王太子殿下、私の人生にあなたは必要ありません

ララ

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2話

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もう間も無くダンスが始まる。

ダンスの相手は婚約者がいる人は婚約者と最初に踊る。

殿下もそこだけは違えたことがない。

だからこそ期待してしまうのだけれど‥‥。

一曲目が終わる。

すると殿下はすぐに私の元を離れてフローレンス嬢の元へ行ってしまった。

フローレンス嬢は殿下に頬を染めて話しかけながら殿下が見ていない好きに私に意地の悪い笑みを浮かべてる。

器用なことね。

一曲目が終わってしまえばここからは苦痛の時間。

貴族たちが笑みを浮かべながらわかりづらい嫌味や蔑みの言葉をかけてくる。

それを笑顔で捌かなければならない。

殿下はもう私に興味がないから庇ってくれるわけでもない。

あ"~疲れた。

かれこれ2、3時間笑顔を浮かべながら貴族たちと話していた。

ようやく1人になれたからさっさとこの場を離れることにする。

開放されている庭園に出る。

ふぁ~、夜風がほんのり冷たくて気持ちいい。

「ちょっとお話いいかしら?」

「フローレンス嬢。どうされました?」

話しかけてきたのはフローレンス嬢。

金髪に巻き毛で取り巻きを連れて気の強そうな人だ。

「いい加減になさって!もう殿下はあなたのことなんか見向きもしない。それなのに縋って‥‥見苦しいわよ!!」

「そうよ!フローレンス様の今日のドレスだって殿下から送られたもの!」

「フローレンス様の美しさに殿下も惚れていますわ!!」

「殿下の婚約者の立場をもう随分と利用してきたじゃない!殿下が可哀想だわ。解放してあげて!!」

ははっ‥‥。直接こんなふうに言われたのは初めてだ。

結構きついな‥‥。

「殿下から婚約破棄を申し出られたのなら受け入れます。けれどこれは私たちの問題です。あなたに口を挟まれるいわれはありません。」

「まあ!!なんて無礼な!!このっ!!!」

「きゃっ!!」

バシャンっ!!

「なっなによ!あなたが勝手に落ちたのだからね!!私たちは関係ないわ!!」

詰め寄ってきた令嬢の手に押されてそのまま後ろにあった噴水に倒れ込む。

私を突き落とした令嬢たちは自分たちは関係ないと言いながら顔色を悪くして走り去っていく。

冷たい‥‥。

寒い‥‥。

ああ、なんだか疲れたな‥‥。

頭が‥‥痛いっ。

痛い。痛い。痛いっ!!

あああああああああ!!

何これ?なんなの??これは‥‥。知らない。

知らない知らない!!

「だ‥‥か?‥‥し‥くそっ‥‥を!!」

あなたは誰?助けてくれるの?

誰かが水の中から引き上げてくれる。

ああ、だめだ。ごめんなさい。

頭が痛くて‥‥意識がーー。

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