれ以上に関わらなくなり、連絡先すらお互い消した。
僕は後悔していた。
半年くらい口もきかずの状態が続いた。
学校が終わり帰ろうとした時に駐輪場にその子がいた。気まずくて学校に戻ろうとしたら話しかけられた。嬉しい気持ちと気まずい気持ちが半分半分だった。お互いの気持ちを話して謝ってもう1回連絡先交換をした。それからは前以上に仲良くなり毎日一緒にいた。俺がバイトが終わるまで待っていて一緒に帰ったりしていた。
その頃から母に
「あの子と関わるのやめなさい」。
「あの子といると悪い方にしかいかないから」。
俺はその時初めて母に女の子が好きな事を伝えた。
「アホな事言わないで、もうそんな話しないで」
と言われて僕の家ではタブーな話になった。
その子に「付き合おう」と言われて卒業まじかに付き合い始めた。
卒業後は毎晩遅くまで一緒にいて母に怒られて門限を19時にされたりした。
彼女に「キスしたい」と言われたが僕はキスが好きじゃなかったから断った。だが、彼女の方からしてきたのだ。僕はビックリしたけど嫌な気持ちにはならなかった。だから、女の子とはできることが分かった。心の問題だった。
順調にいっていると思った矢先彼女が地元を離れると…
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