魔法学校で最弱の僕が最強魔法少女の従者となりました

モーティー

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ピピンの正体はグリンディアのお祖母様!?

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グリンディアそっくりの少女がホウキで空から現れた。その正体は、グリンディアのお祖母さまであるピピン。
彼女は、グリンディアをマオ家に居候させてくれたことへの感謝の気持ちを伝えるため、この街を訪れたのだ。

母親は喜んでピピンを家に招き、お茶とお菓子を用意した。今、このリビングで歓談が繰り広げられている。
(ちなみに父親は、ピピンに挨拶だけを済ませると、オズワルドの代わりに買い物へ出かけていた。)



ピピンが手土産の饅頭をテーブルに並べ、グリンディアたちと一緒にお茶を飲みながら談笑していた。饅頭の甘い香りが部屋中に広がり、母親も笑顔で饅頭を口に運ぶ。

「これは本当に美味しいですわね♪」
と母親が微笑むと、グリンディアも頷きながらもう一つ手を伸ばす。


ふと、母親はピピンをじっと見つめた。少し戸惑いながらも、驚きを隠せずにこう言った。

「そういえば…お祖母さま、随分とお若いのですね。」と感心した様子で言う。

「若返りの秘薬を偶然作ってしまってのう、飲んだらこの有様じゃよ」とピピンは笑う。

「まあ…そんなにすごい発明を?」母親が驚く。

「偶然できてしまっただけじゃ。それに、何度やっても同じものは二度と作れんのじゃよ」とピピンは肩をすくめた。



その会話の横で、グリンディアとオズワルドはひそひそと話していた。

「おい、オズ…なんでさっきお祖母様と…キ、キスしようとしてたんじゃ…?」
グリンディアが小声で問い詰める。

「え?あの…てっきり、グリンディア様だと…思って…それで…」
オズワルドは焦りながら答える。

「おぬし、ワシにキスしようとしたのかーーー!!!?」
グリンディアの声に、その場の空気が凍りついた。

「ほほほ。オズワルド君、先程はすまんのうw」とピピンが笑顔で返す。
「じいさんもずっと前に亡くなってしもうてな、つい君のような若者とラブラブしたくなっちゃうんじゃよ♪」

「こらーーーっ!オズはワシの従者なんじゃから、そんなのダメじゃ!」
グリンディアが慌てて止める。

「そうかい、じゃあ仕方ないのう♪」とピピンは笑った。


そこに母親が険しい表情でオズワルドを睨みつけた。
「オズワルド…そういうのはちゃんとムードを作らなきゃダメよ…?レディーには優しくしなさいっていつも言ってるでしょ?」

「そ、そうじゃ!いくらワシとキスをしたいからって…家の前でいきなりなんて…一体オズは何を考えておるんじゃ…」
グリンディアも追い打ちをかける。

(な…なんだこの地獄は…)オズワルドは頭を抱えた。



母親とピピンの会話が続く。

「グリンディアも毎日を楽しんでるようで、大変に感謝しておりますわい。」
「私達も、グリンディアちゃんのおかげで毎日が楽しいですわ♪」



その会話の横で、グリンディアとオズワルドはまたひそひそと話し出す。

「グリンディア様…お願いが…」

「お願い?な、なんじゃ…ひょっとして…ワシと…!?」
グリンディアが一瞬ドキッとする。

「お祖母さまに、僕の魔力値を上げる方法が無いか聞いてほしいんですけど…」

「…もーーーー!バカーーー!雷魔法!」
グリンディアの電撃がオズワルドを直撃する。

「いたたた!なんで…?」
オズワルドが呆然とする。



一通りの話を終えたピピンに、グリンディアが話しかけた。

「お祖母様、オズを見てやってほしいんじゃ」

「ほう?なるほど、頼まれてしまっては仕方ないのう」とピピンは微笑んだ。

「オズワルド君、家事や料理は得意かね?」ピピンが尋ねる。

「はいっ?料理も掃除も好きですよ。」

「オズの作るお菓子は絶品なんじゃ♪」とグリンディアが満面の笑みを浮かべた。

「それは心強い。グリンディアは家事は苦手そうじゃから、君ができれば安心じゃよ」

「はぁ…どうも…」

「なんの話じゃ?」とグリンディアがきょとんとする。

「ま、二人ともまだ若いし、結婚は当分先じゃぞ」

「そ…そんな話じゃないわーーー!」
グリンディアは顔を真っ赤にして否定した。

「なんじゃ違うのか」



あらためてオズワルドはピピンに説明した。
「僕は魔力値が低いしトレーニングしても全然上がりません。これは体質的なものでしょうか?」

「魔力値が低い?ほー、いいじゃろ。みてやろうじゃないか。」

ピピンは笑顔を浮かべながらオズワルドに言った。「手を出してごらん」

「えっ…?手ですか?」

ピピンはオズワルドの手を握った。
「手を繋いじゃった♪このままデートする?」

「こらーーー!」「冗談じゃよw」

ピピンはオズワルドの手を取り、少しの間考え込む。

「ふむ…特に変わった様子はないな。ま、鍛錬を続ければ、自然と魔力も上がるじゃろう」

「はぁ…」



やがてピピンはホウキにまたがり、空へ飛び立つ準備を整えた。

「それじゃ、そろそろおいとまするかのう。皆さん、これからもグリンディアをよろしくお願いいたしますじゃ。」

「お気をつけてお帰りくださいね♪」母親が笑顔で送り出す。



ピピンはグリンディアにそっと耳打ちした。

「お主、オズワルド君のことが好きなのかい?」

「えっ…えっとー…あいつが…ワシに恋してるみたいで…」

「ほほう、じゃあキスするのはやめておくか」

「当たり前じゃろ!」グリンディアは顔を赤らめた。




ピピンは夜空に飛び立つ前に、心の中で呟いた。

(オズワルド君か…不思議な青年じゃ。彼には力を出せない理由があるようじゃ。そして、この家族もまた、隠された力を持っている気がする…だが邪悪な気配は一切感じなかった。いずれグリンディアの力になってくれるかもしれんな…)

そう呟くと、ピピンは夜空に消えていった。

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