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検問で列に並んで待っていると再びなにか揉めているようだ。
「だから!許可なくこの国の動物を持っていくのは違法なんです!」
「一匹は申請してるだからたいして変わらないだろうが!」
「だからちゃんと金払ってもらわないと駄目なんだよ!」
検問職員と出国者で揉めているようだ。
「少し時間がかかりそうですね」
「そのようです」
荷馬車の中でしばらく待っていると騒がしさが一際大きくなり叫び声も聞こえだした。
「ちょっと見過ごせないな…俺は様子を見てくるユツキはここにいてくれ」
ルイスは馬車から降り騒ぎのある方へ歩き出した。
それに着いてジョナサンも馬車を降りる
「お気をつけて」
ユツキがそう言うとルイスは二カッと笑って手を振った。
ユツキも軽く手を振り返し状況の好転を願った。
「動植物の密輸でしょうか」
ネオがレイザーの荷馬車の前側から顔を出し外を見るが他の馬車に阻まれ現場を見ることが出来ない
ユツキは馬車の中央に座ってルイス達を待っていた。
「ユツキ様!!」
レイザーに急に名前を叫ばれ驚いているとふわふわの毛玉が体を包んだ。
「?」
ユツキが見上げると大きな牙と爪に銀色の毛並み
人の倍以上ある体躯
ホワイトウルフだ。
狼型の魔獣で凶暴と有名な魔獣がユツキの近くにいる
レイザーとネオはすぐに臨戦態勢でナイフを持ちホワイトウルフと睨み合う
「ユツキ様、動かないでください」
ネオに言われ体を固める
「ガルルッ…グルルルル…」
ホワイトウルフはユツキに興味があるようで顔をじっと見つめてくる
レイザー達は刺激しないようにとゆっくりと近づく
その時ホワイトウルフがベロッとユツキの顔を舐めた。
何度も顔を舐めてそのままホワイトウルフはユツキの体を囲むように寝転がり頭をユツキの膝の上に置いた。
「クゥーン…」
ホワイトウルフは甘えた声を出してユツキにすりついている
ユツキが恐る恐る毛並みを撫でるとしっぽも振って機嫌の良い様子
「…」
レイザーとネオは武器を下ろしユツキに近づく
するとホワイトウルフは唸り声を上げて威嚇した。
二人はユツキに危害を加えられるのを心配し無理やり近寄ることが出来ない
しばらくするとルイス達も合流しホワイトウルフが立てこもっているのを見ると驚いたが直ぐに剣を抜いた。
「ユツキ、無事か」
「はい、問題ありません」
後ろ手のルイスの低い声に驚きながら返事をする
ルイスはゆっくりと馬車に乗り込みホワイトウルフに近づく
ホワイトウルフはそれに反応しルイスを見るが急に怖気付きユツキの後ろに大きな体を縮こませた。
「ユツキ、来い」
ルイスが手を差し伸べてきたのを取ろうと立ち上がろうとするとホワイトウルフがローブを口に咥えて行く手を阻んだ。
「どうしました?よしよし…大丈夫ですよ」
ホワイトウルフの頭を撫で安心させるとユツキと一緒に馬車の外へ出てもらうことが出来た。
「どこから来たんでしょうか」
「さっき貿易商が檻から逃がしたんだ。どこかの森に逃げたと思ったがこんな近くに隠れていたとは」
ルイスはやれやれと言うようにため息をついた。
「ホワイトウルフは警戒心が強いと聞いていましたが、この子は人懐こいですね」
ユツキが撫でると嬉しそうにしっぽを振っている
レイザーはユツキの顔に付着した涎を拭きながらホワイトウルフを見張っている
貿易商も駆けつけ用心棒がホワイトウルフに鎖をつけようと試行錯誤している
ホワイトウルフは暴れルイス達も加勢した。
「あんたが勝手に餌付けでもしたんだろう!」
「え…?」
貿易商はユツキに八つ当たりをしてホワイトウルフを買えと押し売りをしてくる
ユツキが怯んだのを見ると貿易商はいけると思ったのか法外な値段を提示してくる
「そのような金額は…」
ユツキが押されているとホワイトウルフが飛び出して来て貿易商に体当たりをした。
貿易商は数メートル先まで吹っ飛び、辺にいた用心棒達も噛まれたのか大怪我を負っていた。
興奮状態でユツキにも襲いかからんとしていた時ルイスが躍り出た。
「さあ、来るならこっちに来い」
「だから!許可なくこの国の動物を持っていくのは違法なんです!」
「一匹は申請してるだからたいして変わらないだろうが!」
「だからちゃんと金払ってもらわないと駄目なんだよ!」
検問職員と出国者で揉めているようだ。
「少し時間がかかりそうですね」
「そのようです」
荷馬車の中でしばらく待っていると騒がしさが一際大きくなり叫び声も聞こえだした。
「ちょっと見過ごせないな…俺は様子を見てくるユツキはここにいてくれ」
ルイスは馬車から降り騒ぎのある方へ歩き出した。
それに着いてジョナサンも馬車を降りる
「お気をつけて」
ユツキがそう言うとルイスは二カッと笑って手を振った。
ユツキも軽く手を振り返し状況の好転を願った。
「動植物の密輸でしょうか」
ネオがレイザーの荷馬車の前側から顔を出し外を見るが他の馬車に阻まれ現場を見ることが出来ない
ユツキは馬車の中央に座ってルイス達を待っていた。
「ユツキ様!!」
レイザーに急に名前を叫ばれ驚いているとふわふわの毛玉が体を包んだ。
「?」
ユツキが見上げると大きな牙と爪に銀色の毛並み
人の倍以上ある体躯
ホワイトウルフだ。
狼型の魔獣で凶暴と有名な魔獣がユツキの近くにいる
レイザーとネオはすぐに臨戦態勢でナイフを持ちホワイトウルフと睨み合う
「ユツキ様、動かないでください」
ネオに言われ体を固める
「ガルルッ…グルルルル…」
ホワイトウルフはユツキに興味があるようで顔をじっと見つめてくる
レイザー達は刺激しないようにとゆっくりと近づく
その時ホワイトウルフがベロッとユツキの顔を舐めた。
何度も顔を舐めてそのままホワイトウルフはユツキの体を囲むように寝転がり頭をユツキの膝の上に置いた。
「クゥーン…」
ホワイトウルフは甘えた声を出してユツキにすりついている
ユツキが恐る恐る毛並みを撫でるとしっぽも振って機嫌の良い様子
「…」
レイザーとネオは武器を下ろしユツキに近づく
するとホワイトウルフは唸り声を上げて威嚇した。
二人はユツキに危害を加えられるのを心配し無理やり近寄ることが出来ない
しばらくするとルイス達も合流しホワイトウルフが立てこもっているのを見ると驚いたが直ぐに剣を抜いた。
「ユツキ、無事か」
「はい、問題ありません」
後ろ手のルイスの低い声に驚きながら返事をする
ルイスはゆっくりと馬車に乗り込みホワイトウルフに近づく
ホワイトウルフはそれに反応しルイスを見るが急に怖気付きユツキの後ろに大きな体を縮こませた。
「ユツキ、来い」
ルイスが手を差し伸べてきたのを取ろうと立ち上がろうとするとホワイトウルフがローブを口に咥えて行く手を阻んだ。
「どうしました?よしよし…大丈夫ですよ」
ホワイトウルフの頭を撫で安心させるとユツキと一緒に馬車の外へ出てもらうことが出来た。
「どこから来たんでしょうか」
「さっき貿易商が檻から逃がしたんだ。どこかの森に逃げたと思ったがこんな近くに隠れていたとは」
ルイスはやれやれと言うようにため息をついた。
「ホワイトウルフは警戒心が強いと聞いていましたが、この子は人懐こいですね」
ユツキが撫でると嬉しそうにしっぽを振っている
レイザーはユツキの顔に付着した涎を拭きながらホワイトウルフを見張っている
貿易商も駆けつけ用心棒がホワイトウルフに鎖をつけようと試行錯誤している
ホワイトウルフは暴れルイス達も加勢した。
「あんたが勝手に餌付けでもしたんだろう!」
「え…?」
貿易商はユツキに八つ当たりをしてホワイトウルフを買えと押し売りをしてくる
ユツキが怯んだのを見ると貿易商はいけると思ったのか法外な値段を提示してくる
「そのような金額は…」
ユツキが押されているとホワイトウルフが飛び出して来て貿易商に体当たりをした。
貿易商は数メートル先まで吹っ飛び、辺にいた用心棒達も噛まれたのか大怪我を負っていた。
興奮状態でユツキにも襲いかからんとしていた時ルイスが躍り出た。
「さあ、来るならこっちに来い」
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