魔法学校で最弱の僕が最強魔法少女の従者となりました

モーティー

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噴水広場の淡い瞬間…謎の男は王子様!?

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あらすじ:最弱魔法使いのオズワルドは、ひょんなことから最強魔法少女グリンディアの従者となり、彼女がオズワルド家に居候することに。
ある日、オズワルドは幼馴染のエルフィールから、自分には許婚がいると打ち明けられる。その話が気になったオズワルドは、グリンディアと共に情報を集めるため王都にきた。





王都の広場にて、噴水がきらめく水しぶきを上げるなか、オズワルドとグリンディアはゆったりとした時間を過ごしていた。周囲の喧騒から少し離れ、二人の間には穏やかな空気が流れている。

「見て、オズ! 小さい虹ができてるよ!」と、グリンディアが声を弾ませて指さした。

「本当ですね。きれいですね…」オズワルドも顔をほころばせ、噴水に浮かぶ虹をじっと見つめる。


グリンディアはしばらく噴水を見つめていたが、ふとオズワルドに顔を向けて、少し照れくさそうに尋ねた。
「オズ…楽しい?」

「はい。とても…」オズワルドは自然と微笑んで、穏やかな答えを返した。

「ワシも…楽しい…」グリンディアは心の奥から湧き上がる幸せを感じながら、オズワルドの手をそっと握った。


オズワルドの顔はみるみるうちに赤く染まり、それでもどこか嬉しそうな表情を浮かべていた。そんな彼の様子を見つめながら、グリンディアは胸の内で密かに喜んでいた。

(心配しなくても、オズは…ワシに恋しておるんじゃな♪)



二人だけの穏やかな時間。だが、そんなムードを壊すかのように、背後から声がかかった。

「君たち…ちょっと良いかな?」



グリンディアは一瞬で不機嫌になり、振り返って小さく舌打ちをした。
(もーーーーーっ!また邪魔が入った!せっかく良いムードだったのにー!)

オズワルドも驚いて振り向き、相手に応じた。
「えっと、なんでしょうか?」

そこには若い男性が立っていて、じっと二人を見つめている。
「きっと君たちだと思うんだけど…僕を覚えてないかな?」

「えっ…」オズワルドは頭を傾げ、困惑の表情を浮かべる。
「どのような時の話でしょうか…?」

しかし、グリンディアはその姿を見て、はっと顔色を変えた。

「あっ…」

「どうしたんですか、グリンディア様?」
とオズワルドが聞くと、グリンディアは小声で切羽詰まった様子で言った。

「オズ…逃げるぞ。この人…あの時の王子様じゃ…」

「王子様…? 王子様…あーーー!!」

オズワルドも遅れて気づいた。そう、以前にグリンディアと共に王都に魔法で飛んで来たとき、たまたま城の上部で王子と姫が親密な瞬間を覗いてしまったのだ。
※「新しい世界。初めての空中散歩」参照


「逃げましょう!」オズワルドは決断し、グリンディアを背負ってその場から全力で走り出した。


しかし、謎の男性は諦めずに二人を追いかけてきた。
「ま、待ってくれーーー! 力になって欲しいんだ…!」

オズワルドは驚いて立ち止まり、グリンディアと顔を見合わせた。
「…っへ?」


やむなく三人は、近くの物静かな料理屋に移動することにした。席についた謎の男性は、ひと息つくと、真面目な表情で口を開いた。

「あの時君たち妙な魔法で兵士たちを退けて見事に抜け出していったね。」


オズワルドとグリンディアは顔を見合わせて、苦笑しながらそれぞれ謝罪した。
「あの時は…本当に申し訳ございません…」「ごめんなのじゃ…」


だが、男性はそれに意に介さず、少し興奮気味に続けた。
「実は、あの屈強な兵士たちを相手にして平然と逃げ抜けた君たちの技を、どうしても学びたくてね」

「えっ?」オズワルドは戸惑いを隠せない。

「な…なんの話じゃ?」グリンディアも驚いた表情だ。



その男性は落ち着いた声で、丁寧に自己紹介を始めた。

「申し遅れた。僕の名前はエリオット。この国の第四王子だ。」

その言葉にオズワルドとグリンディアは再び驚き、言葉を失った。
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