死神に呪われし少女

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夏休み

海に行きたーい

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  翔と六花と大翔君はこんな私に毎日付き合ってくれて前よりは外に出れるようになった。死神がいないとたまに声が聞こえたりしているけどこっちの世界が楽しいと思えばいなくなるらしい。私のことを覚えいていない翔だけど、感覚的というか行動が前より私の知ってる翔に戻ってきている。これも翔がここに来た理由を達成し始めてるからかもね。
 
 そんな日々を過ごし、で六花たちの夏休み折り返しを迎えた。私はあの日の約束を果たそうと思った。
「ねぇ海行かない?」
 まだ六花たちには話してないけど、とりあえず翔だけに相談してみた。
「っは?お前腕はいいのか?」
 腕というのは多分私の腕は刺したりしてたせいで傷がひどいほどある。翔が心配しているのは水着になったらそれを見られるのに平気なのかだと思う。
「上に羽織るから大丈夫だよ」
 私のせいで行けなかった海だし、私のこと待ってくれてるんだからそれにこたえたい。
「とはいえさすがに」
「じゃー腕に何か巻くから」
 とはいえ腕の傷が深いから何をまいても痛くて本当はつらい。でもなんとか許可もらわないと。
「そんなに海が大事なのか?どんな約束してたんだ?」
 今の翔は記憶がないんだ。私のとの思い出だけでなく、私がかかわった思い出がすべてないのか。私にとって重要でも多分他の人からしたらそんなに重要ではない。でも、それをいったら絶対いけなくなる。
「行きたいなら行けばいいじゃない」
 お母さんが口をはさんだ。私を助けてくれてる。
「ただし、ちゃんと笑顔で帰ってくること」
 それくらい大丈夫。翔がいれば何でも楽しい。
「はー。だったら俺水着買わないと」
 そっか私の水着はきれいな状態だったけど翔のは引かれたときにつぶされたのか。
「だったら二人で行ってきな」
 ふ、二人で!!それってデー。いや違う違う違う。そもそも兄妹なんだから普通の。普通のなのかな。
私と翔はもう兄妹じゃない。かたがきがそうだとしてももう翔はいない。だったら付き合ってるってことも。
「翔いこ!!二人で」
「わかったから」
 私は翔を引っ張った。やっぱり私も変わってきてる。だっていつもなら外に出るって聞いただけで嫌だったし。
 (ふーん海行くんだ)
(なんのよう?)
  またもう一人の私が声をかけてきた。
(海なんて行っていいの?)
(あなたには関係ない)
(っまあなたがいいならいいか。もう行っておくねさよならって)
 何を言っているの?海にいけば闇の私がいなくなるってこと?もしかして、海に行ったら翔がいなくなる。そして達成した時何かが起こる。だからさよなら。だったら行かないほうが。
「どした行かねーのか?」
「いまいくー」
 そんなの考えている余裕はない。翔がいなくなることは悪いことじゃない。むしろ成仏して新しい生命に生まれ変われるんだ。私のせいで残していしまった翔をいなくさせる。前ならそれだけでいいと思っていた。なのになんだろう。どこかで、翔がいなくなったら私はまたあの生活にもどる。それがなぜか怖い。前なら喜ぶようなことなのに。
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