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番外編
3。激しいおやつ
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すごいスピードだ……
なんで最初からこの勢いでやってくれなかったんだろう……
でもまあ、これで出来上がるならいいか。
蛍は迂闊なことを言ってしまったと思ったものの、自分のピンチは後で考えようと、楽観的になることにした。
そうして築島は仕事に励み、蛍はテスト勉強に励んだ。
「ほら」
先生にアイスを差し出される。
「ありがとう!」
やったぁ、休憩だ。
元々、先生は家におやつを置いておく習慣がないけれど、最近はわたしのために用意してくれている。やっぱり先生はとても優しい。
両手を広げて、だっこしてのポーズをすると、先生は抱き上げて膝の上に乗せてくれた。そうやって一緒にソファに座る。
アイスのカップを開けると、中身はまだカチカチに凍っていた。ハーゲンダッツは、少し溶けてから食べるのがいいんだよね。蛍はアイスを横に置いて、先生に甘えた。
首に絡みついて、見つめ合う。頬に頬をすり寄せ、唇を合わせた。そして舌を絡め、くちゃくちゃとキスをする。
きもちいい……
少ししたら、先生が口を離した。
「……溶けるぞ」
「うん!」
知ってるんだ。朝、昼にきちんと仕事を済ませる先生は、この間はどれだけ甘えても、これ以上は進まないことを。でも、そんな先生だからこそ、なんで学会には行きたくないんだろう。
「先生はどうして学会に行きたくないの?」
「有意義ではない。形式ばかりで怠い。時間を使う割に中身が伴わない。一日が無駄になる」
「……」
うーん。それは先生が嫌いな要素が満載だ。
カップを開けると、アイスは丁度いい具合に溶けていた。
美味しい。この期間限定のソルティバタービスケットは当たりだな。
「あ。先生もいる?」
「結構」
そういって、わたしが食べるのを見ていた。
こんなにおいしいのになぁ。
しかし、決して抗議しない。先生が甘党ではないおかげで、食事に行ったときのデザートを二人分食べることができているから。
* * *
アイスひとつでここまで幸せになれる奴も珍しい。
築島は蛍のおやつタイムを見守った。
しかし、彼女はこんな無防備な格好で乗ってきて、なぜ無事でいられると思っているのだろう……
築島は自分にまたがっている剥き出しの太ももを触った。
「んっ……たべてるのに、」
「こんなスカートを履いている方が悪い」
引き続き撫でる。
「大体、なぜこんな短いスカートを履いているんだ」
「だって華さんが」
「彼女が?」
「おしゃれだって」
「……」
「わたしもおしゃれになりたい」
その目はいつになく真剣で、どこから教えたらいいのかわからなくなる。
「あのな、人には向き不向きがあるだろう」
「わたしには似合わない?」
「似合いは、する。だが松下くんなら露出度の高い服を着ることで男が近づいてきても、一人や二人は簡単に蹴飛ばすだろうが、きみには無理だろう」
「うーん」
いまアイスクリームスプーンを咥えている様子を見る限り、絶対に無理だ。
「決して履くなとは言わないが、僕がいるときだけにしろ。あと大学には履いていくな」
「わかった!」
「素直でよろしい」
蛍はそのあとも順調に食べ進んだ。
「美味しかったー」
「それは良かった」
「ごちそうさまでした!」
「ところで、食事中、ではなくなったわけだ」
「うん?」
唇を寄せる。彼女はさっきので満足していたようだが、こちらとしては物足りない。口内の奥にまで舌を差し込んで、戴けるだけ戴いた。
そのうち下半身が苦しくなって、乱雑に抜いだ。そしてあからさまに主張したものを彼女につけた。
覗いて垣間見た彼女は紅潮した。
「せ、先生? まだ、お昼過ぎだよ?」
「休憩だ」
彼女の膝を立たせて、自分の上でしゃがませる。
「やぁ、こんな……たいせい……」
じりじりと寄りながら、さらに密着した。
「噛んでいろ」
彼女のブラウスの先を自分で咥えさせ、前から下着を取り除く。築島が露わになった胸を見ると、彼女はこわばった。いつ洗濯挟みをつけられるかとビクビクしている。
この体勢と表情は……かなりいいかもしれない。約束通り、学会用の資料が出来上がるまではつけない予定だが、言わないでおこう。
築島は現れた桃色の突起をしゃぶった。
「ひゃう」
ここはいつも左右にいじるから、たまには上下に刺激してやろう。舌を使って舐め上げた。そうしていると、蛍は下着越しでもこちらに伝わってくるほど濡れてくる。
しばらくして、その湿ったものを脱がせた。そのときに指でなかを慣らしてやろうかと思ったが止めた。
代わりに彼女の腰を思い切り浮かせる。
「んん?」
入り口にぴたりと充てがう。短いスカートのおかげでよく見える。
「んっ、んんんっ」
彼女に入れる意志はなくても、重力に従ってズルズルと落ちてきて、咥えこんでしまう。
狭いから一層苦しそうで。この意志に反して入ってしまう顔は何にも変えがたい。
「欲しかったのか? 自分から入れるなんて」
「んんっ、ん」
「蛍は淫乱だな」
「んーー!」
彼女は何度も首を振る。
まだブラウスを噛み続けているから喋れない。離せばいいのに、彼女は律儀に言われたことを守り続ける。
ああ、やっぱりいい。
追い打ちをかけるように、蛍の腰を持ってぐいと最後まで差し込んだ。
「んふぅぅ」
抱きしめながら彼女を上下に動かすと、ぬちゃぬちゃと出し入れの音が鳴った。そして耳元では、噛み締めた歯の隙間から漏れる吐息が聞こえる。
今日は聴覚もいい。
もっと物理的な刺激が欲しくなって、彼女を横に倒し、自分が上になった。蛍はまだブラウスを咥えていて、自ら積極的に上半身を見せてくれる。
彼女を眺めながら存分に突いた。
「んっ、んっ、んっ」
そのうち思い切り口付けたくなって、先約をどかして、また一層激しく舌と唇を吸い取った。そうしながら、下でも音が鳴り響くほど打ち続ける。
ものの十分で、蛍から降参だと唇を離してきた。
顔を見ると、彼女は息も絶え絶えにしている。
「はげしいよぉ」
「激しくしているんだ」
パンパンと音が響く。
蛍は逝きそうだし、ソファでは動きに限界もあるし、そろそろ終わらせるか。
「逝くぞ……きみも逝けるな?」
「ふはぁぁ……いき、いきますっ」
塞き止めていたものを解放する快感——
ドクドクと出し切って、一息つく。
非常に充実した休憩だった。
学会もこう有意義だといいのだけれど……
* * *
なんで最初からこの勢いでやってくれなかったんだろう……
でもまあ、これで出来上がるならいいか。
蛍は迂闊なことを言ってしまったと思ったものの、自分のピンチは後で考えようと、楽観的になることにした。
そうして築島は仕事に励み、蛍はテスト勉強に励んだ。
「ほら」
先生にアイスを差し出される。
「ありがとう!」
やったぁ、休憩だ。
元々、先生は家におやつを置いておく習慣がないけれど、最近はわたしのために用意してくれている。やっぱり先生はとても優しい。
両手を広げて、だっこしてのポーズをすると、先生は抱き上げて膝の上に乗せてくれた。そうやって一緒にソファに座る。
アイスのカップを開けると、中身はまだカチカチに凍っていた。ハーゲンダッツは、少し溶けてから食べるのがいいんだよね。蛍はアイスを横に置いて、先生に甘えた。
首に絡みついて、見つめ合う。頬に頬をすり寄せ、唇を合わせた。そして舌を絡め、くちゃくちゃとキスをする。
きもちいい……
少ししたら、先生が口を離した。
「……溶けるぞ」
「うん!」
知ってるんだ。朝、昼にきちんと仕事を済ませる先生は、この間はどれだけ甘えても、これ以上は進まないことを。でも、そんな先生だからこそ、なんで学会には行きたくないんだろう。
「先生はどうして学会に行きたくないの?」
「有意義ではない。形式ばかりで怠い。時間を使う割に中身が伴わない。一日が無駄になる」
「……」
うーん。それは先生が嫌いな要素が満載だ。
カップを開けると、アイスは丁度いい具合に溶けていた。
美味しい。この期間限定のソルティバタービスケットは当たりだな。
「あ。先生もいる?」
「結構」
そういって、わたしが食べるのを見ていた。
こんなにおいしいのになぁ。
しかし、決して抗議しない。先生が甘党ではないおかげで、食事に行ったときのデザートを二人分食べることができているから。
* * *
アイスひとつでここまで幸せになれる奴も珍しい。
築島は蛍のおやつタイムを見守った。
しかし、彼女はこんな無防備な格好で乗ってきて、なぜ無事でいられると思っているのだろう……
築島は自分にまたがっている剥き出しの太ももを触った。
「んっ……たべてるのに、」
「こんなスカートを履いている方が悪い」
引き続き撫でる。
「大体、なぜこんな短いスカートを履いているんだ」
「だって華さんが」
「彼女が?」
「おしゃれだって」
「……」
「わたしもおしゃれになりたい」
その目はいつになく真剣で、どこから教えたらいいのかわからなくなる。
「あのな、人には向き不向きがあるだろう」
「わたしには似合わない?」
「似合いは、する。だが松下くんなら露出度の高い服を着ることで男が近づいてきても、一人や二人は簡単に蹴飛ばすだろうが、きみには無理だろう」
「うーん」
いまアイスクリームスプーンを咥えている様子を見る限り、絶対に無理だ。
「決して履くなとは言わないが、僕がいるときだけにしろ。あと大学には履いていくな」
「わかった!」
「素直でよろしい」
蛍はそのあとも順調に食べ進んだ。
「美味しかったー」
「それは良かった」
「ごちそうさまでした!」
「ところで、食事中、ではなくなったわけだ」
「うん?」
唇を寄せる。彼女はさっきので満足していたようだが、こちらとしては物足りない。口内の奥にまで舌を差し込んで、戴けるだけ戴いた。
そのうち下半身が苦しくなって、乱雑に抜いだ。そしてあからさまに主張したものを彼女につけた。
覗いて垣間見た彼女は紅潮した。
「せ、先生? まだ、お昼過ぎだよ?」
「休憩だ」
彼女の膝を立たせて、自分の上でしゃがませる。
「やぁ、こんな……たいせい……」
じりじりと寄りながら、さらに密着した。
「噛んでいろ」
彼女のブラウスの先を自分で咥えさせ、前から下着を取り除く。築島が露わになった胸を見ると、彼女はこわばった。いつ洗濯挟みをつけられるかとビクビクしている。
この体勢と表情は……かなりいいかもしれない。約束通り、学会用の資料が出来上がるまではつけない予定だが、言わないでおこう。
築島は現れた桃色の突起をしゃぶった。
「ひゃう」
ここはいつも左右にいじるから、たまには上下に刺激してやろう。舌を使って舐め上げた。そうしていると、蛍は下着越しでもこちらに伝わってくるほど濡れてくる。
しばらくして、その湿ったものを脱がせた。そのときに指でなかを慣らしてやろうかと思ったが止めた。
代わりに彼女の腰を思い切り浮かせる。
「んん?」
入り口にぴたりと充てがう。短いスカートのおかげでよく見える。
「んっ、んんんっ」
彼女に入れる意志はなくても、重力に従ってズルズルと落ちてきて、咥えこんでしまう。
狭いから一層苦しそうで。この意志に反して入ってしまう顔は何にも変えがたい。
「欲しかったのか? 自分から入れるなんて」
「んんっ、ん」
「蛍は淫乱だな」
「んーー!」
彼女は何度も首を振る。
まだブラウスを噛み続けているから喋れない。離せばいいのに、彼女は律儀に言われたことを守り続ける。
ああ、やっぱりいい。
追い打ちをかけるように、蛍の腰を持ってぐいと最後まで差し込んだ。
「んふぅぅ」
抱きしめながら彼女を上下に動かすと、ぬちゃぬちゃと出し入れの音が鳴った。そして耳元では、噛み締めた歯の隙間から漏れる吐息が聞こえる。
今日は聴覚もいい。
もっと物理的な刺激が欲しくなって、彼女を横に倒し、自分が上になった。蛍はまだブラウスを咥えていて、自ら積極的に上半身を見せてくれる。
彼女を眺めながら存分に突いた。
「んっ、んっ、んっ」
そのうち思い切り口付けたくなって、先約をどかして、また一層激しく舌と唇を吸い取った。そうしながら、下でも音が鳴り響くほど打ち続ける。
ものの十分で、蛍から降参だと唇を離してきた。
顔を見ると、彼女は息も絶え絶えにしている。
「はげしいよぉ」
「激しくしているんだ」
パンパンと音が響く。
蛍は逝きそうだし、ソファでは動きに限界もあるし、そろそろ終わらせるか。
「逝くぞ……きみも逝けるな?」
「ふはぁぁ……いき、いきますっ」
塞き止めていたものを解放する快感——
ドクドクと出し切って、一息つく。
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