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ピロトーク:運命の出逢い⑨はじめての共同作業
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気だるい――でもイヤな気だるさじゃない。満たされて、ふわふわした感じ。
「……大丈夫か?」
掠れた声で、郁也さんが聞いてきた。
「うん、大丈夫だよ。ありがと」
僕も掠れた声で、返事をする。久しぶりだったせいもあって、思っていた以上に乱れてしまった。何だかハズカシイ……
「大丈夫か、そうか。ならもう一回」
「へっ!?」
「お前、自分の言ったこと、忘れたワケじゃないだろうな。好きなだけ食べていいって、言ったろ」
確かに――
「もっと感じさせてやる、覚悟しろよ?」
艶っぽく笑った郁也さんの顔が、グイッと近づいた。その顔を、両手で押さえつける僕。
「しっ、締め切りっ!」
「はあぁ?」
「今ここで全体力を使っちゃうと、締め切りに間に合わなくなっちゃうかも」
「…………」
編集者である郁也さんを止めるには、この言葉が一番だろうと考え言ってみた。
かくてその後、コンテストに応募するまで一切の情事を封印し、締め切りに間に合わせることに成功!
しかも郁也さんとの恋愛のお陰で、応募した作品が大賞を受賞し、作家としてデビューすることになった。
僕のデビューをきっかけに、一緒に暮らすことになったのだけれど――
「もうこれで、ウダウダ言わせないからな。きちんと俺が管理して、締め切りに間に合わせつつ、しっかりとその身体も、堪能させていただくことにしよう」
なぁんて恐ろしいことを、口にしたのだ。
「えっと、ほどほどにしないと、書けなくなっちゃうかもよ?」
「大丈夫。ほどほどの力加減で、抱いてやるからな。フフフ」
今までお預けしてしまった分、しょうがないと諦め、さっさとこの身を提供した。だけど、執筆した作品に糖度が加えられたのは、いうまでもない。
「……大丈夫か?」
掠れた声で、郁也さんが聞いてきた。
「うん、大丈夫だよ。ありがと」
僕も掠れた声で、返事をする。久しぶりだったせいもあって、思っていた以上に乱れてしまった。何だかハズカシイ……
「大丈夫か、そうか。ならもう一回」
「へっ!?」
「お前、自分の言ったこと、忘れたワケじゃないだろうな。好きなだけ食べていいって、言ったろ」
確かに――
「もっと感じさせてやる、覚悟しろよ?」
艶っぽく笑った郁也さんの顔が、グイッと近づいた。その顔を、両手で押さえつける僕。
「しっ、締め切りっ!」
「はあぁ?」
「今ここで全体力を使っちゃうと、締め切りに間に合わなくなっちゃうかも」
「…………」
編集者である郁也さんを止めるには、この言葉が一番だろうと考え言ってみた。
かくてその後、コンテストに応募するまで一切の情事を封印し、締め切りに間に合わせることに成功!
しかも郁也さんとの恋愛のお陰で、応募した作品が大賞を受賞し、作家としてデビューすることになった。
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「もうこれで、ウダウダ言わせないからな。きちんと俺が管理して、締め切りに間に合わせつつ、しっかりとその身体も、堪能させていただくことにしよう」
なぁんて恐ろしいことを、口にしたのだ。
「えっと、ほどほどにしないと、書けなくなっちゃうかもよ?」
「大丈夫。ほどほどの力加減で、抱いてやるからな。フフフ」
今までお預けしてしまった分、しょうがないと諦め、さっさとこの身を提供した。だけど、執筆した作品に糖度が加えられたのは、いうまでもない。
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