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偽りの少女
混ざり始めた世界。
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「!!」
あの時からどれくらいたったんだろう。私が起きたときはもう家にいた。さっきつけたはずの傷跡はない。それどころか腕に傷一つついていない。ここは夢なのかな。
「早く起きなさい遅刻するよ」
お母さんが起こしに来た。なんでだろう私学校をやめたのに。
「奈々今日はめずらしいな。」
翔の声がした。
「おはよ」
「マジで遅刻すっから急ぐぞ!!」
翔も何言ってるんだろう。あんただって学校には行ってないはず。
リビングに行くと昔見たような光景があった。翔がいてお母さんがいる朝食。一年前は当間だったことが懐かしく感じた。
「奈々が朝遅いって珍しいね。何かあった?」
いつもならまだ寝ている時間。だからむしろ今は早く起こされたはず。
「翔。昨日はごめん」
とりあえずゲームセンターであったことを謝った。もしここが夢なのならあの事はわからないはず。
「ほんと。俺が手を引っ張ってなかったら事故ってたんだぞ。まー無事でよかったけど」
手を引いていなければ事故っていた。これを聞いた私はカレンダーを見た。見えたのは八月の部分だった。年は去年。事故があった次の日になっている。
「今って夏休みだよね?」
「何現実逃避しようとしてるんだよ、俺ら補修があるだろ」
あの時補修なんて私も翔もなかった。どうなっているのここは。
「私の成績そんなに悪かったっけ?」
少し頭がおかしくなったと思われるかもしれないけどまだここが現実なのか夢なのか判断がつかない。
「俺ら期末試験の時風邪ひいて休んだだろ。それで再試験って形で今日あるの忘れたのか?」
ここは多分夢だ。私も翔もまだ一度をも休んだことはない。それは事実。でも、これが夢の世界だとしてももう起きなくていいかな。この日常が私の求めたいたものなんだから。
準備を終えて学校に向かった。
「翔勉強してきたか?」
学校につくと見慣れた担任の先生がいた。
「ある程度は」
私は成績優秀だったし先生にしんぱいすらされなかった。
「これ合格したらかえっていいからな」
配られたプリントを眺めると全ての答えが思い出せる。一年前のことだったから忘れてることが多いと思ったけどこれならなんとかできそうだ。隣の翔はすごく頭を抱えている。
六十分ある試験を私は二十分で終わらせた。そして急に眠たくなり机の上で眠った。
「奈々。大丈夫か。奈々」
誰かが私を呼んでいる。テストが終わって翔が起こしてくれたのかな。
「やっと起きた。大丈夫?」
六花の声だ。なんかまぶしい。
「ここは?」
あたりは見たことのない場所だった。それにさっきなくなってたはずの腕の腕の傷があった。。
「ゲームセンターの裏だよ。笑顔になったと思ったら苦しそうに倒れて意識がなくなって店員さんが運んでくれたんだよ」
そっか私夢見てたんだった。それで夢の中で寝たから帰ってきた。
「久しぶりに外に出たんだからあまり無理すんなよ」
翔の声だ。まだ完全に意識が戻ってないからはっきりと判断できないけど。
「ごめん」
たった少しの夢だけどなんだろう。あれが私の理想みたいな感じがした。もしかしたらあっちの世界からもう抜けだせなかったかもしれない。それほどあの夢は私にとって大切なところ。死神の言っていた呪いの私。それにあの声は私が私に語り掛けてるようだ。もしかしたら、もう一人の私が私のために作った世界。もしくは私から自我を奪うために作った世界なのかもしれない。そう考えるだけでも少し恐怖を感じる。でも、なんとか私は抵抗し、乗っ取らせなかったんだ。
「何泣いてるんだ?」
夢の世界のことを思い出したら涙が出てきた。
「なんでもない。少し悪夢見ちゃったから」
とっさに出た言葉は悪夢だった。あっちの世界にいすぎると本当にこっち帰ってこれなくなりそうだ。なんとかそれは回避したい。
あの時からどれくらいたったんだろう。私が起きたときはもう家にいた。さっきつけたはずの傷跡はない。それどころか腕に傷一つついていない。ここは夢なのかな。
「早く起きなさい遅刻するよ」
お母さんが起こしに来た。なんでだろう私学校をやめたのに。
「奈々今日はめずらしいな。」
翔の声がした。
「おはよ」
「マジで遅刻すっから急ぐぞ!!」
翔も何言ってるんだろう。あんただって学校には行ってないはず。
リビングに行くと昔見たような光景があった。翔がいてお母さんがいる朝食。一年前は当間だったことが懐かしく感じた。
「奈々が朝遅いって珍しいね。何かあった?」
いつもならまだ寝ている時間。だからむしろ今は早く起こされたはず。
「翔。昨日はごめん」
とりあえずゲームセンターであったことを謝った。もしここが夢なのならあの事はわからないはず。
「ほんと。俺が手を引っ張ってなかったら事故ってたんだぞ。まー無事でよかったけど」
手を引いていなければ事故っていた。これを聞いた私はカレンダーを見た。見えたのは八月の部分だった。年は去年。事故があった次の日になっている。
「今って夏休みだよね?」
「何現実逃避しようとしてるんだよ、俺ら補修があるだろ」
あの時補修なんて私も翔もなかった。どうなっているのここは。
「私の成績そんなに悪かったっけ?」
少し頭がおかしくなったと思われるかもしれないけどまだここが現実なのか夢なのか判断がつかない。
「俺ら期末試験の時風邪ひいて休んだだろ。それで再試験って形で今日あるの忘れたのか?」
ここは多分夢だ。私も翔もまだ一度をも休んだことはない。それは事実。でも、これが夢の世界だとしてももう起きなくていいかな。この日常が私の求めたいたものなんだから。
準備を終えて学校に向かった。
「翔勉強してきたか?」
学校につくと見慣れた担任の先生がいた。
「ある程度は」
私は成績優秀だったし先生にしんぱいすらされなかった。
「これ合格したらかえっていいからな」
配られたプリントを眺めると全ての答えが思い出せる。一年前のことだったから忘れてることが多いと思ったけどこれならなんとかできそうだ。隣の翔はすごく頭を抱えている。
六十分ある試験を私は二十分で終わらせた。そして急に眠たくなり机の上で眠った。
「奈々。大丈夫か。奈々」
誰かが私を呼んでいる。テストが終わって翔が起こしてくれたのかな。
「やっと起きた。大丈夫?」
六花の声だ。なんかまぶしい。
「ここは?」
あたりは見たことのない場所だった。それにさっきなくなってたはずの腕の腕の傷があった。。
「ゲームセンターの裏だよ。笑顔になったと思ったら苦しそうに倒れて意識がなくなって店員さんが運んでくれたんだよ」
そっか私夢見てたんだった。それで夢の中で寝たから帰ってきた。
「久しぶりに外に出たんだからあまり無理すんなよ」
翔の声だ。まだ完全に意識が戻ってないからはっきりと判断できないけど。
「ごめん」
たった少しの夢だけどなんだろう。あれが私の理想みたいな感じがした。もしかしたらあっちの世界からもう抜けだせなかったかもしれない。それほどあの夢は私にとって大切なところ。死神の言っていた呪いの私。それにあの声は私が私に語り掛けてるようだ。もしかしたら、もう一人の私が私のために作った世界。もしくは私から自我を奪うために作った世界なのかもしれない。そう考えるだけでも少し恐怖を感じる。でも、なんとか私は抵抗し、乗っ取らせなかったんだ。
「何泣いてるんだ?」
夢の世界のことを思い出したら涙が出てきた。
「なんでもない。少し悪夢見ちゃったから」
とっさに出た言葉は悪夢だった。あっちの世界にいすぎると本当にこっち帰ってこれなくなりそうだ。なんとかそれは回避したい。
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